田川伸一郎のブログ

寺田由美パーカッションアンサンブル

昨夜は、「寺田由美パーカッションアンサンブル『ドライブ』・クリスマスコンサート2011」に行ってきました。

会場は、横浜みなとみらいホールでした。

このグループの主宰者・寺田由美先生には、私が教員時代の時から、コンクールの審査員や打楽器のアドバイザーとしてご指導いただきました。
いつの頃からか、親しくお話しさせていただくようになり、コンクール後に、「講評用紙」に書けなかったアドバイスをくださったり、最高の結果が出なかった時に、「私はとても良かったと思ったんだけど、審査員の先生によって色々な感じ方があるから...」と励ましてくださったりしていました。

今も、私の活動を様々な形で応援してくださっています。

そんな素敵な寺田由美先生を中心とする8名のメンバーで演奏されました。

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寺田 由美 ・ 安藤 芳広  ・  秋田 孝訓  ・  東  佳樹
天明さおり ・ 斎藤 祥子  ・  田邉 由紀  ・  土屋 吉弘
の皆さんです。



《プログラム》

♪ブラボー・マリンバ (星出 尚志)
♪光の雫 (樽屋 雅徳)
♪パーカッシブスペース (片岡 寛晶)
♪てるてるファンタジー (木塚 千)

♪クリスマス・フェスティバル (ルロイ・アンダーソン)
♪ふるさとの四季~マリンバ四重奏のための唱歌メドレー~ (片岡 寛晶) 
♪そりすべり (ルロイ・アンダーソン)
♪サンドペーパーバレエ (ルロイ・アンダーソン)
♪バレエ組曲「くるみ割り人形」より (チャイコフスキー)



それぞれが、フリーで演奏活動等をされていらっしゃる8名の方々が、スケジュールを合わせ、大量の打楽器を運搬して合わせ練習をしてこられたとのこと。
本当に大変な準備をして迎えられたステージでした...

でも、さすがトッププレイヤーの方々だけあって、「大変さ」など微塵も感じさせず、どこかに「ゆとり」さえ感じさせながら、演奏を楽しんでいらっしゃる気持ちが客席に伝わって来て、ステージと客席がほっこりと温かくつながったように感じました。

また、『そりすべり』や『サンドペーパーバレエ』では、品良く楽しいパフォーマンスも加え、その楽しくほのぼのとした動きや表情に、聴衆はニコニコ笑顔になりました。


寺田先生が、このグループのために委嘱する作品の多くには、「学校にある楽器で演奏できること」「児童生徒が練習することによって深い学びができること」という条件がつけられています。
「光の雫」(樽屋 雅徳)、「パーカッシブスペース」(片岡 寛晶)、「てるてるファンタジー」(木塚 千)の3曲もそのようなスタンスで作曲された曲でしたが、使用する楽器には特別なものがなくても、それぞれの個性が光るすばらしい作品でした。

演奏がすばらしいから、こういった作品の良さも引き出されるのだと思います。

同じ1つの楽器からも、たくさんの音色が出ていました。
そして、それらの音色が絶妙なバランスでつむぎ合わされ、また、たくさんの音色が生まれていました。

表現も多彩でした。

歌うように・跳ねるように・語るように・どっしりと重く・鋭く・透明な感じで・うねるように・機械のように・激しく・優しく・温かく・冷たく・緊張して・解放されて・包み込まれるように・子どものように...

たくさんの言葉で形容される響きや音楽が、ステージから溢れ出ていました。

プロの方々の演奏ですからあたりまえのことかもしれませんが、常に、「音色」に気を配り、「楽譜が要求している音色」で演奏されていらっしゃいました。
どんなに大きい音であっても、ホールの響きの「許容量」を越える「意味の無い大きい音」はありませんでした。
そして、豊かな響きでした。

音の1つ1つの「粒」のスピード感の変化が、こんなにも音楽全体の色彩を変えるものなのかと痛感しました。

...などと講評じみた感想は、失礼ですね!

ともかく、打楽器アンサンブルの奥深さを改めて感じたコンサートでした。

8名の奏者の方々の自然な「演奏フォーム」を拝見し、小中高校バンドで時折見られる「その学校の伝統?」とも思える「不思議なフォーム」について再考してもらいたいと感じずにはいられませんでした。
「音楽」とは無関係で、必然性もない「不思議な動き」が多すぎるように思います。
やはり、「自然」が一番! と確信しました。


寺田由美先生、メンバーの皆様、素敵な「クリスマス・プレゼント」を、本当にありがとうございました!
今後のますますのご活躍をお祈りいたします。


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| | 2011-12-20(Tue)19:47 [編集]