田川伸一郎のブログ

若竹のように

今日は、県内の中学校バンドにお伺いしてきました。

このバンドは、今年度、顧問の先生が代わり、新しい気持ちで歩んできています。
昨年度には、コンクールの時期にもレッスンにお伺いしていましたが、今年度は今日が初めてのレッスンでした。

久しぶりのレッスンでしたが、2年生は、皆知り合いです。
お互いに、とてもうれしく笑顔で再会しました。

練習での真剣な態度は、何も変わっていませんでした。

前に指導させていただいた「耳で合わせるチューニング」のやり方も、そのまま引き継がれていました。
また、「一人10秒以内で合わせる」という「目標」もできて、「タイムキーパー係」がストップウォッチをもって、合図をしていました。

2403023.jpg

タイムキーパー係は、いろいろな場面で、「短時間行動」ができるように、タイムチェックをしているそうです。

2403024.jpg


個人チューニングの裏では、「ブレストレーニング」をパートごとに、様々なやり方で行なっていました。

2403021.jpg  2403022.jpg

動きにもやっていることにも無駄がありません。


個人チューニングの後は、「基礎合奏」でした。

合唱でハーモニーをつくる練習も取り入れ、綿密な内容で進められていました。

先生は、それぞれの「目的」に合ったご指示をされていました。

生徒たちの反応や音もとても良く、私からのアドバイスも、すうっと入っていきました。


しかし...
この「基礎合奏」が練習時間全体の、約3分の2。

ということは、曲ができるのは...?

そして、いよいよ「曲」の練習です。

スウェアリンジェンのオリジナル曲の演奏を聴かせていただくと...

先ほどの「基礎合奏」の立派な音は何処へ?

これは、よくある現象です。

「基礎合奏のための基礎合奏」になってしまっているのです。


残された短い時間を使って、「音楽表現」としての曲練習を進めさせていただきました。

「拍子感の感じ方」「記号の読み取り方」「フレーズを生かした表現の仕方」「正しいアーティキュレーションの練習方法」...

ワンポイントレッスンのようでしたが、それぞれの「学び」が音楽表現につながり、「変容」が見られました。



練習後、顧問の先生と、「短時間の練習を最大限生かすための『基礎合奏』のスケジューリング」「バンド運営における『夢』と『目標』の違い」「達成感のある部活動とは」「コンクールに向けての選曲についての考え方」などなど、たくさんのお話しをさせていただきました。


今は、1.2年生で、「若竹」のように、柔らかい頭と心で、ゆっくりと、しかし、しっかり前を向いて歩いているこのバンドです。
表情もマナーもとても良い、気持ちのいいバンドです。
そして、強い向上心をもった生徒たちです。


空に向かう「竹」のようにどんどん伸びていきそうです。

事あるごとに、感動や喜び、挫折や反省という「節」も大切に味わいながら...


顧問の先生も、もうじき2年目のご指導に入ります。

たくさんの「情報」やマニュアル的な「何か」にとらわれることなく、ご自身の「教育観」を、やる気いっぱいの生徒さんたちの中にじっくり広げていただけたら...と願いました。


忙しい3月ですが、スクールバンドにとっては、とても大切な時期です。

「この時期に先生にご指導いただけて、本当に良かったです。自分自身も、生徒たちも、様々なことを見直し、考え直すきっかけをいただきました。まずは、形にとらわれず、自分自身がゆっくり考えてみます。」と、顧問の先生は、ふっと肩の力が抜けたようでした。


2403025.jpg
柔らかい頭と心、そして、ともかく「最高の表情」が君たちの魅力!
これからも、「考え」、「感じて」、君たちらしく成長していきましょう!
次回のレッスンまでの「変容」を楽しみにしています!


先生! 生徒さんたちと、たくさんたくさんお話ししてくださいね。

きっと「何か」が見えてきますから...。





スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2012-03-03(Sat)07:14 [編集]