田川伸一郎のブログ

宮城県の小学校バンド

今日は、日帰りで、宮城県の小学校バンドにお伺いしてきました。
6月に初めてお招きいただいた学校です。


このバンドの今の部員数は、18名。
編成は、フルート3、クラリネット3、サックス2、ホルン1、トランペット3、ユーフォニアム1、チューバ1、パーカッション4です。
典型的な「小編成バンド」です。
しかも、たった一人のチューバをはじめ、今年度入部したばかりのメンバーもいます。

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この小さなバンドは、宮城県吹奏楽コンクールで見事「金賞・県代表」に輝き、東北大会に出場することになったのです。


ひとりひとりの意識の高さ、確かな技術、表現する意欲、そして根性...

人数が少ないことをプラスに使って、ひとりひとりが最大限の「伸び」で挑んだコンクールでした。

前回のレッスンでも、実に生き生きとした活動ぶりを見せてくれた子どもたちが、地区大会・県大会を経て、どこか大きくたくましく育っている感じを受けました。
いや、「感じ」ではなく、本当に育っていたのです。

しっかりとした視線には、ひとりひとりの「自信」があふれていました。


今日は、間近に迫った東北大会に向けて体育館での練習をお手伝いさせていただきました。

・「人数が少ない」ということがやはり気になるのか、大きく吹き過ぎてオーバーブローになり、本来の「美しい音」ではなくなってしまっている箇所がある。⇒「手の上に載せた『宝石』をそっと見せるように演奏しよう。」
・ゆったりとした部分なのに、表現が硬くなってしまっている箇所がある。⇒「こんこんと湧き続ける湧き水のように息を流し続けよう。」
・音の張りやリズムの切れが甘くなっている箇所がある。⇒「『1と2と3と4と』と裏拍を意識して。指揮にも裏拍を入れて。」
・ゆったりとした部分では、自然なアゴーギクをつけて、聴いてくださる方々の気を逃がさない表現をする。⇒先生の「技」にかかっていますね。
・打楽器の強弱は大げさにつけて、インパクトを明確にする。⇒強い部分は得意なので、弱い部分をしっかり弱くしましょう。
・ソロと伴奏のバランスを十分に配慮する。⇒伴奏を抑えるだけでなく、ソロもしっかり主張して。


など、修正をしたり、付加をしたりしながら、演奏を整えていきました。

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「声に出して歌いながら、身体全体でリズムを感じて打とう。」



また、セッティングもあれこれ試しました。

・バンド全体の音ができるだけバランスよく聴こえ、雄大に広がっていくようなセッティング
・立体感や色彩感を出しやすいセッティング
・チューバが全体を支えやすいセッティング

など、「既成の概念」を取り除いて、このバンド特有のセッティングを工夫しました。


いくつかの例を示させていただき、明日・明後日に決めていただくようにしました。


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特にチューバの位置には、こだわる必要がありそうです。
今年度の初心者チューバさんですが、びっくりするほど上手になっていました。
「努力の人」です...。すばらしい!



このバンドの子どもたちは、反応力がとても高いです。
少し注意すると、どんどん直していけます。

イメージをつかむと、それに合った表現をすることができます。

時間が経っても、集中力が落ちることがありません。

さすが宮城県代表に選ばれるだけあるバンドです。


あと数日で東北大会です。
子どもたちは、遠征先である岩手県盛岡市での「お泊り」もとても楽しみのようです。


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「東北大会出場」を、地域の方々も心から喜び、応援してくださっているそうです。
校長先生も、頑張る先生と子どもたちを、とても誇りにされていらっしゃいました。

小さなバンドの大きな挑戦です。

ひとりひとりの「輝き」で、少人数を感じさせない演奏ができることを祈っています。


千葉から応援しています!  ふぁいと!



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| | 2012-09-06(Thu)21:07 [編集]