田川伸一郎のブログ

気品高く音楽しよう

今日は、埼玉県の中学校にお伺いしてきました。
2年前からお招きいただき、今年度も数回目のお伺いとなっています。

今年は、埼玉県大会を通過し、中学校B部門で西関東大会へ出場することが決まっている皆さんです。

このバンドの合言葉は、『協力の響き』です。

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2年前のレッスンで、たまたま私が口にした言葉を、顧問の先生や部員の皆さんがとても大事にしてくださっているのです。


このバンドにお伺いしていつも驚くのは、いつも全員がそろっていることです。

塾や家の用事や、その他諸々のことをいつも全員が調整し、必ず全員がそろっています。

よほど体調の悪い生徒さんがいた場合を除き、全員います。

「そんなこと当たり前だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、小学校や中学校のバンドで、いつお伺いしても全員必ずいるという体制を作るのは大変なことです。

これが、レッスンの時だけでなく、日頃からもほとんど欠席する生徒がいないということなのですから、立派なものです。

それそのものが、『協力の響き』の原点になっていると思います。

今日も、もちろん全員そろっての練習でした。

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このバンドは、「コンクールっぽくない曲」に取り組んでいます。

7月はじめのレッスンの時に、顧問の先生が「何か一言子どもたちに」と用意してくださった色紙に、私は「気品高く音楽しよう」という言葉を書かせていただきました。

それを、音楽室の壁に飾ってくださってあります。

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今日のレッスンでは、このことに立ち返ってみました。

コンクールに向かう練習では、どうしても「気合い」が入り、「肩」に力が入り、「音」や「音楽」が硬くなりがちです。

「力を抜く」とか「自然体」は、実はとても難しいことなのです。

「力を入れる」方がずっと簡単なのです。


特に、このバンドが取り上げている曲には、「余計な力」は禁物です。

しかし、地区大会、県大会を「勝ち進んで」いくうちに、ついつい力が入って来てしまっていました。


まず、力を抜いて良い音で演奏しなければ...

そこでまず、少し時間をいただいて、「耳を使ったチューニング」からやり直しました。
冷静に自分の音と向き合い、自分として最高に良い音を、ねらったピッチで出すトレーニングです。

これだけでも、余計な力が抜けて、良い音になっていきます。

曲の中でも、1つ1つのフレーズをもう一度丁寧に味わい直し、「気合い」の演奏から「気品高い演奏」に戻していきました。


地区大会、県大会に向けて、そのようにやってきたのですから、「ああそうだった!」と勘を取り戻すのは、さほど難しいことではありませんでした。

力の抜けた良い音、良い音楽が戻って来ました。


先生は、より高級な音楽にするための「工夫」を考えていらっしゃいます。
それはある意味「挑戦」であるかもしれません。

「コンクールで勝つために」ではなく、この曲の「本来の姿・本当の味」を目指した素敵な挑戦です。

やってもやっても味わいが失せない名曲と出会ったからこそできる追求だと思います。


西関東大会のステージで、先生と生徒さんたちの追求で完成した「気品高い演奏」が奏でられることをお祈りしています。

温かい『協力の響き』で...


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「西関東大会のステージで、私たちの最高の音楽をしよう!」 
力を抜いて、気品高く演奏できたら...応援しています!
 




顧問の先生が、音楽室前の廊下にさりげなく飾ってくださってある「言葉」です。

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「あなたのかわりは、どこにもいないよ」...
そう、ひとりひとりがとてもとても大切な人...







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| | 2012-09-10(Mon)21:01 [編集]