田川伸一郎のブログ

シエナ&尚美 コラボレーションコンサート

昨夜は、尚美ミュージックカレッジ専門学校の某先生からのお招きで、『シエナ・ウィンド・オーケストラ&尚美ウィンドオーケストラ 提携記念コラボレーションコンサート2012』に行って来ました。
会場は、サントリーホールでした。


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シエナ・ウインド・オーケストラ


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           尚美ウインドオーケストラ

尚美ミュージックカレッジ専門学校とシエナ・ウィンドオーケストラは、2011年4月に「産学協力協定」を締結しました。

当校で学ぶ学生が、その学びを深めるために、プロであるシエナで演奏実習をし、シエナの団員も、これからのプロ演奏家を目指す学生の力になろうという協定です。
一般の「音楽大学」ではなかなか難しい締結かと思いますが、「専門学校」であるからこそ実現したものかもしれません。



指揮者は、大井剛史さんでした。
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大井剛史さんのご紹介です。http://conductor-ooi.mimoza.jp/profile/index.html


総合司会は、朝岡聡さん。
朝岡聡

ゲスト審査員(コメンテイター)として、さかなクンも登場。
さかなクン

このおふたりは、共に、吹奏楽部出身で、楽しいトークを織り交ぜながらの進行でした。


《プログラム》

~尚美ウインドオーケストラ~
・吹奏楽のための綺想曲『じゅげむ』(足立正)
・トランペットのバンドのためのマカレナ(B.モンテルデ)
・コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディ(P.ウィリアム)

~シエナ・ウインド・オーケストラ~
・さくらのうた(福田洋介)
・バラード~アルトサクソフォーンとバンドのための~(A.リード)
・アルメニアン・ダンス・パートⅠ(A.リード)

~合同演奏~
・交響詩『ローマの松』(O.レスピーギ)



この両団体が同じ指揮者で演奏されましたので、バンドの性能や表現力の違いも如実に表れていました。

尚美ウインドは、コンクールでもよく演奏されてきた「ラプソディ」を、本来の形(ステージ上に、コンサートバンドとジャズバンドを2つセットし、それをコラボさせて演奏する。)で演奏し、学生らしい若々しさを最大限生かした素敵な演奏を聴かせてくれました。

シエナの『アルメニアン・ダンス・パートⅠ』は、指揮者の大井剛史氏の「本気の思い入れ」が団員にも伝わり、「この曲は、本来、こういう曲なんだよなぁ。なかなかこういう演奏は聴けないな。」と思えるほど、味と色彩のあるプロらしい演奏を聴かせてくれました。
学生バンドでもよく取り上げますし、プロの演奏も聴きますが、なかなか「思いのある演奏」には出会いません。
バーッと演奏して、ワーッと盛り上がって、ブラボーって終わるような...
今回の演奏は、心の中から深いため息が出るような『アルメⅠ』でした。
やっぱり、名曲中の名曲だと、再認識しました。


合同演奏は、『ローマの松』全曲。
106名での演奏です。

司会の朝岡さんの曲目解説は、若い方にも「納得」だったと思います。
「この曲は、『ローマの松』を描いた曲なのではなく、『ローマの松』が見ていたであろう古代ローマの様子を音楽にしたものなんですよ。」と始まり、4曲それぞれの解説は、小さい子どもでもわかりそうな語り口でした。

「産学協力協定」を生かして、ソロやバンダ、オフステージソロを、どちらかの団員に偏ることなく、学生が大事なソロを吹く場面もありました。
このコラボの意味がよくわかる配慮でしたが、演奏の質は決して落ちることなく、学生も立派なソロをこなしていました。

指揮者と2つのバンドが一体となった演奏は、圧巻でした。

指揮者の大井さんも、演奏後のインタビューで、「いやぁ。すごい音なのですよ。でも、ただうるさいとか汚いとかは全く無くて、音に心がこもっていました。皆の心がひとつになった美しい響きでした。私が感動させてもらいました。」と...

客席にいた多くの吹奏楽を愛好する若者を意識してのコメントだったと思います。



私の教え子の何人かも、尚美でお世話になり、卒業後、指導者として主に学校のバンドのコーチをさせていただいていたり、「プロ」としての道を歩み続けていたり...

大柏小学校でユーフォニアムを担当していた武藤卓君も、尚美ウィンドオーケストラの卒業生。
今回の日本管打コンクールユーフォニアム部門で、一位なしの3位に入賞。
今は、フランスに留学中です。
小学校時代の彼からは考えられないほどのものすごい成長に感激です。
尚美で学べたおかげで、今の彼があると思います。
ありがたいことです。


シエナ・ウインド・オーケストラとの提携によって、学生さんたちの学びがますます深まっていくことをお祈りいたしております。

お招きいただき、ありがとうございました。




余談になりますが、司会の朝岡聡さんは、何と私の高校(都立小山台高校)の部活の後輩で、同じ年に一緒に汗を流して練習した仲間なのです。
彼はトランペット担当でした。

終演後、控え室にお邪魔させていただき、感激の再会でした。
何十年ぶりだったでしょうか。
テレビの彼はよく見ていましたので、まるで、「スター」に会うような気持ちでした。

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「いやー、田川さん、お久しぶりです!」
「朝岡君、大活躍で。テレビでよく見てましたよ!」
「田川さんこそ、教員時代も教員を辞められてからも大活躍ではないですか!噂は耳にしていますよ!」
「いやいや、朝岡君こそ!今日の司会、とっても良かったですよ。特に、『ローマの松』の解説、あんなにわかりやすい解説を聞いたのは初めてでしたよ。さすがです。」

長い間会っていなくても、すぐに打ち解けられたのは、「音楽の仲間」だったおかげでしょうか。

これからのご活躍を期待しています。



朝岡聡さんのご紹介とブログです。
http://www.oto.co.jp/profile/profile.php?no=18

http://satoshiopera.cocolog-nifty.com/blog/


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| | 2012-09-27(Thu)20:33 [編集]