田川伸一郎のブログ

栃木県の小学校バンド

連休2日目の今日は、栃木県の小学校にお伺いしてきました。
昨年の秋からお付き合いさせていただいているバンドです。


表情は優しくても、吹奏楽への熱い情熱を持った女性の先生がご指導するこのバンドは、子どもたちも保護者の皆さんも、先生への絶対的な信頼の元に、熱心な活動を続けて来ています。

私が、練習をお手伝いさせていただくようになってからも、先生は、いつも新しい課題をつかみ、それを子どもたちと乗り越えようとして来られました。

今年は、1学期にお伺いした時に、かなり厳しいことを子どもたちにも先生にも伝えました。
しかし、それでへこむのではなく、「よし!」と、まず先生が先頭切って歩み直し、子どもたちもそれにしっかりとついて歩んで来ました。

その結果、今までに無い大きなステージにも立てるまでに成長しました。


9月の本番では、あの1学期のレッスン時からは想像もできないほど、成長した演奏を聴かせていただきました。

そして、楽しみにお伺いした今日のレッスンでした。


練習場へ入ると、子どもたちは、妙にハイテンション。
何だか、妙にそわそわしている感じでした。

「先生、子どもたち、どうしちゃったんですか?何だかうれしそうですね。」
「ええ、田川先生がいらしてくださるのを、みんな楽しみに待っていたので。」
「そうか、1学期はたくさん言われちゃったのにね。みんなが、それを乗り越えて上手になったから、今日はそれを聴かせるのがうれしいんだ。うん、そうだね。9月の演奏もすばらしかったし...」


レッスンは、もうじきある大きな本番を前に、今年のコンクール曲の仕上げでした。

24112401.jpg  24112402.jpg
明るく広く暖かい練習場です。 
指揮者のうしろに、広い空間があるのは最高です。
多くの学校は、指揮者のうしろは壁で、少し離れて聴くことができません。
また、本番のステージと同じ位広がってセッティングができるのも、いいですね。
体育館じゃなくても、こんな場所で練習できるなんて...うらやましい。



長い期間の練習で、コンクール曲は、技術的にはとても上手になりましたが、ちょっとした「慣れ」で、伸ばす音の長さや切り方がいいかげんになっていたり、歌おうとするあまり後押しになっていたり、テンポの緩みに気づかないでいたり...
様々な「落とし穴」や「くせ」が見え、また、さらに良くなりそうな「プラス面」もありました。

今日は、そんなマイナス点を直すことを中心に、細部にわたる練習を進めていきました。

また、とても良いプラス面をさらに伸ばそうとできたのは、大きなフレーズのまとまり、ソロ的な動きの主張、場面によるサウンドの変化、強弱の幅の広がりなどでした。


とても反応よく、豊かな変容が見られました。


24112403.jpg
演奏の「進化」と共に、指揮も変わっていくべきです。
「合わせる」ための指揮から、音楽を引き出す指揮へ。
そして、ひっぱる部分と任せる部分の違いを出すこと。
聴衆へ音楽を伝える指揮、大切なフレーズ見せる指揮。
「この時期の指揮にしては、おせっかいです。もっと子どもたちに任せましょう。」と
何度も指摘されました。
先生は、とても優しいんです...



24112404.jpg
クラリネットは、楽器の角度が高すぎると、音が詰まります。
もっと立てて構えましょう。
そして、息は、楽器の中を通すと思わずに、真っ直ぐ前に向かって吹くイメージです。
「そうそう、こんなに楽器が鳴るんですよ。一番いい角度を見つけましょう。」



24112405.jpg  24112406.jpg
ソロはソロらしく、いばって吹きましょう。
「指」の動きもハキハキと...
ゆっくりなめらかな曲だからといって、指をゆっくり上げ下げしてはいけません。
それだけでも、同時に息のスピードが上がるから不思議です。



前回のレッスンとは違い、「音楽」そのものに集中し、「音楽的な質」を高めるための練習に終始していました。
子どもたちの気合いも向上心も、とてもたくましいものを感じました。

以前よりも、ずっと自立し、成長した証拠です。



そして、休憩時間は、普通のかわいい子どもの姿に戻って...

24112407.jpg
昨日の埼玉県の小学校に引き続き、今日も、もみくちゃになってしまいました。
でも、こんなひとときが、私は大好きです。
肩もみしてくれた子もいました。 うれしかった!



最後の仕上げに向けて、これからやるべきことがはっきりした、とても良い練習だったと思います。

先生も子どもたちも、充実感いっぱいのいい顔で練習を終えることができました。


ステージまでの残された日々を燃焼し切ってほしいと思います。

24112408.jpg
先生とみんなで苦労を乗り越えてつくりあげた演奏...
最後の大きなステージで、「できることはすべてやった」と思えるほど、表現し尽くしてほしいと思います。
寒さに負けず、がんばれ!





保護者の方々には、真心こもったお迎えとおもてなしをいただき、ありがとうございました。

24112409.jpg  24112410.jpg
ひと足早いクリスマスを迎えたようでした。
こんなステキなケーキまで...お心づかいに感謝いたします。

今後ともよろしくお願いいたします。





スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2012-11-25(Sun)20:19 [編集]