田川伸一郎のブログ

最後の最後まで...

今日は、東京都の小学校へお伺いしてきました。
初めてお伺いする学校です。


このバンドは、先日のブログ記事でご紹介させていただいた「東京都小学校管楽器演奏会」に出場した学校です。
大きな本番を終え、土曜日には6年生の引退となる体育館での『スプリングコンサート』が控えています。

普通なら、「管楽器演奏会」に向けてレッスンを受け、演奏会が終わったら、わずかな期間は、『スプリングコンサート』に向けての様々な曲練習やイベント的な準備(演出やら司会やら出入りやら...)をざっとこなすというところなのでしょうが、今日は、急遽決まった「レッスン」でした。


管楽器演奏会が終った後、先生からこのブログにメールをいただきました。
「勇気を出して、初めてメールさせていただきました。・・・」という緊張した書き出しのメールでした。

そのメールには、講師をさせていただいた私への「お礼」の他、先生がこのバンドの指導にかける思いや子どもたちへの願いなど、たくさんのことが書かれてありました。

私も、心を込めて返信させていただきました。

そして、メールやお電話で話している中で、先生の熱い思いが伝わって来ました。

このバンドは、去年も今年も、管楽器演奏会で、「マーチ」を取り上げていらっしゃいました。
とても上手なバンドなのですが、私は、マーチにはちょっと厳しく、去年も今年も「マーチらしい拍の推進力が足りません」という内容の講評を書かせていただきました。

そのことが、先生の心に引っかかっており、「卒業する6年生たちに、しっかりとマーチらしい演奏をさせてやりたかった。もっと早く、勇気を出して田川先生にご指導をお願いすればよかった」という後悔と、そして、子どもたちに申し訳なかったというお気持ちでした。

先生の「学び」への真剣な思い。
何よりも、6年生への申し訳ない思い。
それほどまでに、子どもと音楽を結び付ける教師の役割への責任を感じていらっしゃる姿勢。
努力されたに違いありませんが、2年連続で同じ「注意」を書かれてしまった悔しさと恥ずかしさ。

たくさんの思いが先生から伝わって来ました。

そして、今日、たまたま私の都合が空いていたのをチャンスに、レッスンに伺う運びになったのです。

「コンサート前なので、通し練習とか...」
「いや、最後まできちんと学びの機会を取り、子どもたちと納得してコンサートを迎えたいのです。」
「わかりました。伺います。マーチをしっかり練習しましょう!」と...


校長先生も、顧問の先生も、感激してお迎えくださいました。
校長先生も、顧問の先生のバンド運営、子どもたちへの向かい方、そして音楽指導のすばらしさをたくさん話してくださいました。

私も、管楽器演奏会のステージから感じた先生のご指導の魅力をお伝えしました。

そして、音楽室へ。

管楽器演奏会で講評を書いてくれた講師の先生が、目の前に現れ、子どもたちはちょっと興奮気味でした。

少しおしゃべりした後、すぐにマーチのレッスンに入りました。

「マーチらしい拍の推進力」をつけるための、様々な「手立て」を次々に試みました。

いくつかの手立てを組み合わせたり、はずしたり...

もちろん、先生の指揮にも...

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この子どもたちは、先生の学ぶ姿勢と一緒で、「学ぶ気持ち」に満ち溢れています。
初めてのことを指示しても、「え~?」ではなく、喜んでやろうとします。

だから、「手立て」が生きて働きます。


マーチが、マーチらしい推進力に溢れた演奏に変容していきました。

先生はびっくり! 
子どもたちも自分たちの演奏の変容を感じて、ますます生き生きとした表情で演奏していました。

「誰かにほめられたから」ではなく、子どもたち自身が感じた自分たちの変容は、確かな学びの証として、大きな自信になっていきます。

その高揚した笑顔を見る瞬間が、私の喜びです。



続けて、コンサートで演奏する大きな曲のワンポイントレッスンをし、練習時間の後半は、体育館へ移動して、様々な曲の練習を見せていただきました。

ここからは、明後日のコンサートに向けて、時間を惜しんで、先生がどんどんご指導されました。
私は、ちょっとした『ミニコンサート』の客席にいる気分で、楽しませていただきました。


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パワフルで楽しい演奏が次々と! スタンドプレイやAKBの踊りもきまってます!

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このバンドを卒業した中学1.2年生も応援に来ていました。


練習の後は、サイン会の列ができてしまいました。

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人なつっこく、心開いたかわいい子どもたちです。 そして、「礼儀」はわきまえています。
すべて顧問の先生のご指導の証です。


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先生の「信条」です。 
音楽と心がバランス良く豊かに育っているのも、この信条があるからでしょう。



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6年生の引退前ぎりぎりまで、「深い学び」をさせて卒業させたいという先生の姿勢。
「学びの総結集」としてのコンサートに真剣に向かおうとする子どもたち。

先生と子どもたちの心はひとつです。

そして、「主役は子ども」
みんなみんな輝いていました!

こんなすてきな先生とバンド活動ができる君たちは、本当に幸せですね!


コンサートでは、お客様へはもちろん、先生への感謝の気持ちを胸いっぱいに持って演奏してください。

先生、子どもたち、ふぁいと!!!


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| | 2013-03-08(Fri)09:00 [編集]


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| | 2013-03-08(Fri)22:26 [編集]


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| | 2013-03-09(Sat)21:56 [編集]