田川伸一郎のブログ

「自分たちのバンド」として

蒸し暑かった昨日にくらべ、今朝はちょっぴり涼しい朝です。
今日も午後からは、高校バンドのレッスンが入っています。
午前中は、色々と「お家の都合があるバンド」のために、アレンジの仕事をします。

毎日、「よくわかっている学校」、あるいは、「全く知らない学校」に出向いています。
よくわかっている学校に行くのは気持ちも楽ですが、全く知らない土地に伺い、全く知らない先生やバンドに出会うのも、わくわくする「魅力」です。
電車に揺られて、調べた路線を間違えないように乗り継ぎ、降り立った駅の「言われたとおりの場所」で先生や楽器屋さんにお迎えいただくと、『はじめてのおつかい』のように、「ああ、遅れずに、間違えずに着いた...」と、ホッとするものです。

また、知っている場所でも、車ではなく、あえて電車にして「小旅行気分」を味わうのもいいものです。

昨日は、県内の高校バンドにお伺いしてきました。
電車でのお伺いにして、まさに「小旅行気分」を楽しみました。
帰りにはちょっと寄り道をして「お茶」や「買い物」も...

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このバンドは、先生と生徒さんたちが助け合い、時には生徒さんたちが先生以上に「仕切って」、「自分たちのバンド」「自分たちの練習」という意識を強くもって練習に臨んでいる姿が、印象的でした。
私のレッスンの受け方も、「教えてもらう」ではなく、「一緒に進める」という姿勢でした。

「1stトランペットの方、E♭からB♭に下りた時のピッチがちょっと...。」と言うと、すぐまわりの仲間が、
「メチャ高いと思うよ。チューナー見て。」「うん、やっぱり高い。」
・・・
「そう、その位。こんなピッチ位合わせておけよ。先生、すみません。」
「いや、いいんだよ。ピッチを確認するのも大事なレッスンだからね。」

「そこのファゴットのソロ、初心者には難しいかな。」
「はい...すみません。」
「うん、わかった。ユーフォで助けてあげようか。ユーフォの方、音を言いますので吹いてくれますか?」
すぐまわりから、「スコア!スコア!」と。
スコアを見て、しっかり吹いてくれました。
ファゴットさんも、ほっと一安心。

レッスン時間には限りがあります。
「先生、時間があと少しなので、~の部分を見ていただけますか?自分たち、とても苦手で。」
「はい、わかりました。やりましょう。」
色々とアドバイスしながら練習していたら、「バシッ」と決まって...
「おお、今の感動したなぁ!」と、皆で声を出し合って「成功感」を共有していました。

顧問の先生方に、「いい生徒さんたちですね。」と申し上げると...
「ええ、すっかり生徒たちに助けられています。」と。
そのような生徒さんたちに育てていらっしゃるのは、すばらしい顧問の先生方なのですが...

私が一方的に進めるというより、相談を持ちかけられたり、レッスンしてほしいところを言ってくれたり、こちらが注意をすると、自分たちでそれを直し、待っていた私に「先生、すみません。」と言ってくれたり...

「共同作業のようなレッスン」でした。

こんなバンドに育てるまでが大変だったと思いますが、一度「軌道」ができてしまうと、代々それが「あたりまえ」のことになっていくのがスクールバンドの良さです。

30名にも満たない小編成バンドでしたが、「自分たちのバンド」という意識を強く持って、こんなに真剣に、前向きに、自分たちから「音楽」と向き合える高校生たちが、とてもすがすがしく、また立派に感じられました。

コンクールに向けて、先生といっしょに、そして自分たちで、前に進んでいってください。


帰宅して、夜、パソコンを開くと、このブログを読んでくださっている中学生の方からメールが届いていました。

「今回、『やるときはやる』というブログを読ませてもらい、色々と考えさせられました。
私の通う中学校では、あまり時間を有効に使えていなく、だらだらと長い時間練習をしているので、部員みんなのやる気がなくなり、練習に嫌気がさしてしまうという人が多いです。
部内でも、そのだらけきった雰囲気が問題となり、何度もミーティングをしていますが、あまり改善されません。
でも、今は問題が多いですが、コンクールが終わり、3年生の先輩方が引退すると、私たち2年生が1年生をひっぱっていくことになります。そのときは、また今までとは練習方法なども変え、部活を変えていこうと、同じ学年の子たちと話し合っています。...」


「自分たちのバンド」という意識を持って、「自分たち」で考え、「問題」を乗り越え、前に進もうとしているのです。
このブログも、何か良い「支え」や「刺激」になれば...

小学校バンドの練習レポートから「考えさせられた」中学生さん。
立派ですよ!

みんなで「自分たちのバンド」という気持ちを持ち続けながら、がんばってくださいね!

応援しています!















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