田川伸一郎のブログ

久しぶりの授業

今日は、県内の私立小学校へお伺いしてきました。
この学校には、年に12回お招きいただき、吹奏楽の指導と授業研究の講師をさせていただいています。


私立の学校の音楽の先生は、授業研究に取り組む機会がなかなかありません。

こちらの学校の音楽の先生も、長い間、授業研究の機会がありませんでした。

私が、吹奏楽の指導にお招きいただけることになった機会を生かして、「授業研究」にも取り組まれることになったのです。

第一回目は、昨年(一昨年度)の2月でした。
そして、昨年度だけでも4回の授業研を行い、今日は通算6回目でした。

毎回、きちんと指導案を書いて送ってくださいます。
第一回目の指導案は、正直言って、「・・・」でした。

しかし、毎回の授業の度に、指導案の書き方も内容も改善されていき、今回もすばらしい指導案が送られてきました。

先生は、「授業が楽しいです。指導案を書くのも楽しいです!」ととても前向きです。
昨年度までは、ひとりで低学年の授業も持っておられ、週の持ち授業数は27時間にもなっていました。
それでも、「もっともっと授業研をしたいです」とおっしゃいます。

吹奏楽指導以前に、「授業」に夢中になっているお姿や授業でのスキルアップと吹奏楽指導がしっかりと結び付き、吹奏楽の指導でも、一方的な指示ではなく、子どもたちに考えさせる指導場面が増えてきていること、「指導の手立ての引き出し」がものすごく多くなっていることがすばらしいです。


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導入は子どもたちで。 「ほたるこい」の発声練習を続けてきたことで、子どもたちの歌声は見事です。  

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生き生きと歌います。 目標に合った様々なスキルを駆使しての授業です。


今日の授業研は、「スペシャル形式」でした。

4年生の2クラスで同じ内容の授業を続けて行い、1クラス目の後、「ミニミニ協議会」をし、その反省を踏まえて、2クラス目の授業をする。
2クラス目の授業では、後半を私がバトンタッチして授業をし、別の手立てや指導のパターンをお見せする。

というものでした。


子どもたちが、

・6/8拍子の特徴をとらえて歌えるようにするには?
・速さや唱法に興味を持ち、表現を工夫できるようにするには?
・「歌詞を生かして表現させる」ためには?

ということについて、先生の指導案にはなかった具体的な手立てを示して進めさせていただきました。



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見知らぬ先生の様々な発問や指示にも、ポンポン反応し、感じ、歌い、変容する子どもたちに驚きでした。
私自身が楽しくて、もっともっとこの子たちと授業をしていたいと思えるほどでした。

「先生、今度はいつ授業してくれるんですかぁ~?」
「またいつかね。先生もみんなと一緒にお勉強したいな。」
「うん! 待ってるね。また来てね!」

別れ際までかわいい子どもたちでした。


「やっぱり、吹奏楽より授業が好きなのかも...」と思いました。

そうです。
私も、バンド以前に、授業が大好きで、授業で子どもたちが変容することが一番の生き甲斐で教師を続けて来たのですから。

そして、授業の質が上がると、バンドのレベルも上がるのだと、いつも確信してきました。
「まず、授業ありき」なのです。

先生は、9月、11月、2月にも、授業研を予定されています。
すばらしいです。


吹奏楽のコンクールの結果には、すっかりこだわらない先生になりました。
もちろん、コンクールには、短い練習時間の中、最善を尽くして参加されようとしていらっしっゃいます。

でも、賞のためではありません。

「子どもたちが何を学び、どう変容しているのか...そして、次に乗り越えさせるべき課題は何か。」
いつも目を凝らして、子どもたちひとりひとりの「学び」を見つめていらっしゃいます。


授業もバンド指導も、子どもたちの「学び」を第一に、どう指導法を改善し、子どもたちに向き合っていくことが、「音楽教育」「人間教育」として最善なのか。

「生きる力」をつける指導はどのようにすればよいのか。


今、先生の関心と意欲は、「子どもたちを育てること」というしっかりとした『軸』を中心に回っています。

そんな先生と学校が与えてくださる機会を大切に、私もしっかり勉強させていただこうと思っています。


久しぶりの授業...わずかな時間でしたが、今日は本当にうれしかったです。

ありがとうございました。


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| | 2013-06-06(Thu)20:11 [編集]


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| | 2013-06-08(Sat)08:43 [編集]