田川伸一郎のブログ

函館から ~6月・その1~

先週の金曜日から昨日まで、北海道・函館にお伺いして来ました。
5月に引き続き、今年度2回目のお伺いです。


今回は、小学校2校、中学校3校、高校2校からお招きいただきました。

レッスン内容は、ずばりコンクールに向けての「6月対策」です。
譜読みが終わり、とりあえず通して演奏できるようになり、細かい点の指導も始まり、全体の演奏を「音楽」にしていく段階です。

技術的な課題を克服しながらも、「音楽」としての質を上げる言葉かけを多くし、それを子どもたちが理解して演奏できるように仕上げていくのです。

フレーズのまとまりやその中の重心、主役と脇役のバランス、曲に合った表現様式の確保、曲全体の構成を見据えたエネルギーの分散、冷静なリズム表現の習得、「音楽」を表現するための基礎技術の確認...

行きつ戻りつ、三歩進んで二歩下がり、この時期に押さえておきたいことを確実に押さえることが、コンクール直前の練習を、より豊かで楽しいものにしていきます。


同時に、「魔の6月」です。
生徒指導、部員の人間関係への洞察。
コンクールに向けて熱中するあまり「心」が置き去りにならないように。
顧問の先生と生徒さんたちのモチベーションの一致...

吹奏楽以前の「本業」である学級経営や授業、その他校務分掌の仕事を中心にすること。

「無理しないで」などと無責任なことが言えないほど、無理しなければできない日々が続きます。


そんな先生方のお心の声にも寄り添いながら、各学校で大汗をかいて、できるだけのことをさせていただきました。

函館でのレッスンの様子を3つの記事に分けてご紹介させていただきます。



1校目の小学校です。

ここ数年、すばらしい実績を上げて来たブラスバンド編成のバンドですが、今年は部員が減ってしまい、先生はそのこと自体がお辛そうです。

でも、人数が少なければ、その分、ひとりひとりの子どもとの心の結びつきが深まります。
人数が少なければ、その分、ひとりひとりの「存在感」が増します。
人数が少なければ、よりクリアなアンサンブルが作り上げられます。

人数が少ないことの「メリット」を生かせば、その編成に合った素敵な音楽活動ができます。
子どもたちともその確認をしました。

前に立ってみると、とても居心地良い景色...東京ブラスコンコードの編成とほぼ同じ編成なのでした。
「これは、ごく普通のブラスバンドの編成ですよ。今までが多過ぎだったのかも。いいじゃないですか、この人数!」

子どもたちも笑顔でした。

とてもよく練習してあり、P.スパークらしい音楽が楽しめました。
この人数を生かして、より立体的で色彩的な演奏にするための工夫を中心にアドバイスさせていただきました。


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すばらしいソロをこなす今年のプリンシパルコルネット君。
部長としてもよく頑張っていました。ごほうびのなでなでです。


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本当にやる気のあるメンバーばかりです。
人数が少なくなった分、ひとりひとりの「責任」が重くなることは確かです。
でも、それが、君たちひとりひとりを大きく育てることは間違いありません。
悩まなくて大丈夫! 「みんな」の力を信じよう!
夏に向かって、ファイト!!!




2校目の小学校です。

金管バンドから吹奏楽編成に替わって3年目、先生の魅力と活動の楽しさが広まって、部員がまた増えました。
うれしい悲鳴の中、先生は楽器を借り集めたり、自腹で買ったり...
吹奏楽部に集まってくれたやる気いっぱいの子どもたちのために、少しでも良い環境をと、必死に格闘されていらっしゃいます。
保護者の皆さんも、そんな先生の大ファン。誠心誠意のバックアップをしてくださっています。

今年は、いよいよ「大曲」に挑戦です。
小学校ではおそらく初演?となる「挑戦」に、子どもたちも大奮闘中。

今年の初心者も多いこのバンドにとっては、かなり大変そうな挑戦なのに、みんなとても楽しそう。
先生の引っ張り方が絶妙な証拠です。

リズムの意味やフレーズの作り方で曖昧になっている箇所を中心に、曲の特徴を生かした曲の作り方をアドパイスさせていただきました。


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昨年まで以上の難しい曲に挑戦させてもらい、毎日、ワクワクドキドキの練習でしょう。
先生は、君たちの可能性を信じてこの「大曲」を選んでくださったのです。
君たちも、この曲が大好きになったようですね!
まだまだ乗り越えなければならない山がいくつもありますが、先生の愛情とみんなの気合い、そして応援してくださるお父さんお母さん方の力を合わせれば、恐いもの無しです!
君たちの「挑戦」をいつも応援しています! がんばれ!


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| | 2013-06-18(Tue)20:44 [編集]