田川伸一郎のブログ

旭川から ~その1~

先週の金曜日から日曜日まで、北海道・旭川にお伺いしてきました。

火曜日・水曜日は、釧路に伺い、木曜日は埼玉県へ。
そして、金曜日から旭川...
何だか、北海道から埼玉に通ったような感じでした。


旭川地区の先生方との出会いは、一昨年度からお招きいただいている旭川地区吹奏楽連盟主催の『吹奏楽指導者講習会』がきっかけでした。
その講習会に参加されていた先生方が、「もっと勉強したい」「できれば自分の学校の子どもたちと一緒に」という話し合いをされ、お仲間でチームを作って、レッスンをご依頼くださったのです。

少しずつレッスン希望校も増え、この夏のレッスンも早くからご依頼いただき、今回と7月の2回伺わせていただきます。

とても前向きでやる気満々、そして、皆さんがとても仲良しで、お互いのレッスンもご都合が自由に見学したり、途中、必要があれば、練習をお手伝いしたり...
理想的な先生方の「チーム」です。


今回は、小学校3校、中学校3校からお招きいただきました。

それぞれの学校のレッスンの様子を、2つの記事に分けてご紹介させていただきます。
(7月は、1年で最も多忙を極めるスケジュールになりますので、少し簡単なご紹介となります。お許しください。)


1校目の小学校バンドです。

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金管バンドとして活動している小学校です。
顧問の先生は、作曲もされるすごい先生です。
しかも、小学生バンドの実情に合った曲を書かれるので、子どもたちも意欲的に取り組むことができます。
私は、先生の作品をすでに2つのレッスン校にご紹介し、演奏会やコンクールで取り上げていただいています。
みんな、「かっこいい!」「大好き!」と喜んで練習に取り組んでくれます。

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こちらのバンドは、まだコンクール曲の譜読みがあまり進んでいないということで、基礎的事項の確認、コラール、先生作曲の今年度の「ファンファーレ」(毎年、イベント用のかっこいいファンファーレを作曲されているのです。)、そして、コンクール曲の一部をレッスンさせていただきました。

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基礎的事項では、「発音」にこだわった簡単なトレーニングをさせていただきました。
コラールでは、この曲に限らず、「コラール」はどのように練習すれば効果的かという内容を勉強しました。
コンクール曲は、まだまだこれからですが、小節をまたぐシンコペーションの「タイ」が多い曲なので、その扱いについて細かく練習しました。
ポイントを身につけてしまえば、今後の練習の進みが良くなります。

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昨年度よりも、皆が活発に意見を言えるようになりましたね。
先生に教わるだけでなく、どうしたらよいか、考えながら練習できるようになりました。
歌ったり、声に出して表現したりする練習も、とてもスムーズになりました。
昨年度からの積み重ねがしっかりと見えました。
7月のレッスンでは、コンクール曲の全曲を聴かせていただけることを楽しみにしています!
がんばれ!



2校目の小学校バンドです。

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こちらの顧問の先生が、今回のチームレッスンの取りまとめをしてくださいました。
とても「勉強家」の先生です。
『指導者講習会』でも前列に座られ、講習会でお話ししたことを、しっかりと実践され、その「成果と課題」をきちんと把握して、時々私に伝えてくださいます。
レッスンの際の「学び」も、必ず次回に生かす努力をされ、具体的な手立てを講じて、子どもたちを育てておられます。

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昨年度より人数も増えました。
小さい学年の子どもも多いですが、無理なく演奏できるような「手立て」を工夫し、皆が楽しく合奏に参加できるよう配慮されていました。

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以前よりも、音楽的な内容のレッスンができるようになりました。
技術的なことを、かなりしっかりクリアされていらっしゃるからです。
私がお勧めした「個人テスト」も、しっかり実践されています。
打楽器の「バチの選択」やメンテナンスの仕方もアドバイスさせていただきました。
上の写真右は、ごわごわになったまま使っていたバスドラムのバチを「床屋さん」しているところです。

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今回のレッスンでは、楽譜に書いていないことでも、少しの工夫で、より豊かで楽しい音楽になることがわかりましたね。
レッスン後、皆ですぐに「感想とお礼の手紙」を書いて、先生が「夜のお食事会」の時に届けてくださいました。
皆の学びと、これからの意欲が伝わってきました。
「7月は、もっと上手くなった演奏をきいていただけるようにがんばります!」とたくさんの人が書いてくれましたね。
言葉のとおり、しっかり練習に励んでくださいね!




3校目の小学校バンドです。

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昨年度、あまりのパワーに興奮してしまったほどの元気なバンドです。
今年度、送られて来たスコアを見てびっくり...
あの元気で意欲的な子どもたちには、ちょっと似合わないような、おとなしく、あまりにシンプル過ぎる曲だったのです。
やる気満々の打楽器にも、あまり出番がありません。 演奏会の1曲には、とてもいい曲なのですが...
レッスン前日、先生も、「この曲でいいものかと、心配になってしまい...」と...。
コンクールの申し込み締め切りまで、あと1週間。 コンクールまであと1ヶ月。

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演奏を聴かせていただくと、思ったよりはいい感じでしたが、曲の性質上、これをあと1ヶ月さらに高めるには、「音程とハーモニーを完璧に合わせる」「徹底的に美しい音色にする」といった小学生には一番難しい課題ばかりに思えました。
そのクォリティにこだわるならば、結果的に「上手な子」だけで演奏する部分が増えてしまいそうな気もしました。
準備室で考えていると...たまたま、このバンドの「楽譜入れ」に20年ほど前の易しく、しかも、とても良い曲で私も大柏小学校の定期演奏会で取り上げたことがある懐かしい曲の楽譜が...

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「みんなが演奏している曲は、とても上手だから、今日は、全く新しい曲を練習してみる気ある?とてもカッコいい曲なんだけど。」
「はい!やってみたいです!」

さあ、大変! 見学にいらしていた先生方も、フル出動して教えます。
「田川流・小学校版初見合奏法」の初公開です。
打楽器もたくさん出番があり、生き生きと楽しそう!

そして、音源も何もない曲だったのに、タイムリミットまでに、何とか通せてしまったのです。
すごい子どもたち...

顧問の先生方も見学の先生方も、「思わぬ『初見合奏レッスン』を見られて、収穫です!なるほどと思うことがたくさんありました」と。

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「先生~! コンクール、この曲で出たい!」
「間に合うの? 大丈夫?」
「大丈夫!間に合わせるから!」
何とも頼もしい子どもたちなのでした。
あと1週間練習してみて、締め切りギリギリに結論を出されるようです。
さあ、どうなるかな?

素敵な合唱のプレゼント、ありがとうごさいました!



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| | 2013-07-01(Mon)20:46 [編集]