田川伸一郎のブログ

天草から ~その2~

次に、天草でお伺いした中学校バンドです。

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このバンドにも、この3年間お伺いしており、今年は、4年目のお付き合いとなりました。

しかし、例年とは時期が違い、3年生は夏のコンクールを終えて引退し、すでに1.2年生のメンバーでスタートしている段階のレッスンでした。

3年生が抜けた後には、様々なことでうまくいかないこともあって当然です。

はじめからすんなりいくことの方が少ない位です。

このチームも例外ではなく、様々な課題を皆で解決しながら、「音楽する」という共通項だけはブレずに、愛情豊かな顧問の先生のご指導の元、少しずつ歩みを進めています。

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こういう時期に、「基礎!基礎!」と、チームを「基礎」に追い立てて、ご自身はあまりかかわらない顧問の先生もたまにいらっしゃいますが、ご多分にもれず、超忙しい中でもわずかな接点をつくり、先生は、しっかりと楽曲による練習を中心に据え、「音楽」することを大切にされ、本番も用意されて、活動が生き生きと推進できるように配慮されています。

この時期に私のレッスンを進んで入れられたのも、やはり「学びの深まりの場」を特別に用意されたかったからだと思います。

そんな先生のお気持ちを受けて、皆、とてもよく演奏やレッスンに集中していました。

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生徒さんたちの力をとらえながら、3時間の中でできるだけ豊富な体験をさせてあげたいと願い、私ならこうするという表現の一例も示しながら、曲の練り上げをしていきまました。

曲は、鈴木英史先生編曲の「セレクション」の1曲でした。

とても良い教材なので、このチームのサウンドに色をつける練習、フレーズの運びの巧みさをとらえさせる練習、場面による表現様式の変化、その他、たくさんの音楽的な勉強を深めることができました。

やはり、どんな時期にも、「良い曲」を与え、磨き上げること、そのために必要な「技術」を確実につけていくことが、本当の意味の基礎づくりであるように気がします。

「音楽」を伴わない「基礎」はあり得ないと私は考えています。


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技術的にも精神的にもまだ不安定なこの時期に、「自分たちはこんなにできるんだ」「これからがんばって進んでいけそうだ」という自信をつけてもらいたいと願いながら、精一杯取り組ませていただきました。

レッスン後、皆の表情がとても明るく、はつらつとしていたのが印象的でした。

よかったです!

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1.2年生だけでレッスンを受けたのは、今回が初めてでした。
みんなとても心配したり、緊張したりしながら、待っていたようですが、いざとなると、みんなとてもいい雰囲気を作り出して、前向きにレッスンを受けることができましたね。
演奏もずいぶん変容しました。

これが、あなたたちの実力です。
このように進めない時は、実力を出していない時です。

「不安だった新チームの活動に、『希望の光』をいただきました。」と、顧問の先生が話しておられましたね。

君たちは、「希望の光」そのものだと思います。

まだまだ力は足りなくても、皆が力を出し切って、それを束ねれば、とても大きな力を生み出せると思います。

がんばってください!





最後に、天草でお伺いした高校バンドです。

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このバンドとは、2年前に出会い、今回が3回目のお伺いとなりました。

昨年度は、やはり夏のコンクールの前のレッスンでしたが、今回は、中学校と同じく1.2年生の新チームでのレッスンでした。

先生は、今年度赴任されたばかりの若い男の先生です。
ご自身もオーボエを吹き、作曲もされるというスーパー先生です。

「吹奏楽の指導の経験はありますが、まだまだ不安なことが多く、基礎的なことからしっかり勉強したいです」と謙虚に話されていました。

先生からいただいたお便りは、季節に合った紅葉の絵が描いてある和紙便箋に、毛筆で縦書きされていました。

何枚にもわたって書き記された文章は、若さと愛情に溢れ、このバンド、この生徒たちを良い方向に導いていきたいという情熱に溢れていました。

初めてお会いする先生ですが、このお手紙を拝見し、先生のお人柄が手に取るようにわかる気がしました。
そして、お会いして、私の直感は大当たりだと思いました。

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ご依頼のあった「基礎合奏の効果的な進め方」は、まずいつものやり方を見せていただき、それらの練習の意味を確認したり、修正したり、広げたりしながら、シンプルな練習をより深く音楽表現に結び付けていく方法についてご覧いただきました。

「目から鱗です。今までもやっていましたが、なるほど、そういうことだったのですね。わかっているようでわかっていないこともありました。」と先生。

その他、私が持参したプリントを使って、基礎合奏ができるだけ「音楽」に近い位置でおこなわれるよう、進め方の工夫を実演させていただきました。

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このバンドも、しっかり曲の練習もしていましたが、「基礎合奏」で時間を少し多目に使ってしまい、曲の方は中途半端になってしまいました。

その限られた時間で、先生のご指導を拝見させていただき、先生が「こだわりたいこと」がわかりましたので、それを生徒たちの中に落とす方法を、先生に引き継いでさせていただきました。

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最後のミーティング、「ここのところ、君たちもだいぶ追い込まれていたから、今日は、とても明るく練習できたし、楽しさがよみがえったようで、よかったです。今日は、私もみんなも、本当に良い勉強をしました。明日からは、今日の勉強を生かして、ますますがんばっていきましょう」と、先生がお話しされていらっしゃいました。

やはり、この時期は、どのバンドでも色々あるんですよね。

でも思い切ってレッスンを受けられて良かったですね。

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練習後のミーティング、先生のお話にみんなニコニコ、いい顔でした。
こんな顔を見られた私も、一緒に幸せになりました。


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今回のレッスンで、僕が最も多く発した言葉、つまりキーワードは何でしたか?

そう、「コミュニケーション」でしたね。
音楽活動に、「コミュニケーション」は絶対必要なものです。

言葉に表しにくい「音楽」や「気持ち」を何とか言葉に表すことによって、自分自身の思いも深まっていくと思います。

これからも、「コミュニケーション」を大切に、皆のやる気を前面に出した活動を進めていってください。

またお会いしましょう!






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レッスンを受けられた小学校の先生、中学校の先生、高校の先生。
校種を越えて、皆で勉強できるってすばらしいことだと思います。

私も勉強になりました。



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あまりにかわいくて、つい注文してしまいました。
くまモンの器は、もらって帰れました。
どこに行っても「くまモン」です。



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               レッスンの後、「空港に行って、お見送りしたいよ~」と言っていた
               子どもたち。
               本当に来てくれました。びっくり!! うれしかったです。
               おうちの方々も、ご協力くださり、ありがとうございました。




今年も、天草の方々にお会いでき、新しい出会いも作っていただき、本当に幸せでした。

これからも末永くお付き合いください。

お招きいただき、ありがとうございました。



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| | 2013-10-16(Wed)15:54 [編集]