田川伸一郎のブログ

柏に育つふたりの「若い芽たち」に拍手

昨夜は、とてもほのぼのとしたコンサートにお招きいただきました。

『蔵持智明/松井拓野 デュオリサイタル』です。

こう書いても、皆さん、ご存じないと思います。
それもそのはず、ふたりはまだ大学生なのです。

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蔵持智明さんは、柏市立酒井根東小学校吹奏楽部でトランペットを始め、柏市立酒井根中学校、市立柏高等学校を経て、現在は、東京藝術大学在学中。

松井拓野さんは、柏市立酒井根西小学校吹奏楽部でサクソフォンを始め、同じく酒井根中学校、市立柏高等学校を経て、現在は、洗足学園音楽大学在学中。

また、ピアノを弾かれた高橋泰生さんは、彼らが音大受験に向けてピアノを教えてくださった音楽教室の先生だそうです。恩師と共にステージを迎えられ、幸せです。


彼らは、私が新浜小学校に勤めていた頃の小学生でした。
小学校時代から、熱心な顧問の先生のご指導の元、すばらしい力を発揮していました。

その後、酒井根中学校、市立柏高校でも、胸を打つ素敵な演奏を聴かせて続けてくれたふたりでした。
コンクールや定期演奏会では、大切なソロも受け持ち、大活躍でした。

1学年違いのふたりは、同じ地元で「音楽家」を目指す同士として、気の合う兄弟のように仲良く歩んでいます。

昨日のコンサートは、彼らにとっては、自分たちを育ててくださった方々へ音大生として学ぶ姿の報告や感謝を、努力して作り上げた演奏で伝えようとする気持ちいっぱいに開かれたものでした。

私のところに送られてきた招待状にも、本人からの自筆の丁寧なお手紙がついていました。
印刷ではなく...
きっとお世話になった方々ひとりひとりに、こうして自分の手で一枚一枚お手紙を書いたのでしょう。

ふたりの思いが、どんな演奏になって奏でられるのだろうと楽しみに伺いました。

トランペット、サキソフォン、そしてピアノ。
このような編成の楽譜など存在するはずがありません。

全部の曲が、委嘱作品や自分たちで、あるいは専門家に依頼したアレンジ曲でした。
練習以前に、選曲やアレンジで、きっととても苦労したと思います。

オープニングは、彼らが市立柏高校に在籍していた頃の顧問のおひとり、田嶋勉先生(以前の課題曲『エアーズ』『ピッコロ・マーチ』の作曲者。現在は柏第四中学校教諭)から彼らへの「プレゼント」の新作でした。
田嶋先生らしい、温かく優しい旋律とハーモニーの曲でした。

歌劇『フィガロの結婚』序曲(モーツァルト)、「くるみ割り人形」の『花のワルツ』、『ラプソディー・イン・ブルー』などオーケストラの曲も、それぞれの楽器の性能を生かして見事にアレンジされ、大学生とは思えないテクニックと表情で演奏していました。

また、「お客様を楽しませる演奏会」を徹底して続けてきた市立柏高校での経験を生かして、『クリスマスソングメドレー』やアンコールでは、楽しいパフォーマンスも品良く決まり、会場をほっこりさせてくれました。

司会は、自分たちの語りで...
なごやかに、しかも、丁寧に...
彼らの「育ちの良さ」と「精神」がわかる進行でした。

ふたりの親御さんが、開演前・終演後に、ロビーでお客様に深々と頭を下げて、お礼をごあいさつをしていらっしゃいました。
私など、何もしていない、ただの「応援団」として成長を見守ってきた人間なのに、「子どもたちを励まし、育てていただいて、ありがとうございました。」と...

こんな親御さんたちに育てられただけあるふたりの「ふるまい」でした。


驚くべきことに、約400席ほどある客席が「満席」でした。

9月にチラシの配布が始まり、何と11月の始めには完売してしまったそうです。
もちろん、当日券は無し。

「大学生ふたりの演奏会」がです。

会場の方々は、本当に温かい雰囲気で彼らの熱演に聴き入っていました。

小学校の頃から、ひたすら努力を続けて良い音楽を市民に届け、「良い人柄」「人の輪」を大切に歩んで来た彼らの「生き方」を認め、共感し、応援している人がこんなにもたくさんいてくださるということです。

柏に育つ「若い芽たち」を皆で励まそうという深い愛情を感じました。


2年後に、再度このデュオリサイタルに挑戦するというふたりです。

今回からの大きな成長に期待しながら、彼らの歩みを見守り続けてあげたいと思います。


技術も音楽性も、専門家としては、まだ今がスタート地点であるということは、彼らが一番良くわかっています。

でも、こんなにたくさんの「応援団」がついています。
もちろん、この私も!

がんばれ! 蔵持君、松井君!



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蔵持君をトランペットと出会わせてくださった妹尾世里子先生(現・柏第三小学校教諭)、松井君にサックスと出会わせてくださった青木恭子先生(現・柏第二小学校教諭)も、応援に駆け付けていらっしゃいました。
ふたりとも、この先生方との出会いがなければ、今日の日はなかったかもしれません。
「先生には、感謝してもし切れません」というふたりです。

これからも、先生方への感謝を「音楽」と「誠実な生き方」でお返ししていってくださいね。


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| | 2013-12-19(Thu)20:43 [編集]