田川伸一郎のブログ

千葉県の中学校バンド

昨日は、県内の中学校にお伺いしてきました。
ちょうど昨年の今頃に、初めてお伺いさせていただいたバンドです。


主顧問は、女性のベテランの先生です。
3学年の担任として、とてもお忙しい日々を送っておられますが、昨日は日曜日も返上してご指導にあたられていらっしゃいました。
「平日は、下校時刻の決まりもあって、練習時間がなかなか取れない上に、私も見てあげられないので」と。

頭が下がります。

このバンドは、先生が赴任された数年前は、部員も数名で、ほとんど活動がされていなかったそうです。
それを、大変な熱意で復活させ、現在はコンクールでもA部門に参加し、良い成績を上げられるようにまで育ちました。


レッスン前、準備室で先生方おふたりと話している間、生徒さんたちだけで「基礎合奏」をしている音や声が聴こえていました。
その「空気」にとても良いものを感じました。良い意味で「張っている空気」でした。
エアの抜けたバスケットボールではなく、パンパンにエアが入ったボールのように、弾みが良い、生き生きとした生徒さんたちの営みが感じられました。

不思議なことに、ドアの向こうの「空気」まで感じ取れるものです。

音楽室に入ると...
やはり、勘は当たっていました。

新チームの1.2年生バンドのレッスンは昨日が初めてでした。
もう少し不安そうな姿があるかなと思っていたのですが、逆に、新チームでの活動に自分たちが期待して前に進んでいるような顔でした。

姿勢も良い、返事は重くなく、やや高めの音程の声で、張りのある声でした。
顔の「つや」も良い! ほっぺが上がった生き生きとした顔は自然と「つや」が良く見えるのです。

そんなことをたくさん褒めながらレッスンをスタートしました。
みんなますますニコニコうれしそうでした。

P1260002_convert_20140126231854.jpg

昨日は、副顧問をされている若い男性の先生の指揮で合奏を聴かせていただきました。

他県の全国大会常連校の高校で吹奏楽活動に燃えた青春を過ごしたこの先生は、教師としても吹奏楽指導者としてもスタートしたばかりで、今、猛勉強中です。
私のレッスンの時には必ず同席し、謙虚な態度で勉強されています。

私は、彼との会話には「教育の話」を加え、レッスンの中でも、意図的に若い先生に向けたメッセージを送るようにしています。
生徒とのコミュニケーションの取り方、音楽の引き出し方、褒め方、注意の仕方...

ベテランであリ、お力も十分な主顧問の先生には必要ないことですが、私はあえてこの若い先生のために、「教育の基本的なこと」を特に大切にしながら関わらせていただいています。


昨年の今頃、初めてこのバンドにお伺いさせていただいた時は、「この時期は、曲はやっていないので、基礎的なことを見てください」というご依頼で、基礎合奏のお手伝いをさせていただきました。

でも、今年は違います。
この時期にも、しっかり曲をやり、その中で基礎的な力を高めていく練習スタイルに変えています。
「練習時間がほんとに少ないので、曲まで出来るかしら...」と心配されていた先生のために、私は、難しくなく、しかし、様々な「基礎の勉強」が出来る教材を提供させていただきました。

練習時間が短い冬場ですから、譜読みに時間がかからず、管楽器も打楽器も勉強になり、しかも、「音楽っていいなぁ」とみんなで温かくなれるような曲が、この時期には最適です。

昨年の冬とは違い、こういう「音楽の感動」を共有しながら、基礎を固めていることが、生徒さんたちの一層の「張り」を生んでいるのかもしれません。


昨日のレッスンは、そんな生徒さんたちの「張り」のおかげで、始終、テンションが変わらない、いや、上がる一方の練習を続けることができました。

途中には、「曲の表現に必要な基礎は何か」の話に戻り、その「基礎力」を高める具体的なトレーニングの仕方を実習したりもしました。

まさに、私が狙っている「曲の中で、必要な基礎力に気づき、基礎練習に戻る。必要感の中で基礎練習をする。バンドは常に音楽し続けるべき。」という練習スタイルです。

P1260009_convert_20140126231942.jpg  P1260003_convert_20140126231909.jpg

P1260004_convert_20140126231925.jpg  P1260012_convert_20140126231956.jpg
1年生も、すっかりバンドの雰囲気に溶け込み、とてもしっかりしていて、良い意味で「1年生っぽく」ありませんでした。

ともかく、最後の最後まで「返事のトーン」が変わらなかったことがすばらしい!

皆でモチベーションを上げているのが、とてもよく伝わってきました。

そして、ちょっとした冗談にも反応よく、笑い転げ、そして、サッと真剣モードに戻れる最高の「メリハリ」

先生方のご指導のすばらしさで、生徒さんたちの「心」がとてもよく「融和」されていることも感じられました。


P1260025_convert_20140126232039.jpg  P1260029_convert_20140126232056.jpg
時には皆で「ギャハハハハ」と笑い、切り替え早く、真剣できりっとした顔に。こういうバンドが大好きです!

ほとんど休憩も取らず、3時間近い合奏を一気に進め、皆の音楽も表情もさらに向上してレッスンを終えました。

副顧問の若い先生は、「私が伝えていたことも、先生に違う方法や言葉で伝えていただいたら、子どもたちが本当にわかった感じで、演奏が変わりました。自分が思っていることをどう伝えれば、生徒にしっかり伝わるのかということを、もっともっと勉強しなければと改めて思いました。生徒たちの感想を聞いていたら、何だか、いつもの合奏はよくわからなかったと言われているような気がしてしまい、反省させられました。今日も大変勉強させていただき、ありがとうございました。」と...

こういう謙虚な若い先生は必ず伸びると、私は思います。
「全国大会常連校」出身であっても、教師としては「ど素人」であるという部分で、変な「勘違い」をしていないからです。

(たま~にいるんです。勘違いの若い方が...)


P1260044_convert_20140126232153.jpg
新チーム初レッスン、皆は緊張して迎えたかもしれませんが、その緊張感がとても良い雰囲気づくりに生きていましたね。
「今日は、こんなにほめていただけて、僕はすごく幸せでした。」
「みんなで音楽やるっていいなぁって、すごく感動しました。」
「私は、今日教えていただいた基礎練習の仕方を続けて、もっと上手になりたいと思いました。」

猛烈に忙しい3学年の担任であっても君たちのことをしっかり考えて努力してくださっている顧問の先生、若い力でがんばってくださっている副顧問の先生のご指導のおかげで、寒い冬もあったかい気持ちで過ごせ、幸せですね。
自分自身としっかり向き合い、今の自分に何が必要か、どんな力が必要か、そのためにどんな練習、どんな成長をしなければならないかを考えながら、前進してください。

4月に、胸を張って新しい1年生を迎えるためにも!

今が大切です。

がんばれ!



スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2014-01-27(Mon)21:19 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2014-01-28(Tue)00:07 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2014-01-29(Wed)18:55 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2014-01-29(Wed)20:31 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2014-01-30(Thu)17:34 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2014-01-30(Thu)21:05 [編集]


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2014-02-01(Sat)19:00 [編集]