田川伸一郎のブログ

小学校の音楽授業研究

金曜日は、県内の私立小学校にお伺いしてきました。

何度かブログでご紹介させていただいた学校ですが、今年度、4回目の音楽の授業研究会でした。


先生が自主的に始められた授業研究会です。
年に4回もきちんと指導案を書き、事前に私に送ってくださり、朱を入れさせていただいた点を修正して、もう一度送ってくださり...
そして、事前に他の学級で実践して、場合によっては一部変更して、「本時」に臨まれます。

現在は、音楽専科の先生がおふたりいらっしゃるので、事前授業は相互批評し合っておられるそうです。

今回は、2学期に引き続き、おふたりとも授業に臨まれました。


今年度採用になったばかりの若い女性の先生は、2年生で、題材『たがいの音をきこう』の勉強から、『こぐまの二月』の旋律と2つの副次的旋律の3パートを拍の流れに乗って演奏し、互いのパートの重なりを楽しむという内容の授業を展開されました。

授業の度に、子どもたちとのコミュニケーションの取り方や授業を進めるスピード感、授業時のルールの設定、教具の適切な提示方法とタイミングなどに、すばらしい向上が見られ、正しい授業技術を身につけつつあります。

子どもたちは、先生を信頼し切っているのがわかる姿で、学習に取り組んでいました。

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授業の導入部を、リーダーの指示で進められるようになりました。

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担任の先生も、必要に応じてサポートされていました。

担任の先生の学級経営のすばらしさもあり、2年生とは思えない落ち着いた学習態度でした。

先生のご指導は、やや綿密過ぎて、手だても親切過ぎるほど、子どもたちは自分の力で学ぶ意欲と力を持っていました。

「『転ばぬ先の杖』は、時には必要ですが、時にはマイナスです」という言葉を先生に送りました。

子どもたちの力に先生ご自身が感動された1時間でした。


上学年の音楽授業を担当されている男性の先生は、5年生で、題材『心をこめて演奏しよう』の勉強から、『大空がむかえる朝」の「歌詞にこめられた気持ちを読み取って表現を工夫する学習でした。

私の手法である「ほたるこい」を使った発声練習の効果がどんどん出てきて、子どもたちの声はどこまでも美しくなってきていました。

全校で「ほたるこいの発声練習」に取り組んでいるので、全校合唱の声が以前とは全く違うほど美しくなったと、校長先生もいつも感動されていらっしゃいます。

「歌詞」を生かして歌うという勉強は、国語と音楽の境目を行ったり来たりし、詩の解釈の時間が多くなると「国語の授業」になってしまいます。
常に音楽に結びつけながら、「歌詞」を扱う授業は、容易ではありません。

歌詞にこめられた気持ちを読み取ったら、歌い方がどう変わるのか、どう変えさせるのか...
「気持ちを込めて歌いましょう」...気持ちを込めた証拠は、歌の何からわかるのか。

先生は、この授業の中で、子どもたちの大きな変容を導き、また先生としての新たな課題を持つことができました。

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しっかりとした授業態度が身についた子どもたちです。美しい声で歌います。

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発言も活発です。先生が発問の工夫を研究された成果が出ています。


「ともかく、毎日の授業が楽しくて...。また、指導案を書くことも楽しく、授業研究もさらに続けていきたいです!」とおっしゃる先生方です。

私も一緒に勉強させていただき、とても光栄です。

来年度も、この授業研究会はさらに深まりをみせていくことだと思います。

このようなお招きをくださる校長先生に心から感謝し、先生方の研修意欲を高める具体的支援をされている学校経営方針に敬服いたします。


幸せな先生方と幸せな子どもたちです。




この授業研の後、私は、福島県へと移動しました。
本当は土曜日の朝の移動予定でしたが、雪が心配で、急遽、移動して宿泊することにしました。

この判断は正解でした...

本当にすごい雪でしたね。
みなさま、それぞれにご苦労があったことと、お察し申し上げます。

明日以降も、足元には十分にお気をつけください。

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| | 2014-02-10(Mon)19:27 [編集]