田川伸一郎のブログ

まどみちおさん 死去

童謡「ぞうさん」や「やぎさん ゆうびん」などで知られ、やさしく深い言葉で命の貴さをうたいあげた詩人のまど・みちお(本名石田道雄〈いしだ・みちお〉)さんが、28日午前9時9分、老衰で亡くなられました。

104歳でした。

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まどみちおさんは、1909年、山口県周南市に生まれました。

詩作りは20代から始め、25歳のときに北原白秋に認められました。

故・團伊玖磨(だんいくま)さんが曲をつけた「ぞうさん」や「やぎさん ゆうびん」をはじめ、「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などユーモアあふれる童謡詩は歌い継がれ、子どもたちに愛されてきました。

「ぼくも、ゾウも、マメも、かけがえのない存在としてここにいる」とうたった「ぼくが ここに」や「ぞうさん」などの作品を通して、「自分が自分であることのすばらしさ」を伝え続けられました。

まどさんの詩集は児童文学に造詣の深い皇后さまによって英訳され、1994年には児童文学のノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞作家賞」を作家部門では日本人で初めて受賞するなど、海外からも高い評価を受けました。

国内でも「野間児童文芸賞」や「芸術選奨文部大臣賞」などを受賞したほか、平成15年には「日本芸術院賞」を受賞しました。
最近では、100歳を記念した新作の詩集を発表するなど、晩年まで現役で創作活動を続けていらっしゃいましたが、去年の末に体調を崩され、28日午前9時すぎ、東京都内の病院で亡くなりました。


NHK全国学校音楽コンクール小学校の部の課題曲『地球の子ども』の作詞もされました。
私は、山本直純さんが曲をつけたこの歌が個人的に大好きでした。


『地球の子ども』     まど みちお

明日の夢にふくらむ いきものの星 地球
ここにはイヌがすむ サルがすむ ハトとメダカとチョウチョウも
人間を兄さんにして ああ みんな地球の子ども
太陽の子ども 宇宙の子ども

葉っぱの旗がかがやく いちものの星 地球
ここにはタケがある マツがある ムギとアンズとタンポポも
人間を姉さんにして ああ みんな地球の子ども
太陽の子ども 宇宙の子ども


(作曲:山本 直純)


シンプルな中にも、温かさと宇宙的なスケールのある歌でした。

私は、学生の頃からこの歌が大好きで、小学校の先生になった頃、子どもたちとよく歌いました。


4月の小学校の入学式で、あるいは、保育園や幼稚園の卒園式で、きっとたくさんの子どもたちが、夢いっぱいに『いちねんせいになったら』を歌うのでしょう。


子どもたちの心を豊かに育み続けてくださったまどみちおさん...

どうか安らかにお眠りください。
合掌...



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| | 2014-03-02(Sun)08:21 [編集]