田川伸一郎のブログ

群馬県の中学校バンド

今日の午前中は、群馬県の中学校にお伺いしてきました。
朝8時からのレッスンだったため、昨夜のうちに群馬に入り、泊まりでのお伺いとなりました。


このバンドとは、昨年のちょうど今頃、出会いました。
顧問の先生が、このブログのメールフォームからくださったメールがご縁の始まりでした。

それ以来、夏のコンクールに向けての練習をお手伝いさせていただきました。
今回は、約半年ぶり、新チームになって初めてのレッスンでした。

朝、顧問の先生がホテルにお迎えに来てくださり、学校に着くと、全員マスクをした生徒さんたちが職員玄関前で待っていてくれました。
私が車から降りるや否や、「おはようございます!!」と、とても元気なあいさつをしてくれました。
マスクは、もちろんインフルエンザ予防です。

この地域では、過日の大雪で、2週連続で土日が活動中止、さらに、休校も2日間あり、練習のスケジュールがかなり狂ってしまったそうです。
この上、インフルエンザで練習がつぶれたら大変と、皆でマスクをしたり、手指の消毒やうがいを励行したりして、予防しているそうです。
そのおかげか、今日は部員全員出席という見事さでした。


このバンドのこれからの「目標」は...

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「二刀流の伝統」とは、このバンドは、吹奏楽だけでなく、同時に合唱にも取り組み、合唱の大会にも参加していることを意味しています。

バンドの練習に合唱を取り入れている学校は多いですが、このバンドの合唱は半端ではありません。
すごい曲をすごいレベルで歌っています。
ハンガリーのアカペラ曲を「原語」で歌ったりもしています。

今日も、アカペラの混声四部合唱曲でお迎えしてくれました。

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驚きました...
1年生の男子も変声が進み、とても良い「男声」になりつつありました。
女子の声も何とも深い音色で、皆が作り出すハーモニーは、心に染み込んでいくようでした。

合唱のレベルがまた上がっている感じを受けました。

練習時間が長いわけでもない、普通の中学校バンドが、楽器の練習時間を削ってでも合唱に取り組み、ただ楽しく歌うというレベルではなく、世間に通用するレベルで歌っているのですから、すごいものです。

先生は、吹奏楽のレベルを上げる意図で合唱を取り入れているわけではなく、単に合唱のすばらしさを生徒さんたちに広げていきたいという純粋な目的で合唱を取り入れていらっしゃいます。
そして、平常の生活の中でも、一般の生徒からの公募で「昼休み合唱団」を作り、週に2~3回程度練習しているそうです。

「学校生活に歌ありき」を学校に定着させたいという先生の強い思いが感じられます。


今回のご依頼は、新チームのチェックということで、基礎合奏と来年度の課題曲のマーチのレッスンという内容でいただいておりましたので、その線に沿って進めさせていただきました。

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基礎合奏では、このバンドが普段からやっているものに加えて、私がお持ちしたプリント3枚の基礎合奏に取り組んでいただきました。

その中で驚いたのは、「では、これを歌ってみましょう」と言うと、かなり正しい音程でハモり合うことができることです。

こういうところで、「合唱をやっている効果」がてきめんに表れてきます。
正しい発声を身に着けているから、歌声が美しく豊かに響きます。

楽器の演奏も、繰り返しやっているだけで、あまり細かいことを言わなくても、それなりに「目標地点」に向かって変容することができます。

1年生も、もう2年生と溶け込んで、胸を張って演奏していることがすばらしいと思いました。

「1年生、すばらしいね!」 「ありがとうございます!」と1年生。
「ということは、つまり?」 「・・・」
「2年生の先輩としての導きがすばらしいということ。2年生すばらしいね!」 「ありがとうございます!」と2年生。
結局、みんな褒められてニコニコでした。

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課題曲のマーチでは、「ビート感を感じて演奏すること」、「フレーズをどうまとめるか」、「伴奏の演奏スタイルの共有」、「楽譜に書かれていないニュアンスの統一」、「「曲の落とし穴の理解と対策」など、まだ譜読みが始まって間もない状態ではありましたが、今後の練習の仕方も含め、バーッとやりました。

皆、変容がすばらしく、何度も、「いや~。君たちすばらしいよ!」と何とも何度も褒める機会に恵まれました。
お世辞ではなく、本当にすばらしいと思ったのです。

心が素直で柔軟なチームは、上手くなるのが早いです。

今日は、テレビの「ビフォア・アフター」の番組のように、「わぁ~」と思うほど変容した部分もありました。

気づいたら休憩なしの3時間でしたが、最後まで途切れない集中力にも感心しました。


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合唱練習を深めていることで、「心の窓」がとても良く開き、バンドの中の「風通しの良さ」が、このような反応力を育てているのかもしれないと思いました。

先生の「育て方」には、「時間の密度」をどこまでも濃くするという執念があるのです。
こんな充実した時間を共有できる生徒さんたちは、何て幸せなのだろうと、うらやましく思いました。


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「日本一の謙虚さ・挨拶。一人一人が責任・自立。毎日必ず日々進歩。二刀流の伝統受け継ぎ、本気で奏でろ!心の演奏♪」という「目標」を、言葉だけでなく、態度で示している皆さん。
3年生が引退した後、2年生も1年生も大きく成長してきましたね。
来年度のますますの進歩がとても楽しみになりました。
次のレッスンは、5月にあります。
その時には、君たちにあこがれて入部してきた新1年生にも会えるのかなぁ。
自分たちの部活の「良さ」をもう一度しっかり確認し合い、新1年生に胸を張って入部を勧めましょう。
そんな4月を迎えるためにも、今できること、今やるべきことを精一杯やって、「チーム力」を付けておきましょう。

いつもいつも応援しています!

ふぁいと!



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| | 2014-03-02(Sun)12:56 [編集]