田川伸一郎のブログ

春、新たな出会い

今日は、東京で、春にふさわしい新たな出会いをさせていただきました。

作曲家の内藤友樹(ゆうき)さんです。


<プロフィール>

岐阜県の中学校、高校の吹奏楽部で活動し、チューバを担当。
高校卒業後、一度社会に出てから昭和音楽大学作曲科に入学し、「サウンドプロデュース科」を卒業。

2012年岐阜県で開催された第67回国民体育大会「ぎふ清流国体」の式典ファンファーレを作曲。
市立柏高等学校吹奏楽部委嘱作品『吹奏楽のための戯曲~漆黒の精彩~』『吹奏楽のための戯曲~朱雀の鼓動』は、2年連続、同校吹奏楽部の「日本管楽合奏コンテスト全国大会」最優秀グランプリ・文部科学大臣賞の受賞曲となった。

船橋市主催「千人の音楽祭」の楽曲アレンジを5年連続担当。
船橋市立船橋高等学校吹奏楽部、船橋市立法田中学校吹奏楽部のマーチングコンテスト参加曲の作・編曲を担当。

その他、小学校から一般バンドまでの委嘱に応え、、意欲的に作曲活動をおこなっている。



ここのところ、メールでやり取りしたり、彼の吹奏楽作品の音源やスコアを研究用としてご提供いただいたりしていましたが、今日は、初めてお会いさせていただきました。

内藤さんは、高校、一般バンド向けの難しい曲も作曲されていますが、小学校バンドや小編成あるいは初級バンドのための作品も大切にして作曲されており、私は、その面で興味をもってお話を伺いました。

小学校バンドでも演奏可能な作品『静寂と躍動~天竜川の船大工』は、2月にバリオホールでおこなわれた「第5回日本管打・吹奏学会作曲賞」の最終選考にもノミネートされ、当日、埼玉県立松伏高等学校吹奏楽部により生演奏で審査されました。
入賞は逃しましたが、心に残るほのぼのとした曲想に私は感じ入りました。

また、『地上最後の楽園~ウブドの風に包まれて』も、技術的に小学校でも演奏可能なバリ島の雰囲気を醸し出した作品です。

こういった曲のスコアを眺めると、現場の目線、子どもの目線に立った配慮があちこちに見られ、「子どもたちが出来るだけ苦しまずに、良い音楽体験ができるように」という内藤さんの教育的視点が感じられます。

今日は、こういった作品がより多くの学校で演奏していただけるようにという願いを込めて、作品に対する私なりのコメントや提案をさせていただきました。

内藤さんは、ノートに書き留めながら、とても真剣に私の話を聞いてくださいました。

専門的に作曲を勉強された作曲家の方に、私のようなただの現場人がコメントするのは、とても失礼なことなのですが...

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そんな彼の誠実さや謙虚さ、現場で指導する先生方や演奏する子どもたちの立場に立った物の考え方には、大変共感しました。

「八木澤教司先生に『輝きの海へ』を書いていただいた時も、私は様々な注文やダメ出しもしました。八木澤先生も、私の思いに応えようと、誠意を持って改訂を試みてくださいました。そうやってあのすばらしい作品が生まれたのですよ。」

「私も、こうやって色々な先生方からアドバイスいただくことで、作曲家として育てていただいているのだと思います。ありがたいです。」
・・・

そんな話をしながら、以前、「現代音楽の祭典~吹楽Ⅱ~」に大柏小学校の子どもたちと出演させていただいた時、主催者である故・三善晃先生が「作曲家が演奏者を育て、演奏者が作曲家を育てるのです」と、お話しされていたことを思い出しました。

彼が、様々なチャンスの中でますます力を発揮され、吹奏楽の世界に新しい風を運んでくれることを期待したいと思いました。

私も、現場との「つなぎ役」として、彼の作品を先生方に紹介していきたいと思います。


今日は、春にふさわしい気持ちの良い出会いをさせていただきました。

ありがとうございました。

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内藤 友樹さんのHPはこちらから
http://naito-band.net/index.html

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| | 2014-04-04(Fri)19:20 [編集]