田川伸一郎のブログ

ふるさとのハーモニー

昨日は、市川市の小学校へお伺いしてきました。
しかも、私が8年間お世話になった市川市立大柏小学校吹奏楽部からのお招きでした。

私にとっては「ふるさと」とも言える大切な学校です。


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懐かしくて涙が出そうになりました。思い出いっぱいの校舎や校庭です。

私は、平成4年度から平成11年度まで大柏小学校に勤務させていただきました。
現在の教頭先生は、その間に同僚だった先生です。

吹奏楽部の顧問の先生は、今年度から代わり、「吹奏楽部の指導は初めて」とおっしゃる若い女性の先生になりました。
顧問の先生は、以前から私のことをご存じだったそうですが、教頭先生が私と知り合いということで、教頭先生経由でレッスンをご依頼くださいました。

全てが懐かしい校舎ですが、中に住む人は、先生も子どもたちも15年以上前とは全く違うはずです。
しかし、どこかあの頃と同じ空気が漂うのはなぜなのだろうと思いながら、音楽室へと向かいました。

子どもたちは、とても人懐っこく、私が昔この学校の先生だったということもあってか、とても自然な態度で歓迎してくれました。


『未来へのファンファーレ』を持参し、皆で、「大先輩たち」による『エル・カミーノ・レアル』の演奏を鑑賞しました。

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昔も、こうして他校の優れた演奏を見せていたものですが、その時の子どもたちと何も変わらない姿に、ひとり感動していました。
話を真剣に聞く姿、他校の演奏ビデオを真剣に視聴する姿、そして、終わると感動の溜息をもらす姿...
あの頃の子どもたちと全く同じでした。

「この演奏も、この先輩たちが、この音楽室で、泣いたり笑ったり叱られたり褒められたりしながら、作り上げたものなんだよ。みんなが持っている楽器の中には、この先輩たちが使った物もある。君たちは、このすごい先輩たちの後輩なんだ。時は離れていても、大柏小学校吹奏楽部というこのすばらしい部活の中で、しっかりとつながっているんだ。」と、心を込めてお話ししました。

ふと子どもたちの楽譜ファイルを見ると、『校歌』の楽譜に見覚えが...
私が着任した年に作った『校歌』のアレンジ楽譜を、後任の先生方がずっと使い伝えてくださり、今も、このアレンジの『校歌』がこの学校に流れていたのです。


そんな話をし、早速、『校歌』を聴かせていただきました。

大柏の音楽室で、私が指揮をし、今の大柏の子どもたちが「あの頃」と同じ楽譜で、同じ響きで演奏してくれた校歌でした。
まさに、「ふるさとのハーモニー」を感じました。

指揮をしながら、私は思わず、大きな声で歌っていました。
歌詞もどんどん出て来ました。

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そして、この『校歌』を教材にして、皆で合奏の質を高めるための「勉強の仕方」を勉強しました。

これは、子どもたちのためでもあり、指導法を学ぶ若い顧問の先生のためでもありました。


そして、続いて、子どもたちに「『基礎合奏』という言葉で今までやっていた練習を聴かせてくれる?」と話し、これまでの先生がご指導されていた練習の「目的」を確認し、その目的に沿った意識の置き方を勉強しました。

また、サウンドトレーニングの方法も伝授し、皆で練習してみました。

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前任の先生のご指導のすばらしさ、そして、一生懸命指導に励む現在の顧問の先生のお力で、子どもたちは、とても柔軟性のある前向きな姿勢で、私のアドバイスや指示をまっすぐに受け止めて、伸びようとしていました。

これも、あの頃の子どもたちと何も変わりませんでした。


帰りがけ、お迎えに来ていた保護者の方々の数名は、「田川伸一郎」という名前を伝え聞いていたらしく、「田川先生が、大柏小の子どもたちを教えにいらしてくださるなんて...感激です!」と、とても喜んでくださいました。

ご近所に私の教え子がいたのかもしれません。
昔の定期演奏会を聴いてくださっていのかもしれません。

偶然にも、「ブログに出ていた函館の中学校の先生と友達なんです。」というお母さんもいらっしゃいました。

そんな「時間」や「場所」を越えたつながりも、大きな感動になりました。


「田川先生、またきっと教えに来てくださいね!今日はありがとうございました!」と、手を振って帰って行くかわいい子どもたちを見送りながら、私の人生の中に「市川市立大柏小学校」という大切な場所があったということを改めて思いました。


ありがとう、大柏小学校。
ありがとう、あの頃の大柏の子どもたち。
ありがとう、今日出会った、今を生きる大柏の子どもたち。

みんなみんな大切な宝物です。


夏のコンクールに向かって頑張ってくださいね!

またいつかきっと一緒に勉強しましょう!



*学校の方針により、児童の正面からの写真は掲載いたしませんでした。

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| | 2014-05-09(Fri)20:46 [編集]