田川伸一郎のブログ

旭川にて ~その1~

先週の金曜日から昨日まで、北海道の旭川市へお伺いさせていただきました。
旭川へのお伺いは、今年で4年目となります。


中心となる先生が、5、6、7月のレッスン日程をご予約くださり、お仲間に呼びかけて希望校を募り、集まった学校を振り分けてスケジュールを組み立ててくださいます。
この方法は、函館の先生方のやり方をそのまま真似てくださっています。

私は、送られて来た細かいスケジュール表に従ってレッスンに伺います。
送迎や食事の計画も、その表に書かれてあり、とても安心できます。

夜も、皆さんが集まっての「会」は、1回だけ。
しかも、私の体調管理を考えてくださり、9時過ぎには一度お開きにして、私をホテルに送ってくださいます。
こういった細かいご配慮はとてもありがたいです。

今回は、中学校6校、高校1校の計7校からお招きいただきました。

当然のことながら、学校によって様々な事情を抱えた中、コンクールに向かって歩み始めている中でのレッスンでした。

指揮の先生が代わられた学校、まだ選曲に悩んでいらっしゃる学校、技術的な面での課題に苦しんでいらっしゃる学校...それぞれの先生の思いにゆっくりと耳を傾け、生徒さんたちの様子や空気をじっくりと感じ取り、ここから一歩二歩前に進むためのアドバイスをさせていただきました。

そして、それぞれのチームの「良さ」をしっかりと伝え、皆が希望と自信を持って前進できるように「エネルギーの注入」をさせていただきました。

それぞれの学校でのレッスンの様子をご紹介させていただきます。


1校目の中学校バンドです。

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今年度から顧問の先生が代わり、新しい気持ちで日々を過ごしているバンドです。
先生からは、毎日のように、報告や相談のメールやお電話をいただいていました。
顧問の先生が代わるということは、生徒たちにとっても、先生ご自身にとっても、それほど大き過ぎる出来事です。
互いの思いの疎通には、時間が必要ですが、お互いの「柔軟性」によって、その時間を短縮することができます。
このバンドは、まさにそういうチームです。保護者の方々も、先生の思いに真剣に耳を傾け、「今までと違うこと」も理解して、先生を後押しする体制を作ってくださったと、先生は感激していらっしゃいました。
予想以上にたくさんの1年生も入部して、先生は20数本の楽器をあっという間に借り集められたそうです。
先生のそんな熱意と具体的な行動に、生徒さんたちは信頼を深めていっています。


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底抜けに明るく、反応の良く練習を進めることができる皆さん。
新しい先生との日々は、驚きも戸惑いも感動もミックスして、とてもドラマチックでしょう。
柔軟な気持ちで先生と向き合い、しかも、先生にしっかり思いを伝えている君たちが、先生にとってはとても素敵な中学生に感じられるようです。
レッスン中、ひとつ指導すると、他の場面でもそれをしっかり思い出して応用できる賢さもすばらしいです。
これからの日々で、先生との絆を深め、練習を始めた「難曲」にも果敢に挑戦していってください。
7月の再会を今から楽しみにしています。
先生も皆も、ふぁいと~!




2校目の中学校バンドです。

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二度目のお伺いとなるバンドです。
ほとんど全員が初心者というバンドですが、日々の緻密な練習のおかげで1年経つと立派に演奏できる力を身につけています。
今年の1年生も、もう合奏に加わり、出来る範囲で参加していました。
まだ演奏できないコンクール曲も、パート譜やスコアをじっと眺め、イメージを高めています。
ついこの間まで小学生だったとは思えないほど意識が高い1年生の姿に驚きました。
そのように導かれている先生と上級生たちに敬服です。
コンクール曲の「技術面」の効率的な克服の仕方を実演したり、「表現面」の幅の広げ方を中心にレッスンしましたが、先生は生徒さんたちの力に驚いていらっしゃいました。
翌日は、地区の小学校の運動会でアトラクション演奏をされるそうです。
そういう地域での演奏活動も大切に日々音楽を楽しんでいる素敵なバンドです。


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ひとりひとりが、ありのままの自分を素直に出して、安心して活動している皆さんに姿に癒されます。
前回も今回も、皆の持っている「柔らかい空気」に感動しました。
練習中にたくさん見られる「笑顔」も大好きです。
ひとりが指導を受けている間の、皆の関心の寄せ方、無言の励ましの仕方も温かいですね。
ほとんど全員が初心者でありながら、ここまでの演奏が出来るようになる一番の秘訣は、この温かい安心感なのかもしれません。
今回のレッスンで、「まだ出来ない」と思っていた箇所も、練習の仕方によって「さっさと出来るようになる」ということも理解できたと思います。
これからも、その箇所その箇所の練習の仕方をどんどん替えて、効率的に練習していきましょう。
次回の演奏がどのように変容しているか、とても楽しみです。
がんばってくださいね!




3校目の中学校バンドです。

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3年目のお付き合いとなるバンドです。
この学校は、来年度から他の中学校と統合されるため、この学校名でのコンクールは、今年度が最後となります。
過去には、「全日本吹奏楽コンクール」に出場したこともあるこのバンドの先生と生徒さんたちは、今の学校名に誇りを持って最後のコンクールに向かっています。
小編成のバンドですが、先生の熱い思いと生徒さんたちひとりひとりの猛烈なやる気で、音楽に響くサウンドは大編成のように豊かに響きます。
曲名を聞いて、「ちょっと無理ではないですか?」と話していた「難曲」も、びっくりするほど良く練習を進めてあり、昨年まで以上の高いレベルに驚きました。
このレッスンを目標に、皆、夢中になって練習して来たそうです。
すばらしいです。


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昨年度は、3年生がとても少なく、かなり苦労しましたね。
でも、その条件の中で、2年生も1年生も、3年生が少ない穴を埋めるほどの努力をして来たことが実って、今年度の「実力」につながったのですね。
僕が、「その曲はちょっと難し過ぎでは?」とお話しても、先生は、「いえ、大丈夫です。私は生徒たちを信じています。」ときっぱりと返してくださいました。
その言葉のとおり、皆が想像以上の力を付け、熱い思いで練習に取り組んでいる姿と演奏に、心から敬服しました。
日々の練習はかなりきついはずなのに、皆で笑い、はしゃぎ、とても明るい雰囲気をつくっているから、身体は疲れても心は疲れずにがんばれるのでしょう。
歴史ある学校の最後となる今年度のコンクールや演奏会、一回一回のステージに心をこめて...



次の記事では、中学校3校と高校1校のレッスンの様子をご紹介します。

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| | 2014-05-27(Tue)21:34 [編集]