田川伸一郎のブログ

函館から ~6月・その2~

土曜日には、北斗市総合文化センター「かなで~る」というホールでのレッスンでした。

このホールは、平成9年に上磯小学校からすぐの場所に作られました。
私は、当時、市川市立大柏小学校に在職していましたが、この年、当時の「上磯町」からの招聘をいただき、大柏小学校吹奏楽部の5、6年生部員52名全員で「演奏旅行」をさせていただきました。
上磯小学校吹奏楽部との合同演奏会『フレンドリー・ジョイント・コンサート』を開催させていただいたのが、この「かなで~る」です。
何度訪れても、あのコンサートの感動がよみがえり、胸がいっぱいになります。

今回は、この懐かしのホールで、小学校1校、中学校3校の練習をお手伝いさせていただきました。
1日に、4校のレッスンをこなせるのも、ホールをお借りして、私の移動時間を無くしてくださっているからです。
チームワークの良い先生方ですので、入れ替えの時の協力も見事で、無駄なく練習が進みます。


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今年度からお手伝いさせていただいている小学校バンドです。
5月に初めてお伺いさせていただきました。
学校では、みんな本当に子どもらしく、ちょっぴりやんちゃな態度も見られましたが、今回は、ホール練習ということもあり、
少し緊張ぎみ。 でも、それがとても良い空気を生み出していました。
このように、子どもたちの気持ちを適切にもっていける顧問の先生のご指導がすばらしいです。
前回勉強したことの復習ややり直しが多くなってしまった前半でしたが、後半になっても疲れを見せず、どんどん良い演奏になっていきました。
前回は、ほとんど全部、私が指揮をして進めてしまいましたが、今回は、顧問の先生に振っていただきながら、指揮へのアドバイスもさせていただきました。
「引っ張る指揮」と「任せる指揮」、「拍やテンポを出す指揮」と「音楽を引き出す指揮」をうまく使いわけることによって、子どもたちが演奏しやすくなり、音楽も推進力や立体感を持つことができるという勉強ができました。
先生の指揮が変わると、子どもたちの演奏も、驚くほど変わります。
先生も子どもたちも、熱心な学びの姿勢でがんばりました。
コンクールまでに、指揮にも演奏にも、さらに磨きをかけていきましょう!




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昨年度、初めて出会った中学校バンドです。
今年度のレッスンは今回が初めてです。
とても存在感のあった去年の3年生が多数抜けてしまいましたが、1年生が20名近く入部してくれて、とてもにぎやかな部活になりました。
小学校にはバンドがないため、全員が初心者ですが、みんなやる気満々。
コンクールには、2、3年生で「C編成(25名以内)の部」に出場です。
今回、先生が選ばれた曲は、この編成にぴったり合ったものですが、めまぐるしく変わる拍子やテンポ、曲想の表現を表現することがとても難しい曲です。
曲名は和風な感じのですが、途中、「ジャズ」のような場面があったり、いきなり優雅なワルツになったり、エキサイティングな変拍子のフレーズが続いたり...
その場面の特徴を演じ切ることが、こういう曲では大切なポイントになります。
バスドラムの変拍子の拍打ちの「演じ方」を皆で見ることから、変拍子の乗り方に移行し、身体や声を使って徹底的に練習しました。
心が開放され、身体が自由になると、こういうトレーニングはスムーズにいきます。
このチームの笑顔が絶えない、はじける明るさは、もってこいの「好条件」でした。
この曲の良さが会場いっぱいに伝わるよう、コンクールまで楽しく成長していってほしいです。
コンクールに向けての合言葉は、「セッション!」です。  7月にまた「セッション!」しましょう!




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これまで、何度もご紹介させていただいている木古内中学校吹奏楽部も、今回はホール練習です。
この学校は、今年度は、全校で100名を切ってしまい、吹奏楽部もわずか20名になってしまいました。
加入率から考えると、とても多いのですが、昨年度は30名を越える人数だったので、とても寂しく感じます。
今年度のコンクールは、初心者の1年生も全員加えて、「C編成(25名以内)の部」に出場します。
このバンドと出会って4年間は、クラシックの曲を私がアレンジさせていただきましたが、今年は編成やそれぞれの技能の条件もあり、アレンジ物はやめて、小編成用に書かれたオリジナル曲に挑戦です。
特に木管は、かなりのテクニックを必要とし、不協和音も多用されています。
組曲から3曲を選び、それぞれの曲想を生かした変化あるステージを目指しています。
今年度初のレッスンでしたが、曲の中身にまでしっかりと入ることができ、曲の面白さや奥行き、これからの表現の工夫の可能性、そして、そのための技術的な課題もしっかりつかむことができたと思います。
コンクールではほとんど演奏されることがない曲ですが、ぜひ小編成バンドの良い方向性や可能性が感じられる演奏を披露してほしいです。
7月のレッスンまでに、「宿題」をしっかり仕上げて、皆の意気込みを見せてくださいね!




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今回のレッスンの最後は、昨年度、全国大会金賞受賞の上磯中学校でした。
前回のレッスンは2、3年生全員でしたが、今回は、「一次オーディション」を通過した1、2、3年生60名弱のメンバーでの受講でした。
部員数が100名を越えるこの部活には、バンドがとても盛んな3つの小学校から多数の経験者が入部して来ます。
中学校から始めた部員や小学校とは楽器が替わった部員も含め、「コンクール出場希望者」を対象に、学年関係なくオーデションを長時間かけておこない、最終的に50名にしぼっていきます。
同じパート内で、3年生が落ちて1年生が受かる場合もあり、かわいそうでならないのですが、前顧問の先生から「コンクールはそのようにする」というやり方できており、昨年度赴任された顧問の中條先生も、今はそのやり方を踏襲されているそうです。
でも、優しい中條先生は、「二次オーディション」や「敗者復活戦」なども用意され、最後の最後までメンバーが決まりませんから、どんなバランスでどんな音が出るのか、なかなかわかりません。
先生ご自身が、「メンバーを選ぶこと」が辛くて仕方ないのだと思います。
部員が少なくて困っているバンドからすれば、贅沢過ぎる「辛さ」だと思いますが、大編成の学校にはこんな苦しさがあることは事実です。
課題曲も自由曲も、雰囲気はとてもよく出せているのですが、技術的に緻密なトレーニングがまだまだ必要です。
コンクールで高い評価を得るには、豊かな音楽性も必要ですが、「顕微鏡的な技能の克服」も不可欠です。
昨年度の実績に、大きなプレッシャーもあると思いますが、冷静に落ち着いて前進してほしいと思います。
今年も大輪の花が咲きますように... お祈り、応援しています!




今回お招きくださった9校のバンドは、すべて実情が違い、先生の夢やお考え、お悩みも異なります。
しかし、お互いを大切に、励まし合い、助け合い、皆で函館地区の吹奏楽活動を盛り上げていこうという思いは共通です。

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「先生仲良し、子どもが育つ」...良い先生方の元で学ぶ子どもたちは幸せです。

そんなすばらしい先生方と勉強させていただけて、私も本当に幸せです。
ありがとうございました。



*次の記事では、金曜日の夕方にお伺いした「奇跡の小学校バンド」をご紹介します。

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| | 2014-06-16(Mon)22:53 [編集]


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| | 2014-06-17(Tue)18:53 [編集]