田川伸一郎のブログ

熱意がつないだ出会い その2

昨日と今日の2日間、宮城県の高校にお伺いしてきました。

そうです。
7月にお伺いした、「I君」の高校に、2度目のお伺いをすることになったのです。



地区予選を突破して参加したコンクール宮城県大会では、「まさかの結果」になってしまいました。

しかし、先生も生徒さんたちも、気持ちをさっと切り替えて、休む間もなく翌日から岩手県安比(あっぴ)高原での3泊4日の合宿に出かけたそうです。

この高校は、今年は、9月に「定期演奏会」を開くため、その練習を「コンクール練習」と併行して行い、コンクールが終わると、一気に「定演モード」になってゴールまで走り抜かなければならないのです。


でも、生徒さんたちは、むしろそんな忙しい「夏」を楽しんでいるようでもありました。

コンクールで「燃え尽きる」バンドではないのです。
まして、コンクールの「結果」に、「気持ち」や「活動」が左右されるバンドではないのです。


そして、今回は、その「定期演奏会」に向けての練習にお伺いすることになったのです。


「日帰り強行軍」だった前回とは違い、今回は1泊して2日間のお伺いでした。

昨日は、午前中に「オープンスクール」での本番演奏があったので、午後からのお伺いとなりました。


「引退間際」の3年生のI君から「打楽器の後輩たちに、きちんとした基礎練習のやり方を覚えてほしい」という願いがあり、顧問の先生との話し合いで、それを叶えてあげることにしました。

約3時間、みっちり基礎練習や各楽器の「こだわり点」を練習しました。

宮1
「本番」の後だったので、ユニホームの生徒さんもいて、なかなかカッコよかったです。

宮2  宮3
バスドラムの打ち方を研究中!         「先生の手にスピードが感じられたら合格だよ。」


昨日の練習の後は、顧問の先生と美味しい「仙台の味」と「ビール」を楽しみながら、夜遅くまで、吹奏楽指導について語り合いました。

前回初めてお会いした時から、先生のお人柄に感銘を受けていた私でしたが、ゆっくりお話しさせていただき、ますます先生に「共感する」部分が多くなり、「尊敬」の気持ちもますますふくらみました。

先生は、ご自身の高校時代にあの「普門館」での全国大会の舞台に立たれたことがあります。
ですから、コンクールの「様々な側面」についてもよくご存知です。

先生は、「コンクールで何が何でも勝つ」ために、「高校生の音楽活動として大切な部分」を犠牲にはしたくないとお考えです。

そして、先生の「部活経営」には、ルールがあまりありません。
ほとんどの時間、先生は「笑顔」です。
温かい「笑顔」です。
なので、生徒さんたちは、本当に安心して、「自分のありのまま」の姿で活動しています。
無理がないので、生徒さんたちの顔も「穏やか」です。

しかし、放任ではなく、先生の全身から出る「オーラ」が、「何は良い、何は悪い」というような
『先生の価値観』を、生徒さんたちに伝えているように思えました。

先生の「何気ない一言」、先生の「ちょっとした表情の変化」から先生の「思い」を汲み取り、そこに自分たちの「夢」や「願い」をつなぎ合わせて「自分たちの活動」を展開しているようでした。
そして、先生も、優しい眼で生徒さんひとりひとりの「思い」を見つめていらっしゃいました。


先生のそんなほのぼのとした「お人柄」、そしてその中から漂い出る「強い信念」がこのバンドの「根幹」となって、生徒さんたちが「無理なく」、「安心して」、「真剣に」活動できる土壌を作っているのだと思いました。

「ルールでしばること」以上に「難しいこと」を、先生は実践していらっしゃるのです。

そして、しっかりとした信念の中にも、いつも「これでいいのだろうか?」とご自身に問いかけながら、生徒さんたちと一緒に成長しようとしていらっしゃるところがすばらしいです。



2日目の今日は、窓も閉め切った「武道場」で、全体練習でした。
私も、先生や生徒さんたちと「暑さ」を共有して1日頑張ることにしました。


宮4  宮5
入念なブレストレーニングからスタートです。


宮6
顧問の先生のきめ細かなご指導で...


宮7  宮8
「コミカル」な曲を指導中  「ここのクレッシェンドはガオー!って感じだよ」(これはウケました!)


汗びっしょりの皆、でも、「おやつタイム」に、副顧問の先生が買ってきてくださったこの飴をもらって、元気モリモリ。

宮9
微妙な味でしたが、「納得」でした。 もちろん、飲み物もたくさんいただきました。


宮10  宮11
ステージドリルの練習。僕のアイデアを取り入れてくれてありがとう! カラーガードもかっこよく。 


宮12
真剣にミーティング。きっといい定演になるよ!


宮13
「僕が田川先生ファンクラブ会長のNです!」と。 ありがとう! 光栄だよ。


このすばらしいバンドを率いる顧問の佐藤善郎先生です。
心から尊敬できる先生と出会えて幸せです。


宮14
これからもよろしくお願いします! いい音楽を探していきましょう!



1日半、先生と生徒さんたちの「定演練習」にご一緒させていただき、本当に嬉しかったです。

蒸し風呂のような武道場の中、フーフー言いながらも、始終笑顔を絶やさずに練習していた生徒さんたち...
「そんな演奏じゃ、お客様が帰っちゃうぞ。」と、コンクール練習以上に「お聴きくださる方々」に喜んでいただける演奏を作り上げようとしていらっしゃった先生...

純粋に「音楽」を愛し、前を向いて進むすばらしいバンドです。



定期演奏会の本番に伺えないのが、残念で仕方ありません。
仕事先で、君たちのことを応援しているからね。

「田川先生に定演のDVDを送るからね。先生をがっかりさせないような演奏にしていきましょう。」
佐藤先生のお言葉に、「ヤバい!」という顔をしていたみんな...

そんな「ありのまま」の君たちが大好きです。

君たちの心に、そしてお客様の心に残る最高の定期演奏会にしてください。



がんばれ!
東北学院榴ヶ岡(つつじがおか)高等学校吹奏楽部



宮15
立派な校門が迎えてくれる学校です。



定期演奏会のご案内です。お近くの方はぜひお出かけください。
クラシック、オリジナル、ポップス、ステージドリル、合唱...と、楽しいひとときを!


宮16


顧問の先生のご了承を得て、学校名および演奏会案内を記載させていただきました。



8/1にアップしました「熱意がつないだ出会い」をぜひお読みください。









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