田川伸一郎のブログ

熊本県天草市の小学校バンド

先週の金曜日から日曜日まで、熊本県天草市にお伺いさせていただきました。

天草の学校との出会いをさせていただいてから、もう9年ほどになるでしょうか。
今もお付き合いさせていただいている小学校が、八木澤教司先生の『はてしなき大空への讃歌』を演奏するために、私のレッスンをご依頼くださったことがご縁で初めて伺わせていただきました。
私がまだ新浜小学校に勤めていた頃のことでした。

その後も、ほぼ毎年、お招きいただき、今は小学校2校、中学校1校、高校1校とお付き合いさせていただいています。

熊本県と言えども、熊本空港から天草本島までは、路線バスだと3時間位、自家用車で高速道路を使っても、2時間以上かかります。

その移動時間を縮めてくれるのが、「天草エアライン」です。
何と20分位で移動できます。

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40人乗りのプロペラ機です。

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「機頭部」と「プロペラ部」に、それぞれ天草に生息する「イルカ」の絵を描いてあり、「親子イルカ号」という愛称で呼ばれています。
どこかに、「隠れくまもん」が描いてあるそうなのですが、発見できませんでした。無念...


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見かけはかわいいですが、勇壮な飛行をします。

天草空港着陸の直前、もう滑走路に着こうかというタイミングで、グワンと急上昇。また、空に向かいました。
お客さんは皆で、「え~っ!どうした?!」と騒然。
しばらくして、「こちら機長です。只今、着陸直前に、目の前にとんびが現れました。接触を避けるために、着陸中止しました。」と...
「イルカは、とんびに負けたか~」... 誰かの一言に、機内は、なごやかな笑いに包まれました。
ぐるりと回って、再着陸。
そのおかげで、市内上空めぐりが出来ました。

こうして着いた天草。
絶対暑い! と覚悟していた割にはとても涼しく、「あれれ?」でした。
先日お伺いした北海道旭川市の方がずっと暑かった~。 不思議です。


天草でお伺いさせていただいた4校の練習を、2つの記事に分けてご紹介します。

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天草で最も長くお付き合いさせていただいている小学校です。
こちらの小学校との出会いが、天草とのご縁のきっかけとなっています。
伝統あるこのバンドの流れの中で、今年度は、今までにない「試練」を迎えています。
長い間、指導や指揮が出来る音楽専門の先生がいたこの小学校でしたが、今年度の異動で転出された昨年度までの顧問の先生の代わりの音楽専門の先生が転入されず、「指揮者不在」のバンドになってしまったのです。
しかし、昨年度までサブでお手伝いされていた顧問の先生方や楽器経験者の保護者の皆さんが中心となってしっかりと指導を進め、コンクールでは、地域で活躍されていらっしゃるすでに退職された音楽専門の先生が指揮をしてくださることになりました。
熊本県では、指揮者についての「限定規定」がないそうで、学校長からの届けさえあれば、こういう危機の状況も脱することができます。
様々な事情を知って、少々心配しながらのお伺いとなりましたが、子どもたちはやる気満々。
こういう危機を子どもたちなりにしっかり受け止めているのか、むしろ例年以上に積極的に、前向き練習し、たくましい雰囲気でレッスンを受けていたように思えたほどです。
そんなやる気ある子どもたちの雰囲気に合わせ、また、「指導されることを待つ」のではなく「自分たちから成長できる」チームになれることを願って、発問式の進め方を中心にし、「自分たちでテンポ感や拍子感を共有して音楽を推進させる力」「自己評価力」「発言力」の向上を目指したレッスンをさせていただきました。
「先生の指揮に合わせて!」ではなく、「自分たちでアンサンブルしなさい!」が中心となったレッスンでした。
そのめあてに沿って、セッティングはトレーニング用の「対面式」に換えて練習しました。

みんなのやる気、顧問の先生方や保護者の方々のサポート、そして、すばらしい指揮者の先生のお力...
ピンチはチャンス!  みんなはもう大丈夫!  何も心配せず、勇気を持ってがんばれ!




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昨年度からお付き合いさせていただいている小学校バンドです。
こちらの顧問の先生が、私を初めて天草に招いてくださり、その後のご縁もつないでくださっています。
先生は、この学校に転任して2年目。
ともかく明るく元気な子どもたちと一緒に、毎日笑顔でハッスルしていらっしゃいます。
先生は、子どもたちひとりひとりの特性を見出し、それを伸ばすお力がすばらしい先生です。
どんなタイプの子どもでもしっかりと受け入れ、抱きしめ、育て上げる「教育愛」には、いつも感動しています。
子どもたちにも、そんな先生の愛の大きさと心の深さ、そして、「いい音楽」を作り上げる「執念」とも言える本気が伝わり、「すくすく」という言葉がぴったりなほど成長していきます。
音楽面だけでなく、「人間としての成長」にもしっかり目を凝らして子どもたちを見守り、認めたり、褒めたり、叱ったり...
しっかりとした「軸」を持って指導に当たられる先生を、保護者の方々も信頼し切っておられます。
今年のコンクール曲は、この子どもたちには少々手ごわいレベルの曲です。
先生は、「夏までに完成」とか「吹奏楽コンクールをピーク」とかという「コンクール主義」では選曲されず、一年間にわたって勉強し続けるのにふさわしい曲という観点で選曲されておられます。
夏の吹奏楽コンクールは「通過点」、秋には熊本県独自の合奏コンクールもあり、春には定期演奏会もあります。
そこまでかけて完成させ、子どもたちに多くの学びを得させたいというお考えなのです。
しかし、今の時点でも、「ここまでよくやりましたね!」というほど、よく練習してありました。
子どもたちは、ともかく練習が大好きで、練習がない日にも楽器を持ち帰ったり、大きい楽器の子は「持ち帰れないから悔しい!先生、ちょっとだけ練習させて!」「休み時間なら練習してもいいですか?」と、ハングリーです。
そんなやる気あふれる小学生たちから、計り知れないパワーをいただきました。
先生が選んでくださった「名曲」を、みんなのパワーで、とことん練習していってくださいね!



*下の記事では、中学校・高校の練習の様子をご紹介します。

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| | 2014-07-08(Tue)20:58 [編集]