田川伸一郎のブログ

旭川の小学校バンド

先週の金曜日から日曜日まで、北海道の旭川市にお伺いしてきました。
今年度3回目のお伺いとなります。


昨年度は、コンクール前は2回のお伺いでしたが、ありがたいことに受講希望の学校が増え、2回では回り切れないことから、今年度は3回のお招きをいただきました。

今回は、小学校3校、中学校5校の計8校からのお招きでした。

小学校のうち2校は初めての出会い、1校は3年目のお付き合いとなる学校でした。
中学校は、すべて5月または6月に引き続いてのお伺いでした。

金曜日の朝まで台風を心配していましたが、神様のおかげで影響なく無事についた旭川は、6月の時よりも涼しく、「北海道」という爽やかさいっぱいでした。

観光シーズンだけあって、飛行機もホテルも満員。
「富良野のラベンダー畑に行きたい~」と思いましたが、今回はスケジュールの関係で、学校をどんどん回らせていただくだけで時間いっぱいでした。
でも、その分、たくさんの子どもたちのキラキラした顔に出会えたから、大満足です!

この記事では今回お伺いさせていただいた小学校、次の記事では中学校の練習の様子をご紹介します。


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1年ぶりの再会でした。今年の4月に新しい顧問の先生に代わり、気持ちも新たに前進している皆さんです。
「先生が代わって、何か変わったことはありますか?」
「ありませ~ん!」
「ということは、いつものように?」
「明るいで~す。元気で~す。笑顔いっぱいで~す。やる気いっぱいで~す。...」
「そうだよね。それに、とってもたくましい。飲み込みが速い。パワフル。ノリがいい!君たちの良いところは、先生が代わっても同じなんだね!すばらしい!」
こんな会話から始まりました。そして、歓迎の合唱も生き生きと。思わず笑顔になりました。
昨年度は、このチームに似合わない静か~な曲を選んでおり、「うーむ、子どもたちが力を出し切れていないですね~。」とレッスン当日に準備室からとても良い曲を発見して初見練習しました。見学にいらしていた先生方もみんなで指導。
2時間半で何とか通ってしまいました。
子どもたちも気にいって、「この曲がいい!」と。コンクールまで一ヶ月を切った段階で曲目変更。それでも、バッチリ良い演奏に仕上げてしまったすごい子どもたちです。
今年度の曲は、この子どもたちにピッタリの曲です。転任して来られたばかりの先生が、この子どもたちの良さを生かそうと選んでくださった曲に、みんな感謝して練習していました。
先生は、合奏の前に「個人チェック」をしっかりされたそうで、6年生が6名しかいないとは思えないほど、しっかりした演奏が成り立っていました。
音の形をそろえること、フレーズを大きくとって歌うこと、打楽器のバランスを工夫すること、強弱記号を「大きい・小さい」ではなく、「広々と・ささやくように」など他の言葉に訳して理解することなど、表現の豊かさを目指して楽しい練習ができました。
カットも様々なパターンで試し、とても良い方法が見つかりました。
コンクールまでの課題もはっきりし、先生も子どもたちも、これからの練習にますますの意欲を燃やしながらレッスンを終えました。
皆の「やる気パワー」で、コンクールまでファイト!




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初めてお伺いした小学校です。
顧問の先生は、経験豊かな男性の先生と、サポートされている女性の先生です。
部員は、わずか14名。(1名欠席で13名でした。) 
小さなバンドは、全員がすぐ目に入るので、コミュニケーションが良くでき、私はむしろ楽しいくらいです。
このバンドでも、楽しくおしゃべりしながら、時を過ごさせていただきました。
6月に顧問の先生と初めてお会いした時、この14名でコンクールに出場すること、そして、やや編成の大きい曲を何とか調整しながら練習していることを話してくださいました。
頭の中で、バンドの編成や実態、そして、練習されている曲を思い浮かべてみましたが、どう考えても結びつかず、「無理」という言葉しか頭に浮かびませんでした。
そこで、私は、その編成や実態でも演奏できる曲をその場で提案し、音源を聴いていただきました。
先生は、とても気にいってくださり、「子どもたちにも聴かせてみよう」と...
旭川から深夜に帰宅した私は、寝る前に先生に音源ファイルをお送りしました。(便利な世の中になったものです。)
そして、曲目変更決定。 今回のレッスンまでに何とか通すことを目標に猛練習されたようでした。
「この曲、気にいった?」 「は~い!」
明るい子どもたちの表情を見て安心しました。
演奏は、まだ完全ではありませんでしたが、最後までたどり着いていました。 すごい!
このバンドの子どもたちは、よくしゃべります。
だから、私との会話もスムーズ。発問形式のレッスンもしっかり対応できて、部分部分の曲の成り立ち、パートごとの役割、バランスの取り方など、基礎的な合奏の作り方を、子どもたち自身からの工夫や意見によって学び取っていくことが出来ました。
3人で何とか回している打楽器は、一部、グロッケンとサスペンドシンバルとバスドラムを同時に演奏する「離れ業」を伝授。 器用にこなす男の子を、「君は不可能を可能にする男だ!」と大絶賛してあげました。
2時間半のレッスンはあっという間に終わり、子どもたちは、「え~、もう終わり~?もっと練習したいよ~。」と皆でブーイング。
そこには、たった10数名しかいないバンドの寂しさは全く感じさせない活力がみなぎっていました。
「今日のレッスンの感想をお話し出来るかな?」というと、全員がしっかり挙手。 全員にお話しさせてあげました。
皆の素直さと笑顔と「音楽大好きパワー」が、心に残る出会いでした。
またいつか会いたいです!




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こちらも初めてお招きいただいた小学校です。
人数も多く、伝統もあるバンドです。
過去にはかなり上位の大会にも進んだことがあり、私も学校名を知っていたほどです。
顧問の先生は、大学を出て間もない新規採用の女性の先生と、サポートされているおふたりの女性の先生です。
吹奏楽を経験して来られた主顧問の先生は、ご自分が青春をかけた吹奏楽を子どもたちと出来ることに大きな喜びを感じていらっしゃるようです。
先輩の先生も、「4月からここまでで、子どもたちとの信頼関係もしっかり築き、技術的な指導もとてもよく頑張っていて、以前よりも音がしっかり出るようになってきたんです。すばらしい先生ですよ。」と、大絶賛でした。
一度演奏を聴かせていただいて真っ先に感心したのは、最後列のトランペット、トロンボーンの子どもたちの姿勢、楽器の構え、視線がとてもしっかりしていたことです。
曲が進んでも、楽器が下がってきません。背中が曲がってきません。そして、どうしても先生との「心の距離」まで出来てしまいがちな最後列にもかかわらず、気持ちがしっかり先生に向かっていました。
たくさんほめてあげたのですが、子どもたちはきょとんとしていました。「あたりまえのことをやっているだけ」と思っていたのでしょうか。
「簡単なことをきちんと出来るようになると、それはいつか大きな力になる」...そんな言葉を子どもたちと唱和しました。
このバンドでも、できるだけ「指示」ではなく「発問」によって、子どもたち自身で気づいて演奏を工夫していく楽しさを味わわせたいと願いながらレッスンを進めてみました。
初めは慣れない感じでしたが、6年生を中心に、少しずつ発表するようになり、演奏を変えていくことも出来るようになりました。
主に曲の前半を取り上げて、「平らな演奏を立体的な演奏に変える方法」「強弱記号の正しい理解の仕方」「楽譜の裏にある願いをとらえて表現する方法」などをしっかり勉強しました。
こちらのバンドでも、「え~、もう終わりですか~...」と...。私も、「もっとやりたかったねぇ」と本当に思いました。
顧問の先生方は、「あんなに考えて、発表して、演奏を変えていける子どもたちだったんですねぇ。日頃はどうしても教師から指示するばかりで、黙って言うことを聞いているような練習が多くなってしまうので...。子どもたち、いつも以上にいい顔をしていました!」と、喜んでくださいました。
これからも、自ら考え、工夫しながら、ますます大きく育っていってくださいね!



*下の記事では、中学校バンドの練習の様子をご紹介します。

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| | 2014-07-15(Tue)20:12 [編集]