田川伸一郎のブログ

千葉県の高校バンド

旭川から帰った翌日の月曜日、県内の私立高校にお伺いしました。
初めてお招きいただいた学校です。


ご縁のスタートは、真間小学校で最後に卒業させた教え子のひとりからのメールでした。
「僕が通っている高校に指導に来てもらえないでしょうか」...という内容でした。

メールはうれしかったですが、こういうことを生徒とやり取りするのは相応しくないことですので、「ともかく、君の気持ちを顧問の先生に話してみなさい。他に講師の先生が入っているなら僕が伺うのは失礼にあたりますし、顧問の先生にもお考えがあると思いますから...。顧問の先生からのご依頼があれば、喜んで伺いますよ。」と伝えておきました。

後日、顧問の先生から直接のご依頼をいただきました。
私は、「教え子が勝手なことを申して、ご迷惑をおかけしているのでは...」とお伝えしましたが、先生は私の事を知っていてくださり、私の教え子が縁を取り持ってくれたことを、むしろ喜んでくださっていました。

他の外部講師も入っていないとのことで、私の心配もなくなりました。

ご依頼してくださった時点では、コンクールまでの空きはなく、具体的な日取りは決められなかったのですが、たまたま14日に予約されていた神奈川の高校が野球応援と重なってしまったため、ご連絡差し上げて伺わせていただくことにしました。

こんな形で、新しいバンドと出会えることもあるのです。
以前には、教え子でもない生徒さんが、私のブログを読んでくれていて、顧問の先生に提案してご縁をいただいた高校もありました。


初めてお会いした顧問の先生は、優しい中にも、どこか信念の強さを感じさせるような女性の先生でした。
そして、合わせて4名の先生方が付属の中学校と共に、陰になり日向になりご指導に当たられているそうです。
生徒の皆さんは、とても穏やかな雰囲気で、音楽が本当に好きという感じの皆さんでした。

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このバンドは、新年度のはじめ頃に3年生は全員が受験勉強のために部活を引退し、そこからは、1、2年生だけの活動となります。
もちろん、コンクールも1、2年生だけでB部門(30名以内)に参加です。

そんなこの部の部長を務めるのが真間小学校の教え子で、なんと、この他にも3人の真間小卒業生がいます。
彼らの高校生活を輝かせてくださっている顧問の先生に感謝です。

少しお話ししてから、コンクール曲を聴かせていただきました。

指揮台に立つ先生のお姿は凛としていてオーラがあり、そんな先生の指揮を見つめる生徒さんたちの眼は、しっかりと先生に向かい、深い「信頼の絆」が見えました。
そして、生徒さんたちが出す音のひとつひとつに「魂」のようなものが感じられ、このチームの日々の活動が目に浮かぶようで、とてもとても感動しました。

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このバンドは、日頃から生徒主体で、確実な練習をしているようで、「ゆっくりの部分」からは、メトロノームの音が聴こえてくるようでした。
それ位きっちりと...違う言い方をすれば、「拍節的」な演奏になっていました。

まずそれを改善するレッスンを中心に始めました。

手を使ったり、歌ったりして、「フレーズの中に拍が見えない演奏(拍節的でない演奏)」を体験させる活動にも、何の抵抗もなく参加していました。

様々なアドバイスを真剣な眼で集中して聞き、どんどん楽譜に書き込む「学ぶ気旺盛」な生徒さんです。
そして、それを理解し、音に表現する力にもすばらしいものがありました。

こんな素直な部の体質、積極的にアドバイスを受け入れる雰囲気、高い理解力や表現力は、日々の顧問の先生方のご指導と生徒さんたちの努力の蓄積による「財産」です。

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「フレーズ内のスピード感の変化や重心の置き所」「何度も出てくる同じ旋律の着せ替え方」「部分ごとに必要な音色の変化」「より意味のあるハーモニーを響かせるためのバランスの設定」...

この理解力と表現力ある生徒さんたちに合わせて、かなりレベルの高い内容のレッスンを進めましたが、皆、うなずきながら、むしろ楽しんで参加しているようにすら見えました。

そして、時間と共に、音楽は動き、揺れ、温度は上がり、「一体感」と「歌」に溢れた音楽で一杯になりました。

横からご覧になっていた先生も、喜びと感動でいっぱいのご様子でした。
終礼での生徒さんたちの言葉にも、「音楽」をした感動と、これからやるべきことがわかった喜びや意欲が語られていました。

でも、一番感動していたのは、私だったと思います。
すばらしい学びの姿、すばらしい表情、すばらしい演奏、そして、初めてお会いしたにもかかわらず、私という人間を自然に受け入れてくれた皆の寛さ。
そこに、4人もの教え子たちがいるという奇跡。

心がキラキラした時間でした。

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コンクールに向けて、まだまだぐんぐん上手になる可能性を秘めたチームです。

またぜひお伺いしたいです!

お招きいただき、本当にありがとうございました。



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真間小学校の4名の教え子たちです。再会できて感激!
すばらしい先生とすばらしい仲間たちに感謝して、最高の高校生活を送ってくださいね。



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| | 2014-07-16(Wed)19:37 [編集]