田川伸一郎のブログ

楽譜に書き込むということ

暑い日々が続いていますが、みなさま、お元気にお過ごしでしょうか?
私は、まだまだ休みにならず、毎日、関東エリアを飛び回っております。


児童生徒の皆さんが、楽譜に書き込みをすることは、とても大切なことだと思います。

・合奏中に注意されたこと
・パート練習で注意されたこと
・自分で気をつけようと思ったこと
・間違いやすい箇所のチェック
・打楽器の手順
・楽譜に書いてある記号の読み方や意味
・フレーズのまとまりや重心の明記
・練習をしながらイメージしたこと
・自分と同じ動きをしているパート名
・一般論的な楽典で、特にその曲で学んだこと
・発想記号、強弱記号、アーティキュレーションの強調
・仲間からの「応援メッセージ」など...(これは、自分でお守りにする)
・・・・


合奏中、先生からご指導があった時に、「ハイッ!」と返事すると同時に鉛筆を持ち、簡単にチェックし、すぐ鉛筆を置く。

いつまでも書いているのは、練習時間が無駄になります。
自分で分かる程度にチェックしておき、後で、言葉にして書き込むのです。

自分で考えたことは、合奏以外の時に自由に書けます。

音楽は「生き物」です。
顧問の先生の音楽への解釈もどんどん変わっていって当たり前です。
あるいは、複数の先生や講師の先生にも習う場合は、考え方が違っても当然です。

様々な種類の考え方が出来るのが音楽の楽しさです。

最後に決めるのは、「指揮者の先生」です。
他の先生や外部講師が決めることではありません。

そう考えると、楽譜にはたくさんの考え方が書き込まれ、ぐちゃぐちゃになってしまいます。
自分の考えやイメージなどを書き込んでいくと、ますますすごい楽譜になっていきます。

最新の情報だけをきちんと確認して書きたいと思うこともあるかもしれません。
そのような時には、もう一度、新しい楽譜をもらえばよいのです。

昔、全国大会に出場していたある中学校では、県大会が終わると新しい楽譜をもう一度もらい、支部大会が終わると、また新しい楽譜をもらっていました。
つまり、同じ楽譜を3回もらっていました。

そして、どの楽譜も書き込みでびっしり。


書き込みでいっぱいの楽譜は、まさに、「学びの宝庫」、そして、時が経てば、「思い出の宝庫」となります。

個人ファイルに楽譜を入れて管理しているバンドでは、練習の時には、楽譜をファイルから出して、飛ばないように工夫するとか、コンクール曲だけは厚紙に貼って、ステージにも持って行きやすいようにするとか、きちんと準備してもらいたいものです。

楽譜をファイルに入れたまま、合奏に参加していると、「書く」ということが、おろそかになったり、そのたびにファイルから出したりと、無駄な時間と手間になります。

鉛筆は、すぐ取れる場所に置き、あるいは譜面台にぶら下げ、決して書く時に探す必要がないようにするべきです。


コンクールに向けてがんばった演奏曲の楽譜が、書き込みでいっぱいの「学びの宝庫」「思い出の宝庫」となりますように。


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ある中学校で見かけた楽譜です。

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私が大学の卒業演奏会で歌わせていただいた組曲『沙羅』(清水重道・作詞/信時潔・作曲)のあるページです。
書き込みを見ると、その時の先生のご指導の様子、自分の気持ちや出来事、イメージしたことなどが、鮮明に浮かんでくるから不思議です。


皆さんの楽譜は、まさか、「真っ白けっけ」ではないですよね。


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| | 2014-07-31(Thu)12:38 [編集]