田川伸一郎のブログ

東関東吹奏楽コンクール・小学校部門

日曜日は、小学校部門でした。

この部門には、30校が出場しました。
小学校としては、とてもレベルが高い大会です。
この中から、東日本大会へ2校しか進めないなんて...

出場校の三分の一近くが、私がお手伝いさせていただいている小学校でしたが、どのバンドも、とても良い活動をされていらっしゃいます。
小学生として無理のない活動時間、内容...そして、心を育てる指導です。
その上で、なおかつ東関東大会まで進めるのですから、こんなにすばらしいことはありません。
顧問の先生の指導力と子どもたちの努力や集中力、そして、学校の先生方、保護者の皆さんの協力の賜物だと思います。

特に、小学校では、保護者の方々の理解や協力がないと活動が成立しないと言っても過言でないほど、大きな支えとなります。
良い小学校バンドは、保護者の方々のサポートが特にすばらしいです。

必要な時にはものすごい稼働力があり、しかし、先生の方針や指導には口を挟まず、先生も「ボランティア」で指導してくださってるんだからということを理解できる。
子どもに出来ることは子どもにやらせ、過保護過ぎる手伝いをしない。
先生に、いつも「感謝」の言葉を忘れない...
そして、どんなに耳が肥えて来ても、「評論家」にはならず、「親バカ」に徹して、仮に演奏や結果が良くなかった時でも、「そう?とっても上手だったよ。よく頑張ったね!」と、子どもを褒め、パワーを与えられる。

今どき、こんな理想的な保護者はいるはずはない...と、思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
私が関わらせていただいている学校にも、たくさんいらっしゃいます。
また、そのような保護者でありたいと、保護者会で声を掛け合っている学校もあります。

話がそれてしまいました。

昨日の東関東大会でも、保護者の方々のパワーや愛情を感じずにはいられませんでした。
私からも、「ありがとうございました」と、心を込めてお伝えしたいです。


今回の演奏では、特に上位校の演奏の向上のすごさに目を見張りました。

特に、茨城県の学校の演奏が、8月の県大会からまた大きく躍進していて、驚きました。

私の個人的な感想ですが...

水戸市立笠原小学校、ひたちなか市立前渡小学校の大きな伸びには敬服しました。

笠原小学校は、今年度から指揮者の先生が代わりましたが、木管がご専門という先生なのに、音づくりは「ブラスバンドらしい確固たる音」でした。曲の細部にも神経が行き渡り、子どもたちが自分のものにして演奏してきている様に感動し、休団中の「東京ブラスコンコード」の練習に行きたい!と思ってしまいました。
それにしも、浅野先生の時代から、顧問の先生がこれだけ交代しても、高いレベルを維持できる笠原小学校金管バンドは、本当にすごいです。きっと色々なことがうまく回っているのでしょう。今年度からの先生にも期待したいと思います。

前渡小学校は、前回は、クラリネットの男の子のソロばかりに心奪われてしまいましたが、今回は、トゥッティの響きやハーモニー、全体の曲の流れもすばらしく良くなっており、演奏全体に感動することが出来ました。記憶違いでなければ、県大会とセッティングも変更し、このホールの特徴をつかんで、たった24名とは思えないほど豪華なサウンドを響かせていました。先生方の研究心と小編成でも絶対にあきらめない先生と子どもたちの「芯の強さ」を感じました。これだけの演奏を作り上げる練習を一度見学させていただきたい位です。


千葉県の小学校も大健闘しました。

船橋市立高根東小学校は、今年度の新譜「北天の陽」(阿部勇一作曲)を、大人のような歌い回しで演奏しました。私もお手伝いさせていただいているバンドのひとつですが、今年は、木管楽器に6年生が2名しかおらず、フルートもクラリネットも、3~5年生だけで健闘しています。打楽器も6年生は1名だけであの難しい打楽器パートを見事にこなしました。冒頭からソロを受け持っているティンパニーの女の子は何と4年生です。このバンドは、先生と子どもたちの努力に加え、すぐ近くにある船橋東高校吹奏楽部(先日、東関東大会高校A部門で金賞を受賞)と交流し、この曲も高校生のお兄さんお姉さんと一緒に練習させてもらったり、高校の顧問の川口智子先生にもアドバイスをいただいたりと、地域の「開かれた学校」の取り組みの中で育っていることがすばらしいです。

柏市立柏第二小学校は、「アチャラナータの祭典」(八木澤教司作曲)を、原曲(作曲者自身が管弦楽作品として書いた作品です)を彷彿とさせるような分厚いサウンドで演奏されました。木管を中心とした「八木澤コラール」は、音圧の高い、各声部の旋律が生きた感動的なものでした。小学生でここまでの表現が出来ることに敬服です。ソプラノサックスやフルートのソロ、和太鼓が活躍しての打楽器の活躍も特筆すべきものでした。また、チューバも、まるでコントラバスのような響きまで出して低音の存在感を出していました。このバンドも私がお手伝いさせていただいていますが、練習時間がとても短く、コンクール直前でも延長は一切せず、5時には他の部活の児童と一緒に校庭に集合して、先生方に見送られて一斉下校です。校長先生はじめ、先生方の協力体制もすばらしく、運動部を指導されている若い先生方も、みんな吹奏楽部のファンで、コンクールの日には全力でサポートされています。こんな「スクールバンド」としてのあり方に、大きな価値を感じています。

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心に響く演奏を聴かせてくれた柏市立柏第二小学校の皆さん、感動をありがとう!


小学校の部では、次の2校が「東日本学校吹奏大会」へ推薦されました。

・茨城県代表 水戸市立笠原小学校
・茨城県代表 常総市立水海道小学校

茨城県の金管バンドが2つそろって代表に選ばれました。
おめでとうございました! 東日本大会でも、すばらしいブラスの響きを奏でてください。



審査結果の詳細は、下記、東関東吹奏楽連盟のHPをご覧ください。
http://www.hksuiren.gr.jp/suicon/2014-result-kbs_ibaraki.html#result-0914



同日に、西関東吹奏楽コンクール・小学校の部も開催されていました。

こちらは、エントリーが埼玉県3校、群馬県1校、新潟県1校の計5校のみでした。(山梨県は常連の竜王北小学校が「東日本大会・三出休み」のため不参加。他のエントリーがないため、欠場でした。)

東日本大会が西関東支部(群馬県前橋市)で開催のため、開催支部枠が追加されて、西関東代表は3校となり、埼玉県の県代表3校がそのまま西関東支部代表として、東日本大会に推薦されました。

西関東は、5校中3校が東日本大会へ。 東関東は、30校中2校だけ...この違いを「納得」するのは大変です。
東関東の小学校のレベルなら、5校位は東日本に十分通用する力を持っていると思うのですが...
「平等の原理」?だから仕方ないのですね。

うむむ...



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茨城県民文化センターのそばにある「千波湖」の美しい風景です。

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以前、子どもたちとお弁当を食べた芝生です。懐かしいなぁ...

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             人馴れしているのか、近づいても逃げませんでした。
             のどかだなぁ...



すばらしい演奏を聴かせてくださった高校生、小学生の皆さん、そして、温かい配慮いっぱいに運営をしてくださった東関東吹奏楽連盟、茨城県吹奏楽連盟の皆様、本当にありがとうございました。

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| | 2014-09-16(Tue)19:32 [編集]