田川伸一郎のブログ

我が街、我孫子市の小学校バンド

今日は、私の住む我孫子市の小学校へお伺いして来ました。

顧問の先生は、今年度、着任したばかりです。
新年度のスタートには、部員も20数名だった部活ですが、4年生が多数入部してくれて、約60名ほどの大きなバンドになりました。

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練習時間や取り組む姿勢、練習の仕方...様々なことを先生は変えて行ったにもかかわらず、子どもたちも保護者も、それをしっかり理解し、先生について行こうと動き出しました。

昨年度まで、ほとんどおこなっていなかった放課後練習...はじめのうちは、塾や習い事でなかなかまとまったことが出来なかったようですが、次第に塾や習い事の時間や曜日を変更したり、ぎりぎりの時間まで練習に参加したり、私のレッスンの日などには、習い事を休んで全員がそろったりと、子どもたちが練習に参加することを優先するようになって来ました。

保護者の方々の深い理解と積極的な協力がなければ、到底出来ないことです。
「本当の意味の協力」ができる賢い保護者の方々なのだと思います。


コンクールに向けてのレッスンの時にも、子どもたちがどんどん変わっていくことに驚きましたが、今日は、2ヶ月ぶりの再会...こんなにも、練習に取り組む「眼」や「音」が変わるのかと驚くほどの変容に唖然としました。

前回は、まだ4年生は見学していましたが、今日は、合奏に参加していました。
しかも、「ヨチヨチ歩き」のような吹き方ではなく、先輩たちを追い越すような勢いで演奏していました。

特に、低音パートの充実は見事!
他のパートからチューバに移った子がいたり、「コントラバスパート」が誕生したり...
しかも、この低音パートに6年生は1名しかいません。(部全体でも6年生は10名いないのです。)
それで、このサウンド!  すばらしい!

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「音」だけではありません。
子どもたちの「動き」もすばらしかったです。

私が体育館に入って行った時、顧問の先生は席を外していらっしゃいました。
子どもたちも三々五々集まって来ているところでした。

子どもたちは、もちろんそれぞれにあいさつをして迎えてくれましたが、部長君がサッと近づいて、「田川先生、今日はよろしくお願いします」と。
そして、すぐに私用の椅子を運んで出してくれると、各自が〇を付ける「出欠表」を覗き込んでいました。

しばらくすると、「田川先生、全員であいさつしたいと思います。」と。
「まだいいよ、顧問の先生がいらしてからでもいいから。それにまだ来てない人もいるんじゃない?」
「いえ、今、全員来たことを確認しました。練習の前にとりあえず、あいさつさせてください。」
「ありがとう」

「音を出すのをやめてください! 全員一度席に着いてください!」
皆、ザザザと席に戻り、体育館はシーンとなりました。
「田川先生、今日はよろしくお願いします!」「よろしくお願いします!」
「よろしくお願いします。頑張ろうね!」
「ハイッ!」
「じゃあ、もう少しの間、音出しをしていてください。」
・・・・しばらくして
「音を出すのをやめてください。デイリートレーニングをします。イチニサンシ!」
メトロノームに合わせて、基礎合奏が始まりました。

その頃、顧問の先生がいらっしゃいました。
「すみません、学級でちょっと...」 顧問の先生は、学級担任をされながら、このバンドの主顧問をされています。

私がちょっと早めに着いて、そこに顧問の先生がいらっしゃらなくても、準備や練習はもちろん、私に対する対応をきちんと出来る部長君、そして、きちんと部長の指示にしっかり従って行動できる部員の皆。
しかも、6年生が少なく、手がかかるはずの4年生が一番多いチームなのに...

私は、感動してしまいました。

先生がいない時に何が出来るか...私が教員時代に、子どもたちによく求めていたことです。
それが本当の「力」だからです。
小学校では大変なことです。

このバンドがしっかりとした「チーム」に育っていることを実感しました。

練習は、10月におこなわれる市内音楽会に向けておこなわれていました。
コンクール曲とは別の新しい曲を練習し始めて約1ヶ月の段階でした。

4年生も含めて初めて取り組む「大きな曲」です。
今日は、ともかく楽しく、しかも「ポイント」を押さえて指導して行きました。

リズムの特徴を生かした「音型」で演奏すること、長い音符は最後までしっかりと息を入れ続けること...など、ごく基本的で単純なことでした。
でも、今、一番大切なことです。

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そして、このバンドでは、「小アンサンブル」での練習も大切にしています。

合奏で練習している曲を、小さなグループでも演奏して、ひとりひとりのレベルを上げているのです。
とても効果的で、良い練習です。

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そして、主顧問の先生をしっかり支える他の顧問の先生方もいらっしゃいます。

合奏中も、ちょっと個人練習が必要な子どもがいると、他の先生方が「取り出し指導」してくださるそうです。
何と恵まれたチームなのでしょう。
今日も、合奏を見学されながら、ノートにメモしたり、写真を撮ったりしていらっしゃいました。

部長君の担任の先生も、副顧問として関わっていらっしゃいます。
きっと教室でも、「ああいう時は、こうするといいんじゃないかな」とアドバイスしてくださっているに違いありません。
「顧問に加えていただき、クラスの顔とバンドでの顔の両方を見ることが出来るので、子どもたちを褒める機会や一緒に頑張れる機会が増えてありがたいです」と...
何とすばらしい担任の先生なのでしょう。
担任の先生がこんな風に関わってくださると、子どもたちはますます大きく育つのです。


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新しい先生になってまだ半年...
「素直な心」があれば、こんなに大きく変わることができるんだな。
先生方も、子どもたちも、そして、保護者の方々も、みんなみんなすばらしい!



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練習の最後は、みんなきちんと整列して、「さようなら!」

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子どもらしい笑顔がいっぱい!                    

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               この部をしっかりまとめ、礼儀もよく知っているすばらしい部長さんです。
               これからもがんばれ!



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| | 2014-09-26(Fri)20:28 [編集]