田川伸一郎のブログ

藤城誠治 卒寿記念展

影絵画家の藤城清治さんが卒寿(90歳)をお迎えになった記念の展覧会がおこなわれています。

場所は、銀座4丁に目ある「教文堂」という本屋さんの建物の9階です。

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藤城清治さんの略歴です。

1924年 東京に生まれる。幼少時より、画才を認められる。
1936年 慶應普通部入学。仙波均平に水彩画、エッチング、油絵の指導を受ける。この頃、先輩の縁で、猪熊弦一郎のアトリエに出入りし、モダニズム絵画に影響を受ける。また、慶應の児童文化研究会にて人形劇と出会う。
1944年 海軍予備学生となり、翌年に20歳で少尉任官、九十九里浜沿岸防備に就くも、赴任地で指人形を使い、少年兵らと共に慰問演芸会を行う。慶應復学後(大学2年)講師の小澤愛圀(よしくに)により、人形劇・影絵を知る。
1947年 慶應義塾大学経済学部卒業。人形劇と影絵の劇場「ジュヌ・パントル」を結成(「ジュヌ・パントル」は後年、「木馬座」と名称変更)。
1948年 花森安治の雑誌「暮しの手帖」にて、影絵連載開始。
1950年 初の影絵絵本『ぶどう酒びんのふしぎな旅』出版(暮しの手帖社)。
1951年 芥川也寸志音楽による人形音楽劇『雪の女王』制作(銀座交詢社ホールにて生演奏による上演)。
テアトル東京を辞職、フリーとなる。
1956年 影絵劇『銀河鉄道の夜」にて、1956年度国際演劇参加読売児童演劇祭奨励賞、日本ユネスコ協会連盟賞受賞。
1958年 「中央公論」連載の『西遊記』(邱永漢作)の挿絵を担当(1962年まで)。
1962年 木馬座といっしょに「みんなのうた」で、雪とこどものアニメーションを作った。
1966年 『木馬座アワー』のキャラクターとして、「ケロヨン」を創作。日本テレビ『木馬座アワー』を自主提供。
12月、日本武道館にて、第1回ケロヨンショーを開催。
1981年 影絵画集『イエス』出版(日本基督教団出版局、制作期間3年)。
1989年 春、紫綬褒章受章。「鐘崎笹かまメルヘン館大壁画」制作(仙台市)。
1992年 「藤城清治影絵美術館」開設(山梨県昇仙峡)。
1998年 「コロボックル影絵美術館」開設(北海道遠軽町生田原、木のおもちゃワールド館ちゃちゃワールド内)。
1999年 日本児童文芸家協会より児童文化特別功労賞受賞。
2013年 栃木県那須町に「藤城清治美術館」が開館


そして、今年、90歳を迎えられましたが、ますます精力的に制作活動をされていらっしゃいます。

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私たちの世代には、知らない人はいない「ケロヨン」...
その生みの親が藤城さんです。

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美しさとユーモアにあふれた影絵です。
「ケロヨン」は、着ぐるみ劇でも演じられていました。


そして、「小人」が登場する影絵も馴染み深いものです。

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こびとのドレミ音楽隊

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               夕日の樹

日本風の作品、あるいは、物語の影絵も多数あります。

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「風の又三郎」から

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               猫ずもう


キリスト教の牧師さんともご縁が深く、聖書を題材にした作品もあります。

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海をわたるモーゼ


震災被災地や原爆被爆地にも足を運び、自ら目にした光景を独特の手法で描かれました。

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気仙沼~陸に上がった共徳丸

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               陸前高田の奇跡の一本松

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原爆ドーム

ここにも、「小人」が登場し、美しい鳥も描かれています。
それらは、未来への希望、勇気の象徴として描かれているのです。

「震災の現実を描くことによって、多くの人々が災害を乗り越え、未来への希望を感じる絵を描いていくことが、ぼくの使命だと思っている」・・・藤城さんの言葉


愛と希望に満ちた藤城清治さんの作品をゆっくりと鑑賞し、心癒されるひとときを過ごさせていただきました。

東京での展覧会は、15日までです。
お時間のある方は、ぜひお訪ねください。

上記掲載の作品は、私が撮影した写真画像です。
この展覧会は、珍しく撮影が許可されていました。藤城さんご本人のご意向だそうです。



明日、明後日は、群馬県前橋市で『東日本学校吹奏楽大会』が開催されます。
私は、日曜日の小学校部門、高等学校部門を聴きに行きます。

出場校のみなさんが、練習の成果を存分に発揮して演奏し、良い思い出のステージとなりますように。




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| | 2014-10-12(Sun)18:18 [編集]