
金曜日から今日まで、北海道の北見市にお伺いして来ました。
「オホーツク管内小学校管楽器指導者講習会」の講師としてのお招きでした。
この講習会は、3年目の開催となります。
初回から続けてお招きいただき、光栄に思います。
この地区の小学校は、吹奏楽よりもブラスバンドが盛んで、レベルがとても高いです。
今年度、「東日本学校吹奏楽大会」で金賞を受賞した遠軽南小学校。
そして、北海道代表として、「全日本小学校バンドフェスティバル」に出場することが決まっている網走小学校、中湧別小学校、紋別小学校・・・北海道代表枠の3校を全てこの地区が獲得しました。
毎年6月には、岡本篤彦先生をお招きして、児童対象の「岡本メソード講習会」を開催しています。
どの学校も「岡本メソード」で基礎練習をしているので、ブラスバンドのサウンドは天下一品です。
今回の講習会は、「豊かな音楽表現をめざして」というテーマで、合奏指導について勉強しました。
実態の異なる小学校のモデルバンドを使って、1校1時間30分の公開レッスンを、1日で3本。
それに加えて、先生方だけの協議会を1時間。
この時期、学芸会を開催する小学校が多いそうで、講習会当日が学芸会と重なっていたり、翌日が学芸会だったり...
また、翌週には、この地区の「小学校スクールバンドフェスティバル」も開催され...
先生方もご多忙を極める中での講習会の開催に、頭が下がります。
今回のモデルバンドは、夏の学校レッスンではお伺いしていないバンドばかりです。
つまり、初対面のバンドです。
先生方の前という「緊張状態」の子どもたちを相手に、その子どもたちのためにも、先生方のためにも、「良い1日だった」と思っていただける講習をめざして、私も誠心誠意務めさせていただきました。
この講習会は、毎回、「参加型」の形式で進めさせていただいています。
先生方が、発言したり、指導方法を提案したり、実際に指揮をしていただいたり、子どもたちと一緒に動いていただいたり...
このスタイルもすっかり定着し、今回は、参加された先生方全員が、何かしらの発言や活動をしてくださいました。
そして、バンドによって、先生方皆で意見を出して指導する場面もあれば、私がひとりでレッスンし、その様子を見ていただくという場面もありました。
どんなスタイルで進めていても、先生方は、「超積極的」です。
勉強心、向上心に満ち溢れた先生方なのです。
そんな先生方と共に勉強させていただいた私は、幸せ過ぎでした。
モデルバンドとして参加してくれた小学校3校のレッスンの様子と、先生方の勉強の様子を写真でお伝えします。



北見市立北光小学校スクールバンド (指揮 長谷川 真先生)
演奏曲 The Song of departure ~旅立ちの歌~ (岩村 雄太 作曲)
発言はちょっと少ないけれど、そのかわり、ひとりひとりが、感じ理解して演奏することが出来るバンドでした。
また、自分たちの演奏を自己評価する力が高く、子どもたちが自分で課題を見つけることが出来ました。
子どもたちから出た課題の解決方法を先生方で考え、提案し、実践してみるという勉強スタイルで進めることが出来ました。
「フレーズの味を生かして表情豊かに演奏するためには」「バランスの良い、立体的な演奏をするためには」「聴く人がワクワクする演奏にするためには」といった内容の勉強が中心になりました。


訓子府町立訓子府小学校スクールバンド (指揮 水見 晴海 先生)
演奏曲 ゲールフォース (P.グレイアム 作曲)
このバンドの子どもたちの集中力、真剣さ、たくましさには、先生方も背筋をしゃんと伸ばしてしまうほどでした。
日頃の練習や活動を通して、「志の高い人間」になることを先生は願っていらっしゃいます。
それが、様々な場面で感じられる子どもたちでした。
このバンドのレッスンでは、私が、本気になって指導し、「ゲールフォース」の表現をぐんと高め、「らしく演奏する」ための指導法をご覧いただきました。
反応のすばらしさもあり、みるみる変容した「ゲールフォース」らしい演奏に、先生方は絶句でした。



北見市立中央小学校ブラスバンド部 (指揮 竹内 千尋 先生)
演奏曲 かみごと~幼い日に見た祭の情景 (足立 正 作曲)
指揮者の先生は、まだ新卒2年目の若い女性の先生です。
先生の明るさをそのまま映したような明るく活気のある子どもたちでした。
公開レッスンなのに、時に、皆で笑い転げてしまう自然さも...
「かみごと」は、今年、全国の小学校バンドで大ヒットしている曲です。
この曲の様々な「しかけ」を生かして、曲全体の表現を多彩にする勉強をしました。
フレーズの味や重心の置き方を、身体表現を使ってとらえさせる指導法を取り入れ、ご覧いただきました。
先生方は、自ら積極的に勉強に参加され、発言されていらっしゃいました。





こんな先生方の「自ら学ぶ姿」が、子どもたちの心に「学び続ける意欲」を育てていくのです。
公開指導の後は、別室に移動して、先生方だけの協議会でした。
・指導法について
・選曲について
・音源や楽譜などの入手の仕方について
・指揮について
・「人間教育」としてのバンド指導のあり方について
・金属アレルギーの児童への具体的な対応の仕方について
・・・・・
たくさんの意見交換がなされ、しかも、前向きで建設的。
私も、先生方のお話に、「なるほど~」とうなずくばかりでした。

先生方の志の高さ、そして、子どもたちへの「無償の愛」を感じました。
こんなすばらしい先生方の元で育つ子どもたちは、幸せです。

1日の研修、本当にお疲れ様でした。 先生方と一緒させていただき、私もとっても幸せでした。

オホーツク管内小学校管楽器教育研究会 副会長の外川範幸先生です。
この講習会を発起し、私を講師としてお招きくださった先生です。
もう来年度のご予約もいただきました。 ありがたや...
そして、この研修会は、夜まで続きました。
中には、この「夜の部」に参加するために、わざわざお泊まりになった先生も...

「先生仲良し、子どもが育つ」...ほんとに仲良しの素敵な先生方です。
これからも、みんなで子どもたちを育てて参りましょう!
お招きいただき、ありがとうございました。
「オホーツク管内小学校管楽器指導者講習会」の講師としてのお招きでした。
この講習会は、3年目の開催となります。
初回から続けてお招きいただき、光栄に思います。
この地区の小学校は、吹奏楽よりもブラスバンドが盛んで、レベルがとても高いです。
今年度、「東日本学校吹奏楽大会」で金賞を受賞した遠軽南小学校。
そして、北海道代表として、「全日本小学校バンドフェスティバル」に出場することが決まっている網走小学校、中湧別小学校、紋別小学校・・・北海道代表枠の3校を全てこの地区が獲得しました。
毎年6月には、岡本篤彦先生をお招きして、児童対象の「岡本メソード講習会」を開催しています。
どの学校も「岡本メソード」で基礎練習をしているので、ブラスバンドのサウンドは天下一品です。
今回の講習会は、「豊かな音楽表現をめざして」というテーマで、合奏指導について勉強しました。
実態の異なる小学校のモデルバンドを使って、1校1時間30分の公開レッスンを、1日で3本。
それに加えて、先生方だけの協議会を1時間。
この時期、学芸会を開催する小学校が多いそうで、講習会当日が学芸会と重なっていたり、翌日が学芸会だったり...
また、翌週には、この地区の「小学校スクールバンドフェスティバル」も開催され...
先生方もご多忙を極める中での講習会の開催に、頭が下がります。
今回のモデルバンドは、夏の学校レッスンではお伺いしていないバンドばかりです。
つまり、初対面のバンドです。
先生方の前という「緊張状態」の子どもたちを相手に、その子どもたちのためにも、先生方のためにも、「良い1日だった」と思っていただける講習をめざして、私も誠心誠意務めさせていただきました。
この講習会は、毎回、「参加型」の形式で進めさせていただいています。
先生方が、発言したり、指導方法を提案したり、実際に指揮をしていただいたり、子どもたちと一緒に動いていただいたり...
このスタイルもすっかり定着し、今回は、参加された先生方全員が、何かしらの発言や活動をしてくださいました。
そして、バンドによって、先生方皆で意見を出して指導する場面もあれば、私がひとりでレッスンし、その様子を見ていただくという場面もありました。
どんなスタイルで進めていても、先生方は、「超積極的」です。
勉強心、向上心に満ち溢れた先生方なのです。
そんな先生方と共に勉強させていただいた私は、幸せ過ぎでした。
モデルバンドとして参加してくれた小学校3校のレッスンの様子と、先生方の勉強の様子を写真でお伝えします。





北見市立北光小学校スクールバンド (指揮 長谷川 真先生)
演奏曲 The Song of departure ~旅立ちの歌~ (岩村 雄太 作曲)
発言はちょっと少ないけれど、そのかわり、ひとりひとりが、感じ理解して演奏することが出来るバンドでした。
また、自分たちの演奏を自己評価する力が高く、子どもたちが自分で課題を見つけることが出来ました。
子どもたちから出た課題の解決方法を先生方で考え、提案し、実践してみるという勉強スタイルで進めることが出来ました。
「フレーズの味を生かして表情豊かに演奏するためには」「バランスの良い、立体的な演奏をするためには」「聴く人がワクワクする演奏にするためには」といった内容の勉強が中心になりました。





訓子府町立訓子府小学校スクールバンド (指揮 水見 晴海 先生)
演奏曲 ゲールフォース (P.グレイアム 作曲)
このバンドの子どもたちの集中力、真剣さ、たくましさには、先生方も背筋をしゃんと伸ばしてしまうほどでした。
日頃の練習や活動を通して、「志の高い人間」になることを先生は願っていらっしゃいます。
それが、様々な場面で感じられる子どもたちでした。
このバンドのレッスンでは、私が、本気になって指導し、「ゲールフォース」の表現をぐんと高め、「らしく演奏する」ための指導法をご覧いただきました。
反応のすばらしさもあり、みるみる変容した「ゲールフォース」らしい演奏に、先生方は絶句でした。





北見市立中央小学校ブラスバンド部 (指揮 竹内 千尋 先生)
演奏曲 かみごと~幼い日に見た祭の情景 (足立 正 作曲)
指揮者の先生は、まだ新卒2年目の若い女性の先生です。
先生の明るさをそのまま映したような明るく活気のある子どもたちでした。
公開レッスンなのに、時に、皆で笑い転げてしまう自然さも...
「かみごと」は、今年、全国の小学校バンドで大ヒットしている曲です。
この曲の様々な「しかけ」を生かして、曲全体の表現を多彩にする勉強をしました。
フレーズの味や重心の置き方を、身体表現を使ってとらえさせる指導法を取り入れ、ご覧いただきました。
先生方は、自ら積極的に勉強に参加され、発言されていらっしゃいました。










こんな先生方の「自ら学ぶ姿」が、子どもたちの心に「学び続ける意欲」を育てていくのです。
公開指導の後は、別室に移動して、先生方だけの協議会でした。
・指導法について
・選曲について
・音源や楽譜などの入手の仕方について
・指揮について
・「人間教育」としてのバンド指導のあり方について
・金属アレルギーの児童への具体的な対応の仕方について
・・・・・
たくさんの意見交換がなされ、しかも、前向きで建設的。
私も、先生方のお話に、「なるほど~」とうなずくばかりでした。


先生方の志の高さ、そして、子どもたちへの「無償の愛」を感じました。
こんなすばらしい先生方の元で育つ子どもたちは、幸せです。

1日の研修、本当にお疲れ様でした。 先生方と一緒させていただき、私もとっても幸せでした。

オホーツク管内小学校管楽器教育研究会 副会長の外川範幸先生です。
この講習会を発起し、私を講師としてお招きくださった先生です。
もう来年度のご予約もいただきました。 ありがたや...
そして、この研修会は、夜まで続きました。
中には、この「夜の部」に参加するために、わざわざお泊まりになった先生も...

「先生仲良し、子どもが育つ」...ほんとに仲良しの素敵な先生方です。
これからも、みんなで子どもたちを育てて参りましょう!
お招きいただき、ありがとうございました。
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