田川伸一郎のブログ

千葉県鎌ケ谷市の小学校バンド

昨日は、また新しい出会いをさせていただきました。

千葉県鎌ケ谷市の小学校バンドです。


鎌ケ谷市は、前にお伺いした白井市や船橋市と隣接する市です。
この市の学校からのお招きは初めてです。

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昨日は、特別に、放課後の延長練習を設定して、レッスンをご依頼くださいました。

音楽室に溢れんばかりの大人数にびっくり!
これでも、数名欠席しているということです。

部員は、約70人。
音楽室がさほど広くないため、合奏する時は、いつも「立ち合奏」だそうです。

夏休みなど、時間が長い時も、立って合奏だそうで、私は、「えっ!」と思ってしまいましたが、子どもたちは、そういうものだと思っているようです。

そして、「立つ」という人間にとって実に基礎的な姿勢、そして、精神をしっかり持たざるを得ない姿勢、根気がいる姿勢をしっかりと鍛えているので、皆、立ち姿がりりしいのです。

両足にしっかり重心を乗せて、足の置き方もどっしりと...
片足立ちのようなだらしない立ち方の子どもは、ひとりもいません。

長時間立っていられない子どもが増えている今、「立っていることが平気」な子どもを育てていることが、とてもすてきに思えます。

レッスンも、ずっと立ったままでした。

最後の最後まで、ずっと...
しかも、疲れた姿勢や崩れた姿勢にはならず...
すごいです。


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先生の指揮・指導で基礎合奏です。
落ち着いた表情の先生の指揮のせいか、子どもたちも落ち着いています。



「少しでも、ピッチを合わせられるようにするには」とご依頼をいただいておりましたので、そのことから始めました。

「チューニング」ってなあに?

「チューナーの目盛にしっかり合わせる!」...やはりそう来たか。

そこで、チューナーを使わないチューニングのために、まずは、「合っている・合っていない」というのはどういうことがということについて、もう一度確認しました。


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数名の子どもが音を出し、「うなり」を聴き取る勉強です。
「うなり」と同じ幅で、手を動かします。


この人数でピッチを合わせるというのは、不可能に近いことかもしれませんが、「合っている・合っていない」ということを、チューナーではなく、耳で理解することは、向上につながらないはずはありません。


近く行われる地域の音楽会に向けて、楽しい曲も練習していました。

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ラテン系の曲ですが、みんな、この曲が大好きなようで、とっても楽しそうでした。

曲の出だしのゆっくりの部分のレガートな音楽の作り方は、少し難しいので、たくさん練習しました。
フレーズのまとまりをとらえ、ゆるやかな線を感じて...

速い部分では、身体でビートを感じて演奏することによって、ノリや歯切れが良くなることを勉強しました。
元々立っているので、こういう練習はとてもやりやすかったです。


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ひとりひとりの音に「勢い」があります。  皆のやる気の表れです。

音色は...もう一息かな?


そして、話の聞き方がすばらしいのです。

「眼」で話を聞くことができます。

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子どもたちの「本気の眼」が美しかったです。

それにしても、こんなにたくさんの子どもたちが入部して来る「秘密」は何なのでしょうか。
男子部員も多く、はつらつと音楽しています。

主顧問である音楽の先生の「授業」が、きっと最高にすばらしいのだと思います。
授業で音楽が大好きになって、もっとやりたいという気持ちで、吹奏楽部に入部するのではないでしょうか。

そして、この部を担当する他の担任の先生方の魅力や学級での声かけなど、様々な良さが相乗効果を増しているのです。

楽器が足りなくて、他校から借りたり、打楽器に大勢入れて、鍵盤楽器などを増やして対応したり...

「部員が多すぎて...」   何とうれしい悲鳴なのでしょう。
「大変なんですぅ」とおっしゃりながらも、先生方は、とてもうれしそうでした。

校内での活動の制約も色々とあるようですが、その中で、こんなに元気に楽しくバンド活動をしていることだけでも十分ではないかと感心する活動ぶりだと思いました。

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レッスンを立ったままでやり通した学校は、日本中で君たちだけです。
その体力と精神力は、このバンドで身につけた力の中でも、とても大切なものかもしれません。
楽器を自由に操る技術も大切ですが、こんな風に、長時間立っていることが平気な子どもであることそのものに拍手です。

楽しく皆で笑ったり、急に真剣になったり、ほっこりとなごんだり...
皆の空気のメリハリも、見事。 「けじめ」というものを知っているんですね。

今日は、時間があっと言う間にたちすぎて、「もっと練習したかった」という気持ちが残りました。
皆さんはどうでしたか?

またきっと会えるよね。
またきっと一緒に練習できるよね。

そう信じながら、君たちの活動を応援し続けていきます。

週末の音楽会では、お客様の寒さを、みんなの音楽で吹き飛ばし、たくさの幸せを運んであげてくださいね。




副顧問としてご指導されている先生方、そして、市内のお仲間の先生も数名おいでになり、レッスン後は、美味しいケーキをごちそうになりながら、楽しく、そして真剣に、バンド指導について語り合いました。

この「研修」を早く始め、少しでも長く勉強できるようにと、子どもたちの下校指導や見送りは、他の先生方が皆さんで協力してくださいました。
校長先生のお声かけで、バンド以外の先生方が快く下校指導を引き受けてくださったそうです。
すばらしい学校だなと思いました。

運営のこと、基礎指導のこと、選曲のこと、バンドの中の人間関係づくりのこと、教育としてのバンド指導のあり方...
学期末のお忙しい時期なのに、先生方は子どもたちのことを第一に考えていらっしゃいました。

そして、子どもたちのことを話される先生方の眼は、とっても優しく、愛情に満ち溢れていました。

子どもたち、本当に幸せです。

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「先生仲良し、子どもが育つ」...これからも、先生方のチームワークで、子どもたちにたっぷりの愛情を注いであげてください。

ご理解ある校長先生、そして、下校指導にあたってくださった先生方にも心から感謝申し上げます。

すばらしいチームワークの先生方、校長先生の心ある学校経営に敬服いたします。

お招きいただき、ありがとうございました。


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| | 2014-12-09(Tue)20:48 [編集]