田川伸一郎のブログ

2015年 初レッスン

昨日は、東京ブラスコンコードの1日練習に参加してきました。
今度の日曜日(11日)に、例年行われている『ウィンターコンサート』が、深谷市民文化会館で開催され、我が東京ブラスコンコードも出演させていただくことになっています。
私は、昨年末から少しずつ復帰させていただいていますが、私はだんだん演奏の勘が鈍くなり、私は何だか冴えない出来です。
自分で録音をして聴いてみると、ひとりテンポがずれていて、心は撃沈...昨夜は、夢の中でも練習していて、何度も起きてしまいました。
楽しめる余裕など全くなく、ひたすら「迷惑をかけないように」と思いながら演奏している自分がいます。
でも、こんな気持ちで演奏するのは良くないです。
日曜の本番までに、技術と気持ちをしっかり整えたいと思います。


そして、今日は、記念すべき2015年の「初レッスン」でした。
向かった先は、はるばる群馬県の中学校です。


年末にはインフルエンザが流行り、冬休みに入ってからの練習を数日間中止にせざるを得なかったという皆ですが、今日はとても元気に、いつものようにすばらしい「合唱」で迎えてくださいました。
吹奏楽部でありながら、このバンドは、常に「合唱」の練習を併行させ、並ではないレベルの合唱をしています。
生徒さんたちは、「二刀流」と言っています。

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今回の歌は、半分がドイツ語の歌詞でした。
1年生の声も、しっかり2年生の声のトーンに近づき、とてもしっかりした響きの合唱でした。


声の見事な張りに「筋力」を感じたので、今まで聞いたことがなかったのですが、このバンドの「筋トレ」について質問してみました。
朝練習の時に、先生が見事に精選したトレーニングを7分程度やっているそうです。
様々なトレーニングから、合唱や吹奏楽に直結すると思うものを、能率的なやり方で進めているそうです。
たとえば、腹筋は「1回」だけ。そのたった1回の中に様々なリスクを加えて、呼吸の支えになる筋力を意識させているとのこと。
今回は、言葉の説明だけでしたので、次回は、ぜひ実際に見せていただき、勉強したいと思いました。

このバンドの今年の初練習は昨日でした。

今年のチームの目標(今の1、2年生で決めたもの)は、すでに掲示されていました。
「目指せ、金賞!」とかはないのですね。
「そりゃ、コンクールでは金賞を目指しますが、それは『部の目標』ではありません」と、皆からしっかり言われそうです。

また、それに加えて、昨日は、個人の目標も、「書き初め」にして、皆で書いたそうです。

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「愛」を届けよう...このチームのカラーにぴったりの目標です。
みんなとても笑顔が素敵で、一緒にいるだけで癒される生徒さんたちなのです。


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               精神的なものもあれば技術的なものもあります。
               それぞれが自由に考えていることが良いのです。



冬場は、どの学校も練習時間がとても短くなります。

しかし、このバンドの顧問の先生は、1月だけでも5本の本番を計画されています。
合唱や合奏、アンサンブルなど、様々なジャンルの本番です。

短い練習時間の中でも、「やる」と決めて、どんどん課題を与えることにより、生徒さんたちも、「やる!」とものすごい意欲で、放課後も突っ走って練習に来るそうです。
1分1秒も無駄にはしたくないという気持ちで、取り組んでいるのです。

合奏では、「マーチ」を練習しました。
この時期、マーチは3曲を日替わりで練習するというすごいやり方をしています。

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今日のマーチは、以前の課題曲『ラ・マルシェ』でした。

「この曲を練習して学べることは何ですか?」と問いかけてみました。
少しの沈黙の後、10名が挙手して答えてくれました。

一度聴かせていただいた後、「自分なりのめあてを決めましょう。それに気をつけて、もう一度演奏し、自己評価をしてもらいます。」
演奏後、問いかけると、10名以上が挙手して話してくれました。
「さっき話していない人で」という条件をつけたので、いずれかに発表したのは、20数名ということになります。

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こういう練習の仕方で、日頃の練習での「学び」がわかります。
曲に取り組むということは、そこに何かの「学び」を自ら得るべきで、ただ「演奏出来るようになった」だけではもったいない話です。

ここに指導の先生の「育てたい力」や「育てたい生徒像」が見えてきます。

このバンドの活動には、どの場面にも「目的」や「自分からの学び」があるのです。
先生は、「私にあれこれ言われず、放っておいてもらえる練習時間が好きみたいで...」と苦笑されます。
「自学力」が育っているからこそです。
すばらしい!


そして、残りの時間は、打楽器と木管のアンサンブルでした。

特に打楽器は少し時間をかけて、この曲に大切に「空気感のある演奏の作り方」を勉強しました。
セッティングの仕方も工夫し、楽譜の読み込みにもこだわり、さらに説得力のある演奏にしていく道筋を示させていただきました。

木管は、有名なオペラ物を「スペシャルアレンジ」で演奏していました。
音の表情、縦の音楽と横の音楽の違い、微妙なアゴーギクなど、管楽器のアンサンブルを「歌」にしていく願いをもってアドバイスさせていただきました。

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明日は、地域演奏に向けた合奏曲練習(演歌メドレーなど?)や「合唱アンサンブルコンテスト」に向けた合唱練習を中心に、冬休み最後の練習を詰めていくそうです。

寒さなど微塵も感じない、熱さいっぱいの練習姿でした。

けじめある真剣な練習が終わると、まるで、「動物園?」のようににぎやかで、みんなとってもフレンドリー。
顧問の先生にも、「先生~、あのね~」と、まるでお父さんに甘えるような集まり方。
(お父さんには、こんな風には甘えないか...)

「もうわかったから、早く帰りなさいヨ」と、先生も追っ払うのが大変な位、皆、先生のことが大好きです。
先生のうれしそうな顔、生徒さんたちのうれしそうな顔、どちらも最高です!

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先生とお昼を食べながら、お話ししていました。
先生は、「このかわいい子どもたちと毎日音楽が出来るだけで、僕はもう何もいらないほど幸せです」とおっしゃっていましたよ。
教師にとって、こういう風に言えることがどんなに幸せなことか...
君たちは、先生からたくさんの幸せをいただき、同時に先生にも幸せをプレゼントしているんですね。
だからこんなにあったかい雰囲気で、真剣な勉強が出来るのだと思います。
そして、「皆に愛を届けよう」という素敵な目標をもった音楽活動が出来るのです。

今年最初のレッスンが君たちで、僕もとっても幸せでした!
先生、生徒のみなさん、ありがとうございました。

皆の力と心で、いい年にしていきましょう!
今年もしっかりサポートさせていただきます!



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今年の部長、副部長です。 男子二人が選ばれたそうです。
二人とも「音楽命」の熱中少年です。
がんばれ!


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| | 2015-01-06(Tue)19:58 [編集]