田川伸一郎のブログ

旭川から~その2~

旭川での2日目は、中学校2校と高校に伺わせていただきました。

1校目の中学校です。

バリバリの部長さんはじめ力のあった3年生が引退した後の新チームはどうなっているかなぁと、少々心配しながらのお伺いでした。
でも、学校へ向かう車の中で、顧問の先生が「ゆっくりじっくり育てています」という話をしてくださり、ほっとしました。
部長を決める時には、3人も立候補があったと...そんな雰囲気があるなら大丈夫です。
「まだ未熟な面をたくさんお見せしてしまうかもしれませんが、お許しください。」
とんでもないです。 今の時期の子どもたちを大切に育てていらっしゃる先生の思いに朝から心が温かくなりました。

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音楽室に入ると、明るさいっぱいの部員たち。
自分たちで真面目に基礎合奏を進めるスタイルも受け継がれていました。
まだ先生から見れば、課題山積みかもしれませんが、夏以来の再会となる私には、あの時の1・2年生がよくここまでと思うほど、表情も音も良くなっていました。
最初から感動して褒めまくり...部員たちもニコニコ。
そして、少し基礎合奏のお手伝いをしてから、合奏曲のレッスン、そして、アンサンブルのアドバイスまで、もっともっと一緒に練習していたかったほど、生徒さんたちの食いつきが良く、変容もあざやかでした。

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小編成バンドの良さを生かして、「円形合奏」でレッスンです。

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アンサンブルは、2年生と1年生がそれぞれ1チームずつ練習していました。
初心者も含む1年生だけでアンコンに挑戦です。
「結果より経験が大事」と、顧問の先生が与えられた学びのチャンスです。


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いい意味で「予想はずれ」の新チームとの再会でした!
2年生の積極的な食いつきや演奏はすばらしかったです。
1年生も立派なメンバーとなって演奏に参加できていましたね。
君たちの力を信じて、ゆっくり待ちながら育ててくださっている顧問の先生がそばにいます。
自分たちの考えで、たくさんチャレンジし、たくさん笑い、たくさん失敗して、それらをひとつひとつ糧にして皆で前に進んでほしいです。
ファイト!



2校目の中学校です。

12月に先生からいただいたメールには、新チームの様々な課題が記されていました。
編成上の不安も...(クラリネットは初心者の1年生2名だけとか)
私は、チームの実態や先生の思いを受け取って、今回のレッスンに向けて取り組む曲をご紹介し、その曲を採用して練習してくださってありました。
やはり良い教材は、力をつけ、チームを前進させます。
先生から伺っていた課題は見えなくもなかったですが、それ以上に、「良さ」がしっかり見えました。
初心者の1年生2名しかいないクラリネットも、そう感じさせない演奏姿を見せ、どんどん音を出して曲を表現しようとしていました。

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「音づくり」を第一目標に、この曲を組み立てて来られた先生のご指導を基盤として、レッスンでは「音楽づくり」に入っていくことが出来ました。
今回は、皆で、「楽譜が望んでいる表現」や「学びと応用の練習法」を使いながら、音楽的な演奏に進めていく喜びを感じながら練習を進めることが出来ました。

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私が指揮で全て引っ張るのではなく、時にはみんなでテンポキープをしたり、アンサンブルしたりしながら音楽を高めていきました。

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アンコンには、木管と金管が1チームずつ出場します。
木管の曲は、顧問の先生のスペシャルアレンジです。
メンバーの特性を知り尽くした先生の楽譜が、音になって躍動していました。


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新チームになってからの活動、先生の適切なご指導で基礎力もアップしましたね。
1年生も、この立派なサウンドを作る大切な力となっていることがすばらしいです。
夏には、まだ不安げに合奏に参加していたのに、音楽に乗って身体も使い、話を聞く「目力」にもたくましさを感じました。
曲をもらってからレッスンまでの几帳面な練習が実り、今回は技術的な面ではなく、音楽的な勉強がたっぷり出来て、皆でレッスンを楽しむことが出来ましたね。
また来年度、更なる成長を見せてくれることを楽しみにしています。
がんばれ!




高校は、このブログでも何回かご紹介させていただいている旭川凌雲高等学校です。

秋に横浜でお会いした時には、まだ3年生が残っていました。
今回は、1・2年生での初レッスンです。
コンクールメンバーに入っていなかった多くの1年生にとっては、私との初練習。
どんな雰囲気で新チームの活動が進んでいるか、1年生がどんな表情でレッスンを受けてくれるのか、とても楽しみにお伺いさせていただきました。

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このバンドは、いつも大きな目標や本番を前に練習しています。
今も、アンコン、ステージマーチング全国大会、定期演奏会...に向けて、時間がいくらあっても足りない位です。
「少し技術的に難しい曲を定期演奏会に取り上げて、テクニックをつけていきたい」とおっしゃる先生の願いに、私がご紹介した曲を今回は聴かせてくださいました。
この曲には、バンドと対話するかなり難しいティパニーソロがあります。
学校に着いた時、この箇所を繰り返し練習する生徒さんたちだけの合奏が聴こえてきました。
「やっぱり苦労しているんだな。でも、けっこう良く打てているなぁ。さすが!」と思いながら、練習場に向かいました。

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部員の皆さんは、いつものほがらかな笑顔と温かい雰囲気で迎えてくれました。
初めてレッスンを受ける1年生も、緊張よりうれしそうな表情でした。
このバンドにお伺いし、生徒さんたちに会うと、私はつい余計な話(世間話や人生論...)をしてしまいます。
生徒さんたちは、そんな私の話によく反応して、ケラケラ笑ったり、感動して涙をこぼしたり...ほんとに感情豊かで素敵な高校生たちなのです。

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合奏をレッスンさせていただき、さきほどのティンパニー君の演奏をこの目で見ました。
私の指揮を食い入るように見つめながら演奏する彼のティンパニーは躍動し、バンド全体との難しい対話もクリアし、見事でした。
聞くと、彼は、何と高校から打楽器を始めたばかりの全くの初心者の1年生なのだそうです。
パートの皆で練習を支え、部員全員で何度も練習を繰り返し、私のレッスンで彼が自信を持って演奏できるようにと私が部屋に入るぎりぎりまで、その箇所を取り出して練習していてあげたのです。
彼と皆の思いの結晶は、このチームの皆の自信となって、曲全体にまで広がっていました。
感動しました...
高校生の力って、本当にすごい。
そして、このチームの力って、本当にすごい。

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アンサンブルも2チーム聴かせていただきました。 
ほんのわずかなアドバイスにも耳を傾け、すぐに楽譜に書き込む誠実なメンバーたちでした。


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このあいさつの時の、皆の顔、そして、心のこもったあいさつには、いつも泣きそうになります。

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君たちの思い、君たちの努力、君たちの誠意、君たちの優しさ、君たちの素直さ、君たちの謙虚さ...
君たちのすばらしさは、数え上げたらきりがありません。
新チームになって新たな前進をしている君たち。
そんな君たちのすばらしさをさらに広げながら、たくさんの方々に素敵な音楽と夢を与え続けてください。
またお会いできる日を楽しみにしています。


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| | 2015-01-15(Thu)21:16 [編集]


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| | 2015-01-15(Thu)22:30 [編集]