田川伸一郎のブログ

東京都の小学校バンド

今日は、東京都の小学校2校にお伺いして来ました。
午前中の学校を記事にさせていただきます。


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こちらのバンドは、結成2年目です。
顧問の先生が転任されてから発足しました。

こちらの先生とは、東京都小学校管楽器教育研究会を通して、お知り合いになりました。
元気いっぱい、情熱いっぱい、そして、子どもへの愛情いっぱいのすてきな先生です。

先生は、いつも「夢」を追いかけていらっしゃいます。
先生とお話ししていると、何でもできてしまうような気持ちになります。

だから、子どもたちも、先生の魔法にかかったように、挑戦する気持ちやがんばる気持ちが育っていきます。

バンドを結成したのは、昨年度の1学期の終わりでした。
転任したての先生に、私は、「まず授業で、子どもたちの心をつかみ、この先生と一緒にもつと音楽をしたいという気持ちを子どもたちに育てなさい」とアドバイスしました。

先生は、夢中で授業に体当たりし、まさに、子どもたちの心をつかんでしまってしまったのでした。

楽器は...
学校にあった物と、先生が都内の学校に電話をかけまくり、ご自身で借りに行ったり、楽器屋さんに協力してもらい運んでいただいたり...結成当時からたくさんの子どもたちが集まり、「うれしい悲鳴」をあげていた先生でした。

結成当時から、先生は様々な不安や課題を、包み隠すことなく相談してくださいました。
私も、一緒に真剣になって考えさせていただきました。

そして、小さな喜び、大きな喜びを、メールやお手紙で伝えてくださいました。
校長先生や担任の先生方も、力強く後押ししてくださっているという話も聞かせてくださいました。

そして、昨年度末の「東京都小学校管楽器演奏会」に初出場。
事前に2度のレッスンにお招きいただき、先生と子どもたちのがんばりに感動しながら、たくさんのアドバイスをさせていただきました。

先生と同じように、明るく開放的、そして、とても志が高い子どもたち。
私に教わるというより、私からどんどんアイデアを引き出してくれました。
こういう子どもたちと活動していると、ふと子どもたちに育てられている自分を感じます。

そして、バンド結成2年目の今年度は、昨秋に東京都の講習会のモデルバンドを務め、先生方の前で私のレッスンを反応良く受ける姿を見せて、先生方を驚かせました。

まだ、「ものすごく上手い」というわけではありません。
しかし、子どもらしい真っ白な心で音楽に向き合い、仲間同士が寄り添い合っている姿は、理想的な足取りでバンドが成長しているという実感を覚えさせるものです。

そんな姿に、保護者のみなさんも感動し、先生と子どもたちの後押しを積極的にしてくださっています。
皆、先生の大ファンのようです。

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もちろん、今年度も、2月後半に開催される「東京都小学校管楽器演奏会」に出場します。

「金管バンド+サキソフォン」という特殊な編成で活動しているこのバンドの良さを生かすには、「選曲」や「アレンジ」に配慮を要します。

今回は、特別にアレンジ(工夫?)された楽譜を使い、このバンドのステキさを100パーセント発揮できるような演奏を仕上げています。
『世界は日の出を待っている』~『ディープリバー』~『76本のトロンボーン』という3曲のメドレーです。

今日、初めてこの曲の演奏を聴かせていただきましたが、よくぞここまでというほど良く練習してありました。
今まで取り組んだ曲よりもレベルの高い曲です。

でも、子どもたちは、「難しい」よりも「楽しい」「カッコいい」の気持ちが勝り、ますます練習に熱が入ったようです。

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サックスパートには、応援団の先生が入って一緒に練習してくださっています。 

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バスパートにはスーザホンもあり、ホルンパートはアルトホルン、フレンチホルン、メロホンなど様々。
手当たり次第に借り集めた楽器たちなので、こういうことになります。
ところで、「メロホン」をご存じですか? 今はめったに見かけません。年代ものです。


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やる時にはやる...メリハリのある態度がすばらしいです。 

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打楽器パートは、こつこつ良く努力するがんばり屋の集まりです。トライアングルの音ひとつにもこだわります。


今日は、それぞれの曲の特徴を生かして演奏するためのポイントを探り出し、ひとつひとつ徹底していきました。

「音型やタンギングの種類」、「音のスピード」、「縦の音楽と横の音楽の違い」、「音圧」など、技能的な練習も繰り返しました。

『世界は日の出を待っている』では、スウィングの乗り方やその中での大きなフレーズの取り方を中心に勉強しました。

『ディープリバー』の部分では、実際に、英語で黒人霊歌の「ディープリバー」を歌って、表情や表現を身体で学びました。

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手や身体も使って、なり切って歌います。 
皆もたくさん歌い、合奏の音や表現も驚くほど変容しました。
曲の中にも、歌は出て来ます。 管楽器とのバランス、管楽器の瞬間ブレスなど、クオリティを上げました。


『76本のトロンボーン』では、6/8拍子の感覚を、手の「加速円運動」を使って練習し、伴奏のノリと旋律の運びが一致するように練習しました。


「東京都小学校管楽器演奏会」に向けてのレッスンは、今日が最初で最後のレッスンでした。
でも、先生と子どもたちも、「これから何をしなければならないか」をしっかりつかんで練習を終えることが出来ました。

先生も、「指揮の振り方」という大課題を持ち、ますますエネルギッシュなお気持ちになられたようです。

子どもたちも、ひとりずつが、課題と夢と喜びを持って、前進しようとしていました。

「無限の可能性」をもった子どもたちです。

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数日前、先生から、「子どもたち、まるで恋人に会うかのように、田川先生のレッスンを楽しみにしているんです!」とメールをいただきました。
「私も、恋人に会うかのように、子どもたちに会うのを楽しみにしています」と返信しました。
今日は、お互いに楽しみにしていただけあって、あっと言う間の充実した練習になりましたね。
君たちの真っ白な心が大好きです。
今度お会いするのは、管楽器演奏会の当日ですね。
最後の最後まで粘り強く努力し、今日の感動を何倍にもして、客席のみなさまに届けてあげてくださいね!

がんばれ!




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               先生から子どもたちへの「愛のメッセージ」です。




田川先生、改めてありがとうございました。

音楽的なことは勿論、人として大切なことを子どもたちに伝えてくださり、感謝しております。

たった数時間のレッスンで、子ども達の心を掴み、音楽を通して強く繋がっていく様子を間近で勉強させて頂きました。

ちょっとした声かけで、あっと言う間にサウンドを変えてくださり、言葉では伝えきれない感動で胸がいっぱいになりました。
私自身が勉強して、もっと曲の解釈やイメージを深めていきたいと思います。

そしてあと1ヶ月、卒業する6年生が最高の笑顔でステージから降りてこられるように、音楽を通して子どもたち一人ひとりと繋がっていけるように頑張ります!

                        (先生からいただいたメールより)

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| | 2015-01-25(Sun)07:33 [編集]