田川伸一郎のブログ

千葉県の中学校バンド

昨日は、県内の中学校へお伺いして来ました。

新チームになってからの初めてのレッスンでした。

冬場のこの時期は、学校の規則で下校時刻がとても早く、毎日の放課後練習は、30分できるかできないかの厳しい環境で活動を続けています。

以前は、基礎練習とアンサンブル位しかしていない冬場でしたが、近年は短い時間の中でも、合奏曲にも取り組み、主に土日を中心に合奏練習も入れて、バンド全体のグレードアップを目指しています。

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今は、1・2年生で50名以上の部員がいるバンドですが、主顧問の先生が赴任された5年前には、部員数7名ほどの小さな小さなチームでした。

まず音楽授業の充実、そして、学校全体の音楽行事や音楽文化の向上を目指して努力された歩みが実り、吹奏楽部にも部員が集まるようになってきました。

また、学区の小学校の吹奏楽部との積極的な交流にも努め、小学校での経験者も多数入部するようになりました。

今年度は、副顧問の先生の指揮の元、1年生チームでもコンクールに出場するという充実して夏を過ごし、その成果が今の時期に大きく花開いています。

おふたりの先生は、価値観や指導観の足並みがそろい、共通の志で生徒さんたちを見守っていらっしゃいます。
そのせいもあり、新チームが活動する音楽室には、何とも言えない安心感と温かさが漂っていました。

「バンドは家庭・家族と同じ」とよく思いますが、部屋に入っただけで、そのチームの状態が伝わってくるものです。

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レッスンの前に、新部長さんや新副部長さんが丁寧にあいさつに来てくれました。
しっかり者の3人です。



このバンドのレッスンでは、いつも「吹奏楽を通して音楽を学ぶ」というスタンスでかからせていただいています。

顧問の先生方のお力で、技術を育てることも、表現をつくり上げることも、もちろんより良い運営をすることも、十分過ぎるほどの成果が出ていますので、私は、「音楽の基本」をお伝えするようにしています。

そのひとつが、「楽譜か何を望んでいるか」ということです。

記号で特別に記されていない箇所であっても、楽譜は様々なメッセージを演奏者に伝えようとしています。

それらをきちんと理解し、楽譜が望んでいるように演奏すると、そのフレーズやリズム、ハーモニー、そしてその絡みが持っている「意味」や「命」が自然に伝わるようになります。
また、「根拠のあるイメージ」をもって表現できるようになります。

そして、感じ取り、学び取ったことを「音楽の原則」として一般化した言葉で残してあげると、それは「音楽的学力」となって、子どもたちの中に根付きます。

単なる「指示」によって表現していると、その曲のその部分の表現は出来ても、他の曲への応用が出来ません。
つまり、「音楽的学力」が身についいていきません。

このような「音楽的学力」をつけるレッスンを繰り返して来た結果、よく考え、感じ、音として表現しようという意欲と力がついて来ました。

また、顧問の先生方が、単に技術やその曲の表現の向上だけを望まれるのではなく、私のこうした指導の仕方を臨んでくださることが、私はとてもうれしいです。

昨日も、たくさんの「発問」の投げかけをしながら、「楽譜が望んでいること」をつかみ取っていった生徒さんたちでした。


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誠実で温かみのあるご指導を続けられるふたりの顧問の先生方に日々学べるこのバンドの生徒さんたちは、本当に幸せ者です。

3月には、受験を終えた3年生も戻って来て、部員全員でコンサートも開くそうです。

1年間の学びを大きく花開かせた演奏の数々を、保護者の方々や友達、校内の先生方、地域の方々に聴いていただき、良いまとめとすることでしょう。

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素直で、まっすぐで、謙虚に慎ましく努力を続ける皆さん。
すばらしいおふたりの顧問の先生に、こんなにもきめ細かくご指導していただけることをあたり前だと思わないでくださいね。
先生方がみなさんにかけてくださるお言葉ひとつひとつは、宝石以上の価値のある大切なものです。
いつも感謝をわすれずに、良い部員であること、良い生徒であること、そして、音楽を大切に愛し努力できる部員であること...
そうやって、先生方へのご恩を返していきましょう。

春、新しい1年生を、胸を張って迎え入れられるチームでいられるように、この寒い時期を皆でしっかりと乗り越えていきましょう。

がんばれ!


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| | 2015-01-26(Mon)16:27 [編集]


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| | 2015-01-26(Mon)21:03 [編集]