田川伸一郎のブログ

東関東吹奏楽コンクール 小学校部門

昨日に引き続き、今日も、茨城県・ひたちなか市文化会館でおこなわれた『東関東吹奏楽コンクール』に行ってきました。
今日は、小学校部門でした。


東関東支部の小学校部門は、おそらく全国一の「激戦区」ではないかと思っています。
「数」、「質」共にです。


栃木、茨城、神奈川、千葉の4県の県予選に出場した小学校は、合計124校です。
この中から、県代表に選ばれた30校が、今日は出場しました。

時代は変わり、教育の場も、バンド活動がやりやすい方向に進んでいるとは言いがたい中、これだけのバンドが育っていることを本当に嬉しく思います。

新学習指導要領の実施で、授業のコマが増え、6時間授業の日も増えていると思います。

練習時間の確保が難しい中、きっとどの学校も、「短時間・集中」で効果的な練習をされているのだと思います。


私が、定期レッスンにお招きいただいている数校も、今日はそれぞれに力を発揮し、すばらしい演奏を聴かせてくれました。

私は、あちこちに走り回り、演奏前に励ましたり、演奏後にねぎらったり...

いっしょにドキドキもしました。

そして、それぞれの先生の、それぞれの学校の「今日までのドラマ」を思い出し、胸をいっぱいにしながら、1校1校を応援しながら聴きました。


コンクールですから、「結果」は審査員の先生方が決めます。

しかし、「賞」以上に、「どれだけ力を出し切れたか」「どれだけ音楽できたか」「どれだけいい時間を過ごせたか」が、小学校バンドでは特に大切なことだと思います。


それができたならば...
十分です。


私も、コンクールでは様々な「思い」をしました。

「上下カット」がない頃、ほとんど全員の審査員の先生が9点や10点をくださっているのに、なぜか1人だけ6点。
出場団体中、「最下位」の点数でした。
なぜ「最下位」なのかのコメントもなく...
こういう1人の「心無い点数」が、「結果」に響いてしまいました。

「この審査員は、俺が嫌いなのか!」と思いました。
どんなに「俺」を嫌いでも構わないけれど...
「子ども」には何の関係ありません。


コンクールでは、「最高賞」をいただくことが多かった私の学校...
でも、ちゃんと「落ちる」こともありました。
そんな時、「勝ったぞ!ざまあみろ!」と、私の学校の子どもたちが、「勝った」学校の子どもたちに「なじられた」こともありました...
親も子もびっくりしていました。
きっといつも、「あの学校に勝つために、もっと練習するんだ!」と、来る日も来る日も指導されてきたのでしょう。
かわいそうに...


今日のコンクールでも、様々な「?」という得点がありました。

でも、それがコンクールなのです。

それを納得した上で参加しないと...


コンクールに向かって、みんなでがんばり、自分たちの「力」をどこまでも伸ばす。
本番でその力をどれだけ出し切れるかというワクワクする「挑戦」をする。
そして、自分たちの「最高の音楽」を、会場中の方々に聴いていただく。

それが、「コンクール」に参加する一番の目的なのです。

そのために、この暑かった夏を必死に練習に励んできたのです。



今日参加されたすべての小学校の先生方へ...

今日まで、子どもたちのために心をくだいてご指導くださり、本当にありがとうございました。
『東関東大会』に出場できた喜びを胸に、また、子どもたちとすてきな「夢」を追いかけてください!



今日、出場できたすべての小学生の皆さん、保護者の皆さんへ

「何もできなかった」あなたたち(子どもたち)をここまで育ててくださった顧問の先生に、心から感謝してください。
そして、手紙でもいい、連絡帳でもいいです...
心を込めて、「感謝の気持ち」を伝えてください。
自分のこと以上に、あなたたち(子どもたち)のことを考え、悩み、導いてくださった顧問の先生に...
お願いします。



先日ご紹介した私の教え子が率いるバンドも、立派な演奏を披露し、「金賞」をいただきました。

東11
「金賞 おめでとう!」
習志野市立東習志野小学校吹奏楽部 (指揮:村山 和幸 先生)
『ペーガン・ダンス』~神秘・儀式・剣の達人~ (J.バーンズ)



そして、東関東代表として『第10回東日本学校吹奏楽大会』へ出場する学校です!

<コンクール部門>
・茨城県 水戸市立笠原小学校 (指揮:松本 幹 先生)       
       『ヴァレリウス変奏曲』 (P.スパーク)
       29名という少人数ながら、「澄み切った音色」と「歌」で会場を魅了しました。

・茨城県 ひたちなか市立前渡小学校 (指揮:横須賀直美 先生)
       吹奏楽と打楽器のための交響的情景『地底旅行』 (P.グレイアム)

       すばらしいテクニックを駆使し、この音楽の味をよく理解して演奏していました。


<フェスティバル部門>
・千葉県 船橋市立八栄小学校 (指揮:平松 美紀 先生)
        レッツスイング!! (エース/プリマ)

        転勤1年目にして、「フェスティバル部門」初挑戦! すてきな「平松ワールド」を
        つくりあげられましたね! 


3校の皆さん、府中の森芸術ホールでは、またたくさんの方々の心に響く演奏を聴かせてください!



2日間の「東関東大会」の間、ずっと思っていたこと...

開演前の注意、「今日は、通常の音楽会とは違いコンクールです。審査員の先生方の気が散るといけませんので、携帯電話は切ってください。」と。
「ん?」

コンクールじゃなくても、音楽会場で携帯を切るのはあたり前のマナーです。
そして、「審査員の先生方」のために携帯を切るわけではありません。
ステージの上の子どもたちのために、そして、会場のすべての方々のためにです。


「吹奏楽」が、「芸術・文化」とどうもつながりにくい部分があるとするならば、こういう不思議な「注意」にも原因があるかも...

コンクールも「文化の啓蒙活動」の一環ですから、

「コンクールも音楽会と同じです。携帯の電源を切ってください。」と言ってほしかったです。



今度の土日には、今年度最後の東関東大会、「中学校B部門」「職場・一般部門」「大学部門」が、千葉県文化会館でおこなわれます。

今週は、中学校B部門に参加する中学校のレッスンに心を込めます!


        
      




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