田川伸一郎のブログ

チャイナゴング「秘儀Ⅲ」のために

2015年度吹奏楽コンクールの課題曲Ⅲ『秘儀Ⅲ-旋回舞踊のためのヘテロフォニー』(西村朗)には、2枚のチャイナゴングを使用します。

スコアの注釈には、「中国の京劇などで使われている直径30cm程度の真鍮製の銅鑼で音は高く、打った後に音程が上がるものと下がるものがある。日本国内で販売されている。」と記されています。

打った後に音程が上がるものには、「回音班鑼(ホイ・イン・バン・ルオ)」「京班鑼(ジン・バン・ルオ)」
打った後に音程が下がるものには、「京鑼(ジン・ルオ)」「奉鑼(フォン・ルオ)」「虎音鑼(フー・イン・ルオ)」
と呼ばれるものがあります。


それらは、大きさや音程が異なります。
また、それぞれに若干違った大きさの物もあります。

形は似ていても、打った後の音程が変わらない物もありますので、要注意です。


この課題曲で使うと良い2枚の「音程差」は、だいたい4~5度程度だそうです。(打楽器の専門家に教えていただきました)
そして、その上で、どの位の音程の高さのものを選ぶかという問題になります。

難しいのは、同じ種類の同じ大きさの物でも、それぞれ音程が皆違うということです。
したがって、実際に叩いて選定するか、もしくは、楽器屋さんにお願いして選定していただく必要があります。
と言っても、在庫が多いものでもありませんし、だいたいが取り寄せになる楽器なので、とても大変です。


私も、この機会にと思い、マイ・チャイナゴングを購入しました。

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京鑼の28cmと回音班鑼の22.5cmです。

2枚の音程差は、約4度程度です。
吹奏楽連盟の演奏音源の物より、少し高い音程のセットですが、響きが気に入って選びました。
小さい音では、音の上がり下がりは聴き取れませんが、強く打つと、しっかり上がり下がりが出ます。
家では打ち鳴らせないので残念です。

PLAYWOOD社のタンバリンケースが、この2枚の保管にピッタリサイズでしたので、持ち運び用に、奮発して購入してしまいました。

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2枚のチャイナゴングと2本のバチが、ちょうどよく収まります。


私は、東京にある「ジャパン・パーカッション・センター(コマキ楽器)」(JPC)に、入荷のタイミングを問い合わせてから伺い、店員さんに相談しながら、2枚を選定させていただきました。

元々在庫数が少ないのと、課題曲が発表になってから急に問い合わせや購入者が増えたため、お気に入りの2枚を選定するのは、とても大変なようです。

もし、課題曲Ⅲを演奏される予定の学校がございましたら、早めにお付き合いの楽器屋さんにご相談されることをお勧めします。

私は、せっかく購入しましたので、「お宝」にしてしまっておくのではなく、レッスン校でⅢを試される際の「試奏用」に、あるいは、どうしても入手できなかった場合の「本番用」に、どんどんお使いいただこうと思っています。

先日の「課題曲クリニック」の際、天野正道先生はこの曲を絶賛されており、取り上げるバンドには、様々な仕掛けや、よく考えて作曲されている点を読み込み、雅楽やアジア系の音楽にも触れながら、良い勉強をしてほしいとお話しされていました。


私がいつも打楽器類の買い物をしている「ジャパン・パーカッション・センター」(JPC)のHPはこちらです。
トップページに「2015年課題曲特集」として、チャイナゴングの紹介や通販受付(音程はお任せになってしまいますね)もあります。
ぜひご覧ください。

http://www.komakimusic.co.jp/

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| | 2015-02-20(Fri)09:47 [編集]


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| | 2015-02-20(Fri)21:30 [編集]