田川伸一郎のブログ

福島県の高校バンド

今回お伺いした高校バンドとは、2年ぶりの再会でした。

今の3年生が1年生の時以来の再会です。

しかし、その時とは、様々なことが変わっていました。

まず、人数が増えて、大きなバンドに育っていたこと。
もうひとつは、震災で使えなくなった校舎が新築され、吹奏楽部がほぼ専用で使える「多目的ホール」で練習できるようになったことです。

どちらも、顧問の先生と部員のみなさんの努力や実績があってこそです。

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この練習場に入った時、あまりの環境のすばらしさに声をあげてしまいました。
以前は、狭い狭い音楽室で合奏をしていたのですから。

そして、久しぶりに伺い、1・2年生は、中学校で私のレッスンを受けた数名以外は、全くの初対面なのですが、みな、とても温かく、親しげに、そして、礼儀正しく接してくれました。

このバンドの生徒さんたちは、代が替わっても、その雰囲気は変わらないのです。
バンドの雰囲気は、生徒のキャラクターもありますが、基本は、顧問の先生のお人柄や日頃のご指導で作られていくものです。

先生は、「コミュニケーション」ということを、とても大事にしていらっしゃいます。
合奏中も、生徒さんたちと常にコミュニケーションしながらご指導を続けられます。
皆、心を開いてそこにいるのがわかります。

だから、知らないオジサンがやって来ても、ごく自然に接してくれるのだと思います。


このバンドは、3月に定期演奏会を開催します。
進路のために一時引退している3年生も、そのステージには復帰して高校生活最後の演奏をします。


今回のレッスンにも、もうすでに進路が決まった3年生が参加してくれていました。

そして、定期演奏会で発表する「大曲」の練習をお手伝いさせていただきました。

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主題のフレーズの中の特徴的なリズムを、正確に、かつ音楽的に演奏するために、楽器を置いて、歌いながら身体で表現する活動をしました。

歌を歌うことも、身体を動かすことも平気です。
心が開かれ、安心してそこにいる「証」です。

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そして、バンド全体の音をブレンドさせながら、あるいは役割を認識しながら、その中で自己主張をすること、打楽器の打法やセッティング、音を出すことへのイメージづくりの勉強もしました。

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このバンドのみなさんは、感覚がとてもよく、私が、理屈ではなく、「イメージ」を様々な語彙や身体の動きを駆使して伝えると、見事に願った演奏をしてくれます。

だから、練習をとても「人間的」に進められます。

まだ始めたばかりだという来年度の「課題曲Ⅰ」を一度だけ聴かせていただきました。
コンクールでやるかどうかはわかりませんが、定期演奏会ではやるそうです。

こんなに上手なバンドなのに、「しっかり練習していないと、やっぱりこうなるかぁ」という模範のような演奏でした。
聴いていると、楽しげな曲ですが、演奏にはかなりの注意と神経を必要とする曲です。

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2年ぶりのお伺い、1・2年生とは初めての出会いでしたが、すぐに打ち解けて、楽しく練習が出来ました。
君たちの「受け入れる心」に感謝、感心しました。
そして、反応の良さは、君たちの最大の「才能」です。 大切にしてくださいね。
新しい校舎、こんなに恵まれた練習環境...先生と先輩方の長年の努力によって与えられた幸せです。
この環境で精一杯努力し、このバンドをさらに成長させていくことで、ご恩返しをしましょう。
今年度最後のステージ、定期演奏会が、部員にとってもお客様にとっても、心に残るひとときとなるよう、ラストスパートを頑張ってください。
またお会いできる日を楽しみにしています!





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土曜日の夜は、ご都合がつく先生方がお集まりくださり、楽しく夕食会でした。
今のバンドのこと、来年度のコンクール曲のこと...話は尽きませんでした。
そして、みなさん、とっても仲良くて、ほのぼのとしていました。
大学を出てすぐ教壇に立っている新卒の先生おふたりも出席され、先輩方の「濃い話」にひとつひとつうなずき、瞳をキラキラさせていらっしゃいました。
これからの福島県の期待の星です。
良い先輩方にしっかり学んでくださいね。



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| | 2015-03-02(Mon)21:18 [編集]