田川伸一郎のブログ

東京都小管研3月月例会

昨日は、東京都小学校管楽器教育研究会の「3月例会」に講師としてお伺いさせていただきました。

この例会では、2月に4日間にわたって開催された『東京都小学校管楽器演奏会』の総括事後研修ということで、演奏を聴かせていただいた中でのすばらしかった点、今後の課題となった点などをまとめて先生方で確認し、今後の指導に役立てようという勉強がおこなわれます。

4日間の演奏会を通して聴かせていただいた私が、他の講師の先生方からのご指導をまとめ、資料として配布させていただきました。

その記述を補足、強調したり、私の私見を加えたりした講話をさせていただき、当日の演奏のDVDを数校分鑑賞し、演奏の良さ、工夫、あるいは、課題を確認したりしました。

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他県でも、小学校の「管楽器演奏会」は開催されているとは思いますが、「運営面」ではなく、このような「演奏の反省・検証」を目的とした事後研修会をおこなっている例は少ないのではないかと思います。

この時期、学校の中は、卒業式に向けた準備、成績処理、年度末事務処理など、ご多忙を極める時期です。
そんなご多忙の中、多数の先生方が出席され、熱心に聴講されていました。

私がこの役を仰せつかってから5年目になります。

先生方の熱心な勉強の成果が実り、演奏のレベルはとても良い方向に向上しています。

「良い方向」とは、単に「演奏技術が上がった」ということではありません。

それ以上に大切な、「子どもたちの力や練習上の条件にあった曲を選び、『学び』や『達成感』が見える演奏」が増えたということです。

そして、「子どもであることの喜び」「子どもであることの誇らしさ」を音楽の中で表現している演奏が増えてきたことです。
「子どもらしさ」とは、小道具やパフォーマンスで演奏をカバーすることではありません。
音楽表現そのものに、子どもたちのみずみずしい感性や勢いのある活力、美しい音を求める繊細な心が働いている演奏です。


先生方の勉強が深まり、子どもたちの演奏が高まってきた分だけ、私からの講評や願いも少々レベルが上がり、ある意味、辛口になってきているのを感じます。

演奏DVDの鑑賞時にも、「良い演奏」だけでなく、「ありがちな課題」が見える演奏も鑑賞し、その問題点や解決方法を考えていきます。

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「課題が見える演奏」の一例に挙げられた先生は、とても恥ずかしい気持ちになるかもしれませんが、その学校の演奏を「批判」するのではなく、その演奏を元に、どの学校の演奏でも起こり得る「演奏上の落とし穴」について勉強するので、他の先生方も、自分のこととして真剣に受け止め、考えていらっしゃいます。

私は、歯に衣着せず、具体的に指摘し、その代わり、「具体的な解決方法」を提案させていただきます。
「ダメ出し」して終わりということはしません。

私も教育現場で、苦労しながら子どもたちを育てて来た身です。
先生方のご苦労もわかりますし、どれだけご努力されているかも、手に取るようにわかります。
それを全て理解した上で、あえて先生方に「苦い薬」をお出しすることもあります。

東京都の先生方は、そんな私の思いを、しっかり受け止めてくださるという強い信頼感があるからです。
子どもたちの更なる幸せために、苦労してでも学ぼうと歩んでおられるすばらしい先生方だからです。

こういう真摯な勉強の雰囲気が、東京都の子どもたちの管楽器活動の質を上げる元になっていることは間違いありません。


「教師が変われば、子どもは変わる」

「変わる」ためには、ものすごいエネルギーを必要とします。
時には、屈辱や挫折を味わうこともあります。
それを乗り越え、子どもたちが変わっていったときに、先生方は努力の達成感を味わい、更なる変容、向上を志すことが出来ます。

努力しても努力しても、達成感が得られない時、心が折れそうになってしまいます。

だから、達成感につながる「正しい学び」が必要で、支え合える「仲間」が必要なのです。

「東京都小学校管楽器教育研究会」は、そんな「正しい学び」を保障し、「良い仲間」を得られる組織なのだと、私は思います。

今年度は、8月の「夏季ゼミ」、10月の「指導者講習会」、2月の「管楽器演奏会」、そして、今回の研修会と、例年以上に、東京都の先生方と共に勉強させていただく機会をいただきました。

感謝の気持ちで一杯です。

今後も、東京都の先生方と子どもたちのために、私でお役に立てることは何でもさせていただき、私も共に成長していきたいと願っています。

先生方、1年間の研修、お疲れ様でした。
そして、心からありがとうございました。

「東京都小学校管楽器教育研究会」のますますのご発展を心からお祈りいたします。

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               「夜の部」の研修会も、熱く...さらに勉強させていただきました。

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| | 2015-03-19(Thu)20:23 [編集]