田川伸一郎のブログ

心のふるさと~大柏小学校の今

私の大切な思い出の学校、心のふるさと~市川市立大柏小学校。
今年、久しぶりに吹奏楽コンクールで千葉県代表に選ばれました。

昨年度、新規採用の今の顧問の先生が赴任されるまでの2年間は、臨時採用の音楽専科の先生が毎年代わって指導されました。
つまり、昨年度まで4年間、吹奏楽部の顧問の先生は毎年代わり続けて来たということになります。
そんな難しい条件の中でも、吹奏楽部は揺るぐことなく、毎年代わる顧問の先生のご指導に素直に従い、保護者の方々も先生を温かく支え、子どもたちは伸び伸びと活動して来ました。

私は、この4年間、毎年の先生からのご依頼をいただき、指導に関わらせていただいています。

大柏小の子どもたちや保護者の方々は、「あの田川先生が来てくださる」というほど、私のことを大切に思ってくれます。
私が大柏小学校に勤めていたのは、今の子どもたちが生まれる前なのに。

懐かしい音楽室でのレッスン...まだ使われているあの頃の楽器や小物、そして、あの頃と変わらない音楽室の匂い。
お伺いする度に、あの頃にぐんと引き戻されて涙が溢れそうになることもあります。

今の子どもたちにも、深い愛情を注がずにはいられません。

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部員の中には、「ピータールーの代」の部長だったW君のお姉様の子ども(姪っ子さん)がいて、W君のマイトランペットを使っていたり、「うちのお父さん、田川先生の音楽の授業受けたって言ってました」と教えてくれる子がいたりと、時の流れを感じながらも、そこでつながっている心を感じます。

練習の合間に、「あの頃はね...」と、当時の子どもたちの頑張っていた様子を話すと、遠い遠い先輩たちの頑張りに、みんな、「ふう~ん」と感心し、「君たちはそんなすごい先輩たちの後輩なんだよ!ちゃんとつながっているんだよ!だから君たちも頑張れるよね!」という私の言葉に、大きな声で「ハイッ!!!」と応えて、やる気満々になります。

昔も今も、大柏小学校の子どもたちは、素直で一生懸命。
保護者の方々のご理解やご協力にも、誠意があります。

朝練習はもちろん、平日5時までの放課後練習もほとんど休む子がおらず、ほぼ全員揃って練習しています。
「みんなで練習しなきゃ、合奏にはならない。習い事や塾は練習が終わってから行くに決まっている」...こういう吹奏楽の基本的な精神が、20年前から脈々と受け継がれているのです。

この今の時代にもです。

現在の顧問である音楽専科の大川原直紀先生は、初任校がこの大柏小学校。
音楽教育を専攻されましたが、実際に吹奏楽を指導するのは初めてです。

時間割を見ると、音楽授業の持ち時数は、何と週25時間。
授業の他に、もちろん、他の校務や初任研もあり、私から見れば限界ぎりぎりの働きぶりです。

吹奏楽の指導の仕方も真剣に学ばれ、私のレッスンの時には子どもたち以上に緊張した面持ちで話を聞き、うなずき、「そうか~。そうなんだ~」と、記録されながらひとつひとつ吸収されています。

真面目で一本気、そして、ユーモアのセンスもある先生は、この伝統ある大柏小学校吹奏楽部を全力で導いて来られました。

2年目の今年は選曲からご相談に応じさせていただき、「子どもたちに合った良い曲を」と、内藤友樹さんの『静寂と躍動~天竜川の船大工』に取り組むことになりました。

音が並ぶまでは少々苦労も見られましたが、今は、先生も子どもたちもこの曲が大好きになって、生き生きと演奏しています。

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東関東大会に向けてのレッスンでは、「あれれ?お化粧し過ぎでは?」というような工夫過多の演奏になっていましたので、「シンプル・イズ・ベスト! 曲の良さをそのまま出していけば?それがきっと子どもたちの良さが生きる道なのでは?」とアドバイス。

「なるほど。何かしなきゃいけないかなと思って、だんだんやり過ぎていたかもしれません。普通にやればいいのですね。」
「そう、表現をあれこれやり過ぎてしまうほどの時間があるのでしたら、その時間に、まず音程を合わせて。低音パートやハーモニーの働きを大切に確認して。」
「わかりました。やります! みんな、そうしよう!」
「ハイッ!」

先生も子どもたちも、本当に素直。
教えてもらったら、それを一生懸命やろうとします。

先生が、時々、違う方向へ行ってしまった時、私から「それは違いますよ」と軌道修正すると、すぐに、「すみません! みんな、ごめん。直してね」と、ご自分から子どもたちに修正をかけます。
子どもたちも、すぐに、「ハイッ!」と気持ち良く修正。
「え~?先生、違うじゃん、もう~」のような嫌な雰囲気を出す子はひとりもいません。
先生が一生懸命努力し、勉強し、共に歩んでくれていることをよくわかっているからです。

そんな先生のことが、みんな大好き。
子どもたちの楽譜を覗いていたら、「大川原先生とがんばる! 先生、大好き!」というように書いてあった子がいました。
自分と先生へのエールなのでしょう。 すてきです。

先生と子どものちょっとした関わり方を見ていても、お互いの信頼関係が手に取るようにわかります。


そんな先生と子どもたちの素直で謙虚な歩みの積み重ねが、今回の東関東大会出場につながったことは間違いありません。

東関東大会で他校のすばらしい演奏を聴き、先生も子どもたちも、また一歩前進することだと思います。


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20年前、僕の元で必死の練習に励んでいた先輩たちの後に続いて来たたくさんの部員たち。
そのつながりの先に「今」という時があります。
大柏小学校吹奏楽部のバトンをつないでくれた先生方と部員たちのおかげである大切な「今」です。

そして、その「今」を、君たちは大川原先生と一緒にしっかりと歩いています。

夢中になって頑張る姿は、20年前と何も変わりません。 
それがとてもうれしいです。

先生と君たちとの絆を、これからも大切に見守っていきたいと思います。

宇都宮では、君たちの演奏を客席から応援しています。

がんばれ! 大川原先生&大柏小学校吹奏楽部のみんな!


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神奈川県の小学校バンド~ホール練習

今日から千葉の学校は2学期。
とてもとても涼しい朝を迎えています。

夏休み最後の昨日は、神奈川県の小学校バンド2校のホール練習にお伺いして来ました。

小学校バンドでのホール練習...経費、児童引率、楽器運搬、先生方の動静(勤務)扱いなど、なかなか難しいことが多いです。
「そこまでやる必要があるのか」という管理職や保護者の方もいて当然です。
まして、この2校は宇都宮での東関東大会に出場するための集金も生じています。

きっと両校とも、それぞれに壁を乗り越えてのホール練習だったと思います。
でも、部員全員揃ってのホール練習が出来たのも、それぞれの学校、特に保護者の方々の温かい、いや、熱いご理解とご協力があったからです。

そんな保護者の方々には敬服です。

先生方も、今日からの学校のスタートの準備もたくさんあるはずです。
頭が下がります。

子どもたちに、「宿題全部終わってない人~?」と聞くと、数名がパラパラと手を挙げ...
ホール練習が終わって、家に帰ったら地獄が待っている?(笑)
「吹奏楽の練習で出来ませんでした」なんて言ったら、担任の先生からも吹奏楽部の先生からも、こっぴどく叱られることは分かっていますから、口が裂けても言えません。
ちゃんと終わらせたかな?


学校の音楽室や体育館では分からないことが、「ホール」という場所では歴然と分かります。

サウンドの状態やバランス、セッティングの選択、曲の中の様々なパーツの機能、ピッチやハーモニー、打楽器のマレット選択、そして、曲の色彩感や立体感、和声感、遠近感、推進力、説得力、指揮との一体感、自発性。
また、子どもたちの演奏姿(お行儀ではなく、オーラです)も...

時間がいくらあっても足りない位、つっこみどころが見えて来ます。
先日、学校でのレッスンで指摘したことが全部出来るようになっていたとしても、ホールで聴くとさらに新しい課題も見えて来ます。

限られた時間で、何を優先し、何を宿題にし、何を切り捨てるか...
お手伝いする私も、時間との闘いです。
子どもたちの集中力や体力への配慮も必要です。

先生と子どもたち、そして、保護者の方々が必死で手にした貴重なホール練習です。

私なりの経験と考えで、精一杯、お手伝いさせていただきました。


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2校とも時間ぎりぎり、いや、少々オーバーして練習を終えました。

技術面、表現面、そして、精神面...東関東大会までの山のような課題がはっきりしました。
学校が始まると、夏休みのような練習時間はなく、先生方にも子どもたちにも「忙しい日常」が戻って来ます。

その中で、この貴重なホール練習で得た課題をどこまでクリアできるのか。
当然、出来ることと諦めなければならないことの取捨選択も必要です。

考えただけで、私まで苦しくなります。

がんばってほしい...ただそれだけしか言えません。


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たった9人しかいない6年生たちがサインを求めて来ました。
私は、ただ一言、「最後まで」と書いてあげました。
「『最後まで』の後は、それぞれ考えなさい」と伝えて...
「最後まで諦めない」「最後までやり尽くす」「最後まで気を抜かない」
・・・それぞれに続く言葉を考えていました。


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ホール練習を終えて、達成感いっぱい!
そして、課題の山への挑戦意欲たっぷりの先生方、共に勉強した他校の先生方です。



宇都宮での演奏、どこまで変容出来るか、楽しみにしています!

先生も子どもたちも、みんな最後までがんばれ!!

最大限のご理解でご協力くださった保護者のみなさま、本当にありがとうございました。
演奏のことは顧問の先生方にお任せし、当日までの子どもたちの身体と心の健康管理をよろしくお願いいたします。


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栃木県の小学校バンド

昨日は、栃木県で、2校の小学校バンドと、爽やかで気持ちの良い出会いをさせていただきました。

昨年の10月、東京都府中市での「東日本学校吹奏楽大会」を聴きに行った際に、お声をかけてくださった先生からのお招きでした。

今回お伺いした2校の先生方は、同じ高校で吹奏楽に明け暮れた先輩後輩の仲です。
そして、私が新浜小学校で頑張っていた頃、顧問の先生から私についての話を聞いたり、コンクールで新浜小の演奏を聴いたり、顧問の先生の勧めで定期演奏会を聴きに市川まで来てくださっていたりと、高校時代からの「あこがれの先生」だったとお話ししてくださいました。

栃木県の高校生が、私のことや新浜小学校の演奏を知っていてくれた...そう考えるだけでも、何ともありがたいつながりを感じました。

時を経て、ふたりは大人になり、小学校の先生になり、私の後姿を目標に吹奏楽を指導されていました。

もちろん、今でもおふたりは仲良しで、互いの情報交換はもちろん、合同練習をして子どもたちも交流し合うという「仲良しづくり」をされています。

先生仲良し、子どもも仲良し...すばらしい活動です。

そんな2校は、それぞれの目標を持って、夏休み最後の練習に取り組んでいました。

「子どもたちと練習するのが、とっても楽しくて。疲れることもありますが、それ以上に、子どもってすごいなぁ、子どもってすてきだなぁ、子どもたちのために自分が力を高めたいなぁと思います。」

「子どもの可能性を信じること」「子どもと共に頑張れることの幸せ」「子どもに向かう自分の力を高めようとすること」...教師として大切なことを、子どもたちから教えられているとおっしゃるふたりの先生です。

そんな先生方は、私に対する言葉に優しさと謙虚さが溢れ、子どもたちへの接し方に愛情と丁寧さが溢れ、そして、良い教育や指導を求める真摯な眼をお持ちでした。

レッスンの途中でも、私が何かアドバイスすると、「はい!」とすぐ楽譜に書き込み、何度も何度も頭を下げて「ありがとうございます」とおっしゃってくださいました。
おふたりが揃ってこういう謙虚な学びの姿勢と態度をお持ちなのは、もちろんご自身のお人柄もあるでしょうが、すばらしい高校の吹奏楽部で、良い顧問の先生の指導を受けて育った「人間力」なのだと思いました。

子どもたちの前で、そのような謙虚な学びの態度を見せられる先生方です。
当然、子どもたちも、私のアドバイスを真剣に聞いて、「はい!」と大きな返事をし、すぐ楽譜に書き込み、一生懸命に演奏を改善しようとします。

先生方の指揮を少し直させていただいた時にも、子どもたちはじっと「先生の勉強」を見つめ、まるで一緒に勉強をしているようでした。
指揮を変えるということは、単にモーションの問題ではなく、それによって導き出される音楽を変えるということです。
子どもが、私と先生のやり取りをじっと見ているということは、それが演奏のヒントを得ることにつながりますから、演奏へのアドバイスと相乗効果になります。
指揮と演奏が同時進行で良くなっていくのです。

初めて出会い、レッスン時間はそれぞれ2時間半...
先生方の謙虚な学びの姿勢と、それと共にある子どもたちの学習意欲で、驚くほどの変容をとげました。
そして、これからますます伸びていくための方向性や課題も見つかりました。
何より、音楽することの楽しさとパワーが増しました。

レッスン後の子どもたちの笑顔には、「これから、先生と一緒にもっともっと頑張るぞ!」の気持ちが表れていました。


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私のための「ウェルカム演奏」は『恋』でした。ノリノリのカッコいい演奏に、思わず私もウキウキ手拍子でした。
人数は少なめのバンドですが、パワーがすごい! 6年生がいないパートもありましたが、そんなことに関係なくバッチリ演奏出来ていました。
たくさん褒めてあげてからレッスン開始。 ちょっと表情が硬い子どもたちに「緊張している人?」と聞くと、ほぼ全員挙手。
普段、外部講師が入ることもなく、先生も緊張Maxなのですから、それも納得。
こういう緊張感もいいな、ダラダラして締まらない雰囲気よりずっといい! それに、ほぐれるのは時間の問題さ!と私はちょっぴり自信満々(笑)
練習しているのは、先生も子どもたちも超気に入っている邦人作品です。
豪快な場面、スリルある場面、怪しげな場面、声で讃美歌のように歌う場面、美しいコラールの場面、感動的に盛り上がる場面と、場面転換が豊かなとても素敵な曲です。
最初に演奏してくれた『恋』のパワーが、この曲でも発揮されていました。
レッスンでは、もう一度、楽譜を見直し、アクセントの位置やフレーズのまとまりを確認し、それによって音色・タンギング・音の処理・ブレスの場所を統一したり、コラールの各声部の演奏の仕方を整えたり、小さな「動機」の生かし方を考えたりと、曲の表現を細かく勉強していきました。
「あれれ?」というフレーズ処理をしている箇所もありましたが、先生はすぐに「すみません。私がそのように指導してしまいました。みんな直そうね!」と謙虚におっしゃり、子どもたちもどんどん直していきました。
この良い曲のさらなる良さに気づけた時間になったと思います。
そして、最初の緊張もどこかへ。 いつの間にか、みんな伸び伸び朗らかな表情で練習していました。
そして、音と音楽の表情と伸びやかさがぐんと増して、感動的な演奏に進化しました。
最高の笑顔でレッスン終了! みんなすばらしかったよ!


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別室で打ち合わせをしている間、体育館から子どもたちだけで練習するハーモニートレーニングの音が聞こえて来ました。
先生の優しい笑顔と体育館から聞こえてくる美しいハーモニーが一緒になって、私はそれだけでも幸せ気分でした。
体育館に入ると、またまた美しい響きでコラールのような曲が始まりました。
知らない曲だなぁ...曲が進むと、曲調から「校歌」なのかな?と想像。 やはり、そうでした。
それにしても、こんなにきれいな曲、アレンジ、そして、演奏。 レッスン前から感動してしまいました。この美しい伴奏で校歌を歌えるこの学校の子どもたちは幸せだなぁ。
6年生がとても少ない今年のチームだそうですが、上記の学校と同様、へっちゃらな感じで普通に演奏していました。すごい!
このバンドが取り組んでいるのは、打楽器もかなり難しい役割を持つ邦人作品ですが、その難しい打楽器パートでは3年生も大活躍。 感心して頭なでなでしてあげました。
管楽器も上級な音と演奏で、技術的なことより音楽的なレッスンをかなり深めていけるなとうれしくなってしまいました。
それぞれの音やフレーズの持つ微妙なニュアンスの違いを指導すると、それもどんどん飲み込んでいく理解力と表現力は小学生離れしていました。
途中、先生の指揮に少しアドバイスすると、先生は「みんな! 先生の勉強のために、付き合ってください」と、子どもたちに向かって頭を下げ、何度も同じ箇所を演奏しながら指揮を研究していらっしゃいました。
そんな先生の指揮を、子どもたちはますます尊敬の眼で見つめ、真剣に演奏を繰り返しました。
先生と子どもたちの強い信頼関係から生まれる「ハートの音楽」は、私の心の奥に感動的に響きました。



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こんなすてきな先生方、子どもたちと出会えて、本当にうれしかったです。
これからも、先生方の「仲良し」に、私も加えてもらえたらなぁと、心から思いました。
(こんなオジサンじゃダメかな...泣)



夏休みの終わりに、こんな爽やかで気持ちの良い出会いをいただき、心豊かなひとときを過ごさせていただいたことに感謝しています。

これからも、先輩後輩である先生方のつながりを大切に、「先生仲良し!、子どもも仲良し!」の活動を続けていってくださいね。

両校吹奏楽部のこれからのますますの成長を心からお祈りしています。

お招きいただき、本当にありがとうございました。



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副顧問の先生方が準備してくださった真心の「おもてなし」です。
レッスン前とレッスン後、きれいな絵柄のカードに、「よろしくお願いいたします」「ありがとうございました」と書いてくださり、さりげなく添えてくださってありました。
新学期直前のお忙しい時に...ありがとうございました。


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おめでとう! 初・東関東大会

8月も終わりに近づきました。
関東でも早めに2学期がスタートしたところもあるようです。

そんな今、私は東関東大会に出場する県内・近県のレッスンに走り回っています。
夏の疲れを出している暇もないほどです。

いや、まだまだ夏真っ盛りという感じです。


今年度、学校創立以来、初の千葉県代表に選ばれ、東関東大会に駒を進めた小学校です。

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船橋市立葛飾小学校吹奏楽部。
学校は明治25年に開校し、吹奏楽部も長い期間活動していますが、これまでコンクールには出場したことがありませんでした。
たまたま、「まぁ、楽しくなごやかにやればいいでしょう」というお考えの顧問の先生が続いたようで、それはそれで、演奏レベルに関係なく活動は続いてきたようです。

すぐお隣の葛飾中学校にはすごい管弦楽部があり、こちらは、TBSこども音楽コンクールや全国学校合奏コンクール(今の日本合奏コンクール)で、全国一位にもなった実績もあります。
同じ葛飾中学校区には、小栗原小学校という管弦楽の伝統を持つ小学校があります。

この葛飾小学校に昨年度赴任された木内紀子先生。
前任校の高根東小学校で、「TBSこども音楽コンクール・3年連続文部科学大臣奨励賞」や「東日本学校吹奏楽大会・金賞」、「日本管楽合奏コンテスト全国大会・最優秀グランプリ」に導かれた実績をお持ちの先生です。

「ただ楽しくやるのもいいけれど、少しだけ頑張って練習して上手になると、もっと音楽が楽しくなるのよ」と、子どもたちに無理をさせないように配慮しながら、少しずつレベルを上げていくことにご努力されました。

音楽のことでは厳しくても、いつも笑顔とジョークいっぱいの木内先生に、子どもたちはすぐなつき、とても良い信頼関係が生まれました。
基礎練習を大切にすること、音を丁寧に合わせること、気持ちを込めて演奏すること、曲の雰囲気を感じて演奏すること...ごくあたりまえのことを、根気よくご指導されて来ました。

「自分で出来ることをある程度出来るようになったら、田川先生のレッスンを受けたい、受けさせたい」...それを目標に昨年の夏を過ごした先生。
吹奏楽コンクールにも、初めて参加し、子どもたちも保護者も、数々のすごい演奏にびっくりだったそうです。

「私たちももっと上手になりたい」...勝ち負けではなく、頑張っている他校の演奏からたくさんのパワーをもらい、吹奏楽コンクールに出たことが全てプラスに働きました。

そして、昨年の10月、先生の願いだった私のレッスンを受ける日が来ました。

「どんな子どもたちなのかな...?」 楽しみにお伺いした葛飾小学校吹奏楽部は、木内先生の愛と信念を受けて、やる気と向上心に溢れたすばらしいバンドに育ちつつありました。

正直、「上手い」というレベルではありませんでしたが、音楽の勉強の仕方が分かり、言葉で思いを伝える力を持った賢い子どもたち、そして何よりも子どもらしくかわいい笑顔がいっぱいの子どもたちでした。

初めて会った私のことも、前からよく知っているように受け入れてくれ、楽しいレッスンの時間が過ぎました。

その日のブログです。
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-1330.html

自分たちを確実に伸ばしてくれる木内先生に、子どもたちは全力でついていこうとしていました。
そして、保護者の方々も、そんな木内先生のファンになって、頼もしい協力体制を作りつつありました。

「木内先生、よくここまで頑張られましたね。まだまだ乗り越えなければならないハードルはたくさんありますが、この子たちなら、先生のご指導でぐんぐん伸びて行きますよ。とっても素直で、心がきれいな子どもたちですから...」と話したことを思い出します。

3月、6年生たちは、木内先生とはたった1年間の付き合いだったにもかかわらず、心からの感謝を伝えて卒業していきました。
6年生の保護者の方々は、小さな「感謝のアルバム」を作ってくださり、1年間の思い出の写真や感謝の気持ちをたくさん言葉にして先生にプレゼントされました。
それを見せていただき、私は泣きそうでした。

何と温かい保護者の方々なのだろうと...
今までと違う活動方針、練習量、指導の仕方、コンクール参加など、とまどうことや慣れないこともたくさんあったはずなのに、1年が終わった最後に、それを全て「感謝」という気持ちで先生にお返しされていました。

そして、今年度、子どもたちは、「今年も吹奏楽コンクールに出たい!去年より頑張りたい!」と、スタートからやる気満々。
6年生がたくさん卒業して、実力ダウンしていることは承知の上です。

去年は、「コンクールに出るの?夏休みもいっぱい練習?・・・」という状態だったのが、今年は違います。
昨年聴いた他校のすばらしい演奏に少しでも追いつきたいという意欲いっぱいでした。

私のレッスンも、早くからご予約くださり、定期的にお伺いする計画が出来ていました。

そんな葛飾小学校吹奏楽部のために、私は素敵なバレエ音楽を編曲して差し上げました。
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」です。
このバンドの編成や力を考え、心を込めて編曲しました。

今までに取り組んだ曲とは、技術的にも音楽的にもレベルが違います。
木内先生は、「とってもいい曲だけど、出来ないかも...」と、はじめは尻込みしていましたが、子どもたちは「やりたい!絶対やる!出来るようにする! 編曲してくれた田川先生に演奏で恩返しする!」と、怖いもの知らず(笑)

TBSこども音楽コンクールでは、一次審査(録音)で落ちてしまい、先生は、「やっぱり無理かも...」と落ち込まれていましたが、子どもたちは、「悔しいけど、大丈夫! 吹奏楽コンクールまでにはちゃんと上手になるから!」と、へこむこと無し!
そんな子どもたちの強さや明るさ、前向きなやる気に逆に励まされて、先生も落ち込みから復活!

私のレッスンも、いつの間にか、ぐんぐん要求レベルが上がっていました。
ちょっぴり厳しい時も...
それでも、子どもたちは、本気で、しかも、明るさと笑顔を保ちながら向かってくれました。

運動部も盛んな学校ですが、運動部の先生方も吹奏楽部の頑張りに協力してくださるようになり、私のレッスンの日には体育館を貸してくださるようにもなりました。

私のブログを読んでくださっている保護者の方も多く、他校の頑張っている様子、他校の賢い保護者の方の態度、逆に迷惑になる保護者や「外野」の言動など、ひとつひとつ参考にしながら、本当に先生と子どもの役に立つ形で応援しようと考えてくださっています。
レッスンを見学したいお気持ちもいっぱいなのでしょうが、「子どもたちが集中して取り組めるように」と、練習場所には一切姿を見せず、別の部屋で、打ち合わせや私へのあいさつの準備をして待っていてくださいます。


そして、迎えた県大会。
まだまだ未消化の部分もありましたが「金賞」を受賞し、そして、「千葉県代表」という大変なごほうびまでついて来ました。
学校創立以来、初めてのことです。

東関東大会の出演順抽選でひいた「くじ」は、何と「1番」。
ありゃりゃ、やっちゃった! さすが初出場(笑)
万が一の渋滞やバス酔いなどの体調不良を考えて、栃木県内にお泊まりで参加することになり、子どもたちは「1番でよかった~」とひそかに喜んでいるとか...(笑)

失うものなど何もありません。 
皆で楽しく仲良くお泊まりし、東関東大会という大きなステージで、これまでの練習の成果を出してのびのびと演奏出来れば十分なのです。

子どもたちは、そんな喜びの中で、ますます「もっと上手になりたい」の気持ちをふくらませて練習に励んでいます。

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また、東関東大会と前後して開催される地域の「敬老会」での演奏のために、コンクール練習の時間を削って、それらの曲の練習も並行して進めているとのこと。

コンクールだけではなく、地域の方々に喜んでいただく音楽活動を大切に考えている先生と部員たちなのです。

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子どもたち、保護者からの信頼抜群! 情熱と愛情に溢れた木内紀子先生です。


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船橋市立葛飾小学校吹奏楽部 (指揮 : 木内紀子先生)
バレエ音楽『くるみ割り人形』から 「冬の松林」「パ・ドゥ・ドゥのコーダ」「パ・ドゥ・ドゥの導入部」
(チャイコフスキー作曲 / 田川伸一郎編曲)


学校創立以来初のコンクール県代表、本当におめでとうございます。
木内先生のご指導に素直についていき、「音磨き」と「自分磨き」に努力した成果です。

コンクールのためだけでなく、地域のおじいちゃん、おばあちゃんのためにも、夏休み練習を頑張っている君たちの優しい心は、「くるみ割り人形」の響きにもちゃんと表れていますよ。

そんな明るく、賢く、優しい君たちが大好きです。

宇都宮では、東関東大会のトップバッターとして、胸を張って演奏してくださいね。

あっ、そうそう、演奏でご恩返ししてくれるんでしたね!
恩返しは、「賞」ではありません。
君たちの心がこもった演奏そのものです。

客席で、君たちの「心」を受け取りたいと思います。

がんばれ! 


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函館から~2017・8月・その1~

先週の金曜日から昨日まで、北海道の函館にお伺いさせていただきました。

関東は猛暑日が続いており、先週の旭川同様、涼しさを楽しみに...
函館は、昼間は少し暑かったですが、夕方になると涼しい風がヒューッと。
これだけでも大満足でした。

今回は、先週の旭川同様、全道大会に駒を進めたレッスン学校で、今回希望された7校の練習をお手伝いさせていただきました。
全道大会は、今週の木~日曜に「札幌コンサートホールKitara」で開催されます。

2学期も始まっており、木曜日の高校C、A編成、金曜日の中学校C、B編成に出場する学校は、前日や当日と2日間授業を抜けての出場となることや、様々な学校行事と重なって十分な練習が出来ないことなど、リスクを伴いながらの出場となります。
もちろん、運営される先生方も学校を抜けてのお仕事...校務をやりくりしてのご奉仕に頭が下がります。

東関東支部では、3週にわたって土日にしか開催されないので、平日開催は大変だなぁと思います。
また、全道大会は札幌と固定されていて、札幌地区の学校はKitaraで演奏しているので慣れていますが、他地区の学校はあのすごいホールで演奏する喜びと共に不安もあるようです。
他地区の学校には、事前にKitaraを自費で貸し切ってホール練習をおこなうところもあるとか...

いずれにしても、すばらしいホールで盛大に開催される全道大会に出場出来ることは、幸せ以外の何物でもないと思います。


今年度は、規定の関係で、函館地区の小学校の代表はたった2校になってしまいました。(昨年度までは3校)
函館地区の小学校は、とてもレベルが高く、私がお手伝いさせていただいている小学校だけでも、数校は全道大会に出場してもおかしくないレベルです。
代表を逃した学校の中にも、とても上手な学校があり、全道大会に出場させてあげたかったという無念さが残ります。
全道大会の運営の関係で、そのような規定になっているのだと思いますが、もう少し代表数を増やしていただけたらと願わずにいられません。
前年度、東日本大会に進んだ学校の地区は、その数分を増やすとか...(中学校、高校は全国大会に出場した数の分、地区代表がプラスされています)

また、全道大会の運営のために、小学校と中学校・高校C編成の演奏時間は、東日本大会の規定より1分短い6分となっています。(これは、北海道のすべての地区共通です。)
当然のことながら、曲の大胆なカット無しには演奏出来ない制限時間です。
6分と7分の違いはとても大きく、「えっ!そうカットする?」という演奏もありますが、最長5分50秒程度に収めるには仕方ないわけです。

中学校・高校では、部員数による出場部門の制限はなく、小編成部門では、大勢の部員からトップメンバーを選んで出場する学校と、初心者を含む部員全員で出場する学校が同じ土俵で審査され、これもどうなのかなぁと思いますが、結果は必ずしも、大人数から絞って出た学校が代表となるとは限らず、面白いものだなと思います。

各支部によって、開催の仕方に大きな違いがあり、とても勉強になります。


今回は、地区代表になった小学校2校、中学校5校の7校からのお招きをいただきました。

大きな大会直前のレッスンには本当に気を使いますが、親しい先生方ばかりですし、私も押し付ける言い方はしませんので、私が伝えたことの中から、全道に生かすことと、今回は参考意見に留めることを、区分けして受講してくださる安心感があります。
あくまでも、音楽づくりのシェフは指揮者である顧問の先生、コンクールの主役は演奏する生徒さんたちです。
それを、客観的に聴いてサポートするのが、外部講師の役割です。
そのような立場をわきまえて、楽譜を読み込み、耳を澄まし、誠心誠意お手伝いさせていただきました。


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小学校の部代表・北斗市立久根別小学校 (指揮 : 日登晶子先生)
演奏曲 「西遊記」~天竺への道 / 広瀬勇人

このバンドには、2年生もおり、3年生が多く、アルトサックスは3年生だけという苦しい実情。
もちろん、しっかりした5・6年生も数は少ないですが大活躍...そんな今年の久根別小学校吹奏楽部のために紹介させていただいた曲は、旭川中学校と同じ広瀬勇人先生の「西遊記~天竺への道」でした。ほんとに良い曲です。
冒頭の長いクラリネットソロは地区大会のどの審査員の先生からも褒めていただけるほど上手になり、ワクワクドキドキするような曲の展開も見事に表現して、たった2枠しかない地区代表に選ばれました。
日登先生の指導力は神業的!高学年の子どもたちはもちろん、3年生の子どもたちもぐんぐん上手になり、7月よりぐっと厚みの増したサウンドと自由自在な表現力に感動しました。


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小学校の部代表・北斗市立上磯小学校 (指揮 : 古川典之先生)
演奏曲 「ザ・レッド・マシーン」 / グレイアム

浜松でのバンドクリニックでのコンサートで力と自信をつけた上磯小学校の子どもたちは、地区代表に選ばれて、ますますパワーアップ。
千葉県の酒井根東小学校と同じ曲に取り組んでいるので、両校に関わっている私は、音源交換をお手伝いし、共に演奏を聴き合って、お互いに刺激を受け合っています。
上磯小学校の子どもたちは、酒井根東小学校の演奏を聴き、特にサックスパートのソロの上手さにビックリ。ますますやる気を高めていました。
今回は、ハーモニーの充実や声部ごとのバランスを特に意識して練習し、より豪華でカッコいい「レッドマシーン」になりました。


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中学校C編成代表・函館市立潮見中学校 (指揮 : 高神典子先生)
演奏曲 「マカーム・ダンス」~ウィンドアンサンブルのために / 片岡寛晶
 
この学校は、今年度をもって、統合閉校します。
初心者の1年生を含む部員全員24名で挑戦したコンクールで地区代表に選ばれ、閉校前の記念にもなり、皆、喜びいっぱいです。
顧問の先生は、赴任2年目。生徒指導にも音楽指導にも、とても素晴らしいお力をお持ちの先生です。
7月からのひとりひとりの成長とバンド全体のサウンドの進化には拍手です。
全道大会までの数日間に宿泊学習や校外学習がある他、地域での演奏もあり、十分な練習時間はありませんが、今回得られた課題を出来るだけクリアしてKitaraのステージに臨んでほしいです!


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中学校C編成代表・函館市立湯川中学校 (指揮 : 成田秀臣先生)
演奏曲 交響的詩曲「走れメロス」 / 福島弘和

湯川中学校は、成田先生が赴任されてからは、初の全道大会出場です。そして、成田先生にとっては、人生初の全道大会の指揮だそうです。
小学校には金管バンドがありますが、木管楽器は全員初心者というバンドですが、「走れメロス」は金管セクションがかなり活躍する曲なので、金管パートの強みが生き、木管楽器の皆も安心して上達することが出来ました。
曲の場面ごとの表情を明確に表現し、色彩感豊かな演奏で、地区代表に選ばれました。
今回のレッスンでは、さらに楽譜を深く細かく読み込み、作曲者の意図にあった「走れメロス」らしいドラマチックな演奏に変容させていく勉強をしました。 あと数日、まだまだ変われそうです。



*その2に続きます。

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