田川伸一郎のブログ

宮崎県の小学校バンド

先週の金曜日から昨日まで、宮崎県にお伺いして来ました。
宮崎県からのお招きは初めてでした。


九州地方北部に甚大な被害をもたらしている大雨...ハラハラしながらの出発でしたが、無事に帰って来られました。
同じ九州とは思えないほど平穏な宮崎でした。
神様のおかげです。

このありがたい出会いは、ブログを通してのご縁でした。
6年半ほど前の2月、宮崎県のある先生から、ブログ経由でメールを頂戴し、県外研修視察の予算が出て上京出来ること、研修の主である公開研究会への参加とは別に、千葉県の小学校の吹奏楽部を参観したいこと、そして、私に会って話したいこと...
先生の熱い思いが綴られていました。
その後、お電話でお話しし、私の教え子である村山和幸先生の学校(現・習志野市立実花小学校。当時は習志野市立東習志野小学校)にお願いして、見学を受け入れてもらうことにしました。

私は、羽田空港まで先生をお迎えに行き、東習志野小学校へお連れし、見学していただいたあと、村山先生も一緒に、3人でゆっくりお食事しました。

その時、「田川先生、いつか宮崎にご指導にいらしてください。その機会を私が作りたいと思います。必ず...」
そうおっしゃってくださった先生のお言葉が今回実現したのです。

その日のブログ記事です。
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-177.html

先生は、「今年こそ!」と、昨年度末から県内の先生方に声をかけて希望を取りまとめてくださり、早い時期からご予約をくださいました。

宮崎県には、もうおひとり以前からお付き合い(と言ってもお会いしたことはないのです)させていただいている先生もおり、現職時代に2回練習見学のご希望があったのですが、ちょうど互いのタイミングが合わず実現出来ませんでした。
今回のお伺いでは、もちろんその先生の学校もレッスンを希望され、お会いすることが出来ました。

宮崎県内で5つの小学校バンド(うちひとつは2校合同バンド)のレッスンをさせていただきました。

同じ地区ではなかったので、現地での移動も大変でしたが、送ってくださる車内での話しも、とても有意義なものでした。

宮崎県の小学校の管楽器活動は、「盛ん」とまではいかず、若い指導者もなかなか育たない状況にあるそうです。
今回お伺いした学校の先生方も、ベテランの域にあられる方々ばかりでした。

教員経験はベテランでも、バンド指導は今年が初めてという先生もいらっしゃいました。
子どもを愛する心、音楽を大切にする心は、とても深いものがあり、先生方のお話は、心に染み入りました。

他の小学校の先生方、中学校、高校の先生方もそれぞれの地区のレッスンを見学にいらしてくださり、お知り合いになれてうれしかったです。


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宮崎での記念すべき一校目のレッスン校でした。
音楽室近くに行くと、会った子どもたちが「こんにちは!よろしくお願いします!」と、とても気持ち良くあいさつをしてくれました。
管楽器の丁寧な基礎合奏中、先生はひとりひとりの音をそばで聴きながら、注意やアドバイスをされていらっしゃいました。
簡単な音型を一人ずつ吹く練習もありましたが、待っている他の子どもたちもじっと耳を傾けている様子が印象的でした。
曲の練習では、「どう思う?」「どうしたい?」という感受や願いを引き出し、その根拠を楽譜からとらえていく指導法を実演しました。
打楽器の奏法も、ただ「打つ」ではなく「歌う」ことにより、リズムの躍動感や音色感まで変わることを皆で勉強しました。
私からの次々の発問にも皆生き生きと答え、自分たちの思いを深めていくことにより、技術を越えた音楽性が生まれました。
日頃からの先生の育て方の良さをひしひしと感じるバンドでした。
作曲者に聴かせてあげたいレッスンでした。(作曲者が見たらうれしいだろうなと私は勝手に思いました。)



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このバンドは、隣同士の小学校で合同バンドの形の活動をしています。
合同が当たり前になっているだけあって、何のわだかまりもなく、みんながひとつのチームとしてまとまっていました。
基礎練習がとても良いようで、ひとりひとりの音がよく磨かれており、人数以上の豊かでたくましいサウンドが響いていることに驚きました。
このバンドでは、私の方で指揮させていただき、テンポ設定、フレーズのまとめ方、音型の揃え方、タンギングの種類など、音楽のテンションやスピード感に変化をつける試みをしました。
いつもと違う演奏を目指した練習になりましたが、皆、とても良く反応して、少し速いテンポにもついて来て、とてもエネルギッシュな演奏になりました。
他の中学校と高校の先生方が見学に来られていましたが、「この子たち、どうしてこんなに変われるんでしょう。小学生ってすごいんですね」と感動されていました。
日頃から、先生が正しい技術や集中力を育てていらっしゃるからです。
これからも、2校仲良く、楽しい音楽活動を続けてくださいね。



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こちらのバンドの先生が、私を宮崎とのご縁をつないでくださいました。
今の学校には転勤2年目ですが、子どもたちも保護者もすっかり先生のファンになり、元気いっぱいに活動されていました。
レッスンに気合いを入れようと、本番用のユニフォームを着て迎えてくれ、びっくりしました。素敵なユニフォームです。
伝統あるこのバンドは、実力も選曲もグレードが高く、とても良い音と表現で初演奏を聴かせてくださいました。
「これだけ出来たら、小学生としては十分じゃない?みんなこれ以上上手くなりたいの?」「はい!」「じゃあ、やりましょう!」とスタートしたレッスンでした。
曲の細部にわたり、ちょっとした縦のずれ、アタックの変化、バランスの調整、色彩感の変化、和音の響かせ方、ソロの演じ方、フレーズの運び方、打楽器の効果的表現など、遠慮なく切り込んでいきました。
先生は、「何の打ち合わせもしていなかったのに、私が悩んでいた箇所を全部取り上げてくださり、直していただきました。全て見通されているみたいで、びっくりしました。先が見えました!」ととても喜んでくださいました。
子どもたちも、まだまだ上手くなれるという喜びいっぱいの笑顔でレッスンを終えました。


そして、この学校の「秘密兵器」をご紹介します。
1年生のかわいいR君がチャイムを演奏するための「演奏台」です。ちゃんとペダルも踏めます。
保護者の方の手作りだそうです。すごいです。

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この演奏台、あっぱれ!です。 
そして、かわいくてかわいくてたまらなかったR君。みんなのマスコットみたいでした。 
でも、この難しい曲のチャイムをちゃんと演奏するんです。 待っている間は、きちんと気をつけしていました。
演奏台同様、あっぱれの1年生でした。


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この学校の先生は、お会いするのは初めてですが、これまでも、お電話やお手紙でお付き合いさせていただいて来た方です。
レッスン前、先生は子どもたちに、「ずっとお会いしたかった田川先生に今日いらしていただき、先生は夢のようです。宝物のような時間です。感謝してしっかりご指導を受けましょうね」と、とても丁寧に真剣に語りかけてくださいました。
そんな先生のご指導を受けて育っている子どもたちは、先生と同じように謙虚で、ちょっと何かをしてあげただけでも「ありがとうございます」と言葉に出来るとても気持ちの良い子どもたちでした。
この学校は、スペシャルアレンジのオーケストラ曲に取り組んでいます。このバンドの編成と実態にぴったり合わせたアレンジで、皆、曲の味を楽しみながら練習に取り組んでいました。
先生は、曲の前半を数枚のイメージ画に書いて見せ、場面の雰囲気の違いを伝えていらっしゃいました。
それを受けて、私からは、奏法やアタック、音型の違いなどを具体的にアドバイスし、先生の願いが音として表現出来るように導きました。
また、楽譜に書かれた強弱記号の意味合いや表現の仕方を工夫することで、ぐっと大人な雰囲気の演奏になりました。
クラリネットパートは4年生と3年生の3名だけ、ホルンパートは3年生1名だけという厳しい状況でしたが、それでも正確で良い音を出して表情豊かに演奏していることに驚きました。
先生の日常のご指導を見学させていただきたいほど、音づくりに信念を感じるバンドでした。



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この学校の顧問の先生は、今年度着任されたばかりの、しかも吹奏楽指導が初めてという先生です。
教師経験としてはベテランである先生は、この学校の吹奏楽部の子どもたちの頑張り、素直さに勇気をもらって、日々のご指導に情熱を注いでおられます。
とまどいやお悩みもあるようですが、ひとつひとつ乗り越え、勉強し、子どもたちのためと歩まれるお姿は、まさに「教師の鏡」でした。
子どもたちは、「超」が付くほど明るく元気、子どもらしく...かわいい低学年の部員からたくましい6年生までが家族のように関わり合いながら活動していました。
練習していた曲は、前任の先生が残してくださった曲のようですが、テクニックも音楽性も少々難しい面もある曲です。
そのひとつひとつのハードルをどう乗り越えるかということを細かく練習していきました。
細かい音符のタンギングの仕方、快速なテンポの中での音の軽重、リズムの生かし方、ゆっくりな部分の推進力とフレーズ感の付け方...さわやかで聴きやすい演奏に近づき、各々の課題も見えました。
吹奏楽指導1年目とは思えない先生の指導力は、「指導技術」以前に大切な「子どもと音楽を愛する気持ち」から生まれるものなのだと確信しながらレッスンを終えました。



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話題は尽きず、笑いも止まらない楽しい先生方でした。
子どもたちへの愛情、音楽への情熱、仲間同士の思いやり...
一緒に過ごさせていただいた時間は「幸せ」の一言でした。
「田川先生、来年もぜひいらしてください!」と、早くも来年のご予約までいただきました。
すてきな出会いをさせていただき、心から感謝しています。

お招きいただき、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。


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天草から

先週の金曜日から昨日まで、熊本県天草市にお伺いさせていただきました。

天草に初めてお伺いしてから、12年ほど経つのでしょうか。
ご縁をくださったのは、作曲家の八木澤教司先生でした。

「天草の小学校が、『はてしなき大空への讃歌』に取り組んでいて、私に指導依頼が来たのですが、小学校バンドなら田川先生をお招きしては...とアドバイスさせていただいたのです」と、八木澤先生からご連絡いただき、その後、天草の先生からご連絡をいただき、お伺いすることになりました。

私がまだ新浜小学校に勤務している時でした。
それ以来、毎年、この時期や秋にお招きをいただくようになり、フリーになってからは、複数の小学校、中学校、高校にもお伺いするようになりました。

天草に行くには、熊本空港、または福岡空港から「天草エアライン」という40名程のプロペラ機で約30~40分飛んで向かいますが、先週の金曜日は「機体整備のための運休日」でした。
ガーン(汗)...天草エアラインが飛ばないと、熊本空港からバスを乗り換えながら約3時間ほどかけて移動するしかないのです。
前に一度これを体験しましたが、天草に着く頃にはぐったりするほど疲れ切ってしまいました。
今回も、「あの地獄移動か...」と覚悟していたのですが、小学校の先生が年休を取って、熊本空港までお迎えに来てくださることになったのです。
自家用車だと、高速道路を走れますし、最短距離を走り、また、楽しいおしゃべりや途中休憩も取れますので、ずっと楽です。
それでも、2時間半はかかりますが、全然疲れず、久しぶりお会いして話すこともてんこ盛り!
とても楽しいドライブでした。

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途中休憩をした天草五橋・松島展望台です。
海と小島、緑、広い空...ゆったり深呼吸出来ました。
しかし、暑かった~。 ソフトクリームがとても美味しかったです。


今回は、小学校3校、中学校1校、高校1校からのお招きでした。
天草は、吹奏楽がとても盛んな地区で、小学校から高校までのつながり、さらに、一般バンドまで。
吹奏楽部員の保護者の中にも、吹奏楽の経験者、あるいは今も一般バンドで楽器を続けているという方もいらっしゃいます。

レッスンでも、中学校へ行くと小学校で出会った生徒さんたちがおり、高校へ行くと中学校で出会った生徒さんたちがおり、一番長い子どもたちは、小学校3年生から高校3年生まで毎年ずっとレッスンを受けています。
9年間の成長を見続けられるのは、とてもうれしいことです。

夏の吹奏楽コンクール、秋のRKK器楽合奏コンクールに向けて、熱心に練習に取り組む先生と部員の皆さんのために、精一杯お手伝いさせていただきました。


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器楽合奏に取り組むこの小学校とは、2年前からお付き合いをさせていただいています。
今年度は、部員数も少ないことがあり、アコーディオンとバスマスターだけのリード合奏で活動しています。
ピアノを習っている子どもはほんの数名ですが、皆、たゆまぬ訓練によって、鍵盤を見なくても、速いパッセージを弾きこなします。今年の曲は、チャイコフスキーの弦楽セレナーデの第四楽章です。原曲の楽譜をそのまま使って演奏しています。
冒頭の弱奏部の響きをどう作るかというとてもデリケートな練習に始まったレッスンでしたが、こういうストイックな練習にも飽きず、私が伝えた「天から一筋の光が降りてくるような音」を求めて何度も何度も挑戦し、そんな音を作り出そうとする子どもたちの瞳に感動しました。
顧問の先生は、超ベテランの先生でありながら、謙虚さと勉強心に溢れた方です。
私が子どもたちに伝えたことをひとつ残らず付箋に書いてスコアに貼り付け、1ページ目だけでも学びは数え切れないほどになりました。
ご自身の生き様を通して子どもたちを育てる教師としての姿に、心から敬服いたします。
子どもたちの神聖な眼の輝き、忘れません。
会いに来てくれた卒業生の皆さん、ありがとう!

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レッスン後の先生の楽譜の1ページ目です。


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明るく、ファイトの塊という感じの顧問の先生と共に活動する子どもたちは、元気いっぱいの音楽大好きっ子ばかりです。
先生は、ご自身はバレーボール部だったそうですが、勤務した学校で吹奏楽部に関わるようになってから、吹奏楽の魅力にハマり、今では「生きがい」と言えるほどの情熱と大らかな心で子どもたちを包み、吹奏楽の楽しさを伝え続けていらっしゃいます。
運動部出身だけあって、挑戦意欲や突進力は抜群。 そして、子どもたちひとりひとりへの繊細な配慮も欠かさず、皆が安心して伸び伸びと活動に参加していることが分かります。
今年の曲は、先生も子どもたちも大好きということで決めたという『エル・カミーノ・レアル』です。
もちろん、私の『未来へのファンファーレ』に収められた大柏小学校の演奏を何度も観て、感動しながら練習してくださっているとのこと。
まだ曲全体の雰囲気をつかんで演奏している段階ですが、試しに「主旋律」を省いて演奏してみると、あれあれ?こんなだっけ?と、大変なことになっていることが分かりました。このタイミングでこのレッスンがあって良かったと思います。
「これから何を、どのようにやればいいかが分かりました!私、やります!」と、指導意欲が増した先生、そして、「絶対に良い演奏に仕上げてみせます!」と決意いっぱいに見送ってくれたカッコいい子どもたちでした。



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天草で一番長いお付き合いをさせていただいている小学校です。
こちらの小学校からのお招きで、私は初めて天草にお伺いし、それ以来、指導者が代わっても、毎年お招きいただき、12年ほどご縁が続いています。
今の先生になってから3年目。先生の願いややり方が染み込んで来たこともあり、子どもたちはとても落ち着いた態度と真剣さでレッスンに取り組み、教えたことがどんどん入って行くことに驚きました。
指導担当をされる先生がチームになっており、楽譜が読める、楽器が出来る、吹奏楽の経験や指導経験のある先生方が皆で指導に関わっておられます。
私が、演奏の誤りを指摘すると、「救援隊」のごとく、その子どもの所に誰かが飛んで行き、私が指摘している箇所を楽譜上で確認させ、さらに、その子に分かるように私の言葉を言い換えたり、具体的に奏法を指示したりと、私のレッスンの効率を上げるように一緒になって指導してくださいました。
演奏中の身体の動きを一度やめることで、アーティキュレーションの正確さや音圧の安定を図れ、サウンドや各パートの音がクリアに出来ることを学べたレッスンになりました。
これからも、先生方と子どもたちのチームプレイで、ますます向上していけそうです。



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上記の2つの小学校の子どもたちが進学する中学校です。
他の小学校からも入学して来ますが、中学校ではみんながひとつになって良いバンドづくりを目指しています。
今年度、このバンドは顧問の先生が代わりましたが、私のレッスンを希望してくださり、例年同様にお伺いさせていただくことが出来ました。
レッスンの前に、顧問の先生が代わることによって起こり得る様々な「危機」について部員たちに話し、こちらの先生はそれが起きないように最善を尽くしてくださるすばらしい先生なのだということを、私なりの表現で伝えました。
今までと同じように活動出来、今回のレッスンがあったのも、全て先生のおかげ。当たり前だと思ってはいけない...と。
新しい先生と生徒さんたちがより深い信頼関係を築いて前進出来るような声かけをしながら、音楽を深めていきました。
部員の多くが、小学校の時から私との付き合いがあるので、私が伝えたいことをキャッチする心と力も高く、持ち前の気合いも手伝って、課題曲・自由曲共に、ひとつのサンプルとしてのアイデアによる演奏を作ることが出来ました。
「最終的にどう演奏するかは、顧問の先生のご指示どおりにしなさい。それが演奏者である君たちの責任であり、指揮者に対するマナーです」と伝えながら。
誠意ある新顧問の先生のおかげで、私もこの素晴らしいバンドとご縁がつながっていることに感謝しながら、これからも応援を続けていきたいと思います。



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上記の中学校から進学する生徒さんも多い地元の高校バンドです。
小学校時代から私のレッスンを受け続けている生徒さんもたくさんおり、お伺いする度に小学生の頃からの成長に心打たれます。先生は、オーボエがご専門の若手ホープ! お人柄のとおり、とても丁寧に音楽を作られる先生です。
今年度は、生徒さんたちとの話し合いの結果、昨年度までよりも練習時間を減らし、「短時間集中」で活動しているそうです。
多くの生徒さんが進学を希望し、その上、3年生のコンクールまでは引退しないという「文武両道」の吹奏楽部なので、勉強との両立が一番うまくいく活動を模索していらっしゃるようです。
レッスンをしてみて感じましたが、練習時間を減らしても、その分の集中練習と先生のご指導の巧みさで、マイナス面はゼロでした。
課題曲も自由曲も、とても端正に演奏出来ていたので、特に課題曲『スケルツァンド』では、田川流解釈(もちろん楽譜から読み取った解釈です)で、「スケルツァンドらしい演奏」を提案させていただきました。
毎年のことなので、私が一度壊して、その後、もう一度、先生が解釈を整理し直して作り上げる過程を、先生も生徒さんたちも楽しんで「勉強」と思ってくださいます。
柔軟性ある先生のお考え、そして、すぐに対応して演奏を変えられる生徒さんたちの力で、今年も良い学びが出来たのではないかと思います。
3年生のある生徒さんが、「僕は小学校からずっと田川先生のレッスンを受けて来ました。とうとう今年で最後かと思うと悲しいです」と話してくれました。それは、私も同じです。感慨ひとしおのレッスンでした。
3年生にとっては、もしかしたら、人生最後のコンクールになる人もいるかもしれません。
最善を尽くして頑張ってくださいね。



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なごやかで温かく、子ども大好き、音楽大好きな天草の先生方です。
熊本市内から毎年見学に来てくださる先生もいらっしゃいます。
今年もお会い出来て、心に染み込むひとときを過ごすことが出来ました。
毎年のお招き、本当にありがとうございます。
これからも、心豊かな音楽活動を...



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帰りは、天草エアラインで福岡まで飛び、乗り換えて羽田へと向かいました。
空港までお見送りに来てくれる子どもたちの笑顔を見ていると、出発が寂しくなるほどでした。
「みんな、田川先生が大好きなんですよ!」とお話ししてくださった先生のお言葉...大切な心の宝物になりました。

「僕も君たちが大好きです!また会おうね!みんな、がんばれ!」


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旭川から~2017・6月~

先週の金曜日から昨日まで、北海道の旭川地区にお伺いさせていただきました。
5月に引き続き、今年度2回目のお伺いとなります。


今回は、小学校3校、中学校4校、高等学校1校からの計8校からのお招きでした。

5月に引き続きお伺いさせていただいた学校も、4校ありました。
1ヶ月の「力」というものは大きく、どの学校も確実に進歩している様子がわかりました。

「吹奏楽祭」「高文連演奏会」「修学旅行」など、大きな本番や学校行事も多く、さらに、毎年恒例の「北海道音楽大行進」の準備も進めながらの練習は、時間的な余裕もなかったと思いますが、ほんとうによく頑張っているなと感心するばかりでした。

また、それぞれのチームの「実情」が良い面も課題も含めて歴然としてくる時期でもあり、練習のポイントを絞り込んでいくことにもアドバイスの中心を置きました。

今年初めての学校では久しぶりの再会に喜びを感じながら、レッスンさせていただきました。


5月にお伺いしていない今年度初めてのレッスン校をご紹介します。

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雪積もる1月にもアンサンブルレッスンでお伺いした小学校です。
今年のチームは、明るくさっぱりした爽やかさが特長です。反応もとても良いです。
顧問の先生は、相当な勉強家で、私が知らないブラスバンドの曲もたくさんご存じで、私の方が情報をいただいている次第です。
昨年のブラックダイクの演奏会にもわざわざ上京していらっしゃり、今年の11月の再来日のチケットももちろんゲットされていらっしゃるとのこと。ブラスバンド大好き人間の先生なのです。
そんな先生に指導を受ける子どもたちも、もちろんブラスバンド大好き小学生。
今年のコンクール曲は、ちょっぴり背伸びして選んだ曲ですが、皆、高いハードルを乗り越えようと、とても真剣に努力していました。
6年生は、音色もテクニックも上級。新しい部員たちも、「みそっかすモード」ではなく、持てる力で一生懸命役割を果たそうとしている姿が印象的でした。



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今年は指揮者の先生が代わり、新しい気持ちでコンクールに向かっています。
かなりグレードの高い曲に挑戦しており、まだまだ乗り越えなければならないハードルが待ち受けています。
レッスンでは、音の形や発音を揃えること、正しいリズムや音程の確保など、基礎固めのお手伝いをさせていただきました。
新入部員が少なく、人数は少なめですが、6年生がとてもしっかりしており、一生懸命に演奏をリードしていました。
全体の音色も柔らかく、ここ数年の先生方と子どもたちの努力が豊かに実っているなぁと思いました。
レッスン後、指揮の先生から、「いつも気になっていたことをことごとく指摘していただき、どうやって子どもに伝えたらそれが改善されるのかという具体的な言葉かけや練習の仕方まで実演していただき、とてもありがたかったです。」とお話しいただきました。
子どもたちは、難しいコンクール曲も、とても気に入って練習しています。
今回勉強した練習方法やチェックポイントを生かして、皆で勇気をもって挑んでほしいと思います。



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お迎えの時からお見送りの時まで、明るく元気でパワフル、そして、真剣なやる気バンドでした。
子どもたちの心と力にぴったりの夢のある楽しい曲を選んで、生き生きと練習していました。
セッティングを替えてみたら、聴こえてくるサウンドやパートのバランスが大きく変わり、先生と納得!
人数が多いので、所々、演奏する人数を変えて、音の厚みや音量の変化をつけてみました。
6年生の力が生きて、人数を減らした箇所も、クリアで安定した音の響きを楽しめました。
シンプルな曲想の曲だからこそ、色彩感豊かな仕上がりを期待したいと思います。
場面ごとのイメージもよく理解しているようで、自発的に音色や表現の仕方を変えていけたことがすばらしかったです。
リコーダーや打楽器の楽しい演奏効果も素敵でしたね。



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旭川永嶺高校は、合併2年目の今年、旧制服は3年生だけとなりました。
見慣れない夏服が大勢いるメンバーに迎えられ、一瞬、あれっという気持ちでした。
今年も初心者を含むたくさんの1年生を迎えて活発な活動を展開しています。
きっと日々の活動では悩みも苦しみも多いのでしょうが、そんなことは微塵も見せずに、笑顔で迎えてくれ、いつものほのぼのとした家庭的な雰囲気、気合いの塊のような熱心な受講姿勢を見せてくれました。
「高文連演奏会」「アップルコンサート(地域の小中学校との合同演奏会)」と本番が続いた直後のレッスンでしたが、私のレッスンを目標に、練習時間が少なかった課題曲『スケルツァンド』を中心に猛練習してくださっていました。
しっかりと形の出来た『スケルツァンド』を、作曲者の意図や楽譜に隠された仕掛けを紐解きながら「音楽」に導くレッスンは私自身もとても楽しく、部員の皆さんの素直で柔軟な反応のおかげで、とてもスムーズに進みました。
7月には、「文化祭」「サマーコンサート」も控え、ますます忙しくなりますが、たくましい若さで乗り越えてくださいね。



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昔、旭川の様々な中学校で吹奏楽部顧問を務められ、全国大会に導かれた荒木関守先生です。
今は、何と老人ホームを経営されながら、ふたつの一般バンドの指揮者をされたり、学校のバンドのアドバイスをされたりしていらっしゃいます。
私は、先生が指揮する永山南中学校の『ローマの祭り』演奏を全国大会(金賞でした)で聴いたことがあり、あの時の感動が蘇ってきました。
私のレッスンを見学された後、「旭川の先生方は、田川先生がお越しくださるのを本当に楽しみにしているんですよ。これからもよろしくお願いしますね」と、お話しくださいました。光栄です。
先生、いつまでもお元気で、お仕事やバンド指導をお続けください。



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ある先生からいただいた「ラベンダー」です。
ご自宅のお庭で栽培されているそうで、毎年、こうしてプレゼントしてくださいます。
帰宅してから、枕元に置くと、いい香りでリラックス効果抜群。
先生の温かさを思いながら、ゆっくり休めます。
今年も、ありがとうございます。



7月にも、たくさんの学校からお招きいただいています。
すでに届いている仮予定表を見ただけでもクラクラするすごいスケジュールです...

やる気いっぱいの旭川の先生方と子どもたち...今からとても楽しみです!


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富山県の中学校・高校バンド

先週の金曜日から昨日まで富山県にお伺いして来ました。
中学校3校、高校2校からのお招きをいただきました。


富山とのご縁も長くなり、だんだん学校も増え、中学校のレッスンで出会った生徒さんと高校のレッスンで再会出来ることも楽しみとなりました。

北陸新幹線の開通のおかげで、日帰りでも行けてしまう近さになった富山です。(まだ日帰りは経験ありませんが。)
はじめの頃、飛行機で飛んだり、上越新幹線の越後湯沢駅で特急に乗り換え、風や雪で遅延することも多かったりと、かなり苦労して出かけていた富山でした。

今は、自宅近くの「湖北駅」から乗り、上野で北陸新幹線に乗り換えれば着きます。
ありがたいです。

そして、毎年、この時期にお招きいただき、ちょうど音取りが終わった後のアドバイスであったり、曲が何とか通せるようになった段階での曲づくりの方向性の示唆であったりと、コンクールに向かうためのとても良いタイミングだと感じています。

「魔の6月」で、過去には緩みが露骨に見えた時もありましたが、最近はみんなバリバリのやる気でレッスンを待ち構えてくれている感じです。

富山県の吹奏楽コンクールは7月の終わり頃、北陸大会は8月10日前後と、県大会から支部大会までが2週間ほどしかありません。
また、この間に、「中日吹奏楽コンクール」という東海北陸地区独自の大会もあり、吹奏楽連盟の課題曲とは別のマーチが課題曲となっているので、結局、大編成の学校は課題曲2曲と自由曲の計3曲を並べて練習しています。
小編成のバンドも、中日コンクールには課題曲があるので、2曲の練習となります。
中日コンクールの課題曲は、市販の外版マーチで技術的なグレードも低く、しかも、良い勉強が出来るマーチが選ばれています。
シンプルな楽譜からも勉強出来ることはたくさんあります。
全日本吹奏楽連盟の課題曲もそんな曲になればいいのにとつくづく思います。

先週には、「吹奏楽祭」もあり、コンクール曲を発表し合い、互いに忌憚のない感想を述べ合ったという先生方は学ぶ気持ち一杯です。

いよいよコンクールに向けて全力投球の皆さんでした。


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顧問の先生は、教務主任を務めておられ、山積みの「提出書類」や「文書づくり」との格闘の日々だそうです。
毎日夜遅くまでお仕事され、まさに「時間外勤務」の嵐...その中で、わずかな部活指導の時間は、むしろ先生の心のオアシスになっているようです。
毎年異なるタイプの生徒さんたちを相手に指導される中で、指導法をワンパターンではなく、様々なスタイルの研究に励んで来られた結果、部員たちが自主的に話し合って練習を改善していく姿、そして、表現の工夫に努める姿が見られるようになってきたとのこと。
全員が中学校からスタートするバンドですが、1年生の見学の態度も良く、素敵に演奏する先輩たちへのあこがれの強さも伺えました。
コンクール曲のレッスンでは、楽譜に書かれた記号の解釈やそれによる表現の違い、楽譜に書かれていないフレーズのまとめ方や重心の置き方、そして、各声部の役割を勉強し、曲が立体的になりました。
さらにピッチやハーモニーの純度を高めて、クリアーなサウンドを目指しましょう!



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以前は、コンクールだけを目標に活動していたバンドでしたが、数年前から3年生の引退の節目を兼ねて、「オータムコンサート」を開催し、地域の方々に喜んでいただくことが最大の活動目標になりました。
それをきっかけに、活動の仕方も、音楽の方向性も、部員たちのコミュニケーション力もずいぶん高まったと思います。
まさに、「人間教育」としての吹奏楽活動が根付き、ますます地域の応援団が増えています。
このレッスンまでに、「ともかく楽譜通りに正しく音を並べ、田川先生には『技術』ではなく『音楽』を指導してもらおう」という願いをもって、先生と部員たちが必死の思いで進んで来たようです。
曲に流れる精神、作曲者の思いや意図、音符ひとつに込められた心...身体と心でとらえ、音楽につなげていく勉強は3時間ノンストップで続きました。
最後の最後まで集中力と気合いが途切れることなく、がむしゃらに頑張り続けた皆に心から拍手です。
先生と共に最高の「音楽」を作り上げてください。



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いつも明るくきびきびとした雰囲気が素敵な中学校バンドです。
全員が中学校からの初心者でスタートしますが、今年は3年生も多く、先生との心の絆の深さが行動や演奏に表れていました。
最初に聴かせていただいた自由曲に、何故か涙がこぼれてしまいました。
このメンバーは、1年生の時から成長を見て来ましたが、それぞれに乗り越えたものが大きく、「あの子がこんな顔つきになった」「あの子がこんな音で演奏出来るようになった」「あの子が...」と、1年生、2年生と歩んで来た様子が思い出され、先生のご指導が、演奏技術や表現力だけでなく、人間としての心を豊かに育てて来られたことに改めて心を打たれました。
低音パートにも頼りになる3年生がぞろりと並び、豊かな低音が土台となったバンドのサウンドは、まさに「ピラミッドサウンド」でした。
日頃の合奏では、音を正しくきちんと並べることに尽くして来られたということで、今回はその基盤を元に、大胆な表現や変化を付ける勉強をしました。
皆の「心」から奏でられる豊かな音楽に包まれ、本当に幸せな気持ちで学校を後にしました。



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新しい校舎も完成して、新しい練習場(ただし、吹奏楽専用に出来た部屋ではないので、柱があり、ちょっぴり使いづらそうです)で気持ちも新たに活動する高校の皆さんです。
真面目で黙々と練習に励むタイプが多いこのバンドの生徒さんですが、今年のチームは、それに加えて、良く会話し、コミュニケーションが豊かな印象を受けました。それは、レッスンを受ける様子や演奏にも表れます。
中日の課題曲『ウェルカム・マーチ』では、マーチのセオリーに沿って、小細工ではなく、シンプルかつ変化豊かに演奏を仕上げる練習をしました。
自由曲は、有名で名曲の邦人作品。曲の力があるので、直球でいきます。
音型の統一やエネルギーの方向、拍子感、強弱の幅の大きさを共有することで、ぐんとパワーアップしました。
「いつもジャストミートのレッスンをありがとうございます!先が見えました!」と、顧問の先生の一言がうれしかったです。



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高校から吹奏楽を始めた初心者も多く、男子部員も多く、「ザ・高校生」という言葉がぴったりの元気溢れる吹奏楽部です。
楽譜を覗くと、「ド・レ・ミ」や「2.3、1・3」などと、階名や指番号を書いてあるメンバーもいて、元運動部の男の子たちが、このバンドの魅力に惹き込まれて、「いっちょう、やったるか!」と格闘している様子も伝わって来ます。
それでも、わずか2、3年間のうちに先生の巧みで愛情いっぱいのご指導で、立派なプレイヤーに育ち、コンクールでも上位大会に駒を進める演奏を成し遂げてしまう「奇跡」に感動します。
曲の中に次々出てくるソロたちには、イメージや言葉、歌を伝えると、理屈ではない表現が生まれて来ました。
リズムの交錯、アクセントの種別、アーティキュレーションの統一を徹底的に練習し、曲の持つ力が音楽室に湧き上がって行きました。
コンクールに向けて、さらに音と音楽に磨きをかけ、このチームにしか出来ないスタイルの演奏を完成させてほしいと願っています。



5校の皆さん、コンクールに向けて、心ひとつに、先生と共にまず自分たち自身が感動出来る演奏を作り上げてください。

良い夏を迎えられますように!

応援しています!



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「さようなら~! ありがとうございました!」
「がんばれよ~!」 「はいっ!」


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函館から~2017・6月・その1~

先週の金曜日から昨日まで、北海道の函館にお伺いして来ました。
今年度2回目の函館です。


ここのところ、梅雨入りした関東もジメジメすることなく、涼しい日が続いていますが、函館も実に爽やかで美味しい空気が迎えてくれました。
半袖は、ちょっと寒かったかな? でも、レッスンしているとどうせ暑くなるのでOKです。
そして、先生方と子どもたちの温かさで心はポカポカ。

今回は、吹奏楽コンクールを目指して頑張る小学校5校、中学校3校からのお招きをいただきました。
初めて出会った学校も2校あり、とてもうれしかったです。

みんなみんな、とてもよく努力していることが分かる練習の様子を見せてくださいました。
「今すぐ出来ることは何か」「これから出来るようにしてほしいことは何か」、そして、「自信を持って良いことは何か」...心を込めてお伝えしました。

素直で勉強熱心な子どもたち、そんな子どもを育てていらっしゃる顧問の先生。
3日間(と言っても、金曜日は放課後です)に8校回るというのは、それなりにハードな日程ですが、私を待ってくれている皆さんに感謝しながら、疲れなど見せず、どの学校でも背筋をピンと伸ばし、笑顔で頑張りました。

一生懸命応えようとする小学生・中学生の皆さんの姿にジーンとしました。

お伺いした8校の皆さんの練習の様子を2つの記事でご紹介します。

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全校児童25名という超小規模校でありながら、金管バンドに17名も属している「奇跡のバンド」です。
このバンドに初めてお招きいただいた年から3年目。まだ2年生でヨチヨチの演奏をしていた子どもたちも、立派な5年生となり、頼もしいお兄さんお姉さん役を務めています。
昨年度は新入生がおらず、入学式の無いスタートを切りましたが、今年度はたった一人の新入生を大歓迎して入学式をおこなえたそうです。
そんな小さな学校のこの金管バンドは、今や、地域の方々の誇りでもあります。
演奏のレベルも毎年上がり、今回のレッスンでは、音のひとつひとつに対するこだわりを要求できるまでになりました。
大切なユーフォソロを吹くのは、3年生のK君。ビブラートに挑戦してみましたが、なかなかすばらしかったです。
打楽器も、音とフォームの見せ場を決めて、カッコいい演奏になって来ました。 
途中に、工夫して加えたかけ声も、この人数とは思えないほど元気で勇ましく、実に効果的。
子どもの「あるべき姿」を思い出させてくれる小学校バンドです。
  


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今年度、主顧問の先生が代わり、新しい気持ちで再スタートしている小学校です。
先生は、吹奏楽指導の大ベテラン。子どもたちは、これまでの明るさや無邪気さを残したまま、そんな先生にしっかりとついていき、先生のご指導の良さをくみ取っています。
去年の夏以来の再会でしたが、音色(特に木管)が良くなっており、コツコツと積み上げた努力の成果が分かりました。
コンクール曲はも、鈴木英史先生の楽しく美しいオペレッタのセレクション物です。
旋律の持ち味をどうしたらより良く表現できるのか、バックに流れるハーモニーをどう主張したらよいか、リズムに応じた音の形、タンギング、息のスピードはどう変化させたらよいかなど、この時期の小学生としてはレベルの高い内容でレッスンが出来ました。
みんな、先生が選んでくださったこの曲が大好きです。もちろん、先生も大好きな曲です。
これからコンクールまでの歩みがとても楽しみな演奏でした。



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初めてお招きいただいた小学校です。
顧問の先生とは長いお付き合いですが、この春、こちらの学校に転勤され、心機一転頑張っていらっしゃいます。
先生は、子どもを集めるのが得意で、転勤してすぐ新しい部員も次々入部して、仲間が増えました。
何と1年生もいます。兄姉がいる場合だけ1年生もOKということにしているそうですが、その1年生のかわいいこと。そして、音もちゃんと出せていてびっくり。 まだ曲には入れませんが、お兄さんお姉さんと一緒におりこうさんに座っていられるだけでも合格!
新入部員も多い今年のチームのために、先生は力にぴったりの曲を選び、皆で楽しく練習していました。
みんな、先生のことも、曲のことも大好きなようで、練習中は笑顔いっぱい。 そして、会話も楽しくきちんとできます。
きれいな校舎、たくさん応援してくださる校長先生や先生方、保護者の皆さんに見守られて、新しい船出も順調です。
これからも、皆の元気と明るさを大切に、どんな波も乗り越えて行ってくださいね!



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練習中、つい笑いが出てしまうほど、楽しいキャラの子どもたちが集う金管バンドです。
でも、練習はいつも真剣で、とても集中力があります。
先生は、毎年、ブラスバンドの音源をたくさん聴いて、その年の子どもたちに合う曲を探しておられます。
今年の曲も、そうやって掘り当てたやや古い曲です。「なるほど、そう来るか!」と共感しました。
子どもたちに、「この曲はどんな曲なの?」と聞くと、ほとんど同時に「この曲は~」と、曲の背景を興奮して話してくれました。
先生は、子どもにもわかりやすく曲の背景を説明し、理解させてから練習をスタートされたようです。
様々な演奏法を必要とする曲のため、息の流し方やタンギングの種類、音色の作り方、フレーズ表現のまとめ方など、かなり「大人っぽい配慮」が必要です。
今回は、時間の関係もあり、「はい、宿題ね」と、あえて残した場所もありましたが、子どもたちは、何をどうしなければいけないかをよく理解していたようなので、きっと時間と共にどんどん良くなっていくに違いありません。



~その2~に続きます。

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