田川伸一郎のブログ

沖縄県小学校管楽器指導者研修会

先週の金曜日から昨日の月曜日まで、4日間沖縄に行って来ました。
「小学校管楽器指導者研修会」と、4校の小学校バンドレッスンでした。


「小学校管楽器指導者研修会」の講師としてお招きいただいたのは今年で3回目です。
初めてのこの研修会は、3年前に「講話形式」でおこなわれ、1年空けて、昨年度と今年度は「公開指導」でした。

ご依頼いただいたテーマは、「表情豊かな演奏づくり」...いわゆる、「曲の仕上げ方」です。
「出来上がっている演奏の質をさらに高め、感動性に溢れたステージに導くにはどうしたらよいのか」を勉強したいとのことでした。
昨年度も同様のテーマで、モデルバンドを使った指導の実際をご覧いただきました。

演奏曲の楽譜だけは、他のレッスン校の楽譜と一緒にまとめて送られて来ましたが、顧問の先生のお名前もメッセージも無く、本当に楽譜だけ。 えっ?!
役員の先生にたずねても、「どんなバンドだかわかりません。連絡してみます」と...。 
えっ?! どんなバンドか分からないバンドがモデルバンド?
「連絡してみます」とのことでしたが、結局、連絡も打ち合わせも無いまま出発の日を迎えてしまいました。
「ほんとに講習会やるのかなぁ...」という気分でした。

沖縄に着いた金曜日、もう一度、役員の先生に、まだ顧問の先生から何の連絡も来ていないことを話すと、「えっ!そうだったんですか?すみません。すぐに連絡させます!」 「はぁ...」

こうして、前夜になって、やっと顧問の先生から連絡が入ったのでした。
モデルバンドは部員18名、しかも、3年生をはじめ初心者も多いバンドだということが前日夜に分かりました。
そして、「曲の仕上げ方」どころか、まだ楽譜にある音がどうにか出せるようになったばかりで、やっと通せるかなという状態だと。
えっ、話が違う...でも、やるしかありません。

そして、迎えた当日でした。

研修会には、沖縄県内から50名以上の先生方がご参加くださいました。
離島からの移動は大変だったと思いますが、石垣島から参加してくださった先生もいらっしゃいました。

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先生方の声も出来るだけ取り入れて、皆さんで勉強したいと考え、発言の機会も設けました。

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たくさんの先生方がご意見を出してくださいました。

演奏は、前日に先生から聞いたとおりの状態で、間違った音や謎のハーモニーも聴こえてきており、やはり、「曲の仕上げ方」にはほど遠い状態でしたので、「ここからほんの一歩でも前に進めるように」と、自分の中でテーマを置き換えて進めることにしました。

声を出すとか、歌うとか、意思表示をするとかといったことにも慣れておらず、モジモジ。 
発問をしても、ほぼ「・・・」でした。 
でも、全てがこのバンドの実態なので、少しずつ解きほぐしながら、笑顔で寄り添ってあげました。

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基礎技術を高めることはもちろん、音楽することへの思いや自発性を持たせるためには、指導者側の「待ってあげる心」「あきらめない心」がとても大切だということを、私の姿勢を通して先生方にお伝えしました。

先生方からの質問に「ピッチを合わせるには」「高い音が出ない子への指導」「音量をアップさせる方法」などの質問もありましたので、途中、曲から離れて、その解決方法にも触れました。

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「ピッチを合わせる」には、まず「音のうなりが分かること、それを修正する力を付けること」...これはまずリコーダーで体験してから金管楽器に移行です。 

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「高い音が出ない子どもへの指導」では、ヤマハからおいでくださった久米博先生(ユーフォニアムの名手です)にも力を貸していただきました。
楽しいゲームのように高音を出せるようになる練習方法を提案し、いきなりハイトーンが出てびっくりする子もいました。
 

2時間半、休憩無しの講習で、子どもたちは一歩前進出来たと思います。
しっかりお昼寝している子どももいましたが、そっとしておいてあげました(笑)

テーマとは違う展開に、先生方には退屈な時間もたくさんあったと思いますが、このバンドの実態に合わせ、私なりにじっくり取り組んだつもりです。

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先生方の前で、2時間半ノンストップ、よくがんばりましたね!
これからも、仲良く楽しく活動してくださいね!



「公開指導」の後は、「お悩み相談コーナー」でした。
「お悩み」をうなずきながら聞く先生方...「みんな同じように悩んでいるだな」と安心して話せる雰囲気がありました。
それだけでも、「話して良かった」と思われたことでしょう。

先生方のひとつひとつのお悩みに、私の経験や実践から分かることをお話ししました。

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「心を育てるバンド指導、人間を育てるバンド指導を・・・」 「何でもいいから、自分のバンドに1つ『ウリ』を持ってほしい。」
そして、「子どもは、待ってあげてください。」としめくくりました。

休業土曜日を「勉強」のために費やしてくださった熱心な先生方。
これからのご指導のヒントになるお土産がひとつでもあったならばうれしいです。

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主催された沖縄県小管研、沖縄県吹奏楽連盟の会長さん方です。


今年度まで3回にわたる「小学校管楽器指導者研修会」へのお招き、ありがとうございました。

これからも良い研修会が続いていきますように...

沖縄県小学校管楽器教育研究会、沖縄県吹奏楽連盟の益々のご発展を心からお祈りいたしております。



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第12回千葉県私立小学校研修会

先週の土曜日、「第12回千葉県私立小学校研修会」に、音楽科部会講師としてお伺いさせていただきました。

公立学校のように年間を通しての教育研究会が無い私立学校の先生方が、年に一回は合同で学びを深めようと、この研修会を実施していらっしゃいます。

千葉県内の私立小学校は、インターナショナルスクール2校を含めて10校あるそうです。
その10校が、毎年、持ち回りで会場校となります。

今年度の会場校は、松戸にある聖徳大学附属小学校でした。
この学校には、私は年間を通しての音楽教育サポートに関わらせていただいています。
授業研究や吹奏楽の指導を指導をお手伝いさせていただき、ブログで何度もご紹介させていただいています。

今回は、この合同研修会の会場校ということで、年度当初から当日の展開学級を定めて、その学級の学びの進み、主に当日扱う「器楽領域」の授業研究を進めて来ました。

本番数日前には、他の学級で当日と同じ指導案での授業展開をしていただき、それをふまえて最終的な指導案の改訂をしました。


研修会の開会式です。
この学校で、毎年10月に開催されている「聖徳祭」という行事の中の「全校ページェント」で幕開けでした。


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吹奏楽クラブの演奏に合わせて、次から次へと歌やパフォーマンスが続きます。
行進や足踏みそのものが、美しいパフォーマンスになっていました。
最近の学校では、美しい行進や足踏みはなかなか見られなくなりました。
授業研究を通して磨かれた子どもらしく美しい歌声に感動しました。


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伴奏を務めてくれた吹奏楽クラブです。
指揮も児童でした。 曲間の間や、スタートのタイミングもバッチリ決まりました。
お客様がたくさんいらしたせいか、いつも以上に良い音で良い演奏が出来ました。


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県内の私立小学校からたくさんの先生方がご参加されていらっしゃいました。

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開会セレモニーです。


そして、全教科の授業展開です。
私はもちろん音楽科の展開に伺いました。


本時は、「和音の美しさを味わおう」という題材の元、「静かにねむれ」(フォスター)を教材として、「旋律に合う和音を主要三和音(Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ)の中から選んで演奏する」という展開でした。

この教材、この和声づけの指導は私が若い頃からされている内容でした。
子どもたちは、「ヘッドホンのペア機能」を使い、ふたり一組になって旋律に合う和音を探していきました。

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この授業から、私たちは、とても大切なことを学び取ることが出来ました。
今の子どもたちの「旋律に合う和音の感覚」についてです。

今、子どもたちの耳に入る音楽は、「ドミソ・ドファラ・シレソ」のように単純な和声づけをされたものではなく、「ぶつかり」をも美しく感じられるようなものがほとんどです。

授業の中で、ある小節の和音について討議していたところ、「これって、どっちでもいいんじゃない?どっちも合ってる!」という発言が出ました。
私のようなオジサン世代にはついていけないほどの「ナウい和声感覚」が子どもに付いているのです。
吹奏楽の指導をしていても、不協和音ですら、今の小学生は違和感なく「カッコいい!」と受け入れることが出来ます。

この実態を把握したならば、何とか正しい和声に導くには、「バス(低音)進行」を事前にたくさん耳に入れさせて、この曲の和声進行の根幹を児童の感覚に刷り込んでおく必要があります。

私は、事前に、このことにはあえて触れないでおきました。
指導計画の中に、「バス進行を先に刷り込んでおく」ということについての記述はありませんでしたが、このことは当日の学びにしたいと考え、そのままにしておきました。

子どもたちは、1時間、自分たちで取り組み、ああでもないこうでもないとペアや全員で格闘し、「どっちがより合う?」、「合うってどういうこと?」と、どんどん学びを深めて行きました。

まさに、能動的・主体的・協働的・対話的な活動満載の「アクティブ・ラーニング」の具現でした。

日頃から年に2~3回も、授業研究を進めて来られた先生のお力を出し切った素晴らしい授業でした。

以前にもブログに書いたことがありますが、音楽の授業研究会では、もう前時に出来上がっていた演奏を、あたかも本時で初めて作り上げたかのように見せかける「デモンストレーション授業」も見かけます。
「音が良ければ全て良し」のような授業です。
参観者は(少なくとも私は)、そんな見せかけの授業は望んでいません。

・ビフォアー~アフターがしっかりと見えること(仮に完成に至らなくても)。
・音楽学習を成立させるために必要な「スキル」の育成の跡が見られること。
・授業の中に、子どもの「困惑」の場面があり、それを解決しようと格闘する子どもの活動が見えること。
・前時までの指導や本時での支援による「成果」が見え、しかも、「課題提起」を残してくれること。

今回の授業は、全て当てはまる本物の「研究授業」でした。


そして、音楽科分科会です。

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各学校に1~2名しかいない音楽専科の先生。
しかも、私立ということで、合同の勉強会もない先生方にとっては、とても有意義な時間になったと思います。
人数が少なかったので、短い分科会の時間内でも、全員が意見を出して協議出来ました。

私からは、本時の授業への「視点と指導のポイント」、そして、「音楽の先生に願うこと」という2本立てのお話をさせていただきました。

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音楽科分科会にご参加くださった先生方です。
今回は、時間が限られていて、本時の授業についての協議しか出来ませんでした。
その代わりに、「日頃の授業実践でのお悩みやご相談など何でもどうぞ!」と、私の名刺をプレゼントさせていただきました。
他校の先生方のお役にも立てれば幸いです。
それぞれの学校の実情やシステムの中で、ぜひより良い音楽教育を求めてご尽力ください!



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最後の全体会では、聖徳大学大学院教職研究科教授・廣嶋憲一郎先生による講演がありました。
演題「新学習指導要領が目指す資質、能力と授業改善」


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聖徳大学附属小学校では、「礼法」という時間があり、
その時間に児童が折った小笠原流の「包みと結び」をお土産に頂戴しました。



会場校としてご尽力くださいました聖徳大学附属小学校の先生方、職員の方々の誠意と「おもてなしの心」が伝わって来るすばらしい研修会でした。

初めて関わらせていただいた「千葉県私立小学校研修会」でしたが、学校の垣根を越えて、共に学び合う姿に感銘を受けました。

それぞれの学校の特長を生かした私立学校ならではの教育をこれからも続けていっていただきたいと思います。

お招きいただき、ありがとうございました。


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小学校の音楽科授業研究

昨日は、県内の私立小学校の音楽科授業研究にお伺いさせていただきました。

今年度は、様々な学年で、主に歌唱領域で研究をされて来ましたが、5年生の「器楽」を扱うという方針で進めていらっしゃいます。

昨日は、『失われた歌』 (チャールズ・チルトン)を教材に、リコーダー合奏・アンサンブルの学習をしました。
この曲は、私が新卒の頃からずっと教科書に載っている名曲です。

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導入では、パソコンが送って映し出した楽譜で、基礎トレーニングをしました。

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全体で演奏したり、ひとりずつ演奏させたりし、基礎技能の定着を図っていました。

そして、曲の練習です。

前時を振り返りながら、全体練習が続きます。

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アンサンブル練習に入る前には、さらに深く、練習のポイントを絞り込みました。

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「共通事項」とその具体も、確認です。

アンサンブルは、2人で進めました。

練習するスペースが十分あるので、他のグループと音が混ざらないのがうらやましいです。

互いに教え合ったり、うまくいかない所を取り出したりと、なかなか充実した練習が続きました。
私も、時々、ワンポイントアドバイスに加わりました。

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グループ練習の後、数グループの発表を聴き、成果を認め合って終わりになりました。


リコーダーは、シンプルではありますが、とても奥が深い楽器です。

3年生の導入から、どういうメソードで、いつ何をどれ位徹底させていくかということを厳密に作らないと、個人差が開いたり、リコーダー本来の魅力に近づけなかったりということもあり得ます。

今回の授業から、そういった入念な指導計画作成の必要性や、リコーダーという楽器へのこだわりを教師がしっかり持つことの大切さも話し合いました。


今月末に、県内の私立小学校が集っての研修会があり、私は、その音楽部会の講師に招かれています。
県内の私立小学校は、さほど多くありませんが、私がお手伝いさせていただいている2校以外の学校の先生方とお話し出来ることを楽しみにしています。

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『ゴーストトレイン』がつないだ仲間たち

11月4日の「日本管楽合奏コンテスト全国大会・中学校A部門」に出場した北海道七飯町立大中山中学校吹奏楽部(顧問 : 伊早坂忠先生)と、昨年度、最優秀グランプリを受賞して今年度は特別演奏で出演した千葉県船橋市立高根中学校吹奏楽部(顧問 : 尾木慎之介先生)

共に、レッスンにお招きいただいている中学校です。

今年度のコンクール曲を思案していた頃、「バンドの良さが生きる曲」として、『ゴーストトレイン』(ウィテカー作曲)を両校に提案させていただきました。

伊早坂先生も尾木先生も、この曲が気に入り、そして、「ウチのバンドにぴったりです!」と、この曲への挑戦が始まりました。

高根中学校は、昨年度、東日本学校吹奏楽大会でも金賞を受賞した学校です。
大中山中学校の皆さんは、そんな高根中学校と同じ曲に挑戦することに喜びを持って練習をスタートしました。

練習が進むと共に、両校は、同じ曲であっても、先生の解釈で、カットも表現もずいぶん違うニュアンスを出し始めました。

両方の良さを直接聴いている私は、どちらのレッスンの時にも、遠く離れた千葉と北海道の中学生が同じ曲に取り組み、同じ箇所に苦労して何とか乗り越えようとしていること、カットや表現が違うとどんな風に味が違うのかという相手校の良さなどをお伝えして来ました。

そして、互いに同じステージに立つことを夢見て練習するようになっていきました。

大中山中学校は、函館地区代表に選ばれ、全道大会に進みましたが、惜しくも東日本大会への切符はつかめませんでした。
しかし、もうひとつのチャンスである「日本管楽合奏コンテスト」で高根中学校の皆に会いたいと、全道大会の後も更に練習を続け、納得のいく録音を録り直して応募されました。
その結果は、見事、合格! 全国大会への出場が決まりました。

10月の東日本大会の前日、大中山中学校の伊早坂先生と部員は、高根中学校への応援のメッセージをファックスで送ってくださいました。
高根中学校の皆は、北海道の仲間からの思いがけない激励のメッセージを背に東日本大会に向かいました。

そして、今度は、管楽合奏コンテストの直前、高根中学校の尾木先生と部員は、大中山中学校に激励のメッセージをファックスで送ってくださいました。
東日本大会の時に励ましてもらったお返しでした。


そして、11月4日、大中山中学校と高根中学校は、ついに同じステージで『ゴーストトレイン』を演奏する機会を得ることが出来ました。
進行スケジュールの関係で、残念ながら、高根中学校は大中山中学校の演奏を聴くことは出来なかったのですが、大中山中学校の皆は、高根中学校の特別演奏の『ゴーストトレイン』を聴くことが出来ました。

両校の先生は、何とか生徒たちを会わせたいとおっしゃり、高根中学校の皆は、特別演奏が終わった後も帰らずに、表彰式が終わるのを待っていてくださいました。

表彰式後、場所を定めて、ほんの少しの時間でしたが、「交流」の機会を作ることが出来ました。

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高根中学校の皆は、ひとりずつ大中山中学校への感謝や激励の気持ちを書いて
プレートにし、プレゼントしました。


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大中山中学校の皆は、同じパートの仲間宛の手紙を書き、直接手渡して、
お互いにここまで頑張って来たことを讃え合いました。


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大中山中学校の伊早坂先生、高根中学校の尾木先生、そして、両校の部員たちです。


共に『ゴーストトレイン』という難曲に取り組み、遠く離れた仲間たちも同じ苦労をし、同じ楽しさを味わっているのだろうと思い合いながら練習に向かえた半年間でした。

音楽がつなぐ仲間。
吹奏楽がつなぐ仲間。

こうやって、両校のご縁をつながせていただき、私もとても幸せです。

音楽っていいなぁ...と心から思います。

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あっぱれ! 「手作りひな段」

先週お伺いした東京都の小学校バンドです。

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音楽会が近く、体育館で練習中。

アルトホルンやチューバ、ドラムセットは、立派な「ひな段」に乗って演奏しています。

学校にある「ひな段」...校内にある台のような物を集めて並べたり、「ビール瓶のケース」を並べて上に板を敷いたりと、なかなか大変です。

合唱だけなら、写真を撮る時に使うような組み立て式のアルミ製ひな段もありますが、楽器や椅子を並べる時には使えません。

この学校の「ひな段」は、見事な手作りなのです。

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中の白い物は、大きな「発泡スチロール」のかたまりです。

その発泡スチロールにべニア板を貼ってあるだけなので、とても軽くて、小柄な4年生でも2人いれば楽々運べます。

しかも、軽さに反して、とても頑丈です。

幅や高さの違う物が3種類ほどあり、それらを組み合わせて、その時々のニーズに合ったスタイルの「ひな段」がすぐに設置出来ます。

そして、この発泡スチロールは、地元の業者さんで、かなり安く購入出来ているそうです。

このひな段は、現在こちらの学校にお勤めの主事さん(用務員さん)が作られた物で、これまでにお勤めの各学校で作り続けられ、どの学校でも重宝されているそうです。

多数が必要な場合は、過去の学校から借りてくれば、同じサイズのひな段が揃い、体育館のステージ前に、バンド全員が乗れるような広い突き出しステージを作ることも可能です。

あっぱれ! でした。

子どもたちのより良いステージを願い、汗を流してくださった主事さんに感謝です。

幸せな学校、幸せな子どもたちです。


さあ、練習を頑張って上手になろうね!
そして、音楽会を成功させよう!

それが、こんな立派なひな段を作ってくださった主事さんへの一番のお礼ですよ。

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