田川伸一郎のブログ

爽やかな新緑のような演奏会のご案内

昨日は、県内のレッスン校のひとつである千葉英和高等学校吹奏楽部のレッスンでした。
こちらのバンドは、来たる5月5日に第33回定期演奏会を開催されます。


昨日は、定期演奏会に向けて、第一部で演奏する曲目のレッスンをさせていただきました。

♪ バレエ音楽『くるみ割り人形』より
♪ 吹奏楽のための「ワルツ」 (課題曲です)
♪ マーチ『ナイルの守り』
♪ ポルカ『雷鳴と電光』

t5yz2ZDpyU79Gg41524580489_1524580501.jpg

IMG_0008_convert_20180424233934.jpg  IMG_0003_convert_20180424233826.jpg
IMG_0007_convert_20180424233909.jpg  IMG_0004_convert_20180424233848.jpg

このバンドは、近年、特に成長著しく、昨年度は、千葉県吹奏楽コンクール本選大会出場も果たしました。

定期演奏会に向けては、クラシックの名曲やマーチ、そして、課題曲にしっかりと取り組み、質の高い音楽をお客様に届けようと練習に励んでいました。

チャペルでの練習は、私が遠方から聴いてアドバイス出来るので、とても良いです。
気づいたら、コンクールのレッスンのように細部にこだわっている自分がいました。
コンクールであれ、演奏会であれ、その曲を最高のものに磨いていくことは、演奏者としてとても大切な姿勢です。


この演奏会のもうひとつの見どころは、第二部のミュージカルです。
今年は、ディズニーの『リトルマーメイド』をメインタイトルとして、部員たちの創作ストーリーを発表します。


ドタバタのおふざけ劇ではなく、また、学芸会のような劇中心ではなく、常に音楽がいっぱい溢れています。

「クラリネットを愛するアリエル」という設定での幕開けから、楽しく、しみじみとした展開をしていきます。

IMG_0014_convert_20180424234021.jpg  IMG_0016_convert_20180424234042.jpg
IMG_0017_convert_20180424234103.jpg  IMG_0019_convert_20180424234125.jpg

演技も台詞も表情も、もちろん演奏も、とても上手でピュア。
高校生としての等身大のステージは、手作り感と真面目さ、そして、仲の良さが感じられ、幸せな気持ちになれます。

RRnXmUVINcHc0Q31524580538_1524580554.jpg


この部の活動に惹かれて30名もの1年生が入部し、定期演奏会でも合唱で参加します。

gfaiDTSJee0DA0Z1524580449_1524580463.jpg

IMG_0011_convert_20180424234000.jpg
千葉英和高校吹奏楽部を率いるのは、武井大輔先生です。
このバンドを大きく大切に育てていらっしゃいます。


lxvfNnQDueH03Cj1524580582_1524580599.jpg

爽やかな新緑のような定期演奏会です。

お時間のある方、ぜひお出かけください。

最高の休日になりますよ!


WApqBMTDjCLHdyl1524581067_1524581083.jpg

5月5日(土) 開演14:00 (開場13:30)

会場 八千代市市民会館大ホール(東葉高速鉄道「八千代中央駅」より徒歩10分)

入場無料/全席自由 (整理券などはございません。)



スポンサーサイト

PageTop

懐かしい再会

昨夜は、幸町第三小学校の教え子ふたりと懐かしい再会をしました。

『アルメニアンダンス・パートⅡより第三楽章』を演奏して、「TBSこども音楽コンクール」で全国一位になった代のトランペットパート(と言っても、当時は全員コルネット使用でした)の仲良しふたりです。


ブログをいつも読んでくれていたそうで、大柏小の「還暦祝いの会」を見たり、新浜小の各代の飲み会を見たり、犢橋小の会を見たりしているうちに、「前にひとりで会っていた幸町第三小の人の記事もあったし...」と勇気を出して、ブログにメールをくれたのでした。

「ぜひお会いしたいです!」とのメールでしたが、今、すでに忙しくなっている私は、「では、コンクールが一段落する秋頃に」とお返事すると、「秋まで待ったら、心が干からびてしまいます...」と、情熱的な返事(笑)。

ということで、レッスンの後、大急ぎで向かえば何とか会えそうな日を探し、急遽、昨日の上野での再会となったのでした。
ひとりは、岡山出張からの帰りを1日早めて、私の都合に合わせてくれました。

小学校卒業以来、初めての再会です。

教え子との再会の時、私はいつも「うれしい」という気持ちが一番ですが、「あんな指導しか出来なくて申し訳なかった。あんな自分で申し訳なかった」という気持ちもとても大きく、どんな謝り方をしようかなぁと思いながらその時を迎えます。
でも、教え子たちの心は、私が思っている以上に大きいです。

そんな私の反省やお詫びの気持ちなど、「へぇ?何が?」のように受け流してくれます。
本気で謝っても、ニコニコ笑って聞いてくれます。

それどころか、「あんなに迷惑かけたのに、会ってくれてありがとうございます」と言ってくれます。

昨日の二人も、「先生にはめっちゃ怒られました」と言っていて、確かにそんな記憶もありますが、それ以上に、キラキラ輝いていた彼らの姿しか、私の心には残っていないのです。

お互いに、時が経ち、嫌だったことは削ぎ落され、良かったことだけが宝物のように残っているのかもしれません。


ふたりとも41歳。
それぞれ歩んだ道は違いますが、きちんと仕事をし、自分の足でしっかりと自分の人生を歩んでいます。

「先生に怒られると、帰りにみんなで幸町公園に行って、どうしようかって話し合って...。いつもふざけてる奴が真剣な顔で意見言ってたりして...。こうやって、みんなで話し合って自分たちで前に進んで欲しいって先生は考えているのかなって思ってました。だから、本気で怒って突き放して...。」

「先生は絶対に妥協しなかった。ちゃんと出来るまで何度も何度も本気で教えてくれた。たかだか10~12歳のガキだった僕たち相手にいつも真剣勝負してくれた。子ども心にも、それが伝わっていたんです。だから、どんなに怒られても、絶対に先生についていこうと思っていたんです。」

「僕は、仕事でかなり心をやられていた時期があって、出張帰りの新幹線の中で、何げなく先生のブログを見ていたら、涙がボロボロこぼれて...。先生が指導している写真や書いていらっしゃる言葉を見て、あぁそうだ。自分も田川先生の教え子なんだ。小学校の時、あんなに頑張れた自分がいたんだと思ったら、何だかブログの中の先生にすごく守られている気がして。それで何とか心折れずに乗り越えられたんです。僕は、小学校時代の僕自身が支えになっているんです。」

「30歳になった頃、『僕たちを教えてくれていた田川先生って、今の自分の年齢と同じ位? えっ、俺何やってんだ。あの時の田川先生のように夢中になって生きてるか?』と思って...。自分に気合い入れ直しました。」

「ほんと、先生ってすごいですよ。」

「いや、僕以上に、君たちの頑張る心とかセンスとか、ほんとにすごかったよ。それはお世辞ではなく、本気で言える。かなり怒ったりしていたけれど、君たちのおかげで僕は夢中になれた。そして、まだ若くてむちゃくちゃな指導ばかりしてたのに、お母さんたちも文句も言わずにただただ協力してくれた。君たちにもお母さんたちにも、感謝しかないんだよ。」

「うちの親も、田川先生にすごい感謝していますよ。」

「小学校の時に、あんなにすごい体験させてもらえて、心も鍛えてもらえて、そのおかげで今の自分があるんです。頭良い子も、頭悪い子も、いたずらっ子も、みんなで一緒に同じ目標に向かって頑張れた。一緒に怒られて、一緒に泣いて、一緒に笑って、一緒に感動して...それがすごく良かったんですよ。教室の勉強だけじゃ、勉強出来る子や優等生だけがいい思いをするんです。今、『ブラック部活』とか世の中騒いでいますよね。やりたい先生とやりたい子どもがいるのに、上の人が勝手に『やるな』とか決めるなんて、意味分かりません。」

・・・私が成田線の終電に間に合うぎりぎりの時間まで、楽しく懐かしく温かく熱い話は続きました。

途中、LINEでつながっている同期(「アルメニアンダンスの代」のグループLINEを作ったそうです。まだ数名ですが。)に、「田川先生と一緒ナウ」と送ると、「えっ!すごい!今度は私も誘って!」など返信があったようで、今回は急だったので、ふたりだけとの再会でしたが、次回は早めに計画して、出来るだけ同期のメンバーを探して...と意欲的でした。

SNSの良い使い方のおかげで、こうして昔のメンバーを探せるのも楽しくうれしいものです。

帰宅後、彼らから、懐かしい写メが届きました。
楽譜や写真、そして、楽器を大切に取ってあるようです。

ZzBjOzWpJacfcZt1524261989_1524262033.jpg

pMk_Naa673Zv5dl1524261682_1524261713.jpg
合唱にも取り組んでいました。 ア・カペラの四部合唱『けだものが来た』です。

atvEYBx6_8ia1t11524261949_1524261967.jpg
子どもたちひとりひとりの力に合わせて、楽譜を書き直して渡していました。
パソコンなどなく、全て手書きのパート譜でした。


8HGe1zHl2AGFTNY1524262142_1524262162.jpg
「TBSこども音楽コンクール」で、全国一位・文部大臣奨励賞を受賞した時の新聞記事です。

icxb4etkKEjjmoZ1524262055_1524262120.jpg
今でもピカピカなマイコルネットですね。
マウスピースはデニスウィックを使わせていました。



そして、思い出の岩井海岸「川きん」さんでの合宿の写真も。

RYvZ_5tFFBakML51524262286_1524262370.jpg
agP2RQ4Vzv2cPUW1524262402_1524262421 (1)
waUzEGsqBDEe6HC1524262196_1524262221.jpg
田川、若っ!


そして、大人になった今!
このふたりと感動の再会!

oYHuYqoOzWYRmMj1524262833_1524262937.jpg

思い切ってメールをくれて、「すぐにでも会いたいです」と話したくれたS君。 
どうしても会いたいと、出張の予定までやりくりして来てくれたM君。

ニコニコして話す君たちの眼は、あの頃の眼と何も変わっていませんでした。

僕も、「あの頃」のおかげで今があります。

君たちが僕に残してくれた大切な「あの頃」です。

秋には、他のメンバーも誘って...

それを楽しみに、これからのハードな夏を乗り越えていきたいと思います。

本当にありがとう!


PageTop

新しい船出

新年度も、4月半ば。

転勤された先生方も、少しずつ学校やバンドの様子が見えて来たことでしょう。

私の知り合いの先生方にも転勤された方々が数名いらっしゃいます。

3月まで、習志野市立実花小学校に勤めていた、私の教え子である村山和幸先生もそのひとりです。

転勤先は、実花小学校のお隣の学校、そして、実花小学校の前に勤めていた習志野市立東習志野小学校です。

fcAq43XRmJBp3dk1524059595_1524059607.jpg

東習志野小の吹奏楽部は長い歴史を持っていますが、一時期、活動が無くなりかけたこともありました。

村山先生が、この学校で学級担任から音楽専科になり、吹奏楽部の顧問になってから急成長し、実花小に転勤する前年度には、『日本管楽合奏コンテスト全国大会・最優秀賞』『こども音楽コンクール全国大会・審査員特別賞』を受賞するレベルにまで到達しました。
私が教員を辞めた年で、まださほど忙しくなかった私は、足繁く東習志野小に通って、パート練習のお世話から合奏指導まで、全力でお手伝いしていました。

そして、実花小では、7年間、村山先生の指導力はアップし続け、コンクールに出場していなかったバンドを『東日本学校吹奏楽大会・2年連続金賞』『日本管楽合奏コンテスト全国大会・最優秀賞』という快挙に導きました。

子どもたちの努力はもちろん、学校の先生方、保護者の方々の協力体制も見事でした。

村山先生が実花小に転勤した後、東習志野小は、冨田政芳先生という熱心でお力のある先生がご指導を継続され、『東関東吹奏楽コンクール』や『日本管楽合奏コンテスト全国大会』に連続出場する実力を持続し続けてくださいました。

千葉県の公立小中学校の異動は在職7年間が原則です。
実花小で満期を迎えた村山先生は、「次の学校でも吹奏楽の指導を続けたい」と願っていました。
教育委員会からの辞令は、東習志野小という思ってもみない幸運なものでした。

冨田先生が、7年間しっかりとご指導してくださったおかげで、東習志野小の子どもたちは真剣に練習に向かうことや、素直な心で指導を受けることなど、吹奏楽部員としての基本的な姿勢を身につけています。

村山先生のことも、ごく自然に受け入れてくれ、新しい指示や練習の仕方にも、「え~」とか「何で~」とか「前は違ったのに~」とか、そういう言葉や態度無く、一生懸命やろうとしています。

保護者の方々も、「先生がやりやすいようにやってくださって結構ですので。前と変わることがあっても、私たちは先生の方針にしたがってお手伝いさせていただきます。」と、とても理解のある協力的な方々だそうです。

昨日は、記念すべき、初レッスンでした。
私にとっても、7年ぶりに入る懐かしい東習志野小の音楽室です。

冨田先生は、外部講師を入れることなく、ご自分のお力で指導を続けて来られましたので、子どもたちにとっては初めての外部講師のレッスンです。

「緊張している人?」と聞くと、ほとんどの子が手を挙げていました。
「そうだよね!緊張して普通なんだから、心配しないでね!」

子どもたちの様子を見ながら、東習志野小の音や態度の良い所をひとつひとつ認めて、たくさん褒めてあげました。
吸収力のあるすばらしい子どもたちでした。

初レッスンなのに、少しレベルの高い勉強にも挑戦。
とてもよくついて来ました。

これからが本当に楽しみになりました。

IMG_0001_convert_20180418225645.jpg  IMG_0003_convert_20180418225708.jpg
IMG_0005_convert_20180418225727.jpg  IMG_0006_convert_20180418225748.jpg

この音楽室で、また、村山先生と子どもたちの熱いドラマと感動的な音楽が生まれていくことでしょう。

新しい船出は、溢れる夢でいっぱいです。

IMG_0008_convert_20180418225808.jpg
素直で一生懸命な東習志野小の子どもたちに出会えた村山先生。
これからも、「心を育てる指導」を第一に、豊かな音楽活動を!


FfHDsqgWGIOpOMJ1524063155_1524063181.jpg
今は、冨田先生に育てていただいた5.6年生30数名の活動です。
4年生の新入部員募集、みんなで声をかけて、ひとりでも多くの仲間を増やせるといいですね。
村山先生の愛情と熱意をたっぷりと受けて、さらにすばらしい東習志野小吹奏楽部にしていきましょう。
みんな、がんばれ!



PageTop

茨城県の中学校バンド

昨日は、茨城県の中学校バンドの皆さんと、とても良い出会いをさせていただきました。
先週土曜日の授業参観日の振り替え休業日ということで、午前中から夕方まで、たっぷりと共に過ごすことが出来ました。


ucPtTQkMZvnXimO1523924072_1523924087.jpg

出会いのきっかけは、1月にお招きいただいた「茨城県吹奏楽連盟中央地区指導者講習会」でした。

その日のブログ記事です。
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-1574.html

この講習会に参加されていた先生からご連絡をいただき、メールやお電話でたくさんのご相談を受けました。

先生とお話ししていると、先生がどれだけ生徒たちのことを大切に思っているか、どれだけ生徒たちのことを讃えているか、そして、自分がもっともっと勉強して力を付けないとすばらしい生徒たちのために申し訳ないと考えていること...
生徒さんたちへの深い愛情と、指導者としての謙虚で真摯なお考えやお人柄が伝わって来ました。

様々なお話を交わしている中で、遠慮深げに、しかし本気で、私のレッスンを受けたいと思っていらっしゃる気持ちをお伝えくださり、昨日の出会いに至りました。

生徒さんたちは、まっすぐな視線を私に向け、初めて会ったとは思えないほどの親しみを持って接してくれました。
顧問の先生のお人柄そのものが生き写しになったような素直で真っ直ぐな部員たちでした。

先生は、「心の中にコップが上向きに立っていないと、水は注げない。田川先生は、きっと大きなコップにも入り切らないほどの水を注いでくださると思う。だから、みんなも、心の中に大きな大きなコップを上向きに立ててお迎えしよう」と、事前指導してくださってあったそうです。

まさにそのとおり...私の注いだ音楽の水を、心の中に上向きに置いた大きなコップで受け止めようとする態度と反応でした。


午前中は、基礎合奏。 
午後は、コンクールに向けて取り組み始めている課題曲と自由曲を練習しました。

基礎合奏では、この学校でやっている練習を見せていただき、それを深めていきました。
1月の講習会でお配りした基礎合奏の楽譜も使ってくださっていました。

IMG_0002_convert_20180417090741.jpg  IMG_0003_convert_20180417090855.jpg

皆、吸い取り紙のように私からのアドバイスを受け入れ、音を変えようとしていました。
そして、ちょっとした一言で、サウンドはがらりと変わっていきました。

先生は、横でご覧になりながら、私の指導を生徒さんたちと同じ目線と姿勢で受けられ、「そうかぁ。なるほど...」「おぉ、すごい!変わった~!」と小さな声で呟き、ひとつひとつのアドバイスで変わっていくサウンドのクウォリティを確認し、どんどんメモされていらっしゃいました。

そんな先生の「受講者」としての姿勢や反応が、生徒さんたちの「心の中のコップ」をますます働かせていました。

退屈なはずの基礎合奏が、こんな意欲と変容に支えられて、とても楽しく進められました。

コラールも、この意欲高い部員たちのために、音楽の内面を重視した特別な切り口から迫り、ハートの豊かな演奏に変容していきました。

気づいたら、もう12時45分...あっと言う間の「基礎合奏編」でした。

IMG_0006_convert_20180417090934.jpg  IMG_0005_convert_20180417090915.jpg


お昼休みを挟んで、午後はまず課題曲のマーチの練習からスタートしました。

先生の指揮で聴かせていただいたマーチは、とても元気に生き生きと演奏していて、うれしくなりました。
先生は、「午前中の勉強がマーチにも生きていて、いつもより全然良いサウンドでびっくりしました」と、お話しされていました。

「基礎合奏のための基礎合奏」にしない賢い生徒さんたちです。

そして、バトンタッチして、私のレッスンスタート。

午前中を一緒に過ごした生徒さんたちとは、もうすっかりコンタクト出来、「心の中のコップ」もしっかり上を向いて立っている様子...
楽しみながらも、「課題曲」とは何が「課題」なのかということを徹底して指導していきました。

「課題曲」の中の「規定課題」は、適当ではなく、完璧にこなすこと。
その「規定課題」の中で、どこが今、クリアされていないのか。
作曲者からの「挑戦状」を見抜き、演奏につなげること。
そもそも、マーチの演奏というものは、どのような特質を持っているのか。
・・・

先生にも生徒さんたちにも、詳しく伝えながら、少しずつ丹念に進めて行きました。

IMG_0016_convert_20180417091105.jpg  IMG_0008_convert_20180417091015.jpg

マーチを演奏する時には、特に打楽器にも細かい配慮が必要で、パート譜だけを見ていては分からない音のニュアンスや作曲者の隠れた意図をスコアからつかみ取っていく勉強の仕方を実践しました。

そして、それにふさわしい奏法や音色も必要です。

午前中の基礎合奏では管楽器中心のレッスンでしたので、マーチでは打楽器にも時間を使わせていただき、たくさん勉強しました。

IMG_0020_convert_20180417091143.jpg  IMG_0019_convert_20180417091123.jpg

そして、バスドラムと低音楽器の「頭打ち」のニュアンスを揃える練習では、打楽器は低音を聴き、低音は打楽器を聴き...この相互関係がマーチのクウォリティを上げていくことも実感出来たと思います。

IMG_0021_convert_20180417091250.jpg  IMG_0026_convert_20180417091348.jpg

約3時間、マーチの細かいレッスンに費やし、最後に通し演奏。
じっと練習を見守っていらした副顧問の先生は、演奏後、部員たちに大きな拍手。
顧問の先生も、「この学校で演奏した中で、今の演奏が最高のマーチです!」と大絶賛。

部員たちもニコニコMAX!

「みんな、まだ4月16日だよ。この3時間でこんなに出来たんだから、これから先、この調子で伸びていけば、どれだけ上手になれると思う?楽しみだよね! まだまだ出来ていないことを諦めずに出来るようにすること。100回でダメなら200回。諦めたらそこから前には進めないんだからね!」
「はいっ!!!」

マーチの後の休憩時間には、生徒さんたちが、次々に質問に来たり、確認に来たり、一言お礼に来たり...

ピッコロさんは、「休憩時間中にすみません。マーチのソロの部分、聴いていただいてもいいですか?」と。
「もちろん!」「ありがとうございます!」ということで、個人レッスンも。
ほんとうにやる気のかたまり!

IMG_0024_convert_20180417091311.jpg

自由曲を見る時間はほんの少しになってしまいましたので、部分的に、今出来ている箇所だけ取り上げて、マーチとは違う音と音楽の作り方をアドバイスして終わりました。

1日同一校のレッスンというのは、なかなか無い機会ですが、手のかかる場面はあっても、私の思いが落ちてしまう場面は一度もありませんでした。
それは、先生と生徒さんたちが、猛烈な意欲と明るさ、変容を通してくれたからです。

IMG_0012_convert_20180417091045.jpg
「ほんとうに良い生徒たちなんです。一生懸命練習し、一生懸命僕について来てくれるんです。だから、僕がもっともっと勉強して成長しないと、生徒たちに申し訳ないと思っているんです」とおっしゃる顧問の先生です。
先生のご指導が素晴らしいから、こんなに素晴らしい部員たちが育っているのですよ。
先生の謙虚な姿勢が育てている生徒たちの心と力です。
私は、心から先生を尊敬します。


レッスン後は、お食事に行き、またたくさんお話しをしました。
朝から夜まで...約11時間も、先生と一緒でした。
親しい先生とでも、こんなことはなかなかありません。
「今日は、本当に幸せな1日でした」と、先生は感慨深くおっしゃってくださいましたが、気づいたら、先生のお心のおかげで、私の方がたくさんの学びと幸せをいただいていました。


ibppvh51Nx6y6DJ1523924255_1523924308.jpg

君たちのことを真剣に思って、いつも自らに人差し指を向けて学ぼうとしておられる素晴らしい顧問の先生。
そんな「本物の教師」である先生に出会い、育てていただいてる君たちは、本当に幸せです。
先生のお人柄や生き方がそのまま映し出されたような、明るく真っ直ぐな君たちでした。
最後の感想では、僕が伝えたかったことをしっかりと受け止めてくれていた言葉がたくさん聞けてうれしかったです。
ひとりひとりの「心の中の上向きのコップ」は、きっと「大きな学びの水」で一杯になったことでしょう。
これからも、君たちの素晴らしさを生かし、先生のご指導を真っ直ぐに受けて、大きく育っていってください。
君たちの前進をこれからも応援しています。

良い出会いをさせてくださった顧問の先生方に心から感謝いたします。
ありがうございました。



レッスンとは全く関係ないのですが、副顧問をされているベテランの先生のお子さんは、茨城県の小学校でバンドをされていたそうで、コンクールで新浜小の演奏を聴いてくださっていたそうです。
それだけでなく、何と、市川市文化会館大ホールでおこなっていた新浜小の演奏会にわざわざ茨城から親子で聴きに来てくださっていたというお話に胸が熱くなりました。
「今日は、田川先生とたくさんお話し出来たことを子供に自慢出来ます!」とおっしゃってくださいました。

今さらながらですが、私たちの演奏会を応援してくださり、本当にありがとうございました。
先生のお子さんの学校の演奏には、私もいつも驚愕し、感動していました。

音楽がつないでくれたご縁です。
これからも大切にしたいと思います。


PageTop

鎌ヶ谷高校吹奏楽部~新しい息吹き

3月に大盛況のうちに定期演奏会を終えた鎌ヶ谷高校吹奏楽部。
3年間、ご指導にあたられた川口智子先生がご勇退され、新しい顧問の先生をお迎えして、新スタートを切っています。

新顧問の先生は、中尾和弘先生です。
前任校は木更津東高校で、合唱部の顧問をされていらっしゃいました。
過去には、市原八幡高校吹奏楽部を「東日本学校吹奏楽大会・金賞」に導かれたこともあるお力のある先生です。
川口先生の後任としての重責を感じながらも、部員たちのために優しく誠実にご指導をスタートされています。
部員たちも、先生を助け、支え、とても温かい雰囲気で受け入れています。

nHlPY7tNBk3vVN_1523459598_1523459610.jpg


吹奏楽部の外部講師は、顧問が代われば、それに伴って代わって当然です。
私は、中尾先生がお付き合いのある外部講師に引き継ぐことになっても仕方がないと思っていました。
でも、中尾先生は、「ぜひ田川先生に継続してご指導をお願いしたいです」と、私を選んでくださいました。

3月には、部員たちに、「これでお別れかもしれないから...」と伝えていたのですが、中尾先生のおかげで、これからも鎌ヶ谷高校吹奏楽部のお手伝いをさせていただけることになり、とてもありがたく思っています。


今は、1年生の体験入部期間で、毎日、日替わりメニューでミニコンサートをし、その後、経験者も初心者も、ひと通り、全部の楽器を体験してみようという時間を設定しています。

izgn4cm9mA8Pem31523459557_1523459580.jpg

IMG_0003_convert_20180412102209.jpg  IMG_0004_convert_20180412102233.jpg
IMG_0006_convert_20180412102301.jpg  IMG_0009_convert_20180412102318.jpg

部活見学者の名簿をざっと見ると、小学校からの経験者もいれば、全くの初心者もいます。
これは、毎年のことです。
中には、私がレッスンに伺っていた中学校からの入学生もいて、「うわ~っ!」と再会を喜び合い...

今は、新3年生も全員部活に参加して、1年生の体験入部の手ほどきをしてくれています。
1年生の入部が決まると、「部活に残ってコンクールメンバーとして活動する」「部活には残るがコンクールには出ないで地域行事などに参加する少なめの活動をする」「完全引退をして、部活には一切参加しない」という3つの中から、自分で決めた道を進みます。
「完全引退する」という3年生は、来年3月の定期演奏会にも出演出来ず、裏方をお手伝いするという決まりになっています。

今年度は、「東日本学校吹奏楽大会・三出」の規定により、B部門には出場出来ません。
A部門への挑戦となります。

「絶対に部活に残って、コンクールまで勉強と両立させて頑張る!」と決心がついている3年生もいるでしょうし、まだ考えが揺れている3年生もいると思います。

一度しかない大切な高校生活...自分なりに「最善」と思う道を選んで欲しいと思います。


きっと同じような悩み、迷いを抱えて、今を過ごしている高校3年生が全国にたくさんいると思います。

私からは、「今しか出来ないことは、今やらなきゃ!」と声を大にして言いたいと思います。
そして、「部活と勉強は、絶対に両立できる!」と思います。

3年生として部活をやる意味の大きさは、やった者にしか分かりません。
悩みも視野も成長も感動も...1年生、2年生の時とは全く違います。
コンクールの成績にかかわらず...



中尾和弘先生&鎌ヶ谷高校吹奏楽部の皆さん、新しい気持ちで頑張りましょう!

私も、微力ながら、精一杯お手伝いさせていただきます!


PageTop