田川伸一郎のブログ

佳境

中学校、高校の期末試験も終わり、いよいよコンクールに向けての追い込みの時期となりました。

岩手県の先生からは、すでに地区大会が終わり、良い結果を残せたとのうれしいご報告メールをいただきました。
東北支部は、コンクール地区大会のスタートが一番早いかもしれません。

千葉県の吹奏楽コンクールは、21日に開幕し、8月13日まで続きます。

千葉県では、地区大会が無く、予選・本選という形で代表を決めていきます。
小学校は、2日で60校もの学校が出場し、2日間通しで県代表を決めます。

レッスンもいよいよ隙が無くなり、「どうしても」のご要望にお応えして、ここ数日間は毎朝、朝練レッスンに伺っています。
近い学校ばかりではありませんから大変ですが、現職時代の習慣がありますから、全く問題なしです。

顧問の先生や部員たちが、7時過ぎには全員揃って合奏しているという姿は、驚異的とも思えます。
通学に時間がかかる高校ですら、昨日は7時にレッスン開始しました。
8時15分までの1時間15分でしたが、とても意義深い時間になったと思います。

午後の小学校のレッスンは、ほとんど体育館レッスンです。
暑くてクラクラしますが、練習していると、それも忘れてしまうほど、皆のやる気に吸い寄せられます。

いよいよ来た!という感じの毎日です。

身体もしんどくなって来ました。
でも、自分に鞭打って頑張ります。

今日から月曜日まで、北海道の函館にお伺いして来ます。
函館でも過去最大、4日間で18校という多くの学校からのお招きです。

朝から始めて、夜の8時までレッスンは終わりません。

スコアだけでもすごい数...昨夜、荷造りをしたら、かなり重かったです。
そして、スコアの勉強量も半端無いです。
時間があってもあっても、まだ足りません。
寸暇を惜しんで勉強です。
もちろん、羽田までの電車の中、フライト待ちの時間、飛行機の中でも、ずっと勉強です。

行って来ます!

皆さんもふぁいと!

くれぐれも熱中症対策をお忘れなく。

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千葉県の高校バンド~初めての出会い

今日は、県内の県立高校にお伺いして来ました。
約1時間半ほど車を走らせて着く、ちょっぴり遠い学校でした。
全く初めての出会いでした。


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レッスンをご依頼くださった先生は、吹奏楽の指導経験も豊かな超ベテランの先生です。
現職の頃、吹奏楽連盟の仕事を一緒にさせていただいたこともあり、先生の学校の演奏にとても感動したことを覚えています。

私のレッスンなど必要ではない実力ある先生のはずですが、お考えあってのことなのでしょうか、ぜひレッスンをとお声かけくださいました。

わくわくする気持ちと責任を感じながら、学校へと車を走らせました。

吹奏楽部は、元特別教室を貰った「専用練習場」で活動しています。
立派な「手作りひな壇」もあります。

でも、冷房がない... 片面が壁なので、風も抜けない...
この暑さの中、皆、汗をダラダラ流して練習していました。

でも、部員たちにとっては、ここが高校生活の大切な大切な場所なのです。

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生徒さんたちは、返事がとても良く、一心不乱に練習する姿でした。
指揮を真剣に見て、全身で音楽する姿は、それだけでも感動的でした。
そして、とても謙虚です。

顧問の先生の謙虚なお心がそのまま生徒さんたちに移っているのだと思いました。

生徒は教師の心を映し出す鏡・・・まさにそのような空間でした。

先生は、何年も前に、私が千葉県の「高文連」の講習会で講師をさせていただいた時にもご参加され、資料として配付した『わすれるなこのひとこと』を生徒さんたちに持たせてくださってありました。

1枚のプリントをここまで大切にしてくださっていたとは...感謝でいっぱいの気持ちになりました。

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レッスン曲は、もちろんコンクール曲です。
しっかりとトレーニングされた演奏は、「高級な基礎合奏」のごとく、揺るぎのないサウンドを醸し出していました。
さすが先生のバンドだけあります。

私は、そこに「歌」と「流れ」と「色彩感」を生み出すためのお手伝いをさせていただきました。

今まできちんと整理されていた演奏の一部が私の指揮で壊れてしまった面もありました...ごめんなさい。
でも、先生も生徒さんたちも、「大丈夫です。どんどんやってください」と話してくださいました。

まさに、「謙虚に学ぶ姿勢」です。

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私が指揮をしたり、先生に振っていただいてアドバイスを加えたり...
先生は、私が伝えることをどんどんスコアに書き込んでいらっしゃいました。

これだけの大ベテランの先生が...です。
私なんかじゃ申し訳ないところなのに。

そんな先生の姿に、生徒さんたちも、皆、ますます本気モード。

いつもと違う音楽の作りにもとまどわず、「今日は田川先生の音楽をしましょう」というめあてに沿って、ぐんぐんとついて来てくれました。
柔軟性のある若々しく瑞々しい感性の部員たちでした。

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私も汗びっしょり、先生も汗びっしょり、部員たちも皆汗まみれ...
でも、達成感いっぱいの時間が終わりました。

先生は、拙いレッスンしか出来なかった私に、何度も「ありがとうございました」と頭を下げてくださいました。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の句を思い出しました。

これからますます暑くなる練習場でのご指導は本当に苦しいと思いますが、これからもこの純粋な生徒さんたちと共に歩み続けていただきたいです。

そして、今後もぜひお付き合いさせていただければ幸いです。

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初めての出会いにもかかわらず、素直で謙虚な態度、そして、気合いの入った返事で僕のレッスンを受け止めてくれた皆さん。
冷房もない、暑い暑いこの部屋で流す汗の尊さも、きっと高校生活の誇りとして一生皆さんの支えになることと思います。
部長さんが最後に話してくれた「僕たちは、県の本選大会に進んで、田川先生に是非会場で僕たちの演奏を聴いていただきたいと思います。そのためにも今日のご指導を元に一生懸命練習して、予選を通過したいと思います!」というたくましい決意を信じ、いつもいつも応援しています。
8月11日、千葉県文化会館での高校B部門本選大会で君たちの「ハートの音楽」を聴かせてもらえることを楽しみにしています!
すばらしい顧問の先生のご指導を信じ、明日からも皆で尊い汗を流しながら練習に励んでください。

お招きいただき、本当にありがとうございました。


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宮崎県の小学校バンド

先週の金曜日から昨日まで、宮崎県にお伺いして来ました。
宮崎県からのお招きは初めてでした。


九州地方北部に甚大な被害をもたらしている大雨...ハラハラしながらの出発でしたが、無事に帰って来られました。
同じ九州とは思えないほど平穏な宮崎でした。
神様のおかげです。

このありがたい出会いは、ブログを通してのご縁でした。
6年半ほど前の2月、宮崎県のある先生から、ブログ経由でメールを頂戴し、県外研修視察の予算が出て上京出来ること、研修の主である公開研究会への参加とは別に、千葉県の小学校の吹奏楽部を参観したいこと、そして、私に会って話したいこと...
先生の熱い思いが綴られていました。
その後、お電話でお話しし、私の教え子である村山和幸先生の学校(現・習志野市立実花小学校。当時は習志野市立東習志野小学校)にお願いして、見学を受け入れてもらうことにしました。

私は、羽田空港まで先生をお迎えに行き、東習志野小学校へお連れし、見学していただいたあと、村山先生も一緒に、3人でゆっくりお食事しました。

その時、「田川先生、いつか宮崎にご指導にいらしてください。その機会を私が作りたいと思います。必ず...」
そうおっしゃってくださった先生のお言葉が今回実現したのです。

その日のブログ記事です。
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-177.html

先生は、「今年こそ!」と、昨年度末から県内の先生方に声をかけて希望を取りまとめてくださり、早い時期からご予約をくださいました。

宮崎県には、もうおひとり以前からお付き合い(と言ってもお会いしたことはないのです)させていただいている先生もおり、現職時代に2回練習見学のご希望があったのですが、ちょうど互いのタイミングが合わず実現出来ませんでした。
今回のお伺いでは、もちろんその先生の学校もレッスンを希望され、お会いすることが出来ました。

宮崎県内で5つの小学校バンド(うちひとつは2校合同バンド)のレッスンをさせていただきました。

同じ地区ではなかったので、現地での移動も大変でしたが、送ってくださる車内での話しも、とても有意義なものでした。

宮崎県の小学校の管楽器活動は、「盛ん」とまではいかず、若い指導者もなかなか育たない状況にあるそうです。
今回お伺いした学校の先生方も、ベテランの域にあられる方々ばかりでした。

教員経験はベテランでも、バンド指導は今年が初めてという先生もいらっしゃいました。
子どもを愛する心、音楽を大切にする心は、とても深いものがあり、先生方のお話は、心に染み入りました。

他の小学校の先生方、中学校、高校の先生方もそれぞれの地区のレッスンを見学にいらしてくださり、お知り合いになれてうれしかったです。


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宮崎での記念すべき一校目のレッスン校でした。
音楽室近くに行くと、会った子どもたちが「こんにちは!よろしくお願いします!」と、とても気持ち良くあいさつをしてくれました。
管楽器の丁寧な基礎合奏中、先生はひとりひとりの音をそばで聴きながら、注意やアドバイスをされていらっしゃいました。
簡単な音型を一人ずつ吹く練習もありましたが、待っている他の子どもたちもじっと耳を傾けている様子が印象的でした。
曲の練習では、「どう思う?」「どうしたい?」という感受や願いを引き出し、その根拠を楽譜からとらえていく指導法を実演しました。
打楽器の奏法も、ただ「打つ」ではなく「歌う」ことにより、リズムの躍動感や音色感まで変わることを皆で勉強しました。
私からの次々の発問にも皆生き生きと答え、自分たちの思いを深めていくことにより、技術を越えた音楽性が生まれました。
日頃からの先生の育て方の良さをひしひしと感じるバンドでした。
作曲者に聴かせてあげたいレッスンでした。(作曲者が見たらうれしいだろうなと私は勝手に思いました。)



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このバンドは、隣同士の小学校で合同バンドの形の活動をしています。
合同が当たり前になっているだけあって、何のわだかまりもなく、みんながひとつのチームとしてまとまっていました。
基礎練習がとても良いようで、ひとりひとりの音がよく磨かれており、人数以上の豊かでたくましいサウンドが響いていることに驚きました。
このバンドでは、私の方で指揮させていただき、テンポ設定、フレーズのまとめ方、音型の揃え方、タンギングの種類など、音楽のテンションやスピード感に変化をつける試みをしました。
いつもと違う演奏を目指した練習になりましたが、皆、とても良く反応して、少し速いテンポにもついて来て、とてもエネルギッシュな演奏になりました。
他の中学校と高校の先生方が見学に来られていましたが、「この子たち、どうしてこんなに変われるんでしょう。小学生ってすごいんですね」と感動されていました。
日頃から、先生が正しい技術や集中力を育てていらっしゃるからです。
これからも、2校仲良く、楽しい音楽活動を続けてくださいね。



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こちらのバンドの先生が、私を宮崎とのご縁をつないでくださいました。
今の学校には転勤2年目ですが、子どもたちも保護者もすっかり先生のファンになり、元気いっぱいに活動されていました。
レッスンに気合いを入れようと、本番用のユニフォームを着て迎えてくれ、びっくりしました。素敵なユニフォームです。
伝統あるこのバンドは、実力も選曲もグレードが高く、とても良い音と表現で初演奏を聴かせてくださいました。
「これだけ出来たら、小学生としては十分じゃない?みんなこれ以上上手くなりたいの?」「はい!」「じゃあ、やりましょう!」とスタートしたレッスンでした。
曲の細部にわたり、ちょっとした縦のずれ、アタックの変化、バランスの調整、色彩感の変化、和音の響かせ方、ソロの演じ方、フレーズの運び方、打楽器の効果的表現など、遠慮なく切り込んでいきました。
先生は、「何の打ち合わせもしていなかったのに、私が悩んでいた箇所を全部取り上げてくださり、直していただきました。全て見通されているみたいで、びっくりしました。先が見えました!」ととても喜んでくださいました。
子どもたちも、まだまだ上手くなれるという喜びいっぱいの笑顔でレッスンを終えました。


そして、この学校の「秘密兵器」をご紹介します。
1年生のかわいいR君がチャイムを演奏するための「演奏台」です。ちゃんとペダルも踏めます。
保護者の方の手作りだそうです。すごいです。

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この演奏台、あっぱれ!です。 
そして、かわいくてかわいくてたまらなかったR君。みんなのマスコットみたいでした。 
でも、この難しい曲のチャイムをちゃんと演奏するんです。 待っている間は、きちんと気をつけしていました。
演奏台同様、あっぱれの1年生でした。


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この学校の先生は、お会いするのは初めてですが、これまでも、お電話やお手紙でお付き合いさせていただいて来た方です。
レッスン前、先生は子どもたちに、「ずっとお会いしたかった田川先生に今日いらしていただき、先生は夢のようです。宝物のような時間です。感謝してしっかりご指導を受けましょうね」と、とても丁寧に真剣に語りかけてくださいました。
そんな先生のご指導を受けて育っている子どもたちは、先生と同じように謙虚で、ちょっと何かをしてあげただけでも「ありがとうございます」と言葉に出来るとても気持ちの良い子どもたちでした。
この学校は、スペシャルアレンジのオーケストラ曲に取り組んでいます。このバンドの編成と実態にぴったり合わせたアレンジで、皆、曲の味を楽しみながら練習に取り組んでいました。
先生は、曲の前半を数枚のイメージ画に書いて見せ、場面の雰囲気の違いを伝えていらっしゃいました。
それを受けて、私からは、奏法やアタック、音型の違いなどを具体的にアドバイスし、先生の願いが音として表現出来るように導きました。
また、楽譜に書かれた強弱記号の意味合いや表現の仕方を工夫することで、ぐっと大人な雰囲気の演奏になりました。
クラリネットパートは4年生と3年生の3名だけ、ホルンパートは3年生1名だけという厳しい状況でしたが、それでも正確で良い音を出して表情豊かに演奏していることに驚きました。
先生の日常のご指導を見学させていただきたいほど、音づくりに信念を感じるバンドでした。



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この学校の顧問の先生は、今年度着任されたばかりの、しかも吹奏楽指導が初めてという先生です。
教師経験としてはベテランである先生は、この学校の吹奏楽部の子どもたちの頑張り、素直さに勇気をもらって、日々のご指導に情熱を注いでおられます。
とまどいやお悩みもあるようですが、ひとつひとつ乗り越え、勉強し、子どもたちのためと歩まれるお姿は、まさに「教師の鏡」でした。
子どもたちは、「超」が付くほど明るく元気、子どもらしく...かわいい低学年の部員からたくましい6年生までが家族のように関わり合いながら活動していました。
練習していた曲は、前任の先生が残してくださった曲のようですが、テクニックも音楽性も少々難しい面もある曲です。
そのひとつひとつのハードルをどう乗り越えるかということを細かく練習していきました。
細かい音符のタンギングの仕方、快速なテンポの中での音の軽重、リズムの生かし方、ゆっくりな部分の推進力とフレーズ感の付け方...さわやかで聴きやすい演奏に近づき、各々の課題も見えました。
吹奏楽指導1年目とは思えない先生の指導力は、「指導技術」以前に大切な「子どもと音楽を愛する気持ち」から生まれるものなのだと確信しながらレッスンを終えました。



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話題は尽きず、笑いも止まらない楽しい先生方でした。
子どもたちへの愛情、音楽への情熱、仲間同士の思いやり...
一緒に過ごさせていただいた時間は「幸せ」の一言でした。
「田川先生、来年もぜひいらしてください!」と、早くも来年のご予約までいただきました。
すてきな出会いをさせていただき、心から感謝しています。

お招きいただき、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。


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小学校の音楽授業

この水曜日と木曜日の午前中は、県内の2つの私立小学校の音楽授業サポートをさせていただきました。

台風の接近で実施できるかどうか心配もしましたが、千葉県では全く影響はなく、ほっとしました。
でも、先日の天草から帰りは福岡経由でしたので、福岡県、大分県の大雨水害は他人事とは思えません。
今日はまた九州に向かうので、大丈夫かな...と不安もあります。
無事に行き、帰って来られますように。


水曜日の学校では、「授業研究」の講師をさせていただきました。

今年度は、数回計画されている授業研究を、あえて毎回5年生の同一学級でおこない、児童の変容・成長を見極めていくことになりました。
これまで、様々な学年の授業研究をされて来たので、今年度のその取り組みにも共感いたしました。

また、どちらかと言うと「歌唱領域」の授業研究が多かったので、今年度は「器楽領域」を中心に、そして、「アクティプラーニング」の実践を目指して勉強を深めていくことになりました。

こちらの小学校は、公立よりも学校行事が多く、その中での音楽の出番も多く、特に、和太鼓や器楽合奏の発表がメインとなる行事に向けては、「教え込み」や「練習」といった活動が当然多くなります。
そこで、行事に向かわなくて良い通常の音楽学習においては、子どもたちの自発性や思い、対話を特に大切にした授業展開を目指しています。

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本時は、題材「曲想を味わおう」、教材『威風堂々』より(エルガー作曲)で、中間部の旋律と和音伴奏による合奏をアンサンブルで演奏し、オーケストラによる原曲の演奏を参考にして、速さや強弱、フレージングを工夫し、深めていく活動でした。

まず全員で、オーケストラによる中間部の演奏を聴いて、「工夫していること」に気づいていきました。

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その後、グループ活動に入り、自分たちの演奏に生かしたいこと、生かせそうなことを話し合いながら、演奏を練り上げて行きました。

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先生も子どもたちの話し合いや練り上げの「相談役」として、適切な支援で参加します。

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グループ活動では、「オーケストラの演奏のようにフレーズを大きく取りたいけど、リコーダーでは息がもたない~」「強弱を付けたいけれど、リコーダーは1本では強弱をつけにくいから、伴奏でうんと強弱をつけよう」「旋律をバイオリンのようになめらかに演奏しよう」と、とても良いアイデアも出て、そんな思いのこもった演奏に変容していきました。

最後に2グループだけ発表し、聴いた皆が「工夫したこと」に気づきながら鑑賞して授業を終わりました。

・「オーケストラの演奏を聴いて」という意欲づけは良いが、編成が違い過ぎて、子どもの思いが発揮できなかった面もあるのではないか?(特に、リコーダーでは人数の増減をしない限り、強弱の幅は出ないこと。)
・演奏に必要な基礎技術を継続的にトレーニングする必要がある。
・「工夫」に必要な「共通事項」を明確にして、活用できる子どもに育てよう。
・・・・など、今後の課題も見つかりました。

2学期にも同じ学級での「器楽領域」の授業を展開されることになっています。
その授業のアイデアについても話し合いました。
これからの進みが楽しみです。


木曜日の学校では、前回に引き続き、6年生の器楽合奏指導をお手伝いさせていただきました。

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係児童の指揮で、「ハロー・ハロー~」の合唱であいさつです。
とても肉厚な声で豊かなハーモニーが生まれていました。
2学期に予定されている合唱指導も楽しみになりました。

そして、合奏『江~姫たちの戦国~メインテーマ』です。

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前回の学習を生かして、楽器の奏法や打楽器の手順の習得、正しい音のつかみもずいぶん進んでいました。

今回は、先日お伺いした天草の小学校の器楽合奏のDVDを持参して、皆で鑑賞しました。

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演奏する子どもたちの真剣さや気迫、楽器の使い方や伝わって来る音と音楽...聴き終ると、みんな「すごい!」「感動!」「負けられない!」と。

「同じ小学生の演奏だよ。君たちにもすぐ出来ることがある。」
「えっ?!」 「真似することだ!曲や技術は違っても、真剣さや身体の使い方は真似出来るよ!」

その後の子どもたちの魂のこもった演奏姿、音、オーラ...びっくりしました。

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どんな指導よりも効果的な「天草の小学生の演奏DVD」でした。
みんな満足感一杯に教室へ帰って行きました。

9月の再会を楽しみにしています。


昨日は、我孫子市内の小学校の朝練レッスンにも伺いました。
朝の7時15分には、すでに体育館の中でした。
午後は、もちろん、また別の学校の吹奏楽のレッスンに向かいました。
休みは、8月11日まで1日もありません。

身体と精神が、けっこうきつくなっています。
でも、頑張ります。

私のような者でも必要としてくださる方々のために...
     感謝の心で...


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いい人

「いい人」と言われることがある。

「人がいい」と言われることがある。


言葉の上ではほんの少しの違いだが、意味は大きく違う。

「人がいい」と言われ、「それが私だから!」と、笑って流せる時もあるし、落ち込んで自分にうんざりする時もある。

「人がいい」という言葉には、侮辱的な意味もかなり含まれているのだから、落ち込むのも当然だが。


「この歳になっても『人がいい』と言われるのは、未熟過ぎってことだよ」と、もうひとりの自分がクスクス笑っている。


「いい人」とは言われなくてもいい。

けれど、「人がいい」と言われても、いつも笑って流せる自分にはなりたい。

「そうなんですよ。 それが私なんです!」と...

そうなれば、私の悩みはひとつ減る。


「人がいい」と言われない私になるのは、たぶん無理だから。

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