田川伸一郎のブログ

函館から~2017・6月・その1~

先週の金曜日から昨日まで、北海道の函館にお伺いして来ました。
今年度2回目の函館です。


ここのところ、梅雨入りした関東もジメジメすることなく、涼しい日が続いていますが、函館も実に爽やかで美味しい空気が迎えてくれました。
半袖は、ちょっと寒かったかな? でも、レッスンしているとどうせ暑くなるのでOKです。
そして、先生方と子どもたちの温かさで心はポカポカ。

今回は、吹奏楽コンクールを目指して頑張る小学校5校、中学校3校からのお招きをいただきました。
初めて出会った学校も2校あり、とてもうれしかったです。

みんなみんな、とてもよく努力していることが分かる練習の様子を見せてくださいました。
「今すぐ出来ることは何か」「これから出来るようにしてほしいことは何か」、そして、「自信を持って良いことは何か」...心を込めてお伝えしました。

素直で勉強熱心な子どもたち、そんな子どもを育てていらっしゃる顧問の先生。
3日間(と言っても、金曜日は放課後です)に8校回るというのは、それなりにハードな日程ですが、私を待ってくれている皆さんに感謝しながら、疲れなど見せず、どの学校でも背筋をピンと伸ばし、笑顔で頑張りました。

一生懸命応えようとする小学生・中学生の皆さんの姿にジーンとしました。

お伺いした8校の皆さんの練習の様子を2つの記事でご紹介します。

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全校児童25名という超小規模校でありながら、金管バンドに17名も属している「奇跡のバンド」です。
このバンドに初めてお招きいただいた年から3年目。まだ2年生でヨチヨチの演奏をしていた子どもたちも、立派な5年生となり、頼もしいお兄さんお姉さん役を務めています。
昨年度は新入生がおらず、入学式の無いスタートを切りましたが、今年度はたった一人の新入生を大歓迎して入学式をおこなえたそうです。
そんな小さな学校のこの金管バンドは、今や、地域の方々の誇りでもあります。
演奏のレベルも毎年上がり、今回のレッスンでは、音のひとつひとつに対するこだわりを要求できるまでになりました。
大切なユーフォソロを吹くのは、3年生のK君。ビブラートに挑戦してみましたが、なかなかすばらしかったです。
打楽器も、音とフォームの見せ場を決めて、カッコいい演奏になって来ました。 
途中に、工夫して加えたかけ声も、この人数とは思えないほど元気で勇ましく、実に効果的。
子どもの「あるべき姿」を思い出させてくれる小学校バンドです。
  


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今年度、主顧問の先生が代わり、新しい気持ちで再スタートしている小学校です。
先生は、吹奏楽指導の大ベテラン。子どもたちは、これまでの明るさや無邪気さを残したまま、そんな先生にしっかりとついていき、先生のご指導の良さをくみ取っています。
去年の夏以来の再会でしたが、音色(特に木管)が良くなっており、コツコツと積み上げた努力の成果が分かりました。
コンクール曲はも、鈴木英史先生の楽しく美しいオペレッタのセレクション物です。
旋律の持ち味をどうしたらより良く表現できるのか、バックに流れるハーモニーをどう主張したらよいか、リズムに応じた音の形、タンギング、息のスピードはどう変化させたらよいかなど、この時期の小学生としてはレベルの高い内容でレッスンが出来ました。
みんな、先生が選んでくださったこの曲が大好きです。もちろん、先生も大好きな曲です。
これからコンクールまでの歩みがとても楽しみな演奏でした。



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初めてお招きいただいた小学校です。
顧問の先生とは長いお付き合いですが、この春、こちらの学校に転勤され、心機一転頑張っていらっしゃいます。
先生は、子どもを集めるのが得意で、転勤してすぐ新しい部員も次々入部して、仲間が増えました。
何と1年生もいます。兄姉がいる場合だけ1年生もOKということにしているそうですが、その1年生のかわいいこと。そして、音もちゃんと出せていてびっくり。 まだ曲には入れませんが、お兄さんお姉さんと一緒におりこうさんに座っていられるだけでも合格!
新入部員も多い今年のチームのために、先生は力にぴったりの曲を選び、皆で楽しく練習していました。
みんな、先生のことも、曲のことも大好きなようで、練習中は笑顔いっぱい。 そして、会話も楽しくきちんとできます。
きれいな校舎、たくさん応援してくださる校長先生や先生方、保護者の皆さんに見守られて、新しい船出も順調です。
これからも、皆の元気と明るさを大切に、どんな波も乗り越えて行ってくださいね!



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練習中、つい笑いが出てしまうほど、楽しいキャラの子どもたちが集う金管バンドです。
でも、練習はいつも真剣で、とても集中力があります。
先生は、毎年、ブラスバンドの音源をたくさん聴いて、その年の子どもたちに合う曲を探しておられます。
今年の曲も、そうやって掘り当てたやや古い曲です。「なるほど、そう来るか!」と共感しました。
子どもたちに、「この曲はどんな曲なの?」と聞くと、ほとんど同時に「この曲は~」と、曲の背景を興奮して話してくれました。
先生は、子どもにもわかりやすく曲の背景を説明し、理解させてから練習をスタートされたようです。
様々な演奏法を必要とする曲のため、息の流し方やタンギングの種類、音色の作り方、フレーズ表現のまとめ方など、かなり「大人っぽい配慮」が必要です。
今回は、時間の関係もあり、「はい、宿題ね」と、あえて残した場所もありましたが、子どもたちは、何をどうしなければいけないかをよく理解していたようなので、きっと時間と共にどんどん良くなっていくに違いありません。



~その2~に続きます。

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函館から~2017・6月・その2~

引き続き、函館でお伺いした小学校・中学校の皆さんを紹介します。

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顧問の先生は、フルート吹きです。この日は、午前中は、「函館地区小学校初心者講習会」で、子どもたちは受講生、先生はフルートパートの講師の先生を務められた後の夕方時のレッスンとなりました。
一番小さい学年のお友達は2年生。朝からの講習会と練習でクタクタのはずなのに、最後まできちんと座っていられました。
そして、今年は6年生が多く、サウンドもテクニックも昨年度よりぐんとアップしており、皆の落ち着きと学ぶ態度の真剣さに感心しました。
昨年度は、吹奏楽曲からのアレンジ曲を演奏しましたが、今年度はブリティッシュスタイルのブラスバンド作品に挑戦です。
テクニックも表現も、なかなか難しい曲ですが、子どもたちがすっかり気に入って、「どうしてもこの曲をマスターして良い演奏をしたい!」という思いに溢れていました。
これまで、拍にきちんとはめて丁寧に練習して来た成果が表れている演奏を聴かせてくださったので、その先の「拍を感じさせないフレーズを優先した演奏」を目指してレッスンさせていただきました。
私が伝えようとすることを6年生が真っ先に理解して、演奏を変えていってくれました。
短時間にどんどん変容していく表現にびっくり。 あと1ヶ月、さらに上手になるんだろうなぁ。



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先生とも学校とも全く初めての出会いをさせていただいた中学校です。
顧問の先生は、堅実な合奏指導はもちろん、心の指導にも力を注がれておられる、さすがベテランという感じの女性の先生です。学区の小学校には金管バンドがあり、金管楽器は経験者もいるようですが、木管楽器はもちろん全員が初心者です。
コンクールには1年生を含む部員全員24名で挑戦しますが、今年は1年生の人数が一番多いとのことで、当然、木管楽器の初心者もあちこちにいます。
でも、入部後2ヶ月足らずとは思えない技術を身に付け、普通に合奏に参加している姿に驚きました。
ひとりひとりが、日々、どれだけ真剣に練習に取り組んでいるのかがよく分かる演奏でした。
田川流の音楽づくりを時間ぎりぎりまでさせていただきました。
顧問の先生の豊かな音楽性で、私の指導を修正し、さらに良い演奏に導かれるであろうことを確信しています。
良い出会いをさせていただきました。今後もよろしくお願いいたします。



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北海道新幹線の北海道初駅「木古内」から近い木古内中学校は、昨年度の13名から増えて18名という人数で活動しています。
木古内小学校の吹奏楽部が活性化して来たおかげで経験者も入って来るようになり、また初心者や2年生からの入部者もおり、個性も多様でなかなか濃い仲間たちです。
初心者だけのパートもあり、選曲には悩みましたが、フレキシブル楽譜の『あかつきの舞』(福田洋介作曲)に挑戦することに決まり、ひとりひとりの実態に合わせたパートを演奏したり、楽器の組み合わせを工夫したりと、頭を使いながらの練習はとても楽しいものです。
多用する打楽器パートには、他の楽器からお助けが入り、必死に練習しています。
また、「打楽器コンチェルト」のような演奏にならぬよう、セッティングも工夫し、視覚的にも音響的にも管楽器との一体感が得られ、皆で感動!
管楽器のパートは、まだまだこれから整えるべきことがたくさんありますが、皆のやる気はバッチリです! 
(北海道新幹線「木古内駅」をバックに記念撮影です。)



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5月に引き続きのレッスンにお伺いした中学校です。
ともかく、明るさと気合い、情熱に満ち溢れた部員たちで、いつもテンションMAXで迎えてくれます。
5月のレッスンの時、自由曲がこのチームにはあまりに難し過ぎて、正直、先が見えない状態でしたので、先生と急遽相談。
生徒さんたちも、「この曲はあまり・・・」という意思表明に、先生も決心して自由曲を差し替えました。
1ヵ月後の今回のレッスンを目標に、皆で夢中になって練習を進めて来たようでした。
新しい自由曲は、ぴったりはまっていました。これなら先が見えます。あとは突き進むのみです。
その分、課題曲のマーチが少し練習不足だったのか、細かい課題が色々と見えたままなので、宿題を次々に出しておきました。
あっと言う間に時間が過ぎて、「あぁ、もっと君たちと練習していたいよぉ」と言いながら、仕方なくさよならしました。
そんな気持ちにさせてくれる大好きなバンドです。7月にまた会えることを楽しみにしています!



函館には、7月にもお招きいただいています。
その時には、16校もの皆さんがレッスンを希望してくださっているとのこと。
スケジュール作成担当の先生が頭をひねりながら、予定表を作ってくださっています。

函館地区のすごいところは、たとえば、A校からB校への私の移動はC校の先生が担当するというように、レッスン前後の先生は私の輸送に関わらなくて良いように協力し合っていることです。
ロスタイムを限界まで削ることが出来ますし、レッスンの後、さらに練習を続けて、すぐに復習をすることも出来ます。
もちろん、各校のレッスンは自由に見学できます。
先生方みんなが力を出し合って、より良い学びを得ようとされていることがすばらしいです。

7月も楽しみにしています!

お招きいただき、ありがとうございました。



そして、特別出演です!
ある小学校の先生のお子さんたちが、わざわざレッスン校まで会いに来てくれました。
小さい頃からのお付き合いなんです。


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2010年(お兄ちゃんブログデビュー)と2012年(弟君ブログデビュー)の写真です。

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2013年と2014年の写真です。(先生のお宅の同じ場所で1年後です。)

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そして、2015年。 お兄ちゃんは3年生、弟君は3歳でした。

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2年ぶりの再会、お兄ちゃんは、もう5年生。 「あの頃」がうそのようです。
ディズニーのTシャツは、田川からのプレゼントでした。
お兄ちゃんが着ていたTシャツは、今は弟君が愛用中。
今度会う時は、お兄ちゃんは中学生かな?


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「部活動指導者委嘱状」

千葉県の柏市は、全国大会常連の市立柏高校、酒井根中学校を筆頭に、小中学校の吹奏楽活動がとても盛んな街です。

私も柏市の数校の小中学校で吹奏楽部をお手伝いさせていただいていますが、その流れを受けて、この度、柏市教育委員会から「部活動指導者」という正式な委嘱状を頂戴いたしました。

「先生方の負担を少しでも減らそう」「部活動でのより良い学びの機会を与えよう」という趣旨で、教育委員会として部活動推進のための具体的支援をおこなっていく取り組みです。
1年ごとの更新制で、教育委員会に登録され、希望する学校の指導に入ります。

「部活はブラック」と、昨今、マスコミでは「部活動否定論」ばかりが取り上げられることが多いですが、その一方で、「部活動でこそ得られる多大な糧を大事にしたい」という声も現場の先生方から多く上がっていることも事実です。

その「糧」は、教師と児童生徒が共有出来る大切なものです。

現場の様々な声を教育委員会がしっかり受け止めて、「ブラック」と押さえつけるのではなく、「部活動をより良い形で推進する」という具体的な動きが、この「部活動指導者」の採用だと思います。

部活動を押さえつけることは、良いことなどひとつもないと私は考えています。
それは、教師にとっても、児童生徒にとってもです。
「やり過ぎ」は問題かもしれませんが、「やり無さ過ぎ」はそれ以上に問題です。

だから、押さえつけるのではなく、行政や地域が「具体的支援」をしていってほしいと願うのです。


前にも書きましたが、学校の中の「ブラック」は、部活ではなく、もっと別の所にあります。

・授業時間は減っているのに、学習内容や学習形態には昔より量も質も多くの物を求められていること。(結果として、「ゆとり教育」は何処へ。授業時数を増やして対応するために、土曜日授業や長期休業の短縮化が進んでいます。)
・やたらと多い「調査文書の提出」と「研修」...(注:もちろん、本当に必要な調査文書や研修もありますが。)
・中学校では、特に技能教科の教員の削減で、「複数校掛け持ち」の教員が増えていること。(もちろん、「免許教科外」の授業をしている先生も相変わらず減りません。)
・「これは家庭の責任でしょ!」ということまで、学校が責任を負わされ、対応していること。(現職の頃、「ウチの子、いつになったら、ちゃんと箸使えるのよ!給食の時、何指導してるの!」と怒鳴り込んで来た低学年の保護者がいましたねぇ。あれれ?でした。)
・時間に関係なく、夜遅くにでも平気で電話して来て延々としゃべり続ける保護者さん。(本当に緊急を要する場合は別として。)その他諸々の「モンスターペアレンツ」への対応。
・一部の教員に加重な校務分掌が偏っている場合があること。(「君は力があるんだから」とおだてられ...。その分、仕事を任せられない「要指導教員」がいるのも事実です。担任や授業、少人数指導も任せられず、「印刷係」位ならと任せても、枚数を間違えてばかりで、これもダメ。退勤時刻になると早々に「お先に~」と帰って行くベテランの高給取りの先生もいたっけなぁ。「能力が無いので辞めようか...」なんて落ち込むこともなく本人は超幸せ。普通の会社だったらとっくにクビなんだけど...力もあって責任感も強い先生が、必要以上に自分を責めて休職や退職をしてしまうのに。) また、近年、「正規採用教員」を取らずに、採用試験不合格の「臨任講師」を採用する例が多いです。(安い賃金で雇えるから?) その分のしわ寄せも一部の教員にのしかかって来ています。
・「時間外勤務」はほぼ無償。(「教員特別手当」が支給されてる?仕事量に対して全く不相応な額です。高校生のアルバイト料より安いです。)
・労働基準法で定められているはずの「休憩時間(労働時間が6時間を超え8時間以内の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与える義務があります。職場から離れて休んでも良い当然の権利です。)」など、現実には絶対に取れません。
・中学校教員や小学校の専科教員の持ち時数が、異常に増えているのはなぜ?もっと教員数を増やして、空き時間を確保しなければ、事務仕事や良い授業のための教材研究、身体と心のセットの時間が確保出来ないのに。(なのに時々、政治家さんが「教員数を減らす方向で」などと宣うなんて許せません。「あんたたち、学校現場で一ヵ月でもいいから働いてみなさい!」です。)
・世間では、「先生は夏休みがあっていいな」と思っている方もいらっしゃいますが、正式な「夏季休暇」は5日程度で、あとは授業が無くても、普通に「出勤日」なんですよ。夏休み中でも「夏季休暇」を越えて休みたい場合は「年休(有給)」を使わなければならないんです。
・・・・・

「部活はブラック」以前に、もっともっと聞いてもらいたい、マスコミに取り上げてもらいたい教育現場の「叫び」があるのです。


おっと、話がまたそれてしまいました。

柏市教育委員会の真摯な取り組みに敬意を表し、「柏市・部活動指導者」としての使命を果たすべく、柏市の小中学校の吹奏楽活動のさらなる発展のために、誠意をもって努力したいと思います。

こんな「部活動に前向きな制度」が日本中に広がっていけばと願います。

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旧古河庭園

先週のある日、埼玉県でのレッスンの際に、ふと思い立って、早めに出発して「旧古河庭園」に寄ってみました。

京浜東北線の「上中里」から歩いて7分位のところにあります。

「和と洋が調和する大正の庭」です。

ここを訪ねたのは何年ぶりでしょうか。
バラの時期や紅葉の時期は本当に美しく、癒されます。

春バラは終わりかけた時期で残念でしたが、それでも石造りの洋館を据えた洋風庭園は豪華な美しさに溢れていました。

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洋館の中の見学は、人数制限があって、待ち時間が長かったので諦め、外観だけを楽しみました。

そして、和風庭園は、全く違った落ち着きのある風景です。

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秋バラ、そして、紅葉の時期も美しいです。

少し足を延ばすと、「六義園」という紅葉の名所もあります。

また、その季節に、ふと思い立って訪ねてみたいと思います。

入園料150円のプチ観光...良いひとときでした。

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福島県の中学校バンド

先週の金曜日から昨日まで、福島県にお伺いして来ました。
5校の中学校からのお招きをいただきました。


福島県を含む東北支部の吹奏楽コンクールの出場部門規定は、「前年度の1、2年生の部員数が、中学校21名以上、高校26名以上いる場合は、翌年のエントリーは大編成の部」と決められています。

毎年、先生方からお話を伺う度に、この規定は厳し過ぎるなぁと感じています。

小学校にバンドが無く、全員初心者で入部して来る中学校でも、2学年で21人いれば全日本の課題曲と自由曲を演奏して、大編成の部に出場しなければならないのですから、実質21名で演奏という場合もあり得るわけです。
しかも、21人と言っても、「21人馬力」と言える場合はまれですし、打楽器の人数が4人だとすると管楽器は17人。
自由曲は小編成の曲を探すとしても、人数の多いバンドと「課題曲」を比較されるのは厳しいものがあります。

大勢の部員がいるのに、上位大会への代表を目指すために、あえて人数を絞って小編成の部に出るのは考えものですが、せめて東日本大会の規定の30名を越える「31名以上いる場合は大編成」という規定だったらなぁと思います。

2学年で21名なら、編成や力に合った曲を選んで小編成の部に挑戦し、東日本大会を目標にして頑張る方が、「夢が現実的」だと思います。
「ちょうど20名だから来年度は小編成の部で!」と思っているところに、1名途中入部者が入って来ただけで全ての運命が狂ってしまうのですから、本当は喜ぶべき途中入部者も「ありがた迷惑?」という感じです。

主役である子どもたちのことを最優先して考えたのではなく、大人の都合で出来た規定のような気がしてなりません。
少なくとも現場の先生方が「厳しい、辛い」と感じている規定が敷かれていることを気の毒に思います。

また、東北支部では、小編成の部の出場人数の最大を中学校25名、高校30名としています。
中学校では、東日本大会の規定である30名で出られないことにもなっており、これも謎です。

東北支部の先生方が長い時間かけて話し合い、「子どもたちのためにはこれが一番良い」と考えて決められた規定なのでしょう。
他支部の人間がとやかく言うことではありません。

おまけに地区大会がとても早く、夏休み前に最初の地区大会は終わってしまいます。
夏休みのコンクール練習が出来ないのもきつそうです。

でも、その規定や時期を受け止めて準備を進め、最善を尽くそうとしていらっしゃる先生方と子どもたちには敬服です。


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緑いっぱいの自然溢れる環境の中、ほのぼのとした生徒さんたちが集う村立の中学校バンドです。
全員初心者でスタートしますが、入念な基礎練習がシステム化されており、1年後、2年後には、びっくりするほど上手になっていることに驚かされます。
学校に着いた時、リーダーの指示で、1年生のレベルに合わせた丁寧な基礎合奏が進められていました。
この基礎合奏も、先生のご指導でシステム化されており、生徒だけで進められるように、明確な手立てが講じられていました。
小編成の部に出られる編成なので、この編成に合ったアレンジ曲1曲を生徒さんたちの力に応じてさらに工夫しながら演奏を作っていました。
基礎合奏で付けた正しい感覚が、曲の中のあちこちで生かされていることがうれしかったです。
この学校の環境ぴったりの大自然を模した曲は、広い窓から見える青空まで響いていくようでした。



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今年は、2、3年の部員が19名なので、規定内で小編成の部に出場です。
今は、1年生も全員交えて練習していますが、吹奏楽コンクールには1年生は6名加えて小編成の部の規定最大人数25名で出場します。(なぜ30名出られないのかが、やはり謎です。)
顧問の先生今年度から「教務主任」も務められ、大変お忙しい中、それでもわずかな時間だけでも部員たちと課題や評価を共有して、生徒さんたちのモチベーションを十分に保ちながら練習を進めていらっしゃいます。
また、独自の方法で基礎合奏をされ、シンプルではありますが、実に音楽的な基礎合奏をされています。
今年は、課題曲を練習しなくて済むので、このバンドの編成や個性にぴったりのアレンジ曲を丁寧に練習しています。
それぞれの場面の魅力の出し方や拍感のとらえ方、色彩感の出し方など、様々な工夫を一緒に考えていきました。
1年生も含めて、返事が最後の最後まで歯切れ良い気合いに溢れ、皆のやる気の高さに圧倒されました。



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地元の小学校に転勤して来られた熱心な先生のおかげで小学校の吹奏楽部が盛り上がり、経験者の1年生や音楽を好きに育ててもらった初心者の1年生がたくさん入り、ここ数年で最高の部員数となりました。
全校生徒137名という小さな学校ですが、そのうち35名が吹奏楽部員という入部率です。
1年生も、経験者はけっこういい音で演奏に加わり、普通に課題曲と自由曲を演奏していました。
顧問の先生は、生徒たちの心の声に耳を傾け、ご自分の指導や関わりを常に最善のものにしておきたいという判断力をお持ちです。
そんな先生のご指導のおかげで、生徒さんたちも自分たちの思いや考えを大切にして活動するチームに育っています。
お手伝いさせていただくようになった数年が経ちますが、今年の明るさは今までで最高!
ひとりひとりの個性がそのまま輝きにつながっている部活...最高です。


 
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学校規模も大きく、部員数も多く、小学校で吹奏楽をやっていたという1年生もいるという恵まれたバンドです。
コンクールメンバーも2、3年生中心で組むことが出来、ぎりぎりの人数で大編成に出ている学校から見ればうらやましいほどだと思います。
そして、この部活のメンバーは、とっても明るくはつらつとしていて、笑顔と元気が絶えません。
もちろん、皆の音もキラキラ輝いています。
初心者で入部した1年生のひとりが、休憩時間に「あぁ、私も早く先輩たちと一緒に演奏したい!」とプチ叫びをするほど、先輩たちはあこがれの存在です。
課題曲の『マーチ・シャイニング・ロード』では、場面ごとのイメージを、皆が集めた写真画像で共有して勉強していました。
「なるほどそう来るかぁ」と思う写真もあり、とても参考になりました。
下の音楽室からは合唱部の美しい歌声が響き、窓の外からは「うぐいす」の鳴き声も聞え、音楽と自然でいっぱいの学校だなぁとうれしくなった半日でした。


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皆でイメージした「マーチ・シャイニング・ロード」です。


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顧問の先生は、赴任2年目。このバンドと私のお付き合いも2年目です。
もうすっかり先生のカラーになった生徒さんたちは、よく話し、よく笑い、元気良く奏でます。
今年のチームは、2、3年生で21人...本当にぎりぎり1名の違いで小編成の部には出られない人数です。つまり大編成としては最少人数で奮闘しなければならない状況です。
1年生は初心者ばかりですが、とりあえず合奏に加わり、ほんの一部の吹ける場所だけ音を出しています。
横で見学しているよりは、「参加している感」を味わえているようで、先輩たちと一緒に、すごい気合いで返事をしていました。
2、3年生は、去年の秋にお伺いした時からぐんと成長し、先生の適切なご指導のおかげで、人数に見合った音量と良い音色で、無理のないサウンドを響かせていることに感心しました。
そう、大編成の部だからと言って、50名に負けない音量を出そうする必要はないのです。
良い音で、良い音楽を...。それがこのチームのやり方です。



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楽しい夕食会には、新卒2年目という若い高校の先生も初めてお越しくださいました。
また新しいご縁をいただき、とてもうれしかったです。
ちなみに、先生の高校は、私の拙アレンジによるバルトークの『舞踏組曲』を演奏されるそうです。
事前に伺っていたので、鎌ヶ谷高校の昨年度の東日本大会のBlu-rayをお持ちし、貸して差し上げました。
「明日、生徒と一緒に観て勉強します!」と喜んでくださいました。
若い力で頑張ってほしいです。


次に福島へお伺いするのは、「合奏祭」前の9月です。
一段と成長した演奏を楽しみにしています。

そして、来年の6月のご予約までいただきました。(早っ!)
2日間、ホールを押さえ、ホール練習レッスンをとのことです。
やる気いっぱいの先生方、すばらしい!

まずは、良い夏コンを迎えられますように...お祈りしています。
お招きいただき、ありがとうございました。


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