田川伸一郎のブログ

けやきウインドアンサンブル・オータムコンサートのご案内

我が街・我孫子市を拠点として活動されている「けやきウィンドアンサンブル」

6月にも記事にさせていただきました。

6月の記事です。
http://schoolbandsupporter.blog24.fc2.com/blog-entry-1464.html

来たる11月19日に「オータムコンサート」を開催されます。

先日、練習会場にお邪魔して、見学と激励をさせていただきました。
練習会場は、家からとても近く、本当に地元のバンドという感じです。
前回は、アポ無しでお伺いさせていたただきましたが、今回は、きちんと指揮者の和久井瞬さんにご連絡してから伺いました。

練習会場の中から聴こえて来たのは、ヴェルディの歌劇『シチリア島の夕べの祈り』の妙なる調べでした。
練習の切れ目まで外で聴かせていただき、中へ。
前回と違って、「誰?」という反応ではなく、「こんにちは~」と自然に受け入れてくださり、地元ファンとしては、とてもうれしかったです。

この日は出席者が少なかったですが、それでも皆さん、とても真剣モードで、曲に向き合っていらっしゃいました。

一般バンド、特に「町のバンド」という感じのバンドはメンバーの確保や出席率の面で、なかなか難しいことは本当によく分かります。
演奏するメンバーにとっても大変ですが、良い指導者を得るということもとても難しい課題だと思います。

現在の指揮者、和久井瞬さんは、私と同じ湖北にお住まいのチューバの専門家の方ですが、このバンドの事情や良さを十分に理解し、「音楽的には妥協せず、でも、様々な事情は寛容な心で許され」という姿勢で臨まれていらっしゃるように思いました。

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ポイントを押さえたすばらしいご指導をされている指揮者の和久井瞬さんです。
プロとしてのチューバの演奏活動はもちろんのこと、学校でのチューバレッスンや合奏指導もされていらっしゃいます。



今回の「オータムコンサート」では、『シチリア島』だけでなく、今年度の課題曲『インテルメッツォ』(コンクールに出ているわけではありません)、そして、ネリベルの『交響的断章』と、大曲も並んでいます。

こういう挑戦をすることで、様々な条件の中でも、団員の皆さんのモチベーションは上がることだと思います。

「人数が少ないから」「なかなか練習に集まれないから」「日頃、あまり個人練習が出来ないから」と、それなりの曲でそれなりの活動をしていたら、かえってモチベーションは下がるような気がします。

和久井さんのような意欲的で、かつ寛容な指導者がついているからこそ、このような意欲的な活動が出来るのだと思います。
そして、団員の皆さんも、本当に意欲的です。

お仕事やご家庭、それぞれのプライベートの合間を縫って、練習に参加され、楽しくも真剣に練習している姿に、惚れ惚れとします。

6月の演奏会には伺えなかったのですが、「オータムコンサート」の日はしっかり空けてあり、私も聴きに行きたいと思っています。

お近くの方は、ぜひお出かけください!

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「けやきウィンドアンサンブル」のHPはこちらです。
http://keyaki.music.coocan.jp/

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小学校の音楽科授業研究

昨日は、県内の私立小学校の音楽科授業研究にお伺いさせていただきました。

今年度は、様々な学年で、主に歌唱領域で研究をされて来ましたが、5年生の「器楽」を扱うという方針で進めていらっしゃいます。

昨日は、『失われた歌』 (チャールズ・チルトン)を教材に、リコーダー合奏・アンサンブルの学習をしました。
この曲は、私が新卒の頃からずっと教科書に載っている名曲です。

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導入では、パソコンが送って映し出した楽譜で、基礎トレーニングをしました。

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全体で演奏したり、ひとりずつ演奏させたりし、基礎技能の定着を図っていました。

そして、曲の練習です。

前時を振り返りながら、全体練習が続きます。

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アンサンブル練習に入る前には、さらに深く、練習のポイントを絞り込みました。

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「共通事項」とその具体も、確認です。

アンサンブルは、2人で進めました。

練習するスペースが十分あるので、他のグループと音が混ざらないのがうらやましいです。

互いに教え合ったり、うまくいかない所を取り出したりと、なかなか充実した練習が続きました。
私も、時々、ワンポイントアドバイスに加わりました。

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グループ練習の後、数グループの発表を聴き、成果を認め合って終わりになりました。


リコーダーは、シンプルではありますが、とても奥が深い楽器です。

3年生の導入から、どういうメソードで、いつ何をどれ位徹底させていくかということを厳密に作らないと、個人差が開いたり、リコーダー本来の魅力に近づけなかったりということもあり得ます。

今回の授業から、そういった入念な指導計画作成の必要性や、リコーダーという楽器へのこだわりを教師がしっかり持つことの大切さも話し合いました。


今月末に、県内の私立小学校が集っての研修会があり、私は、その音楽部会の講師に招かれています。
県内の私立小学校は、さほど多くありませんが、私がお手伝いさせていただいている2校以外の学校の先生方とお話し出来ることを楽しみにしています。

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『ゴーストトレイン』がつないだ仲間たち

11月4日の「日本管楽合奏コンテスト全国大会・中学校A部門」に出場した北海道七飯町立大中山中学校吹奏楽部(顧問 : 伊早坂忠先生)と、昨年度、最優秀グランプリを受賞して今年度は特別演奏で出演した千葉県船橋市立高根中学校吹奏楽部(顧問 : 尾木慎之介先生)

共に、レッスンにお招きいただいている中学校です。

今年度のコンクール曲を思案していた頃、「バンドの良さが生きる曲」として、『ゴーストトレイン』(ウィテカー作曲)を両校に提案させていただきました。

伊早坂先生も尾木先生も、この曲が気に入り、そして、「ウチのバンドにぴったりです!」と、この曲への挑戦が始まりました。

高根中学校は、昨年度、東日本学校吹奏楽大会でも金賞を受賞した学校です。
大中山中学校の皆さんは、そんな高根中学校と同じ曲に挑戦することに喜びを持って練習をスタートしました。

練習が進むと共に、両校は、同じ曲であっても、先生の解釈で、カットも表現もずいぶん違うニュアンスを出し始めました。

両方の良さを直接聴いている私は、どちらのレッスンの時にも、遠く離れた千葉と北海道の中学生が同じ曲に取り組み、同じ箇所に苦労して何とか乗り越えようとしていること、カットや表現が違うとどんな風に味が違うのかという相手校の良さなどをお伝えして来ました。

そして、互いに同じステージに立つことを夢見て練習するようになっていきました。

大中山中学校は、函館地区代表に選ばれ、全道大会に進みましたが、惜しくも東日本大会への切符はつかめませんでした。
しかし、もうひとつのチャンスである「日本管楽合奏コンテスト」で高根中学校の皆に会いたいと、全道大会の後も更に練習を続け、納得のいく録音を録り直して応募されました。
その結果は、見事、合格! 全国大会への出場が決まりました。

10月の東日本大会の前日、大中山中学校の伊早坂先生と部員は、高根中学校への応援のメッセージをファックスで送ってくださいました。
高根中学校の皆は、北海道の仲間からの思いがけない激励のメッセージを背に東日本大会に向かいました。

そして、今度は、管楽合奏コンテストの直前、高根中学校の尾木先生と部員は、大中山中学校に激励のメッセージをファックスで送ってくださいました。
東日本大会の時に励ましてもらったお返しでした。


そして、11月4日、大中山中学校と高根中学校は、ついに同じステージで『ゴーストトレイン』を演奏する機会を得ることが出来ました。
進行スケジュールの関係で、残念ながら、高根中学校は大中山中学校の演奏を聴くことは出来なかったのですが、大中山中学校の皆は、高根中学校の特別演奏の『ゴーストトレイン』を聴くことが出来ました。

両校の先生は、何とか生徒たちを会わせたいとおっしゃり、高根中学校の皆は、特別演奏が終わった後も帰らずに、表彰式が終わるのを待っていてくださいました。

表彰式後、場所を定めて、ほんの少しの時間でしたが、「交流」の機会を作ることが出来ました。

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高根中学校の皆は、ひとりずつ大中山中学校への感謝や激励の気持ちを書いて
プレートにし、プレゼントしました。


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大中山中学校の皆は、同じパートの仲間宛の手紙を書き、直接手渡して、
お互いにここまで頑張って来たことを讃え合いました。


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大中山中学校の伊早坂先生、高根中学校の尾木先生、そして、両校の部員たちです。


共に『ゴーストトレイン』という難曲に取り組み、遠く離れた仲間たちも同じ苦労をし、同じ楽しさを味わっているのだろうと思い合いながら練習に向かえた半年間でした。

音楽がつなぐ仲間。
吹奏楽がつなぐ仲間。

こうやって、両校のご縁をつながせていただき、私もとても幸せです。

音楽っていいなぁ...と心から思います。

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日本管楽合奏コンテスト全国大会から

「日本管楽合奏コンテスト全国大会」の11月3日の小学校部門、11月4日の中学校A部門(35名以内)を聴きに行って来ました。
高等学校A部門は、TBCの練習、ブラックダイク公演と重なり、残念ながら聴くことが出来ませんでした。


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「吹奏楽コンクール」では聴くことが出来ない、西日本エリアの小学校や小編成の中学校の素晴らしい演奏も聴くことが出来るうれしい機会です。

小学校部門も中学校A部門も、技術も表現も昨年度以上にレベルアップしており、一次予選となる録音審査がどれだけ厳しいものであったかを伺わせるものでした。


小学校部門では、特に木管楽器のレベルアップが著しく、小学生とは思えないほどのソリストたちもたくさんいました。
また、「ただ演奏する」という学校はなく、どの学校も「音楽」していました。
先生の指揮を一心に見つめ、思いを込めて自発的に演奏する姿に、本当に感動しました。

普段は聴く機会がない「西日本エリア」の小学校の中では、奈良県生駒市立桜ヶ丘小学校、京都府精華町立東光小学校、宮崎県宮崎市立大淀小学校、大阪府関西創価小学校の演奏には、それぞれの学校の演奏スタイル、高い技術と音楽性に、深い感銘を受けました。

小学校部門には33校が出場されましたが、休憩以外は席を立つ気にならないほど魅力的な演奏が続き、1校残らず聴かせていただきました。

小学生の生活は年々忙しくなっており(もちろん先生も)、バンドの練習だけに、時間や気持ちを没頭させられる状況ではないはずです。
また、演奏のレベルを上げるには、当然、「小学生並以上の忍耐」を必要とします。
毎年、このコンテストに出場する小学生の演奏がレベルアップを続けているのは、先生方が「いかに効率的で無駄のない練習をするか」「いかに子どもと音楽を深く結び付けるか」「いかに子どもたちの精神心やチームワークを育てるか」ということに、日夜研鑽されている証です。
職場や保護者の方々のご理解を得るという大変なハードルも、見事に乗り越え、このステージに立たれた先生方のご努力、そしてそんな先生方の元で豊かなバンド活動が出来る子どもたちの幸せを思いました。


中学校A部門は、35名以内という人数制限ですが、最少12名からMAXの35名まで、そのバンドのカラーやアイデアを生かした演奏を楽しむことが出来ました。

今や、小編成のバンドでは、楽器の持ち替えは当たり前のようになっていて、金管と木管をひとりが掛け持ちで演奏しており、そのどちらも上手という奇跡のようなプレイヤーもいました。
中学生になって初めて手にした楽器をマスターするだけでも大変なことなのに、同属楽器ではない管楽器を2種類もマスターしているのですから、中学生の無限の可能性には驚くばかりです。

トップバッターで演奏した長野県筑北村立聖南中学校(12名)は、まさしくその最たるもので、管楽器と打楽器の持ち替えはもちろんのこと、トランペットとバスクラ、ホルンとフルートとトランペット、ユーフォニアムとオーボエという持ち替えで、どの楽器もとても上手なソロを聴かせてくれました。バンドジャーナル7月号に練習の様子が載っているそうです。

わずか18名で、ネリベルの『二つの交響的断章』を演奏した新潟県胎内市立黒川中学校も、フルートとクラリネット、クラリネットとテナーサックス、アルトサックスとクラリネットという同属楽器ではありますが、それぞれソリスティックに演奏するパートを受け持ち、この曲の醍醐味を十分に伝える演奏でした。先生と生徒さん方の執念すら感じました。

そして、最優秀グランプリ・文部科学大臣賞に輝いた東京都小平市立小平第六中学校の『サロメ』は、部員全員34名での出場で、ソロもTuttiも美しくドラマチック、構成力にも富んだ惹き込まれるほどの圧巻の演奏でした。指揮の今津和則先生の音楽性溢れる指揮には見とれてしまいました。その指揮に見事に反応して表情豊かに演奏した生徒さんたちにも心から敬服です。


演奏のことではないのですが、中学校A部門と高等学校A部門(聴けませんでしたが)の司会者の方が、急なご都合で司会が出来なくなり、当日いきなりのピンチヒッターとして、このコンテストを全力サポートしてくださっている柏市立柏高等学校吹奏楽部パーカッションパートの小林昂輝君が2日間の司会を務めてくださいました。
このコンテストでは、セッティングの間に演奏終了後の団体の代表者へのインタビューがあります。
学校名や曲目、指揮者の名前を読み上げるだけでも、緊張の極みの仕事なのに、セッティング完了の合図が出るまで、インタビューをしながら、和やかに場をつながなければなりません。
小林君は、将来はアナウンサーになっても良いのではと思うほど、丁寧で優しい語り口、相手が話しやすいような気配りをしての対応、パーカッションの生徒さんが代表の場合には、「僕もパーカッションなんですよ。たくさんの楽器を演奏するの、大変ですよね!」と、高校生ならではのおしゃべりも加えながら、このコンテストにぴったりの雰囲気で進行をしてくれました。
大人の方には、もしかしたら、ピンチヒッターの司会など受け手がいなかったかもしれませんが、高校生がこの「全国大会」という大きなステージの司会を堂々とこなしてくれたことを、このブログを読んでくださっている皆様にお伝えしたいと思います。
小林昂輝君、お疲れ様でした! そして、ありがとうございました!


今年度の各部門の「最優秀グランプリ・文部科学大臣賞」は、下記のとおり決定しました。
おめでとうございました!

♪ 小学校部門
   大阪府・関西創価小学校 (指揮 : 田口秀男先生)
   組曲「ベン・ハー」 (M.ロージャ)

♪ 中学校A部門
   東京都・小平市立小平第六中学校 (指揮 : 今津和則先生) 
   楽劇「サロメ」より 7つのヴェールの踊り (R.シュトラウス)

♪ 中学校B部門
   千葉県・柏市立酒井根中学校 (指揮 : 板垣優麻先生)
   交響曲第1番「グラール」より (天野正道)

♪ 高等学校A部門
   千葉県・県立鎌ヶ谷高等学校 (指揮 : 川口智子先生)
   「キリストの復活」~ゲツセマネの祈り~ (樽屋雅徳)

♪ 高等学校B部門
   千葉県・柏市立柏高等学校 (指揮:緑川 裕先生)
   吹奏楽のための戯曲~前夜祭の幻影~ (内藤友樹)



審査結果の詳細は、下記「日本音楽教育文化振興会」のHPをご覧ください。
http://www.jmecps.or.jp/


この素晴らしいコンテストを主催してくださった日本音楽教育文化振興会の皆様はじめ、運営に当たってくださった多くの方々、補助員としてサポートしてくださった柏市立柏高等学校吹奏楽部の皆さん、本当にありがとうございました。


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川口先生&鎌ヶ谷高校吹奏楽部の皆さん、初挑戦の日本管楽合奏コンテストでの「最優秀グランプリ・文部科学大臣賞」、本当におめでとうございました。
演奏は聴けませんでしたが、表彰式に間に合い、喜びを共に出来てうれしかったです。


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東京ブラスコンコードよりお知らせです

東京ブラスコンコードは、来たる11月12日(日)に千葉県東金文化会館大ホールにて開催されます「第52回山武郡市吹奏楽祭」にゲストとしてお招きいただき、演奏させていただきます。

当日は、25団体の中学校、高校、大学、一般バンドが集い、各校の演奏や合同演奏を発表されます。

それにしても、「第52回」とは、すごいです。

私も、TBCのメンバーとして演奏させていただくことになっており、仕事の合間を縫って、少しの回数ではありますが、練習に復帰しています。

山武郡市には、九十九里高校をはじめ、レッスン校もあり、知り合いの先生方もいらっしゃいます。
先生方や生徒さん方に、TBCの演奏を聴いていただけるのはとてもうれしいことです。

また、山武郡市の小学校では金管バンドが盛んに行われていますので、小学校の先生方や小学生の皆さんにも聴いていただけたらと思います。

今日は、「日本管楽合奏コンテスト全国大会・高等学校A部門」で、鎌ヶ谷高校が午前中に演奏するのですが、心の中で応援して、TBCの練習に向かいます。
午後は、早退させていただいて、すみだトリフォニーでの「ブラックダイク」を聴きに行きます。

今日の練習、前日練習、そして、当日...しっかり頑張りたいと思います。

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入場無料です。

東金方面のみなさま、ぜひご来場ください。

TBCの演奏は、昼頃(11:50)の予定です。



TBCの演奏曲目です。
指揮は、4月の演奏会と同じく、川端寛先生です。

♪ メディテーション 『主よ、我らに救いを』
♪ マーチ 『ボギー大佐』 (アルフォード)
♪ 讃美歌 『恵み深き われらの父よ』
♪ バレエ音楽「ガイーヌ」より『剣の舞』 (ハチャトゥリアン)
♪ 『チアフル・チューバ』 (イングラム)
♪ 『オリエント急行』 (スパーク)


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