田川伸一郎のブログ

がんばれ! ママさん団員

先週の日曜日から、また東京ブラスコンコードの練習に復帰しています。

演奏会は、4月16日...例年より1週間早いだけでも、週一回しか練習出来ないTBCにとっては大きいことです。
私自身も、すでに焦っています。

昨日は、2週連続の練習参加でした。(次回から、また3週間、大きな仕事のため、参加出来なくなります。ううむ、マズい...)

昨日で、私は、やっと全ての曲を演奏してみることが出来ました。
皆さんは、とっくに演奏しているのですが...
打楽器内のパート分担は、まだ決定しておらず交替で練習している感じです。

去年は、マークさんという強烈なトレーナーが指揮者としても本番の第一部を振ってくださいましたが、今年はいらっしゃいません。
昨日は、曲によっては私が前に立って、「臨時トレーナー」として練習を進めさせていただきました。

「たまにやって来たくせに、皆さんの前に立つなんて本当に失礼だな」と自分では思っているのですが、逆に、だからこそ、ほんの少しでもお役に立つならばという気持ちでやらせていただいています。


昨日は、いつものような都内の公的施設が取れず、やむを得ず、若い団員が卒業した埼玉県の私立高校の一室をお借りしての練習でした。
顧問の先生にもご協力いただき、感謝でした。

東京ブラスコンコードの団員は、そんな若い学生さんから、私のようなオジサン、もうオジサン・オバサンと呼んでもいい年齢の方々(笑)、私以上の年齢の方(尊敬!)と、とても幅広い年齢層の人々です。


社会人のお仕事は様々ですが、「出産のための休団」を明けて間もない「ママさん団員」もいます。
ご主人のご都合がつかない日には、お子さん連れで練習に参加しています。

昨日も、ご自宅からは遠い練習場だったのに、お子さんを連れて練習に参加していました。

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ここまでして練習に参加している彼女には、頭が下がります。
ご主人のご理解もありがたいです。

お子さんは、とってもおりこうさんで、ママが練習している間は、静かにおんぶされていたり、ママのそばで遊んでいたり...
休憩時間には、近寄っていく団員にニコニコ笑って、「癒し」にもなってくれます。

家でも、コルネットの練習の音は聴いているそうですが、大人数の合奏の音を聴くのは、練習に来た時だけです。
シンバルの大きな音が鳴っても、泣きもせず、まるでおうちで聴けない音色を楽しんでいるかのようです。

きっと音楽が大好きなお子さんに育つんだろうな。
もしかしたら、将来は、お母さんと一緒にTBCの団員に?!


実際に、親子メンバーも一組います。
団長の白井さんと大学生の息子さんです。

お父さんの練習の音や演奏を聴いて育ち、中学校では吹奏楽部に入ってトランペットを始め、今ではかなり上手なソプラノコルネット奏者。


こうして、皆、それぞれの生活、仕事、勉強を本業としながら、日曜日には、楽しく真剣に練習に取り組んでいるTBCの団員たちです。

「ママさん団員」も、こうして頑張って練習に参加しています。
団員皆で応援している大切なメンバーです。


そんなTBC一同、4月16日、上野学園石橋メモリアルホールでお待ちしています!

詳細は、改めてお知らせいたします。

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響け! みんなのハーモニー

昨日は、「2017全国小学校管楽器合奏フェスティバル東日本大会」を聴きに行って来ました。

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このフェスティバルは、全日本小学校管楽器教育研究会が主催し、全国6ブロックごとに各地区主管で開催されているイベントです。


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この大会の前身である「金管バンドフェスティバル」は、昭和52年にヤマハさんの呼びかけで始められたものでした。
その後、主催が小学校管楽器教育研究会に移ると共に、全国各地で開催されるようになり、現在のブロック分けになっています。


今年の東日本大会の会場は、「ミューザ川崎シンフォニーホール」というすばらしいホールでした。

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出演したのは、1都10県からの20校に、特別演奏で参加した北海道からの代表1校の21校でした。
コンクールではないので、各都県の選び方により、予選的な大会を開催している場合、前年度の管楽器演奏会を予選的に扱っている場合、単に話し合いで決めている場合など様々です。


今回の出演校です。

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金管バンド、吹奏楽、ステージドリル、数校の合同バンド、ビッグバンドスタイルのバンド、踊りが付いたりお話が付いたり...形態も、表現スタイルも様々で、とても楽しく興味深い演奏の連続でした。


私が、個人的に「特に感動した学校」を書きたいと思います。

・長野市立昭和小学校金管バンド部(81名)
「これだけ多くの人数の金管バンド、きっと大きな音(爆音)での演奏かな」と思いきや、理性あるまとまったパートごとの音色、絶妙なバランス感覚、何より「歌がある演奏」でした。先生が何をしたいかがはっきり分かり、それが子どもたちに伝わってバンド全体が一つの「表現体」になっていました。ひとつひとつのフレーズに対する子どもの思いが伝わって来るハートの演奏でした。練習時間は少なめのようですが、これだけひとつになった音と音楽を作り上げた先生と子どもたちに拍手!「楽器で歌うバンド」でした。

・札幌市立南月寒小学校吹奏楽部(35名)
このバンドは、ビッグバンドスタイルの編成と吹奏楽の編成の両方で演奏しました。中には、ビッグバンドスタイルの時には違う管楽器(異種楽器)に持ち替えている子もいました。とてもセンス良いノリの演奏でした。2曲目は、吹奏楽の座奏で八木澤教司さんの『ピリ・レイスの地図』を確かな技術に裏付けられた音楽性高い演奏で聴かせてくれました。特にゆったりとした八木澤コラールを伸びやかに演奏する子どもたちの姿と音楽に感動。はるか北海道から出演された価値十分の心に響く演奏でした。

・長岡市立日越小学校金管バンド部(43名)
地元に伝わる「悠久太鼓」を伝承する「悠久太鼓部」とコラボしての『和太鼓とバンドのための狂詩曲』は、太鼓の子どもたちの見事な太鼓パフォーマンスが効果的に光り、金管楽器との主役・脇役の転換もきめ細やかに考えられて、この曲の良さが生まれ変わったように鮮やかに表現されていました。金管の技術的な力は、正直ものすごく高いという訳ではありませんでしたが、やはり子どもたちがどう表現したいのかという意思をしっかり持っている演奏は技術以上に心に響くものです。地域文化への誇りすら感じる気高い演奏でした。

・習志野市立実花小学校吹奏楽部(67名)
我が教え子の村山和幸先生の指揮による『スピリティッド・アウェイ~千と千尋の神隠しより』は、この曲の世界観とこのバンドのサウンドと音楽性が、ミューザ川崎というすばらしいホールのロケーションや音響とぴったり一致して、まさに会場全体の空気すら変えてしまうような演奏でした。内輪話をすると、ここのところのインフルエンザの流行で練習が思うように出来ないまま本番を迎えてしまったのですが、今年度はたくさんの大きな本番を経験して来たせいか、皆、ステージに上がるとスイッチが入って練習の成果による「音楽」が自然と湧き出てくるようでした。


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習志野市立実花小学校吹奏楽部 (指揮 村山和幸先生)


昨年も感じたことですが、「子どもらしい豊かな表現」を、「演奏そのもの」ではなく「大人に仕込まれた演出」に頼り過ぎている学校がいくつかあったのは残念でした。

音楽がBGM的に扱われ、始終、他の児童の演技が続いているステージは、どうも学芸会的な印象を持ってしまいます。
動きや演出が、子どもたちの純粋な音楽表現を邪魔している場面もありました。
中には、いかにもバレエを習っていますというような子が踊り続け、「主役は誰なの?」と思いたくなるほど、音楽がバックに引っ込んでいるバンドもありました。

「コンクールではないから」、「フェスティバルという名の大会だから」と言って、わざわざ「取って付けたような演出」をしなくても、演奏そのもので「小学生ならではの豊かな表現」は出来ます。

また、その音楽が求めているものにふさわしい自然な動きを加えるならば、それは表現を豊かにする本来の「演出」と言えます。

練習時間が短くなりつつある昨今、「演出の練習」に使う時間を「演奏そのものの練習」に回し、このフェスティバルでの発表は、あくまでも「音楽」を重視したものであってほしいと改めて思いました。
ひと昔前に大流行した「演出合戦」はそろそろ終わりにして、「音楽そのもの」で子どもらしい豊かな表現、個性溢れるステージを作り上げる研究やご指導をしていただきたいなと感じました。

しつこいようですが、動くことや演出が悪いと言っている訳ではありません。
「先に音楽ありきの発表」をしてほしい、まずは、子どもが「音楽そのもので表現する力と心」を身に付けてステージに立てるように導いてあげてほしいということです。

来年度の東日本大会は、「横浜みなとみらい」での開催だそうです。
来年も、必ず聴きに行きたいと思います。


昨日は、お天気も良く、少しだけですが暖かく、このすばらしい会場で演奏出来たことは、これまでたゆまない努力を続けてきた子どもたちへの最高のご褒美になったことだと思います。

運営に当たられた小管研関係の先生方、ご協賛くださったヤマハミュージックジャパンの皆様、そして、何よりすばらしい演奏を聴かせてくれた21校の皆さん...本当にありがとうございました。


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何事も、素直が一番!

昨日は、1月の都小音研・中央Aゾーン大会で「感動の研究演奏」をしてくれた中野区立桃園小学校にお伺いさせていただきました。

ゾーン大会から約3週間ですが、何だか遠い昔のことのように、駅から学校までの道を感慨深く歩きました。

昨日のお伺いは、「東京都小学校管楽器演奏会」に出演するブラスバンド部のレッスンのためでしたが、6年生の授業を6時間目に入れていただき、あの研究演奏をしたすばらしい子どもたちにサプライズ再会する機会を作っていただきました。

6時間目が始まって少し経った頃、こっそり音楽室のドアを開けて、音も立てずに入ると、一番後ろの大きい男の子たちが気づき、「えっ?」という顔、そして、次々に「電信」が送られ、先生が、「〇〇君、どうしたの、ニコニコして。何かいいことありましたか?」と訊ねると「はい!田川先生が・・・」
そこで、ジャーンと登場し、「こんにちは!」と前に行きました。
みんなびっくり!

授業は、もう合奏ではありません。
卒業式に向けての合唱の練習でした。
邪魔してはいけないので、私は前方で椅子に座って、黙って授業を参観していました。

思えば、この6年生たちの合唱は、初めて聴きました。
合奏の響きと同じく、柔らかく優しい声、そして、真面目な歌い方でした。

ゾーン大会の後、都内の中学受験モードになり、この学校の6年生も多くが受験したようですが、結果が出た今、そのことで落ち着かない雰囲気は全く無く、あの研究演奏の練習の時と何も変わらない学習態度でした。

賢く、本当に立派な子どもたちです。

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まだ音取りを終えて、合わせ始めた段階の合唱でしたが、しみじみと歌い上げる子どもたちの歌声にまたまた感動。

授業の最後に、当日の演奏へのねぎらい、私からの賞賛、そして、会場の先生方から聞いたたくさんの褒め言葉をお伝えしました。
また、私学・都立・区立の様々な中学校に進んでいくであろうことを考え、「どこの中学校に進むかではなく、どんな中学生になるのかが一番大切なこと。どこの中学に行ったからって、それで人生が決まるわけじゃない。そこから自分自身がどう生活していくかで決まっていくんだよ。」というお話をしました。

先日渡した「忘れるなこのひとこと いつかきっと役に立つときが来る」のプリントを大切にとってあり、毎日見ているという子や、コピーして1枚は自分できちんとしまい、1枚は冷蔵庫に貼ってあるという子もいました。
それぞれの形で大切にしていてくれて、うれしかったです。

6年生でこんなにすがすがしく、素直で、受容の心を持った「集団」は、どこの学校でも見られるわけではありません。
個人的には良い子がいても、「集団」になると別ということも多いのが現実です。
私が担当させていただいたのが、この子どもたちで本当に良かったと改めて思いました。

皆、自分自分の良さに自信を持ち、胸を張って良い卒業式を迎えてほしいです。
もちろん、学年全員であのステージに立ったことも誇りとして...


そして、放課後、昨日の目的であったバンドの練習です。

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5時半までの特別延長練習だったのに、学校を欠席した1名以外は、欠席も早退もゼロ。
「今日、本当は塾や習い事だったけれど、休んで練習に来ている人?」と聞くと、数名手を挙げました。
こういう大切な時には、きちんと練習を優先に出来る子ども、そして、それを理解してくださる保護者の方々。
これを本当に「賢い子」「賢い親」と言います。

都心のど真ん中の小学校でも、自分ひとりのことではなく、全体のことを優先して考えられることが、とてもすばらしいです。
イメージとして、「いえ、塾の方が大切ですから」と帰ってしまう子がいるのではと思ってしまいますが、それは勘違いでした。

それこそ、「忘れるなこのひとこと」の中に、「自分の事より全体のことを大切にしろ。自分ひとりの事ぐらい、あとでどうにでもなる」という言葉があります。
まさに、それをやってくれている子どもと保護者の皆さんです。

放課後、私は準備の様子を見るために、音楽室で座って待っていました。
皆、猛ダッシュで音楽室にやって来て、椅子を並べたり譜面台を並べたり打楽器を移動したり、自分の楽器を出して基礎練習を始めたり...無駄なおしゃべりなどせず、黙々と進めていくことに驚きました。
パートの人が揃うと、リーダーが中心になってチューニング。 他の教室にも散って、しっかり合わせていました。
そして、全員集合してはじめのあいさつです。
ここまでの行動だけでも、小学校バンドとしては言うことないほど立派!

管楽器演奏会で演奏する曲のうち、まだあまり出来ていないという1曲を重点的に練習することにしました。

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顧問の佐伯先生の指揮で演奏です。

音圧の一定した、基礎練習をしっかりしていることがわかる、とてもしっかりしたサウンドの演奏でした。
そこをスタートに、基礎練習の音を曲にそのまま持ち込むのではなく、様々な音色やタンギングの種類、強弱、バランスなどに気をつけて、聴いてくださる方がワクワクするような演奏に仕上げていこうと「めあて」を設定し、レッスンをスタートしました。
「みんなが毎日しっかりやっている基礎練習の応用編だよ!」と。

そのために、楽譜に書いてある音程やリズム、長さだけでなく、様々な記号やヒントになる発想記号の言葉にもしっかり目を向けて演奏することをアドバイスしました。
私が話すと、みんなすぐに筆記用具を持って、どんどん楽譜に記入していきます。しかも、だらだら書かず、速い!
さらに驚いたこと...演奏途中、私が演奏を止めて、どこかのパートを取り出して練習する時、そのパートは私の注意を聞いている間も、ずっと楽器を構えたままです。普通、小学校では、私が止めると、すぐ楽器を下ろし、その後は、よそ見か手いたずらが多いのですが。
楽器を構えたままなので、注意の後、「ではもう一度」と練習する時のスタートがすぐ出来、限られた練習時間が有効になります。
どれもこれも、日頃からの先生のご指導の積み重ねで身についた「行動学力(と私は呼んでいます)」です。

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ディズニーの名作のメドレーは、手を替え、品を替え、どんどん変化がついて来ました。
場面ごとの音色の変化や拍の感じ方の変容は、特にすばらしかったです。

他のパートが指導を受けている時にも、ボーッとしておらず、私の話も仲間の音も、良く聴いています。
なので、たとえば、伴奏の音色やタンギングの種類を変えると、旋律パートもそれに合わせて、吹き方を自分から変えようとします。
これが「表現の工夫能力」です。
ある場面でトランペットの音色が、急激に柔らかくなっていったことには、私は大拍手でした。
こういう力を持った子どもを、小学校バンドで育てたいものだと改めて思いました。

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顧問の佐伯先生が、「わずかな時間でこんなに変われるなんて、私、いつも何をやってんだろうと思いました。感動して泣きそうでした」と謙虚に話しておられましたが、そんな子どもたちに育てていらっしゃるのは、先生ご自身です。

見学に来られていた校内のたくさんの先生方、保護者のみなさまも、一緒に楽しみながら勉強してくださいました。
そんなたくさんの温かい眼も、子どもたちの優しい音楽と心を育てている桃園小学校ブラスバンド部です。


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吸収力が豊かで、どんどん自分を塗り替えることが出来、休憩無しの練習でも飽きた様子ひとつ見せない君たち...
佐伯先生の日頃の音楽授業の組み立て方やバンドのご指導はもちろん、学校中の先生方の「心の磨き方」のすばらしさが、君たちの持てる力を存分に引き出し、伸ばしてくださっていることを実感しました。
寒い毎日ですが、都の演奏会に向けて、出来るだけの努力をし、レッスンの成果を講師席の田川先生まで届けてくださいね!
がんばれ、中野区立桃園小学校ブラスバンド部! (指導 佐伯麻子先生)



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研究演奏に向けての授業でも、ブラスバンド部の練習でも、一緒に勉強出来て、
6年生たちとこんなに仲良くなれてうれしかったです。
小学校最後に、大好きな音楽の大イベントがあって本当に良かったね!
そして、みんなの先生が佐伯先生で良かったね!



やはり、「何事も、素直が一番!」と痛感した桃園小学校の子どもたちとの「時」でした。

4.5年生部員の皆さんは、来年度もぜひお会いしましょう!


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支えていただいた心

犢橋小学校時代のファンです。

ブログ、楽しく拝見致しました。
今でも大変なご活躍をされていらっしゃるとのこと、
とても嬉しくて懐かしくて、思わずメールしてしまいました。

田川先生が犢橋小学校に赴任されていた30数年前、娘が犢橋小学校に通っておりました。
娘は合奏部には入部していなかったのですが、田川先生と合奏部の活躍は当時とても素晴らしく、演奏に感動した私は、至るところに聴きに出かけておりました。
まるで追っかけのように(笑)
今でもあの頃の演奏は、脳裏に焼き付いているように思います。

幸町の小学校に異動されて、そちらで日本一を受賞された際も、思わずお祝いに花束をお贈りしてしまいました。
それ程、田川先生と子供達が生み出す演奏に魅了されていたのだと思います。

その後のご活躍も今回、ネットやブログで知りました。
本当に素晴らしいですね。
また機会があれば、田川先生の作り出す演奏を聴きたいなと思っております。
どうぞお身体には気を付けて、素敵な音楽を届け続けて下さい。



昨日、ブログを通していただいたメールです。
お名前も書いてあり、すぐに、「あっ、あの子のお母さんだ」と思い出しました。

合奏部には入っていませんでしたが、リコーダーがとても上手な女の子でした。
何度か、「合奏部に入らない?」と声をかけましたが、彼女はやりたいことがたくさんある女の子で、見事にフラれてしまいました。
でも、音楽の授業の時には、いつも楽しそうに歌ったり演奏したりしていました。


新卒でお世話になった犢橋小学校での4年間は、私の教師人生の基盤を作ってくれた出会いばかりでした。
深くかかわった子どもたちや保護者の皆様だけでなく、このように、私が取り組んでいた活動を温かく見守り、追っかけ、ご声援くださった保護者の方々、地域の方々もたくさんいらっしゃいました。

お子さんは部員でないのに、「京成バス」にお勤めだったあるお父さんは、「合奏部が遠征する時には、特別にうんと安くバスを出しますから、先生、声かけてね!」と私に言いに来てくださり、実際にお願いすると、「えっ!そんなに安くていいんですか?」というほどの値段でバスを出していただいたこともありました。(今だから公言できます!)

楽器購入のために、私が先頭に立って廃品回収のリヤカーを曳いていた時に、「先生、新聞は子ども会に出しちゃったけど、これ気持ちだけ」と、「おひねり」をジャージのポケットに入れてくださった地域の方もいらっしゃいました。

現職だったある年の暮れに、ふと思い立って犢橋小学校を訪ねたことがありました。
校門の「千葉市立犢橋小学校」の金属表札を丁寧に磨いているおじいさんがいらっしゃいました。

「こんにちは。おじいちゃんも、犢橋小学校のご出身なんですか?」と話しかけると、「そうだよ。年末にはいつもこうやってお掃除だ。そう言えば、昔、この学校は音楽で日本一になってねぇ。若い熱心な先生がいてさ。この体育館で演奏会やってくれて、それはそれは感動したよ。母校が日本一だよ。うれしかったなぁ。」

「あの...私は、その時のその若い先生なんです。田川です」
「おぉ、そうかい。あの時はよくやってくれたなぁ。ありがとうよ。」と、私の手を握りしめておっしゃってくださいました。
たまたまのおじいさんとの出会いでしたが、当時私は、とても落ち込んでいた時期で、心にふっと灯をともしていただいような気持ちになりました。


12月に教え子たちが集まった時にも、この話を彼らには話しましたが、犢橋小学校の地域の方々は私たちが思っている以上に、私たちのことを応援してくださり、誇りにすら思っていてくださったのだと...

昨日いただいたお母様からのメールに、改めて犢橋小学校時代の私を見守ってくださっていた方々への感謝の思いがふくらみました。

今日もがんばれそうです。

・・・ありがとうございました。


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小学校の音楽授業サポート

昨日は、県内私立小学校の授業サポートにお伺いして来ました。

この学校では、先日お伺いした小学校とは少し形が違い、授業研究という形ではなく、「授業サポート」という形でお手伝いさせていただいています。

もちろん、指導案を書いての授業研究もありますが、それは年に1回で、他は略案のみで、「普段通りの授業」(そもそも研究授業用の授業というのはありませんが...)を拝見させていただいたり、先生からのご希望のある時は、私も授業に加わり、その教材の扱い方や実際の指導方法を実演させていただいたりしています。

昨日の授業は、元気でかわいい3年生でした。

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ちょうど昨年の今頃、2年生の授業サポートをさせていただいたその子どもたちです。

あれから1年...

子どもたちは、私のことをちゃんと覚えていてくれて、授業前に玄関付近で会った3年生の子どもたち数名が、「あっ、今日、音楽を教えてくれる先生ですよね!今日は、よろしくお願いします!」と、声をかけてくれたり、中には、「田川先生ですよね!去年、『ウンパッパ』の時に教えてもらいました!」と話してくれたりと、とてもうれしかったです。

歌声も、始めて1年目のリコーダーも、とても上手でした。

歌声は、2年生の時のまだ幼かった声から、響きのある豊かな歌声、そして、より表情豊かな歌い方に成長していました。

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公立の小学校と違って、一クラスの人数が40数名ということで、とっても多い!
担任の先生は、元公立小学校の先生(しかも、市川市でご退職された超知り合いの先生です)ですが、「この人数には、びっくりしますよねぇ」と話しました。

しかも、とびきり元気な3年生です。

でも、学級経営も良く、音楽専科の先生のご指導も良く、けじめがしっかりあり、黙るべき時には「シーン」と黙って物音ひとつない空間を作れる賢い子どもたちに育っています。

リコーダーでは、3年生での大切なリコーダーの基礎をしっかりご指導されて来たことが分かる音色、そして、タンギングでした。

教科書とは別のリコーダー教材を使い、美しく易しい曲で、丁寧にご指導をされていました。

私も、指導に入り、特に、「音の止め方」について勉強しました。

リコーダーの音の処理は、息ではなく舌で止めます。

私が、舌で止めた音と息で止めた音の2種類の音を聴かせ、その違いを聴き取らせたり、真似させたりしました。
もちろん、息で止める範奏の時には、最後に息のスピードを落として吹き...

息で止めた時には、「音の最後がおじぎしてる」「だらしない感じ」・・・と子どもたちなりの言葉で反応が出ました。
そこで、「しっかりと舌で止めた方が良い」ということを確認して、単音のロングトーンの最後を私の手の合図で止める練習をしました。

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これは、なかなか良く出来ました。
まだ曲の中で使えるまでにはまだ至っていませんが、これからの先生のご指導できっと身についていくと思います。

リコーダーは、他の旋律楽器と違って、強弱をつけることが出来ない楽器です。
でも、「気持ちの中の強弱・音楽の山と谷」「音楽のエネルギーの変化」を感じていると、音量ではなくても、感情が伝わる楽器でもあります。

今回は、旋律線の流れから、「気持ちの中の強弱」を感じて演奏する勉強にもチャレンジしました。

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プロジェクターを巧みに使って、子どもたちから出た意見を線で表していき、それを思いながら演奏しました。

高い「レ」の音が開くかなと思って心配しましたが、セーフ!
美しい音色のまま、気持ちだけ盛り上げて演奏していることが伝わって来ました。

演奏後、子どもたちから、「いいねぇ~」という声も上がりびっくり。

リコーダー学習の奥深さに触れることが出来た1時間でした。


授業後、私の周りに群がって、「先生、どこから来たんですか?」「先生、私ね、ヴァイオリン習ってて、今、〇〇〇って曲を練習しててね...」「先生、今日の勉強、楽しかったです!」と、ずっとしゃべりたいようでしたが、「次の授業に遅れるよ」と帰しました。

本当は、私も、もっともっとおしゃべりしていたかった。
そんなかわいいかわいい3年生たちでした。

帰りがけ、秋に何度も一緒に合奏練習をした6年生の教室をガラス越しに覗いてみたら、授業中なのに、みんな私を見つけて、「あっ!」と声を出し、手を振ってくれました...しまった! 授業妨害になっちゃいました。

いつお伺いしても、かわいい子どもたちでいっぱいの小学校です。


今年度のこの学校の授業サポートは、昨日で終わりました。
授業後、校長先生も一緒に、もう来年度の計画を見据えた話し合いの場が設けられました。

また来年度も共に勉強させていただけることになり、とてもうれしいです。

期待にお応えできるよう、精一杯努力したいと思います。

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